東方転生人録外伝~とある風妖精と超電磁砲~   作:白銀の勇者

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今回は前後編です


第6風

~佐天side~

 

「うわぁ~美味しいですね!」

「でしょ?」

「そんなに興奮されるほど美味しくはないと思うけど……」

「いえいえ、物凄く美味しいです!」

 

明くる日の早朝

 

現在、見てわかる通り、初春がフウちゃんの料理を食べている

 

フウちゃんが来てから毎日和風料理を食べてるんだけど、全く飽きがこない

 

いや~、学園都市に来てから初めてこんなに本格的な和風料理食べたかも

 

和風レストランの料理なんかよりも物凄く美味しいし

 

「まぁ、美味しいって言って食べてくれるなら、こっちも物凄くうれしいからいいんだけどね」

「そういえば、フウちゃんは洋食を食べたことありますか?」

「洋食?」

「その様子だとずっとフウちゃんにご飯を作らせてるみたいですね?佐天さん?」

「あはは……ナンノコトカナ?」

「まぁ、そんなことは置いといて。どうせなら、お昼ご飯はレストランに食べにいきませんか?」

 

うん、確かに良い案かも

 

白井さんがクレープを食べさせたって言ってたけど、多分こっちの食べ物を食べたのはそれだけだし

 

確か……上条さん…………だっけ?その人に預けた時はどうなったんだろう

 

「えっと……こうしてああして……あれ?」

「ん?どうしたの?」

「けいたいでんわってやつで黒子とでんわをしようと思ってるんだけど……どうやるかわかんなくて……」

 

うわっ、初めてみたけど、これ、一番最新のやつじゃん!!

 

私のよりも滅茶苦茶性能がいいやつじゃん

 

「ちょっと貸してください」

「あ、うん」

「パソコンと繋げてカタカタっと……」

 

え?一体何を……?

 

「スマートフォンなので少し使いにくいと思いますが、これが電話機能ですね。ここをこうしてこうすれば白井さんに繋がります」

「ありがと!!」

 

いや、パソコンに繋げる必要無かったんじゃ……

 

「ちょっと余分な機能を無くして出来ることを電話、メール、写メ、動画のみにしました」

「じゃあ、ネットも見れないんだ」

「はい。その代わりに、検索ボタンを押して、機能の名前を言えば、その機能を瞬時に使えるようにしました」

「え!?一瞬で!?」

「はい。これは後で佐天さんが説明してください。後は誰に電話するかも名前を言えばすぐに繋がります」

「腕を上げたね……」

「まだまだですけどね」

 

一瞬で電話の初期設定とか色々と消して新機能を搭載させるのをまだまだと言いますか。この人は

 

「さて、これからどうする?」

「ゲームでもします?」

「それ、私が絶対に負けるよね?」

「いえ、最近買ったゲームなので私もまだそんなに上手くありませんよ。それに、一人用なので順番にやりましょうよ」

「どんなやつなの?」

「はい、バトルド○ジという……」

「古いよ!!ス○ファミでしょ!!?」

 

~少女等暇潰し中~

 

よし、そろそろお昼ご飯の時間だな

 

「よし、そろそろ行こうか」

「はい」

「うん」

 

何処に行こうかな……

 

まぁ、いつものファミレスでいいかな?

 

「では、行きましょうか」

 

よし、お金も持ったし、財布も持ったし……よし、準備完了!!

 

「じゃ、しゅっぱ~つ!!」

『お~!』

 

~少女等キ○クリ中~

 

「あれ!?時間が消し飛んだような……」

「気のせいですよ。さ、入りましょう」

「う、うん……」

 

なんか、フウちゃんが来てから、こんな錯覚がなんども……あるぇ~?

 

まぁ、いいか

 

あ、やっぱ店内は涼しいな~

 

フウちゃんの能力を使った扇風機も凄く涼しいけどね~

 

「うわっ、人がいっぱい!それにいい匂い……」

「あ、はい。三人です……佐天さん、行きますよ」

「うん。ほら、フウちゃん、こっち来て」

「は~い」

 

やっぱり一度くらいは私が料理を作っておくべきだったかな?

 

だけど、滅茶苦茶久し振りの本格和風料理だったから、ついつい明日も食べたいな~なんて思っちゃうとフウちゃんが今日もご飯作るねと言った途端に自然とお願いね~と言葉がポロっとね……

 

今度、レシピを教えてもらおうかな

 

「フウちゃん、何がいいですか?」

「その前に……何も読めないんだけど…………」

「え?いや、日本語ですよ?」

 

……あ、

 

「初春、フウちゃんの時代の文字はこの文字じゃないよ!古文だよ!」

「あ……確かに…………」

「うむむ……」

 

すっかり忘れてた…………

 

今度、ひらがなとか教えておかないと…………

 

ってか、よく考えれば、フウちゃんって英語とか分からないんだよね

 

まぁ、ひらがなとカタカナだけ覚えてもらえれば大丈夫かな?

 

あ、フウちゃんに古文教えてもらったら、滅茶苦茶分かりやすいんじゃ……

 

その時代の人だし

 

「えっと……これがスパゲッティで、これがハンバーグで……」

「うぅ……分かんないよぉ…………」

 

そりゃあ携帯で電話もメールもできない筈だよ

 

「じゃあ、この絵の中で食べたいものを言ってください」

「えっと……じゃあ、これとこれとこれ!」

「何々?ピザとハンバーグとエビフライ……だけど、三つも食べれる?」

「その前に、どんな大きさなのか分かんない」

 

うん。決めた

 

今日の晩御飯は私が洋食を作ろう

 

あと、お料理番組とかも見せてあげよう

 

「じゃあ、私達三人でこの三つを食べましょうよ。丁度、私もピザが食べたいな~って思ってましたし」

「そだね。じゃあ、ドリンクバーとこの三つの定食でいいかな?ピザは定食じゃないけど」

「はい。じゃあ、注文しますね」

 

そうだ、フウちゃんが気に入った洋食があったら、レシピを書いて渡してあげよう

 

そしたら、元の世界でもその料理が作れるし

 

あと、携帯の充電器も太陽光発電の物にしてあげようかな

 

音声で録音しておけば、字が読めなくても調理法は分かるし

 

「ほら、佐天さん。グラス、届きましたよ」

「え?あ、うん。ちょっと考え事してた」

「早く取りに行きましょうよ」

「ごめんごめん」

「あと、食べ終わったらフウちゃんの服を買いにいきませんか?フウちゃん、毎日同じ服装ですし」

「そだね。フウちゃんって寝るときは以外はこの服だし」

「ん?」

 

寝るときはキャミソールと下着だけしか着てないからね

 

それに、朝起きて一瞬目を離しただけで着替えが完了してるからあら不思議

 

「ゴスロリとか似合いそうですしね」

「じゃあ、旧スク水とか……」

「それ、佐天さんの願望でしょ?」

「あはは、バレた?」

「えっと……どれがどれ?」

 

あ、フウちゃんの事すっかり放置してた

 

「えっと……美味しそうな物を持っていっていいですよ?」

「じゃあ……これ!…………あれ?どうやったら飲めるの?」

「これをここにこうしたら……」

「あ、出てきた!」

「ほら、やってみてください」

 

それにしても、何か新鮮だな~

 

学園都市でこんな物に目をきらきらさせる子っていないからな~

 

さて、コーラでも注いでっと

 

「佐天さん」

「何?初春」

「桜庭暮羽さんってどんな方なんですか?」

「えっと……簡単に説明すると、能力を五つも持った、人でありながら神となった人……現人神だっけ?そんな人」

「人でありながら神となった人ですか…………って、能力を五つ!?」

「うん。能力名は『撃つ程度の能力』、『浮く程度の能力』、『情報を操作する程度の能力』、『上回る程度の能力』、『次元を司る程度の能力』だってさ」

 

ほんと、人間チートだよね

 

程度って付きながら全く程度じゃないんだからさ

 

フウちゃんに何で程度って付けるのか聞いたら、どうやら、その個々の能力は完璧では無いから、程度と付けるらしい……と、桜庭暮羽さんが言ってたらしい

 

「挙げ句の果てには司るって……流石は神様って所ですね」

「そんなに凄いの?」

「えぇ。司るって事はそれを支配するって意味ですからね……つまり、桜庭さんは次元を支配しているんです。だから、二次元や四次元まで行けるしので、テレポーターの十一次元すらも支配しているって事になりますからね……本気をだしたら、地球を支配するのも容易かと……」

「そういえば、フウちゃんが桜庭さんの技には零次元斬っていう必殺の技が……」

「御坂さんと戦ったらどうなるんでしょうね……」

「御坂さんの超電磁砲を『上回る』超電磁砲を『撃って』終わりじゃない?」

「流石にそれは……出来そうで怖いです…………」

「あはは……」

 

もう学園都市の学生が束になっても勝てる気がしない……

 

確か、核爆弾も耐える結界を張れるって言ってたし……

 

それに、全くの無強化状態で鬼とまともに戦えるって聞いたし……

 

「後は、フウちゃんが無理矢理桜庭さんを監禁して(自主規制)をしたって聞いたな~……あはは…………」

「…………桜庭さん……ドンマイです」

 

~フウの元居た世界~

 

「へっくしゅ」

「お父さん、風邪?」

「いや、何でもないさ。さ、旅を続けるぞ、香李。ソル達を呼んできてくれ」

「は~い」

「……諏訪子達が噂でもしてんのか?」

 

~戻って佐天side~

 

「ロープで手足縛って逃げようとしたら腹パンして逃がさなかったって……」

「桜庭さんはロリコンでは無いようですね」

「うん。逃げようとしてたみたいだし。それも、自分の持てる能力を全て駆使して……」

「それを逃がさないのも凄いですよね……」

「うん……」

 

あ、何か涙出てきそう……

 

なんでだろ……あんなちっちゃい子がもう(世紀末ヒャッハー!!)してるからかな?

 

先を越されてるからかな?

 

「佐天さん」

「分かってる。この話題は止めて席に戻ろう」

「何ででしょうね……フウちゃんを爆破したい気持ちで一杯です」

「私は泣きたい気持ちだよ……」

「ちょっとダイナマイトを違法ショップで……」

「大人げないから!!滅茶苦茶大人げないから!!!」

 

はぁ……忘れよう

 

今はご飯を食べよう

 

「飾利、涙子、何してたの?」

「ちょっと喋ってただけだよ」

「はい。気にしないでいいですよ?」

「?」

 

ここに桜庭さんが居たら、砂糖吐いてたんだろうなぁ……

 

五キロ位

 

「えぇ。余裕で吐けますね」

「勝手に人の思考を読むのは止めようか。初春」

 

人体って不思議だよね

 

滅茶苦茶空気が甘い時って胃袋から砂糖が大量に出てくるんだもん

 

電車の中で周りがカップルだけになった時、どんだけ砂糖を吐いたことか……

 

「お待たせしたぜぃ、ハンバーグ定食とエビフライ定食とピザだにゃあ」

 

あれ?この金髪グラサンの人、何処かで見たような……

 

それに、後ろの方にいる青髪ピアスの人も……

 

「それじゃあ、ごゆるりとくつろいでいくといいぜぃ」

 

う~ん……気のせいか

 

「うわぁ~……美味しそう~」

「さ、食べましょう」

 

~土御門side~

 

ったく……上のやつらも滅茶苦茶な事をいいやがる

 

あの緑色の女の子を誘拐しろって……無理に決まってんだろ…………

 

あいつは魔力でも霊力でもない、何か禍々しい力を持ってやがる

 

それに、あんなレベルの空力使いなんだ。レベル0の俺には不可能に近いっての…………

 

上には適当に無理でしたと報告しておくか

 

上やんからの能力者捜索に絞り混むとしますか

 

「土御門さ~ん、次お願いしま~す」

「はいは~い、今行くぜぃ」

 

上やんからの情報だと、あの子は妖精だったか?

 

恐らく、上の奴等はあの子を解剖なりなんなりして調べたいんだろうな

 

……多分、俺等グループ、アイテム以外の奴等に仕事が行くと思うが…………

 

俺には関係ねぇ

 

まぁ、依頼を貰えば別だけどな

 

もし、拐われたとしても、超電磁砲が一方通行を引き連れて突貫するだろうしな

 

下手すりゃ、桜庭暮羽っつうチート野郎が学園都市を崩壊させるかもな

 

まぁ、知ったこっちゃねえか

 

ま、幻想(架空)となった存在の力、こっそりと拝見させてもらうか

 

~佐天side~

 

『ごちそうさまでした~』

 

はぁ、美味しかった

 

フウちゃんも美味しいって言いながらパクパクと食べてたし、よかったよかった

 

「じゃあ、次はセブンスミストにでも行きましょうか」

「そだね。じゃあ、お会計して行こっか」

 

次回へ続く!!




次回へ続きます
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