仮:ポケットモンスターver.SSAM   作:紅蓮

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000の内容をかなり変更しました。


004 chaplet

「ゴローン戦闘不能! ジムリーダーナタネの勝利!!」

 

ハクタイジムにて。行ってみたら「今日は挑戦者多くて、明日以降にして下さい」とジムの予約を断られた。明日に予約はしたけど……と、言うわけで観戦。ジムリーダー戦のみ観戦出来るということでさせてもらっている。勿論相手の戦法を見るためなのだが……どんな相手でもバッジに応じて指定されたポケモンで、しかも炎タイプにも連勝を重ねるナタネさんを見て、勝てるのか心配になってきた。

 

「勝てるか心配になってきた……」

 

「大丈夫だ、問題ない。ボール見るだけで2体とも自信満々なのはわかるし、第一お前が自信持たんでどうする」

 

「そ、それもそうだけど……」

 

まぁそりゃそうか。俺も場の雰囲気でか、かなり不安になっている。

 

帰りに入り口の銅像を見たけど……名前はかなりあったが、何年もトレーナーやってるエリートが大半だと教えてもらった。ポケモンがめっちゃ強いか、トレーナーが優秀かじゃないと勝てないって事なんだろう……載ってた名前の中にジュンとか見えたのは気づかなかった事にする。

 

 

 

 

 

「ふぅ……次大丈夫だよー」

 

『では、主よ失礼します』

 

ポケモンセンター。トレーナーであれば格安で付属のホテルに泊まれるようだ。んで俺はさっき風呂から上がったばっかである。

 

勿論ポケモンも入って良いから、3体と俺でくじで順番を決めたら俺が先だったという話。あ、3体な理由はライボルトは俺と一緒に入るからな。特性? ひらいしんだから大丈夫だ、問題ない。

 

『サイ、あんさん何かやってたんかね……?』

 

エアームドに変な顔で見られた。理由はやけに至福の顔を浮かべながら俺の腕で寝ているライボルトだろう……

 

「脱衣所で乾かすついでにモフってみたんだが、どうもツボだったらしい」

 

『(……そういえば、ポケパルレで色んなポケモンモフり倒してたような……まぁサイだしな)』

 

何故かラティオスに妙な顔された。解せぬ。暇なのでバッグからりゅうのプレートを取り出して磨く。

 

『プレートか』

 

「おう、神様の落し物。毎回思うけど、何で出来てるんだろうな」

 

何時ものように思うこと。映画じゃ威力増加だけじゃなくて技無効とかしてたが、どういう代物なんだろうな……大きさはA4……いや、B5位と映画のよりとても小さいのも気になる。

 

まぁそんなこと考えてても仕方ないな。みんなが風呂入ったら明日に向けて作戦会議をしないと……

 

 

 

 

 

次の日。ついにジム戦……緊張がやばい。

 

「おっす! 未来のチャンピオン! 今から挑戦か?」

 

「……はっ!? ……あ、はい」

 

「そんな緊張するなって。知ってると思うが、ナタネさんは草タイプの使い手だ。彼女の元に行くには、それなりの運も必要かもな!」

 

……運? なんて思いながら名前が呼ばれたのでジムに入る……床が花時計でとても美しい。確かゲームじゃトレーナー全員ぶっ倒す必要があったけど……

 

「あら、挑戦者? ナタネさんの所に行く前に私と戦ってもらうわよ」

 

「あ……よし、お願いします!」

 

時計の前にいたトレーナーと当たった。俺が出すのはエルレイド。相手は……ロゼリアか。

 

「ロゼリア、《はなびらのまい》!」

 

「初っ端から!? 避けながら止まるのを待て!」

 

叫ぶと同時にエルレイドはしゃがみ、斜め上に飛んできた花びらを避ける。そのまま横に飛んできた花びらを飛んで避け、ロゼリアが混乱したのを見て《サイコカッター》を指示する。飛んだ刃で上がる土煙……相手の様子が見えないな。

 

『(……まさかこれで終わりでは無いだろうな……?)』

 

「まだだ、守った可能性もある。気を抜くな……」

 

……と煙が晴れるのを待ったが、そこにはロゼリアをボールに戻したトレーナーがいた。

 

「ロゼリア戦闘不能! 挑戦者の勝利!」

 

「まさか、花びらの方向バレてるとは思ってなかったわ。綺麗に避けるもんだから技の指示忘れちゃった……よし、この時計の使い方を教えてあげるわ」

 

マジでか、幾ら何でも呆気なさすぎてエルレイドもポカーンってしてる……それはさておき、花時計だが、どうやら時計中央のコントロールパネルで回転させるらしい。で、自分の所を6時として、他の数字の所に向かう、と。ナタネさんや他のジムリーダー3人が何処にいるかはランダムで、運が良ければ一発で行けるそうな……ま、運が悪くても全部屋まわるとかいうことにはならんだろう。

 

『(主よ、それはフラグと言うものではなかろうか……?)』

 

 

 

 

 

フラグ成立したよこんちくしょおおおお……

 

結局ハズレ10部屋全部まわってしまった……あーエルレイド以外から恨むような目で見られてる……

 

恐らく正解であろう部屋に入ると、昨日も見たナタネさんが立っていた。

 

「遅かったね。もしかして全然当たらなかった?」

 

「その通りです。全部屋まわりました」

 

「お疲れ様。どうする? 一旦休憩取るか、それとももう試合場に行くか」

 

「あ、じゃあ試合場に行っても大丈夫ですか?」

 

「分かった。じゃあ付いてきて」

 

付いて行くと、裏側の通路を通って広いバトルフィールドにたどり着いた。観客にソラが居るのが見えるな。

 

「それではルールを再度確認します。ジムリーダー、挑戦者共にポケモンは2体、交代は挑戦者のみとします。トレーナーのアイテム使用は両者禁止とします」

 

ジムに入る前から聞いてたルールが流れる。よし、それじゃあ行くか!

 

「頼んだ! エルレイド!」

 

「行きなさい、ナエトル!」

 

初手はナエトルか……ということは、プラチナの手持ちなのか?

 

「動かないならこっちから行くよ……《はっぱカッター》!」

 

ん、はっぱ飛ばされた……? いやいや、

 

「エ、エルレイド、左に避けて《サイコカッター》!」

 

避けさせてすぐに《サイコカッター》。刃がナエトルに向かって飛び……後ろから来ていたはっぱに当たって消滅する。

 

避けられるようにはっぱを飛ばして、避けた先で当たるように打つ……気付かなきゃ避けれないな。

 

「ついでに《どくづき》!」

 

そのまま近付き、《どくづき》でナエトルを吹っ飛ばす。さすがにレベル差の問題もあったらしく、ナエトルは目を回して倒れた。

 

「ナエトル戦闘不能!」

 

「あー、まさか避けられるとはね……うん、本気出しちゃっても大丈夫だよね?」

 

……えっ、なんか嫌な予感しかしないんだが、何をする気だ……?

 

「頼んだよ、ロズレイド!!」

 

そうして出てくるはロズレイド。ナタネさんの切り札……だったはず。それは良いんだけど、昨日の試合に出ていたロズレイドと何か違うような、なんか隙が無いというか……まさか、そういうことか?

 

「ナタネさん、その子、まさか本気パの子では……?」

 

「あ、うん。本気パーティーの略だったらそうなるね」

 

あ、やっぱり……って待て待て待て、バッジ0の挑戦者に使いますか!? それ位しないとレベルが測れないって意味だろうけど。

 

「まあ良いか。エルレイド、《サイコカッター》を撃ちながら様子見しろ、いつでも避けれるようにな」

 

「ロズレイド、避けながら《やどりきのタネ》よ」

 

こっちからは刃が、向こうからはタネが飛んできては両者は避け、飛んできては避け……キリが無い。いつポケモンの集中力が切れるか、で勝負が決まる。だから俺も、恐らくナタネさんも気を抜けない。動きたいがここで焦ったらダメだ焦ったらダメだ……

 

 

 

 

 

その時、ロズレイドの頭に何か(後で聞いたところ、真っ二つに切れたタネの片割れだったらしい)が降ってきた。だが、どうもエルレイドにも降ってきたらしい……が、ここは信じる!

 

「! 《じしん》だ!!」

 

「《シャドーボール》よ!!」

 

俺はその隙に転ばせ、それまでにも飛ばしていたサイコカッターを当てにかかる。だが、向こうは向こうでシャドーボールを転ぶ前に放ってくる……あ、どっちも同時にぶつかった!?

 

「エルレイド!?」

 

……しばらく足をついて相手を見る両者……ぶっ倒れるのも同時だった。

 

「……はっ、りょ、両者戦闘不能!! 挑戦者はまだ一体残っているため、挑戦者の勝利となります!」

 

「……はっ」

 

すぐエルレイドの所へ向かい、お疲れの言葉と共にボールに戻す。後で早くポケセンに行かないと……

 

「おめでとう、まさか相討ちとはね……うん、久々に戦えてロズレイドも満足してるみたい」

 

ナタネさんも放心していたが、話すと同時にCDのようなものとジムバッジを渡してくる。

 

「フォレストバッジと《くさむすび》の技マシン、使う機会は無いかもしれないけど……」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

そしてそれを受け取り、「ゲットだぜ!!」と言おうとバッジをしっかり掴んだ瞬間、

 

 

 

 

 

「え?」

 

俺は、突然の頭痛と共にぶっ倒れた。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

「すみません、◯◯学園の者なんですが、アンケート良いですか、な?」

 

「えっ、良いけど……?」

 

高校生らしきメガネの少年がアンケートを渡してきた。調査研究で使う様だ。

 

アンケートの内容は……? 「あなたは魔法を信じますか?」「宇宙人は居ると思いますか?」めっちゃSFなアンケートだな……

 

まぁ信じてるというかそんな感じだし◯にしておくか。

 

……次が最後か。えっと……?

 

 

 

 

 

「異世界に行きたいと思っていますか?」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

「異世界!?」

 

「!? サイ君!!」

 

目が覚めると知らない天井だった……ってポケセンの天井か。横を見るとソラが焦った顔で俺を見つめている。どうやら、あの後俺はポケセンに運ばれ、その後ソラもナタネさんに勝利したらしい。で、今は夕方。それまで俺は微動だにしなかった様だ。

 

「お医者さんからは緊張が解けたからって言ってたけど……」

 

「うーん、そうなのか……? バッジ受け取ったら頭痛が襲ってきて、それから夢の記憶しかない」

 

「夢? さっきの異世界って言ったのもそれなの?」

 

「ああ。異世界、異なる世界。俺がこの世界に来る一年前位にちょっとあってだな……」

 

 

 

 

 

その後夢の話をしたのだが……俺もソラも気付かなかったんだ。俺の髪が静電気で少し浮いていた事に。

 

そして同時に、世界に『時間の止まった区域』が出現し始めていた。

 

 

 

 

 

「もしもし、あーシロナさん? 一体どうしたの?

 

……例の組織がまた動き出してる? そんな筈は……プレート、か……確かに私も一枚持ってはいるけど。うん、ちゃんと奪われないよう持ってるよ。

 

……えっ、変わったこと? そういえば、今日久々に負けたなぁ……エルレイド使いとガバイト使いに2連敗しちゃったよ。

 

それ以外は無いかな。じゃあまたね……ふう……あーもうなんで一介のジムリーダーがチャンピオンと一緒に神のお使いする羽目になったんだろうなぁ……」




ジムの仕掛けの元ネタ、知ってる人いるかな……

chaplet……jubeatとREFLEC BEATの楽曲
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