真紅き眼と書いて「あかきめ」と読むのがデフォルトです!! 作:大小判
路地裏にひっそりと構えるカード屋、『まつした』。そこで出会った少女、『ユキ』と小学5年の俺は割とすぐに仲良くなって、放課後や休日はずっとそこに入り浸るようになっていた。
ユキは不思議な子で、訳あって学校には通っておらず、『まつした』の外に出歩くこともないらしい。今にして思えば不信ではあるが、幼いが故に無知だった当時の俺は、『学校行かなくていいなんて羨ましい』程度にしか考えなかった。
『翔梧、今日も勝てなかったの?』
『うん……僕、弱っちいから……』
出会い始めた頃、デュエルに負けた時にはいつも俺はここで愚痴をこぼしていた。当時の俺はアドバンス召喚を主体としていたデッキだったんだが、デッキの構成は滅茶苦茶で一番攻撃力が高いのが《レッドアイズ》で他はすべてモンスターカード。所謂なぁにこれぇ?負けても仕方なかったと、今でも思う。
『デッキを強くしたいんだけど、もうお小遣い無いし』
『カードの交換はしないの?』
『……僕と交換してくれる人なんていないよ』
ぼっち。当時の俺を表すのならばまさにそれだった。友達と呼べる奴は一人もおらず、両親共々共働きで、家じゃずっと一人で過ごしている。
忙しくても俺を養ってくれている両親には感謝しているが、『子供の内に金を持ちすぎるのは良くない』という立派な教育方針がこの時ばかりは恨めしかった。
『……じゃあ、ボクのカードと交換する?』
無表情のまま、コテンと首を傾げて彼女は言った。
『え、いいの?……でも僕、弱くて使えないカードしか……』
そんな俺の言葉に、彼女は黙って首を横に振った。
『使いにくいカードはあっても、使えないカードなんてないよ。翔梧は使い方が分かっていないだけ』
『……そう…なのかな?』
『翔梧のデッキなら、これがいいと思う』
ユキが差し出したのは2枚のカード。そのカードこそが、俺のデュエルの最初のターニングポイントだった。
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「……んぁ」
眼が覚めて最初に目に映ったのは古い木板の天井と糸がぶら下がる豆電球。横を向けば店の入り口と同じくいつもガラガラと煩いガラス扉。ここはカード屋『まつした』の奥にある居間。俺が住んでいる場所である。
路地裏にあるこの店は3年前からレオ・コーポレーションの管理下にあり、俺はここの店長なんてことをしている。誰も近寄らない古びた外見の店の正体は所謂『隠れた名店』だ。ここにはレオ・コーポレーションから取り寄せた珍しいカードやレアカードばかりを故意に詰めたこの店オリジナルカードパック(5枚入り350円)が置かれてあるからだ。主に俺と零児の策略で。以前たまたま来た小学生位の子が、一発で《星態龍》(オークションで500万位するレアカード)を引き当てたし。
営業時間、日程ともに不定期。むしろ開けていない事の方が多い。カードの都合という理由もあるけど、大体は唯一の店員である俺のバイトと普通の店みたいな営業をしてたら希少性が薄れるから。『隠れた名店』なんだから客に振り回されたらダメだよね?
「さて……と」
布団を畳んで押入れにしまい、デュエルディスクとデッキを構え――――
「アン、ドゥ、ドロー!アン、ドゥ、ドロー!アン、ドゥ、ドロー!」
日課のドロー練習を開始する。デュエリストたる者、これを欠かさないようにしなくちゃいけないからな。
「アン、ドゥ、ドロー!アン、ドゥ、ドロー!アン、ドゥ、ドロォー!!………ふぅ、いい汗かいたぜ」
ドロー練習をすること30分。今日のノルマを達成して、ようやく朝飯。今日は久々に仕事が休みだ。ここ最近、超がつくほどのハードスケジュールだったもんなぁ。
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ペンデュラムカード量産に向けて労働基準法違反紛いの勤務に付き合わされること1週間、程なくして事件は起こった。
レオ・コーポレーションの後援会の一人である市会議員の沢渡氏の息子が暴漢に襲われたらしい。息子の沢渡シンゴという男、実は以前LDSのセンターコートでペンデュラムの祖である榊遊矢からペンデュラムカードを強奪し、そのままデュエルしたことがある。結果ペンデュラムカードは榊遊矢に奪い返されたが、おかげでLDSから直接データを取ることができたので結果オーライ。
話を戻すと、沢渡シンゴを襲った襲撃犯は榊遊矢そっくりだったらしい。
そのことを聞いた沢渡議員が榊遊矢を告訴しようとした時に待ったをかけたのだが、LDSの理事長であり零児の母親である赤馬日美香。これがもうバリバリのキャリアウーマンって感じのおばさんで、この事件をチャンスに現状世界唯一のペンデュラムの使い手である榊遊矢を彼が所属するデュエル塾、遊勝塾ごと取り込もうとしたらしい。
まぁわりと両者が納得できる形であるデュエルで決着をつけようって話になったんだけど、世間から弱小と認定されていた遊勝塾は意外にも大健闘。3本勝負は1勝1敗1分けにまで縺れ込んだらしい。最終的にはこっそり見学に来ていた零児が出てくることにまでなったとか。
その甲斐もあって、更にペンデュラムカードのデータを収集することに成功。更に1週間試験運用に付き合わされて、昨晩実用化にまでこぎつけたので俺は目出度くお役御免というわけだ。
でもいい話ばかりじゃない。零児の勝利で決着がつこうとしていた榊遊矢とのデュエルは、突然の悲報によって中断となった。
LDSの融合コースの講師であるマルコが突然消息不能。要約するとそういうことだが、だからと言ってバイトの俺が出る幕じゃない。現在はLDSトップチームが調査を進めている。
「なーんか、嫌な予感はするんだよなぁ」
沢渡シンゴの襲撃。LDSの講師の消息不明。確証はないが、こうも立て続けにLDSの関係者が襲われていてはこれらは何か繋がっているような気がしてならない。
「でもまぁ、今日は久々の休みだし、ゆっくりさせてもらおーっと」
そういって店のカギを開け、『営業中』と書かれた掛札を店の扉に掛けておく。そのままレジに腰を掛けて今週発売のデュエル雑誌に目を通していく。本職(と言ってもバイトだけど)が休みの日のも関わらず店を開けるなんて、俺はなかなか働き者だと思う。
「あっ……スピリットモンスター《八俣大蛇》再録パック?やべー欲しい」
備蓄してる菓子箱から《がぶりちゅう・ヨーグルト味》を取り出し、口に咥える。駄菓子を食べながら静かにまったりとデュエル雑誌を読む。うん、これぞ至福の時間。それにしても《八俣大蛇》かー、零児に給料代わりにくれって頼んでみようかな。
『あ!今日は開いてる!』
『ホントだ!』
その後、ネットでプロリーグの試合を見たり、自分のデッキ構築し、カードを(「レッドアイズ」を特に入念に)磨いたりすること5時間。店の扉の向こうから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「おー、なんか久々だな、チビ共。またパック買いに来たのか?」
「うん!お店が開いてるってことは、パックあるんだよね?」
ガラガラと元気よくガラス扉を開けて店の中に入ってきたのは3人の子供。カード屋『まつした』は地元民でも滅多に立ち寄らない路地裏にあるが、常連客というものが存在する。
それがこの3人で、男子が2人に女子が1人。それぞれ『タツヤ』、『フトシ』、『アユ』と呼ばれている。俺が聞いたんじゃなくて、店の中で呼び合ってるもんだから勝手に覚えた。ちなみに『タツヤ』は最近『フトシ』と『アユ』の紹介で着始めた子だ。
「兄ちゃん、パック3つ頂戴」
「NО!!パックは先着15、お一人様1つまでなのだよ!そこに書いてるだろ」
「えー、いいじゃん!こっちは客だぞ!?」
「ふふふふふふふ。全ての店が客の満足のために動くと思ったら大間違いなのだよ。悔しいでしょうねぇ」
「てめぇっ!大人って痺れるくらい汚いぜ……!」
改めて言おう。俺は別にお客の為に店を開けているわけではない。
とりあえず渋々ながらも納得したのか、大人しくパック開封の儀に勤しむ3人から金を受け取り、レジ(とは名ばかりの簡易金庫)に放り込む。
「やった!《E・Mガジェットジャイアント》!僕が欲しかったカードだ!」
「こっちは水属性のサポートカード!やっぱり『まつした』はカードの当たりがいいね!」
「くっそー……レアカードは入ってたけど、俺のデッキじゃ使えない。それにこの《八俣大蛇》ってカード、召喚されたターンの終わりに手札に戻るって、痺れるくらい使いにくいぜ」
「……そのカードとこの《らくがきじゅう-てらの》を交換しないかい?」
「え!?いいの兄ちゃん!?やった!俺が欲しかったカードだ!」
目当てのカードがなかった時ののケアも忘れない。それが我が店のクオリティ。
――――プルルルルルルルルルル
「おっと、俺のだ」
デュエルディスクから着信音が鳴り響く。相手は……ゲッ、零児かよ。
「はい、もしもし?こちら久しぶりの休みをエンジョイ中の青山翔梧君ですが?」
『すまないが休日出勤だ。至急私のところまで来るように』
「てめっ!?俺の言葉に見え隠れする精一杯の皮肉と主張をスルーしてんじゃねーよ!お前しまいにゃ訴えんぞ……って、あー!?あいつもう
通話切りやがったなクソ野郎!!」
最悪だあいつ!俺の貴重な休日を平然と切り捨てる!あのブラック企業、労働基準法をなんだと思ってんだ!?
「しゃーねぇ。行くか……はぁ」
客がいなくなった店を閉め、デッキとデュエルディスクを持ってLDSに向かうのだった。
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要約すると、3人目の被害者が出た。
沢渡シンゴから始まり、融合コース講師のマルコ、一連の事件を調査していたトップチームのティオ。その内マルコとティオがカードに封印されて零児の元に送られた。これは犯人からの何らかのメッセージだと思ってもいいだろう。
ただ気になるのは、何故最初の被害者である沢渡シンゴだけカードに封印されていないのかということ。何故被害者がLDS関係者だけなのかということか。
零児は穏健派と過激派、少なくとも2人の襲撃犯がいるのではないかと推察している。どちらにしろ襲撃犯をこの町に放置するわけにもいかない。そんなわけで俺に休日出勤を命じた零児の要件はこうだ。
『LDSの講師に続き、トップチームのデュエリストにすら被害が出た。これ以上の被害を食い止めるため、君には犯人確保まで連日出勤してもらう』
俺は事件を捜査する警察か何かか。襲撃犯が俺をLDSの関係者だと分かるよう、LDSのバッジとトップチームの制服を身に着けて舞網市内を練り歩くこと3時間。とりあえず襲撃場所の共通点である『人目のつかない場所』を狙って探してみるが、今のところそれらしい奴はいない。くそっ、早く出てこい襲撃犯。俺の休日がなくなる前に。
「貴様……LDSだな?」
「ひょ?」
そんな時だった。黒いコートにサングラス、口元を隠すスカーフを身に着けた『俺、不審者です』って感じのオーラを出しまくるディ・モールト怪しい男に声をかけられたのは。デュエルディスクを構えて俺を睨むこいつは――――
「変質者か!?」
「違うっ!!」
それ以外に何だというのか。……あ。
「LDSの連続襲撃犯か!?」
「そうだと言ったら?」
先ほどの問答を無かったかのように話を進める変質者。だとしたらやることは決まっている。
「LDSなら俺の敵だ。さぁ、俺とデュ「おい、デュエルしろよ」…………いいだろう」
変質者が何か言いかけたがそれは無視。それにしても僥倖だ。こいつを捕まえれば、ようやく休日をもらえる。
「さぁいくぞ変質者!!」
「おのれLDSめ……その言い方をやめろ!!」
「「デュエル!!」」
青山翔梧 LP:4000
変質者 LP:4000
よし、先行は俺だ。
「俺のターン!まずは《黒竜の雛》を召喚!」
《黒竜の雛》
星1/闇属性/ドラゴン族/攻800
「プリチー……」
この卵の殻を被りっぱなしのキャワイイ竜は次の瞬間、雄々しき
「《黒竜の雛》のモンスター効果発動!このカードをリリースすることにより、手札からあるモンスターを特殊召喚できる」
「何?」
「今こそ現れろ、可能性を司る竜!その真紅き眼に未来を託せ!《真紅眼の黒竜》!!」
《真紅眼の黒竜》
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400
ふはははははーーー!すごいぞ――――!カッコいいぞーーーーー!その姿、いつ見ても!
「……ふつくしい……」
何度眺めても飽きない、それが「レッドアイズ」。まさに至高のモンスターに相応しい貫禄と言える。
「更にカードを1枚伏せて、永続魔法《カイザーコロシアム》を発動!このカードが存在する限り、俺のフィールド上にモンスターが1体以上存在する場合、相手がフィールド上に出す事ができるモンスターの数は、俺のフィールド上モンスターの数を越える事はできない!俺はこれでターンエンド!」
青山翔梧 手札:1枚
所謂フィールドコントロールの一種。フィールドに2体以上モンスターを並べる必要があるシンクロやエクシーズに対して強力なカードだが、仮にも相手はLDSのトップチームを倒した男。それ一辺倒の相手という訳じゃ――――
「なん……だと……!?」
無いはずなのに、不審者はサングラスとスカーフ越しでも分かるくらい苦渋の表情を浮かべていた。……え?もしかして、本当にそれ一辺倒の相手?俺は様子見のつもりだったのに。ていうか、対零児対策で組んでそのままのデッキだったのに。
「くっ……!俺のターン、ドロー!…………(ギリッ)!」
「あのー……大丈夫か?手札、事故った?」
「黙れ……!貴様に同情される謂れはない!!」
思わず同情しそうにもなる。まるで相性最悪の相手に闇のゲームを挑まれたかのような表情を浮かべられては。
「俺はモンスターをセット!カードを2枚伏せてターンエンドだ!」
変質者 手札:3枚
「俺のターン、ドロー!魔法カード、《スタンピング・クラッシュ》発動!自分フィールドにドラゴン族モンスターが存在する時、魔法・罠カード1枚を破壊し、500ポイントのダメージを与える!」
「ぐっ!」
変質者 LP:3500
「さらに永続罠カード発動、《竜の逆鱗》!こいつはドラゴン族モンスターの攻撃に貫通効果を加える!」
ふふふ、これで守備表示で凌ぐ戦法はとれまい。悔しいでしょうねぇ。
「バトルだ!《真紅眼の黒竜》でセットモンスターを攻撃!《黒炎弾》!!」
「ぐわあああああ!!」
《RR-バニシング・レイニアス》
星4/闇属性/鳥獣族/守1600
「戦闘破壊された《バニシング・レイニアス》の守備力は1600!800ポイントの貫通ダメージを食らえぇ!!」
変質者 LP:2700
このパターン……上手くいけば、このまま倒せるんじゃね?
「俺はこれでターンエンド」
青山翔梧 手札:1枚
「俺の……タァーンッ!!……くっ……おのれぇ……!」
どうやらデュエルの女神様は奴に微笑まなかったご様子。それと同時に大体分かったが、奴は恐らくエクシーズかシンクロに特化したデュエリスト。融合や儀式、アドバンス召喚ならこの状況で何も出来ないなんてことは滅多にないし。《サイクロン》でも引ければ話は違ったんだろうけどなぁ……3枚入れれるとしても、都合よく来るとは限らないし。
「俺はモンスターをセットして、ターンエンドだ……!」
変質者 手札:3枚
やべぇ、あの変質者何もできねぇ。相手と場合によるけど、ハマるときはハマるんだよなぁ、《カイザーコロシアム》。
「俺のターン!」
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「止めだ!《真紅眼の黒竜》でダイレクトアタック!《黒炎弾》!!」
「ぐわあああああああああああああああああああああっ!!!!」
変質者 LP:0
あれから3ターン後、《真紅眼の黒竜》が変質者を吹き飛ばしてライフを0にした。いや、まさか本当に押し切れるとは。相手ももちろん《カイザーコロシアム》をどうにかしようとしたけど、それを悉く防いじゃったし。運がよかったのかもしれない。
「くっ……!俺は、こんなところで敗れるわけにはいかない……!瑠璃を……貴様らから救い出すために……!」
「ルリ?」
ヨロヨロと立ちあがりながら眼差しだけで不屈を訴える不審者が呟いた言葉に思わず反応する。ルリ……っていうのは人名だよな?でも救い出すっていったいどういうことだ?
「まぁそれは後から聞けばいいか」
とりあえず捕まえよう。どういう動機があったかはわからないけど、やってることは犯罪です。亀甲縛りにした後零児の前に引きずり出してやるぜ。
「貴様がどれほどのデュエリストであろうとも、融合次元の手先に敗れるわけには……!!」
捕縛用に持ってきておいたロープを片手に変質者に近づいた時、奴は聞き捨てならない言葉を吐いた。
「ちょっと待て!お前今、融合次元って――――!」
「隼っ!!」
その時、破裂音とともに周囲が煙にまかれた。な、なんじゃこりゃ!?例の不審者2人目(榊遊矢に似てる方)の仕業か!?それとも別のファッキンボーイ!?
「ゲホッ!ゲホゲホッ!ど、どこのどいつだ……って、あぁぁぁぁぁぁ!!?に、逃げられたぁ―――!!」
煙が晴れた時、そこには俺以外の誰もいない路地裏。さ、最悪だ!!せっかく倒した変質者が!!お、俺の休日がぁぁぁ!!
「はぁ……とりあえず、このデュエルの結果と、協力者の存在の情報で、休みくれないかな……?」
この結果が俺が望むものに繋がる可能性は低いと知りつつも、俺は零児に連絡を取るのだった。
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ちなみに、休日は貰えなかった。それどころか――――
『実際にデュエルした君の協力は必要不可欠。学校にはこちらから連絡するので、5時から23時まで市内調査をしてもらう。無論、連日出勤でだ。すまないが、これ以上デュエルの敗北者――――つまりカードに封印される犠牲者を増やすわけにもいかないのでね』
などと抜かしやがったせいで、俺はこれからしばらく会社で寝泊まりすることが決定した。いつか絶対に訴えてやる。
それを聞かされた時から疲れ切った体を引きずること数日----
「貴様の首を落とすのはこの俺だ!!」
変質者にライバル認定をされてしまった。
今回はデュエル回というよりも、《カイザーコロシアム》の力の前にひれ伏したエクシーズ使い(黒咲さん)の回でした。
いや、実際に今回登場した《黒竜の雛》と《カイザーコロシアム》は僕のデュエルの価値観を変えましたからね。
《真紅眼の黒竜》を1ターンで比較的容易に召喚できるとか、最初見たときは目が点になりましたし。
《カイザーコロシアム》に至っては、こちらがフィールドにモンスターを大量展開、またはモンスター0の状態でもない限り大抵のシンクロ、エクシーズ特化デッキを封殺できますし。
融合、儀式、アドバンス、手札からの特殊召喚には脆いですけど、現環境でシンクロとエクシーズを一切頼らずにデュエルできるのがどれだけいるでしょうか?