ポケットモンスター・THE LEGEND 作:疾風のメガピジョット
実況『決まったァ!勝者、マサラタウンのグリーン選手だァ!リーフ選手やレッド選手に引き続き、2体目を見せないまま圧倒的な勝利を修めた!』
グリーン「フン、レッドに引き続きは余計だが。」
リーフ「凄いよグリーン君!ウィンディだけで突破だなんて!」
グリーン「そういうお前はゲンガーの催眠術のお陰で無傷のまま勝ったんじゃ無かったっけか?」
リーフ「それほどでも、あるね!」
リーフは俺に倒せるのだろうか。一切ダメージを受けずに初戦を突破する実力……案外レッド以上にキツイ相手になりそうだ。
場面は変わって予選準決勝。レッドこと俺の次なる対戦相手は…
実況『さあ予選もいよいよ大詰め!Bブロック準決勝は、ここまで倒されたポケモンは僅かに2匹、マサラタウンのレッド!その相手、イッシュの元軍人にして電撃使い!クチバシティと言えばこの男、クチバジムリーダー・マチスの登場だァ!』
マチス「ミーはユーに対してベリーアングリーなのネ!」
レッド「えっ?急に怒られましても……」
マチス「ミーとのジム戦、まともにやらなかったこト、よく覚えてまス!」
あー……、確かにマチスさんに関する記憶が飛んでるなー……。ピカチュウの特性が避雷針だって知ってそこから舐めプでもしたんだっけ?
マチス「今日、リベンジを果たさせてもらいまス!Come on,レアコイル!」
レアコイルは風船で浮いている。
レッド「出番だニドクイン!」
マチス「いきなり地面タイプとは感心しませんネー。レアコイル、ラスターカノン!」
レッド「ニドクイン、火炎放射!」
ニドクインの火炎放射!
効果は抜群だ!
レアコイルに90%のダメージ!
レアコイルの風船が割れた!
レアコイルのラスターカノン!
ニドクインに40%のダメージ!
マチス「oh……地面対策が無意味だったノネ!」
レッド「ニドクイン、そのまま畳み掛けろ、大地の力!」
ニドクインの大地の力!
効果は抜群だ!
レアコイルは倒れた。
実況『さあまたしてもレッド選手が優勢か!?マチス選手の2体目は?』
マチス「もう許さないネー!Come on,エレブー!」
レッド「ニドクイン、続けて大地の力!」
ニドクインの大地の力!
効果は抜群だ!
エレブーに85%のダメージ!
レッド「なっ……、」
マチス「進化の輝石とは便利ダネー!エレブー、サイコキネシス!」
エレブーのサイコキネシス!
効果は抜群だ!
ニドクインに58%のダメージ!
マチス「シブトイデスネー!」
レッド「それが持ち味なんでな!ニドクイン、ヘドロウェーブ!」
マチス「エレブー、地震で殺っちゃうノネ!」
衝撃波同士のぶつかり合いを制したのは……
審判「エレブー、ニドクイン、共に戦闘不能!よって勝者、マサラタウンのレッド!」
レッド「いよっし!」
実況『決まったァ!レッド選手、ジムリーダー相手にも2体目を見せず!相討ちで抑えました!』
マチス「……」
危険を感じた俺はさっさとその場を去った。
実況『さあAブロックもいよいよ大詰め!予選1位通過を狙うのはこの二人!ハナダジムリーダーカスミ選手対マサラタウンのリーフ選手!熱い決勝戦になる予感がするぞ!』
予感がするって言葉へのツッコミはさておき、いつの間にかあの二人のバトルになるとはなぁ。決勝トーナメントには1ブロックにつき3人が進めるという決まりだからここで勝とうが負けようが決勝トーナメントには行ける。でもってこのバトルで競うのは決勝トーナメントにおける一回戦の位置だろう。3位通過または2位通過のトレーナーは一回戦から四天王の誰かと戦わされる可能性が高いのだ。
カスミ「へぇー、やっぱりアンタとここで当たっちゃうのね。」
リーフ「1位通過はカスミじゃなくて私だもんね!出てきて、ゲンガー!」
カスミ「いやあたしが!お願い、マイステディ!」
スターミー「ヘァッ!」
カスミにしては思いきったな。あいつはエースは最後に回すと思ったが、ゲンガーが初手に来るのを警戒したのか。
リーフ「ゲンガー、まずは催眠術!」
カスミ「残念。スターミー、身代わり!」
スターミーの身代わり!
スターミーの身代わりが現れた。
ゲンガーの催眠術!
スターミーには効果が無いみたいだ……
カスミ「これだけじゃないわ!スターミー、小さくなる!」
スターミーの小さくなる!
スターミーの回避率がぐーんと上がった!
カスミ「どう?これで催眠術は当たらない!」
リーフ「催眠術に囚われすぎてるねカスミ!ゲンガー、滅びの歌!」
ゲンガーの滅びの歌!
滅びのカウントダウンが始まった!
ゲンガーの滅びのカウントが3になった。
スターミーの滅びのカウントが3になった。
カスミ「滅びの歌!?」
えっ、滅ゲン!?何でそんな戦術知ってんの!?メガゲンガーならまだしもメガシンカ無しでやるとは……でも影踏みが無いから引っ込めれば……!
カスミ(滅びの歌って確か引っ込めれば元に戻るんだっけ?もっとアイツに聞いてれば!)
カスミ「戻ってスターミー!変わってお願い、ドククラゲ!」
リーフ「ゲンガー、黒い眼差し!」
ゲンガーの黒い眼差し!
ドククラゲはもう逃げられない!
ゲンガーの滅びのカウントが2になった!
カスミ「しまっ……!」
リーフ「催眠術!」
ゲンガーの催眠術!
ドククラゲは眠ってしまった!
ドククラゲはぐうぐう眠っている。
ゲンガーの滅びのカウントが1になった!
実況『序盤と変わりリーフ選手が凄まじい勢いでカスミ選手を押していく!』
カスミ「ドククラゲ起きて!」
リーフ「(途中からあなたに散々出番取られてるんだからねっ!覚悟してよね!)ゲンガー交代!出てきてソーナンス!」
ソーナンスなんてどこで手に入れたんだよ……
実況『リーフ選手が主導権を握ったまま!カスミ選手万事休すか!?』
カスミ「ドククラゲっ!」
ドククラゲはぐうぐう眠っている。
ドククラゲの滅びのカウントが2になった。
カスミ「お願いドククラゲ!波乗り!」
ドククラゲ「……ドッ…!」
ドククラゲは目を覚ました!
ドククラゲの波乗り!
ソーナンスに22%のダメージ!
ドククラゲの滅びのカウントが1になった。
カスミ「よし、もう一発!」
ドククラゲの波乗り!
ソーナンスに23%のダメージ!
カスミ「なっ……!」
ドククラゲの滅びのカウントが0になった!
ドククラゲは倒れた。
実況『ついにドククラゲがダウン!』
カスミ「お疲れドククラゲ。……ならこの子でどう?お願い、キングドラ!ハイドロポンプ!」
リーフ「ソーナンス、ミラーコート!」
キングドラのハイドロポンプに対してミラーコートがぶつかり、フィールドの砂が巻き上がった。
審判「キングドラ戦闘不能、ソーナンスの……」
審判がそう言いかけると、ソーナンスも倒れ込んだ。
審判「り、両者戦闘不能!」
リーフ「ソーナンス!?どうして!? ミラーコートはちゃんと……」
倒れたソーナンスは顔面を押さえていた。
カスミ「急所に当たってまで無理するなんて、相当慕われてるのねあんた!」
リーフ「自分の心配はしなくていいの?残りはスターミーだけよ?」
カスミ「スターミーはあたしのエース級よ?簡単には負けない!お願い、マイステディ!」
リーフは暫く黙ると、突然口を開けた。
リーフ「……なら本気で殺っても大丈夫だヨネ♪出てきテ、フシギバナ♪」
フシギバナ「!……バッ…ナ!」ブルブル
カスミ「!……何よ一体……!?」
フシギバナがリーフに対して震えている?
グリーン「やっぱり、催眠術で操られた時のショックが残ってるか。」
レッド「グリーン!いつからここに?」
グリーン「キングドラがハイドロポンプ打ったときくらい」
結構前だな……
レッド「催眠術のショックって、サカキの時のか?」
グリーン「あぁ。感情が昂ると無意識に殺気立ってくるようになっちまったみてぇだ。」
レッド「簡単に言うけどなぁ、それじゃカスミはリーフの殺意をモロに受けなきゃなんねぇってことかよ!?」
グリーン「そういうこと。試合中に他人の干渉は禁止だから、俺らは黙って見過ごすしかない。」
レッド「んなこといって……なっ!?」
俺がフィールドを振り返った時には、スターミーのサイコキネシスを耐えたフシギバナが反撃しようとしていた。
リーフ「私は強クなるノ、邪魔シないデ♪フシギバナ、ハードプラント♪」
カスミ「待って!スターm……」
カスミが言いきる前に、フシギバナから放たれる草タイプ最強クラスの技が、スターミーとカスミを襲い、再び砂ぼこりに包まれた。
レッド「カスミィ!?」
グリーン「なんつーパワー……」
審判「……す、スターミー戦闘不能。フシギバナの勝ち!よって勝者、マサラタウンのリーフ!」
実況『決まったァ!フシギバナ、圧倒的なパワーでスターミーをねじ伏せたァ!』
リーフ「……!私、勝ったんだ……」
カスミ「………スター……ミー……ごめん…ね……」グスッ
リーフ「……カスミ……ごめん……」
カスミ「……何よ、今更そんなこと言わないでくれる!?勝者は勝者らしくシャキッとしてなさいよ!」
リーフ「……」
重い空気を引きずったまま、二人はフィールドを後にした。
次回から決勝トーナメントに入ろうと思います。