ポケットモンスター・THE LEGEND 作:疾風のメガピジョット
俺とカスミは選手控室に戻った。
レッド「大丈夫か?カスミ?」
カスミ「なんとかね……、寧ろ心配するべきなのはリーフの方じゃない?あの子、目が虚ろになってたし。」
レッド「気づいてたのかよ?」
カスミ「まあね。そういえばトキワジムで催眠術にかけられてたなって。」
レッド「グリーンが言うにはそのときのことが後遺症みたいに脳に残っちまったみたいでさ。無意識に殺気立ってくるようになっちまったらしい。つか、お前は大丈夫か?」
カスミ「……正直、普段のあの子と違い過ぎて唖然としたけど、別に、怖くなんか……」
レッド「無理するなよカスミ。万が一ポケモンバトルで言いくるめられる範囲を超えちまったら、俺が絶対に助ける。だから、決勝トーナメントに備えて気持ち切り替えようぜ?」
カスミ「レッド……ねえ、レッド?//」
レッド「ん?何だ?」
カスミは少しためらうと、
カスミ「だい……」
レッド「え?」
カスミ「あたしを、抱いてから行きなさい!//」
レッド「はい!?何で急にぃ!?//」
カスミ「あたしを落ち着かせたかったら、それくらいしなさいよねっ。//」
レッド「あぁなんだ、まだ落ち着いて無かったのか。ほらよ。//」
カスミ「っ!//」
二人は回りの視線など全く気にせずに、そっと寄り添った。
控室(別室)
リーフ「……カスミになんて謝ればいいんだろ……」グスッ
グリーン「わざとじゃないだろ。その辺はレッドが上手く話してるはずだし。」
リーフ「それに、これからもあんな風に誰かを傷つけるかも知れないんだよ?……どうすればいいのグリーン君……?」
グリーン「……誰がそんなこと決めたんだよ。」
リーフはグリーンの言葉に一瞬だけ、は?と思った。
グリーン「俺は最初こそ闘わざるを得なかったけど、今はお前の全てを受け入れている積もりだ。多分レッドだってそうだし、カスミにも次期に分かる。だからお前は考え過ぎるな。お前の全てを受け止める奴が側に沢山居るんだ、それを忘れるなよ。」
リーフ「グリーン君……」
グリーン「だからお前はお前のままでいろ。」
グリーンがそう言うと、グリーンはリーフに抱き締められた。
リーフ「……うん!」
それから2日が過ぎた。俺とグリーンは予選を一位通過した。そして俺は決勝トーナメント一回戦を勝ち抜いた。
実況『決勝トーナメント一回戦第三試合レッド選手VSシバ選手、勝ったのはなんと初出場のレッド選手!!』
シバ「ウーッ……、ハッ……ゲホッ、ゴホッ!」
レッド「」
負けたら咳し始めたぞ……
シバ「俺が言うことは何もない!そのまま優勝するが良い!」
レッド「あー、はい……ありがとうございます……?」
とある控室
???「まさかシバが初戦落ちなんてねぇ……あの少年、フリーザーなんて出してくるしもう何でもアリ?」
???「ヒッヒッヒ、若者の力を甘く見るなとでも言いたいのかねぇ?個人的にはあのオーキドの孫が気になるけどさ。」
???「まあ、それだけ緊張感を味わえそうじゃないか。僕はどちらかというと彼らと戦うのは楽しみだね。」
シバ「……」
一回戦が終了し、2回戦のコールが行われた。
staff「二回戦第一試合に出場のレッド選手とリーフ選手は、10分後までにスタンバイお願い致しまーっす!」
レッド「いよいよか。身内でも全力で行くからな!」
リーフ「楽しみだね!じゃあ、先に行ってるね!」
リーフが控室を去ると、グリーンが話しかけて来た。
グリーン「念のため行っておくが、気を付けろよ?」
カスミ「……あたしみたいに惑わされちゃダメだからね?」
レッド「分かってるよ。心配すんなって!んじゃまた後で!」
実況『さあ第二回戦第二試合は偶然なのか否か、レッド選手対リーフ選手の双子対決だァ!』
リーフ「行くよ、ケンタロス!」
レッド「出番だ、ストライク!」
ケンタロスの特性・威嚇が発動し、ストライクの調子が狂わされる。
リーフ「ケンタロス、岩雪崩!」
レッド「ストライク、とんぼ返り!」
ノーマルタイプであるケンタロスが岩タイプである岩雪崩を使うと、僅かな溜めが必要となり行動がやや遅れる。そのおかげでストライクが先制出来た。そしてストライクはケンタロスにダメージを与えてボールに戻る。
レッド「出番だサワムラー、岩雪崩を受け止めろ!」
リーフ「うっ……」
レッド「サワムラー、猫騙し!続けて跳び膝蹴り!」
猫騙しで怯んだケンタロスをサワムラーはすかさず捉え、力強く蹴りを入れた。
審判「ケンタロス戦闘不能、サワムラーの勝ち!」
よし、まずは一匹。
リーフ「あーあ、交代の隙もくれないのね、厳しい。」
レッド「ったりめーだ!手加減なんて要らないだろ?」
リーフ「じゃあ次はこの子ね。行くよ、ゲンガー!」
ゲンガー「ゲンガ!」
リーフ「ヘドロ爆弾!」
レッド「(カビゴンには退けないか……)サワムラー、叩き落とす!」
ゲンガーのヘドロ爆弾を食らいつつもサワムラーは必死にゲンガーを攻めた。
レッド「(お互いに限界といったところか)決めるぞサワムラー、ブレイズキック!」
リーフ「あっ……!ゲンガー、……!」
ドガッ!
実況『サワムラーの強烈なキックが決まったー!……なっ、あれは!?』
審判「ゲンガー、サワムラー共に戦闘不能!」
レッド「おいサワムラー!?……まさか」
リーフ「道連れよ♪レッドばっかり勝つのなんて面白くないし。」
やっぱりな。そうこなくっちゃ!
レッド「なら次はお前だ、ギャラドス!」
リーフ「行くよ、カブトプス!」
ギャラドスがカブトプスを激しく威嚇するが、相性的にはカブトプスが有利だ。
リーフ「カブトプス、ストーンエッジ!」
レッド「ギャラドス、地震で狙いをずらせ!」
ギャラドスの地震を受けてストーンエッジの照準がずれるが、それでもカブトプスは何本かの岩の剣をギャラドスに当てた。
リーフ「(これじゃカブトプスが押される……)カブトプス、剣の舞!」
レッド「そんな余裕はあるのか?ギャラドス、アクアテール!」
カブトプスが集中力を高めているのをチャンスと取ってギャラドスが攻める。
リーフ「かかったねレッド♪カブトプス、すぐにストーンエッジ!」ドゴッ
レッド「ちょっ!?…ギャラドス!?」
ギャラドスはアクアテールを使用していたためカブトプスに近づいていた。それを逆手に取ったリーフは近づいたギャラドスに正確にストーンエッジを当てようとしたという。
審判「ギャラドス戦闘不能、カブトプスの勝ち!」
リーフ「どう、追い付いたよ?私だって強くなったんだよ!」
レッド「ああ、全くその通りだ。でもさ、お前カブトプスに無理強いしてるよな?」
リーフ「な、何を?」
レッド「カブトプスを楽にしてやるってことだ。また出番だぜ、ストライク!とんぼ返り!」
リーフ「!カブトプス、アクアジェット!」
カブトプスを強引に闘わせたのを勘づかれたリーフは慌ててカブトプスに指示を出したが、ストライクに押し返されてしまう。
審判「カブトプス戦闘不能、ストライクの勝ち!」
レッド「よっし、ありがとなストライク。変わって出てこい、エーフィ!」
ストライクのとんぼ返りの効果で、ストライクはエーフィと入れ替わる。
リーフ「ならこの子でどうよ、ピクシー!」
リーフの4匹目はタイプが変わったり害悪戦法したりで有名なピクシー。
レッド「エーフィ、サイコキネシス!」
ピクシーは特性・天然を持っている可能性があるため瞑想させるのはやめておいた。
リーフ「ピクシー、小さくなる!」
ヤベっ、始まっちまったな。
リーフ「続けてコスモパワー!」
<不味いわレッド、ピクシーを見失った!>
どうするべきだ!?こうしてる間にもピクシーがコスモパワーを積んでいるかも知れないのによ!生憎エーフィに必中技は持ち合わせてなく、可能だとしてもスピードスターくらいだが、滅多に使わなかったので土壇場で出すには厳しい……なら、賭けに出るしかない。
レッド「エーフィ、マジカルシャインを出しながら円を描いて走れ!強引だけどピクシーの視界を奪おう!」
エーフィは言われた通り光りながら走り回った。すると、近くてピクシーと思われる鳴き声を聞いた。視界を奪って苦しめ、鳴き声を出させて居場所を掴むという荒いやり方だが、他に方法がなかった。
リーフ「!しまっ……」
レッド「いっけぇエーフィ、サイコキネシス!」
<よし、捕らえた!>
なんとか上手くいったみたいだな。正直どうなるかと……
リーフ「ナーんてネ♪」
エーフィが攻撃したはずのピクシーがエーフィの後ろに回り込んでいた。更にリーフはまたしても人格が変化しており、背後からどす黒いオーラのような何かを感じる。
レッド「成る程、コスモパワーより先に身代わりを作ったか。」
リーフ「そウ♪じゃあネタバレも済んだシ、ピクシー、バトンタッチ!」
レッド「なっ!?それは……」
ピクシーがバトンタッチをするという予想は全くしていなかった為、呆気に取られた。そして交代先は……
リーフ「出てきテ、フシちゃん♪」
フシギバナ「バナァ!」
まさかの小さくなる状態のフシちゃんこと、フシギバナである。それだけでなくこいつはコスモパワーの効果も継いでいるので耐久が格段に上がっている。これぞまさしく小さな要塞である。
レッド「おいおいマジかよ……でもこいつを倒さないことには優勝はねぇ!行くぜエーフィ!」
リーフ「もウ♪レッドってセッカチだからサ、肝心なこと飛ばそうとするもんネ。ほラ見せテあげるヨ、フシちゃん、メガシンカ♪」
リーフの帽子についた石とフシギバナが互いに光り輝き、メガシンカが起こる。小さくなる状態なのが残念だが。
レッド「メガ、フシギバナ……!?」
リーフ「これデ分かっタ?私ハ本気。レッドを倒スためニ♪フシギバナ、ヘドロ爆弾!」
レッド「エーフィ、ヘドロ爆弾が来た方へサイコキネシスだ!」
しかし、エーフィは一方的に攻撃され続けていた。
<ヘドロ爆弾が来た方へサイコキネシスを当てようとしても当たらない……フシギバナは移動しながら攻撃してると見て間違いな…ウッ!>
このままだと追い詰められる……
レッド「一旦戻れエーフィ!変わってストライク!燕返しだ!」
燕返しは必中技なので小さくなるの効果に怯える必要は無いものの、威力は控えめであり相手は防御力も上がった状態。依然として俺達が押されているのに変わりは無い。
リーフ「だったラ……フシちゃん、眠り粉♪」
ストライクは眠り粉に掛かり、地面に突っ伏してしまう。
レッド「くっ、起きるんだストライク!」
リーフ「無駄ムダ、これからモット痛めつけてアゲルんだからサ♪フシちゃん、ヘドロ爆弾♪」
ストライクは眠ったまま容赦なく連続攻撃を食らい、そのまま気絶した。
レッド「ごめんストライク……戻って休め。」
そう言ってストライクをボールに戻すと、俺は少しだけ沈黙する。
ピクシーが使った技は何だった?コスモパワーとバトンタッチと身代わりと小さくなる。……小さくなる?……!それだ。ピクシーがフェアリータイプであるがために通用しないあの手段が、そうでないこのメガフシギバナが相手ならば通じる。
リーフ「ほらほラ、次にワタシとアソブのは誰なノ?」
レッドは微かに笑いながらこう言い放った。
レッド「あぁ、決めたよ。こいつさ、行くぜリザードン!」
いいぜ、お前がその気なら……
レッド「こっちもやらせて貰うぞ!リザードン、メガシンカ!」
リザードンはメガシンカを果たし、雄叫びをあげる。
リーフ「レッドも本気ナノ?」
レッド「あぁ、こうしないとお前には勝てねぇよ。んで、俺はもっと早くこうするべきだったと後悔してるんだけどさ、」
リーフ「どういうコト?」
レッド「そのコンボ技には穴があるんだよなぁ!リザードン、ドラゴンダイブ!」
ドーン!
リーフ「ムダムダ♪フシちゃんには当たら……ウソ?ソンナ!?」
リーフは目を疑った。そこにはついさっき出てきたばかりのリザードンの攻撃を受けたように横たわるフシちゃんの姿があった。
レッド「ドラゴンダイブにはな、小さくなるを使った相手に対しては必中技に近いものになるんだ。まあ、こんなに早くもう一度これが役に立つなんてなぁ。」
セキチクジムはこの効果のお陰で苦労せずにキョウを倒せたので、意外性に関しては言うまでもない。
リーフ「マダマダ!フシちゃん、眠り粉!」
対するリーフはペースを乱されていて、取り敢えず動きを止めようとしているが、それはかえって好都合だ。
レッド「リザードン!フィールドごと焼き尽くせ、ブラストバーン!」
直後、フィールド全体が隆起するほどの衝撃波と共に大量の炎が噴き出す。
視界が晴れたとき、メガフシギバナが元の大きさで倒れていた。
審判「ごっ、ゲホッ!……フシギバナ戦闘ふのゴホッ、リザードンの勝ちゲホゲホッ!」
実況『何という破壊力!フシギバナは抵抗出来ず!』
リーフ「フシ……ちゃん…、ごめんね?私、ホントに情けないな……」グスッ
相棒のフシギバナが倒れたショックでリーフは今にも泣きそうになっていたが、レッドはそれを呆れた様子で見ていた。
レッド「何泣いてんだよ?」
リーフ「え?……だってフシちゃんが……」
レッド「フシギバナ達が繋いできたバトンを最後まで繋ぐんじゃなかったのかよ!?ピクシーともう一匹がまだ自分たちの出番を待ってんだろ!フシギバナ達のその想いに応えたかったんだろ?だったら中途半端に終わらせんじゃねぇ!それがお前の手持ちにとっては一番失礼なんだよ!!」
少し沈黙を挟む。するとリーフが立ち上がった。
リーフ「……そうね、ごめん皆。まだ終わって無い、だからもう一度お願い、ピクシー!」
ピクシーにはエーフィとのバトルのダメージが溜まっていたが、それでもまだ闘おうという意志がこっちにも伝わってくる。
レッド「リザードン、もういっちょ頼むぜ?」
リザードンは唸って返事をした。しかしリザードンもさっきのブラストバーンの反動による疲れが来ているのは確かだ。
リーフ「ピクシー、コスモパワー!」
いつの間にかリーフを覆っていたどす黒いオーラのような何かは消えていたが、それでも油断は出来ない。またさっきと同じようにバトンタッチを使って今度は6匹目のポケモンが強化されてしまう。
レッド「リザードン、フレアドライブ!」
リザードンが炎纏って素早くピクシーに突っ込むが、ピクシーはギリギリ持ちこたえた。
リーフ「(責めて耐久力さえ上がれば!)ピクシー、バトン……」
レッド「させるか!リザードン、鋼の翼!」
リザードンは至近距離から自身の硬い翼をピクシーにぶつけた。ピクシーは抵抗出来ずに凸凹した地面に叩きつけられる。
審判「ピクシー戦闘不能、リザードンの勝ち!」
実況『リーフ選手ついに追い詰められた!さあ、ラストは何を出すのか?』
レッド「さあ、思いっきりかかって来いよ!」
リーフ「分かってるもん!出てきて、ファイヤー!」
リーフのラストはフリーザーと同じ伝説のポケモン・ファイヤー。
レッド「!?お前1の島の灯火山に行ってきたのか?」
リーフ「そうだよ!どっかのツンツン頭が一緒に来てくれなかったから一人でね!」
グリーンのことだよなそれ……
リーフ「そういう訳でファイヤーの強さ、見せてあげる!リザードンに向かって暴風!」
レッド「旋回してから突っ込めリザードン、ドラゴンダイブ!」
伝説のポケモンの操る暴風にリザードンはバランスを崩しつつもなんとか頑張ってファイヤーに一撃を加えるが、本来期待できるはずのダメージは与えられない。
リザードン「グッ、グルオッ……」
レッド「いいぞ、もう一度……リザードン!?」
リザードンには疲れがかなり蓄積しているため、連続攻撃を仕掛けることには無理があったのだが、俺はそこまでリザードンのことを考えてやれなかった。
リーフ「ファイヤー、原始の力!」
リーフはそこを見逃さず、的確にリザードンの弱点を突いてくる。複数の岩をぶつけられたリザードンはそのまま地面に突っ伏す。
レッド「大丈夫かリザードン!?おいっ、大丈夫か!?」
それを見かねた審判がリザードンに戦闘不能を言い渡そうとした直後、リザードンが自力で立ち上がった。
レッド「リザー……ドン!……あぁそっか、そうだよな、まだ暴れ足りないよな?」
それに応えるかのようにリザードンが鋭い雄叫びをあげると、空中へ勢いよく飛び立った。
リーフ「そんな……まだ立てるの?あんなに辛そうなのに……」
レッド「リザードンの闘志はまだ燃えている。俺の闘志に応じてくれている!」
レッドは深呼吸した。
レッド「もうひと踏ん張りだリザードン、ドラゴンダイブ!」
リーフ「ファイヤー、暴風でリザードンを吹き飛ばしてっ!」
最初の暴風よりも凄まじい風がフィールドを覆うが、それでもリザードンは最後の力を振り絞ってファイヤー急接近し、長い尻尾をファイヤー目掛けて振り落とし、命中させた。
実況『な、なんということでしょうか!ファイヤーの暴風をもろともせずリザードンはそのまま突っ込みました!流石のファイヤーもバランスを崩したようで……おっと、あれは!?』
実況者の目にはドラゴンダイブを食らってフェンスに突っ込んだ状態のファイヤーと、それを命中させたもののそのまま勢い余ったのか、それとも力尽きたのか暴風に煽られて地面に叩きつけられたリザードンの両者が映っていた。
審判「り、リザードン、ファイヤー共に戦闘不能、よって勝者、マサラタウンのレッド!」
実況『伝説のポケモン、ファイヤーを相手にリザードンが相討ちで抑え込みました!』
レッド「本当によく頑張ってくれたなリザードン、皆!ありがとよ。」
フィールドの向こうではリーフがファイヤーをボールの中へ戻していた。
リーフ「私、負けたんだね……。でも、最後まで頑張ってくれてありがとう……」
レッド「いい試合だったぜリーフ。なんか途中で人格も元に戻ってたし。」
リーフ「!確かにね!……私を倒したんだから、そのまま決勝まで頑張ってよね♪」
レッド「いやいや、勿論優勝しに「優勝するのはグリーン君♪」……」
そこは譲らないのかと思いつつも、俺は気になっていたことを尋ねる。
レッド「なあリーフ。お前小さくなるバトンだの道連れだのはどこで知ったんだ……?」
リーフ「……それに関してはごめんなさい。レッドの部屋にあったノートを勝手に読んでたの。」
あぁ、そりゃそうだよな畜生。
レッド「上手く活用してくれたなら怒らねぇけど……」
一瞬間を挟んでからもう一言付け加える。
レッド「勝手に俺の部屋入って散らかしたんだよな!?」
リーフ「あっ……テヘッ♪」ダッシュ
レッド「待ちやがれ畜生ォ!」ダッ
こうして準々決勝は幕を閉じた。
レッドの試合を観終え控え室に戻ったカスミは対戦表を確認していた。
カスミ(もう次が準々決勝ね。えっと、あたしの相手は……)
カスミは対戦表の紙を指でなぞっていく。すると突然手を止めた。
カスミ(こ、この人ってまさか……四天王の氷使い・カンナさん!?)
ポケットモンスターシリーズ20周年おめでとうございます!!