ポケットモンスター・THE LEGEND   作:疾風のメガピジョット

19 / 22
何気に8000字超えたの初ですw
3月中に決勝まで終わるだろうか……


相手は四天王最強だそうです

どういうことだ?

 

昔から俺は勉強も得意だったしスポーツ万能でイケメンで沢山の女子にモテて、更にはポケモンバトルだってマサラやトキワの中じゃトップクラスだった。留学先のカロスでバトルすることはあまり無かったが、ホームステイ先の家族にも負けなかった。

勿論あいつにも負けなかった。あいつはピカチュウを持っていたから当時ポッポしか居なかった俺には不利だったはずが、あいつが下手過ぎるおかげで俺の連勝だった。

しかしいざ旅に出てみたらどうだ?俺があいつに勝ったのはたった一度、しかもリザードンとカメックスの1本勝負。フルバトルで勝った試しが無い。あんなにバトルが下手くそな奴が急に強くなってリーグで決勝進出だと?おかしいとしか思えない。俺は苦労してサンダーを捕まえてからまだあまり馴染めて無いのに、あいつはフリーザーと息ピッタリなのは何故だ?やはりおかしい。こんなはずは無いのに、おかしいおかしいオカシイ。

思えば俺がゼニガメを貰ったあの日、ヒトカゲを選んだばっかだったはずのレッドがまるで別人のように強くなっていて、あいつはそこで見たことも無い技を使ってきた。

 

レッド「ヒトカゲ、龍の舞!」

 

カロスに留学したときさえそんな技は見たこと無いのに、こいつはどこでそんな技を知った?旅に出る前にあいつが単独でポケモンについて深く勉強していたってことなのか?まさかあんなやつに1つでも遅れを取るとは……そんな自分を許せなかった俺はヤマブキシティの図書館や、じいさんの付き添いでタマムシ大学に行ってポケモンの「攻撃しない技」について調べたんだ。するとタマムシ大学にあった古い論文の中にそれに関連した記述があった。そこには影分身や守る、他には電磁波や光の壁など今でもある程度使われているような技だけでなく、トリックルーム、アシッドボムなど全く知らない言葉も出てきた。それらは効果が分かりにくかったり実戦で使いにくいとのことで衰退したらしい。だがその中には龍の舞に関する記述は無かった。しかし効果が一目ではわからないという似たような技の存在が多数あるという情報だけでも大きな収穫だ。

つまりあいつはそんな技の存在まで徹底的に調べ尽くしていたということか。俺に負けたのが悔しくてやったんだろうが、そんなことはどうでもいい。俺があいつに少しでも遅れをとったということが許せなかった、ただそれだけだ。でも技について調べていたらリーフとナナシマに行く約束を忘れたってことだけは申し訳なく思う。だからお詫びって訳でもねぇけど、リーフには滅びの歌を用いた戦術を教えた。

 

じゃあそろそろ目先のことに集中すっか。俺の次の相手・ワタルは四天王最強と言われているらしく、観客も流石にここはワタルが勝つと思ってんだろうが、納得がいかない。あいつを倒すのは俺だ、ここを逃すわけにはいかねぇ!

 

 

実況『続きまして準決勝第2試合を行います!多彩な戦術で相手を惑わしてきたオーキド博士の孫・グリーン選手と、四天王最強のドラゴン使いでありポケモンリーグの理事長・ワタル選手の登場だァ!』

 

オーキドの孫?もうそんな腐った肩書きは聞きあきてんだよ、なんでこいつらは俺とじいさんを結びつけたがるんだよ?別にじいさんが嫌いな訳じゃねぇけど、じいさんがいなけりゃ俺はただの餓鬼だってのか?、この試合で変えてやる。俺がじいさんの力なんて関係無しに頂点に立てる男だってことを世間に広めてやんよ!

 

ワタル「流石はオーキド博士のお孫さんだね。キクコを倒した実力、僕にも見せて貰おう。」

 

またじいさんの話かよ……!

 

グリーン「俺はあのじいさんとは違う……。 俺の強さは俺自身の実力だ!」

 

ワタル「これは失敬。じゃあ、君自身の力とやらで僕についてきてみろ!いけっ、ギャラドス!」

 

グリーン「見てろ……行くぞ、ナッシー!」

 

ワタル「ギャラドス、氷の牙!」

 

グリーン「受け止めろナッシー、リフレクター!」

 

ギャラドスの牙をナッシーが容易く受け止める。

 

ワタル「流石に強いね。なら、フスベシティの長老直伝の肉体強化の術を見せてあげるよ。ギャラドス、龍の舞!」

 

フスベシティの長老直伝だと!?フスベシティって確かジョウトのドラコンタイプのジムがある街だよな?そんなもんを何故あのレッドが!?

 

グリーン「チッ!ナッシー、リーフストーム!」

 

ギャラドスは舞に集中していてリーフストームを避けられなかった。

 

ワタル「結構痛い一撃だね、でも次も当てられるかい?ギャラドス、もう一度氷の牙!」

 

グリーン「ならナッシー、氷の牙を食らった直後に眠り粉を振り掛けろ!」

 

ナッシーはギャラドスの牙に切り裂かれながらも、なんとか眠り粉を掛けてギャラドスを眠らせた。

 

グリーン「ナッシー、もう一度リーフストーム!」

 

2回目のリーフストームであるため威力は1回目よりは落ちているものの、眠ったギャラドスを倒すには十分なものだった。

 

ワタル「中々侮れないようだね。それじゃあ君はこのポケモンを見たことがあるかな?いけっ、フライゴン!」

 

そのポケモンはドラゴンというよりは少し虫ポケモンのように見えた。

……虫・ドラゴンタイプなのか?だとしたらナッシーにとっては天敵だ。

 

ワタル「隙なんて与えない!フライゴン、虫のさざめき!」

 

グリーン「なんとかやってくれナッシー、トリックルーム!」

 

フライゴンの虫のさざめきを食らいながらも倒れる直前にトリックルームをどうにか作った。

 

グリーン「ありがとうナッシー。さて、俺の本当のやり方を見て貰おうか!」

 

ワタル「ナッシーは一体何を仕掛けたんだ……?」

 

グリーン「そいつは後に分かる。さあ出番だ、サイドン!」

 

ワタル「(フライゴンが虫タイプだと勘違いしているのか?それなら好都合だ!)フライゴン、地震!」

 

しかし、違った意味でワタルは意表を突かれた。

 

グリーン「サイドン、ストーンエッジ!」

 

瞬時に、フライゴンの真下から尖った岩石が飛び出した。

 

ワタル「フライゴン!?……何故だ、サイドンの方が速いだと!?」

 

グリーン「これがトリックルームですよ!まあ、ストーンエッジのダメージはそんなに無いみたいですけどね!」

 

虫タイプじゃ無さそうだな。ストーンエッジが効かず、地震を使うということはフライゴンは地面タイプだったか!

 

ワタル「そんな技が……これは1本取られたね。でもサイドンだって地震を食らっているだろう?」

 

グリーン「サイドンはまだまだいける!サイドン、冷凍パンチ!」

 

サイドンが高速でフライゴンに殴り込む。おまけにフライゴンにとって天敵である氷技で。

 

審判「フライゴン戦闘不能、サイドンの勝ち!」

 

ワタル「くっ、まさか素早いポケモンばかりで固めてくるのが裏目に出るとはね。でもドラゴンの耐久力を甘く見るなよ!いけ、ボーマンダ!」

 

サイドンがボーマンダから目を反らした。特性威嚇が発動しているのか?

 

グリーン「怯むなサイドン、冷凍パンチ!」

 

サイドンは果敢に殴り込むも、攻撃力が落ちているためボーマンダを倒すことは出来なかった。

 

ワタル「ボーマンダはホウエン地方でもトップクラスのポケモンでね、こんなことも出来るのだよ。ハイドロポンプ!」

 

サイドンが丁度地面に着地するタイミングを見計らってハイドロポンプを発射した。

 

グリーン「!……ハイドロポンプを使えるのか!?」

 

ワタル「器用だろう?まあ肝心の飛行タイプの技はあまり覚えないんだけどね。さあ、サイドンももう終わりかい?」

 

しかしまたワタルは意表を突かれることになる。

 

グリーン「サイドンが終わりだって?そんなことはありませんよ!サイドン、ストーンエッジ!」

 

すると、しゃがんでいたサイドンが立ち上がり、再び尖った岩石をボーマンダの真下から突き出した。ハイドロポンプで倒したものだと思っていたためか、ボーマンダの反応が遅れ、命中した。

 

審判「ボーマンダ戦闘不能、サイドンの勝ち!」

 

グリーン「進化の輝石……こいつを持たせて正解だった。」

 

タマムシ大学の資料にサイドンの進化の可能性について書かれたものがあったため、俺はサイドンにも進化の輝石が使えると判断した。

また後々考えて見れば、フライゴンの地震を食らっても動じなかったのはナッシーのリフレクターの効果がギリギリ続いていたからだろう。さらにあのボーマンダは物理技主体のポケモンだろう。特殊技主体で戦っていたならハイドロポンプの火力はこんなものでは済まなかったかもしれない。

 

ワタル「そろそろトリックルームの効果も切れそうな感じか。ならいけ、チルタリス!」

 

また見たことない奴だな。こいつもホウエンのポケモンか?

 

ワタル「サイドンを楽にしてやれチルタリス、ドラゴンダイブ!」

 

フライゴンとボーマンダを倒した分の疲れが溜まっていて、かつトリックルームの効果も切れたため、サイドンはもう虫の息だった。そんなサイドンにチルタリスのドラゴンダイブが直撃する。

 

審判「サイドン戦闘不能、チルタリスの勝ち!」

 

グリーン「サイドン、本当によくやってくれたな。さて、トリックルームも無くなっちまったことだからな、出てこい、フーディン!」

 

ワタル「フーディンか、これはまた育てるのが難しいポケモンだね。さてチルタリス、ドラゴンダイブ!」

 

グリーン「フーディン、避けて背後に回れ!」

 

フーディンはドラゴンダイブをどうにか避けて素早くチルタリスの後ろに回り込む。

 

グリーン「今だフーディン!」

 

フーディンはチルタリスに近づいて瞬時に何かをした。

 

ワタル「(攻撃しない……何がしたかったんだ?)チルタリス、龍の舞をしながらフーディンから離れろ!」

 

チルタリスは観客を魅了するかのように美しく舞いながらフーディンから距離を取った。

 

グリーン「フーディン、シャドーボール!」

 

ワタル「チルタリス、ドラゴンダイブで跳ね返せ!」

 

しかしチルタリスは指示を無視したのか、龍の舞を始めた。

 

ワタル「おい、どうしたんだチルタリス!?ドラゴンダイブだ!」

 

チルタリスはワタルの指示通りに動けずに戸惑ってしまい、シャドーボールを受ける。

 

ワタル「チルタリス!……あれ、何だあのダサい眼鏡は!?」

 

グリーン「それって拘り眼鏡って言うんでしたよね?確かに見た目はダサいですけど。」

 

突然の事態にワタルは困惑した。

 

ワタル「僕はあんなもの、チルタリスに持たせた覚えは無いぞ……!、そうかあの時か!」

 

さて、ネタばらしといきますか。

 

グリーン「トリックという技でフーディンが自分の持っていたあの眼鏡をさりげなくチルタリスに押し付けました。」

 

ワタル「トリックルームの次はトリックかい……全く、レッド君といい君といい色々面倒な技を掘り出してくれたもんだよ。」

 

グリーン「誉め言葉として受け取っておきます。フーディン、サイコキネシス!」

 

散々惑わされていたチルタリスはフーディンのサイコキネシスに為す術なく倒れた。

 

ワタル「さて、フーディンは持ち物を失った以上小細工は残って無い!さあいけ、プテラ!」

 

グリーン「ようやくギャラドス以外のカントーのポケモンが出てきてくれましたね!」

 

ワタル「プテラ、噛み砕く!」

 

恐らくワタルのラストはカイリューで間違いない。ならここでフーディンを失うのは惜しいな。

 

グリーン「戻れフーディン!変わって出てこい、カイリキー!」

 

カイリキーは出てきて早速プテラに噛み砕かれるが、格闘タイプであるカイリキーに対して悪タイプの技は今一つなのであまりダメージは負ってない。

 

グリーン「プテラを逃がすなカイリキー、爆裂パンチ!」

 

技を出し終えて一旦離れようとするプテラを2本の腕で掴み、爆裂パンチを御見舞いした。

 

ワタル「なんて反射神経……プテラ、正気を保て!燕返しだ!」

 

いくら四天王のポケモンとはいえそれはプテラにとっては無理難題だ。抵抗することなく顔面を殴られたのに混乱しない方がおかしかった。

 

グリーン「もう一度爆裂パンチ!」

 

動きの鈍くなったプテラに対してすかさずもう一発殴り込む。

 

ワタル「プテラ、空を……」

 

空を飛ぶで一時的に逃げるつもりか?

 

グリーン「させるか!カイリキー、バレットパンチ!」

 

プテラが飛ぶよりも遥かに速いスピードで弾丸のような拳がプテラに襲い掛かった。

 

審判「プテラ戦闘不能、カイリキーの勝ち!」

 

実況『なんと四天王最強のワタル選手、早くも追い込まれたァ!?グリーン選手、本当にリーグ初参加者なのかあ!?』

 

グリーン「おい……」

 

俺はワタルに問いただした。

 

グリーン「四天王最強が、こんなに呆気なく追い詰められちまう訳ねぇだろう?それともあれか、ラストのポケモン掲げて初めからこいつを頼りにしてたって言うつもりか?」

 

軽い挑発のつもりだったが、ワタルはあまり動じなかった。

 

ワタル「……いいや、僕は八百長なんて真似はしないよ、寧ろ本気でやってるはずなのに君の戦略にはめられ続けて押されているだけだ。グリーン君、君は強い。でも僕のこのポケモンを倒せる程の力があるのかい?さあいけ、カイリュー!」

 

そのカイリューは今までのワタルのポケモンとは滲み出るオーラが違っていた。確かにこいつは強そうだ。

 

グリーン「結局初めからそいつを頼りにしてたってことかよ、つまんねぇな。 カイリキー、ストーンエッジ!」

 

ワタル「全力で受け止めろ、それから龍の舞だ!」

 

足下から突き出す尖った岩石が刺さり、突き飛ばされたが必死に堪えた。そしてそのまま龍の舞を行う。

 

グリーン「中々タフだな!カイリキー、バレットパンチ!」

 

しかし、先程のプテラを倒した拳はカイリューには届かない。

 

ワタル「遅いよ。格の違いを見せてやれカイリュー、神速!」

 

カイリキーは拳を振り回す前にカイリューのスピードに破れ、地面に倒れた。

 

グリーン「何!?あれだけでカイリキーが倒れるだと!?」

 

するとワタルが自慢気に説明を始めた。

 

ワタル「何も、道具を持たせて使うのは君らだけでは無いということさ。」

 

カイリューの手には紙の切れ端のような物が……そうか!これは弱点保険!?

 

ワタル「気づいたかな?わざわざホウエンに行って貰って来たんだよ。あれは大変だったね。」

 

グリーン「くっ、全くもって考えて無かった……仕方ない、フーディン!」

 

先程チルタリスを一方的に倒したフーディンだが、カイリュー相手にそうはいかない。

 

ワタル「フーディンはここで退場かな?カイリュー、神速!」

 

グリーン「なんとか当ててくれ!フーディン、電磁波!」

 

だが俺がそう言い終わると同時にフーディンは倒れた。

 

実況『カイリューの快進撃によりグリーン選手、一気に差が縮められているぞっ!』

 

グリーン「スピード相手にはスピードで!出てこい、ピジョット!」

 

漸く俺の一番の相棒の登場だ。

 

グリーン「ピジョット、カイリューからなるべく高速で距離を取れ!隙が出来たらブレイブバードで突っ込め!」

 

ワタル「無駄だね!カイリュー、神速!」

 

ピジョットはカイリューから逃げ回るも、素早さの上がったうえでの神速相手には流石に厳しく、あっという間に追い付かれそうになる。

 

グリーン「(仕方ない!)ピジョット、旋回してブレイブバード!」

 

流石は俺の相棒と言おうか、ピジョットはブレイブバードで突っ込んだ結果、カイリューの尻尾と右腕にダメージを与えた。

 

ワタル「意外としぶといね。なら僕の大好きな技で決めてあげよう!カイリュー、破壊光線!」

 

噂では人に向けて発射することもあるという破壊光線がピジョットに直撃した。弱点保険の効果により特攻も上がっているため、ピジョットにはとても耐えられなかった。

 

審判「ピ、ピジョット戦闘不能、カイリューの勝ちぃ!ひぃぃっ!」

 

どうやら破壊光線の余波が審判を襲ったようだ。マジで怖いぞこれ。

 

ワタル「さて、やっと君に追い付いたね!早くラストのポケモンを僕にも見せてくれないかな?」

 

ラストは2番目の相棒。勿論、

 

グリーン「頼んだ、カメックス!」

 

ワタル「カメックスか、じゃあ君は旅の初めにゼニガメを選んだんだね。」

 

グリーン「ごちゃごちゃうるせぇ……カメックス、いけるか!?」

 

カメックスはいつでもこいと言わんばかりに頷く。それを見て俺はそっとネックレスを外に出す。

こいつは今まで何も反応してくれなかった。でも今はこいつに頼らない限り、目の前の化け物に太刀打ち出来ない。それにこのバトルの先にあいつが待っている、憎たらしい程の強さを持ったあいつが!

だからこんなところで、たかが自分のエースポケモンに勝負を任せっきりにしちまうような奴に、負けるわけにはいかない。俺が勝つよと言ってくれたリーフの期待にだって絶対に応えてやる!

 

だからそこを退け、カントー最強!!

 

グリーン「カメックス、メガシンカァ!」

 

するとそこには今まで無かった感触と光があり、カメックスは光に包まれメガシンカを遂げた。そこにはまるで大砲を積んだような姿になったカメックスがいた。

 

ワタル「……まだこんなものを隠し持っていたとはね。」

 

グリーン「メガ……カメックス!いくぞ、龍の波動!」

 

メガカメックスの大砲から凄まじい衝撃波が放たれるが、カイリューはそれをあっさり避けた。

 

ワタル「(あんなのに当たったらひとたまりも無い!)カイリュー、背後からドラゴンダイブ!」

 

グリーン「不味い!耐えてくれ!」

 

メガカメックスにはカイリューのスピードになど反応出来ないが、背中は硬い甲羅に覆われている。そんなものにカイリューは尻尾を振り落としたのだ。

 

ワタル「カイリューどうした!?」

 

グリーン「そうか、さっきピジョットが尻尾を攻撃して……その上でカメックスの甲羅なんかに攻撃したから!」

 

ワタル「ドラゴンダイブは使えないか、ならばこれで終わらせよう!カイリュー、破壊光線!」

 

カイリューは先程ピジョットを一撃で沈めた殺戮ビーム砲を再び繰り出す。

 

グリーン「迎え撃てカメックス、全力で龍の波動!」

 

タイプ不一致で元々高くは無い特攻が上がっただけの破壊光線か、それともタイプ不一致でも弱点を突いていてかつ、特性メガランチャーにより強化された龍の波動を特攻の高いメガカメックスが撃ったのでは、どちらが勝つか。答えは明確だった。

 

審判「カイリュー戦闘不能、カメックスの勝ち!よって勝者、マサラタウンのグリーン選手!」

 

実況『なんとグリーン選手のカメックス、リーフ選手のフシギバナのように姿を変え、カイリューを倒した!』

 

グリーン「やったなカメック……ス?」

 

そこにはバトルを終えても龍の波動をワタルの方へ撃ち続けるカメックスがいた。

 

ワタル「う、うわあぁぁぁっっ!?」

 

ワタルのいた場所にハイドロカノンが直撃した。

 

グリーン「もうやめろカメックス!もうバトルは終わった!」

 

しかしその言葉に反応したのか、我を忘れて暴走するメガカメックスは相手がグリーンだと認識することなく悪の波動を発射した。

俺はせっかくこいつと通じ合えたと思ったのに。そう思いながら俺は目を閉じた。

 

???「ピカチュウ、カメックスにボルテッカー!!」

 

俺は悪の波動を受けなかった。俺の左側5メートルくらい離れたところに向かって軌道が逸れていた。その向こうにはメガシンカを解き、痺れた状態でカメックスが倒れていた。

 

グリーン「……カメックス!」

 

カメックスに近づきすぐにボールに戻した。そしておれは後ろにいた少年とポケモンの存在に漸く気づいた。

 

グリーン「お前がカメックスを突き飛ばしたのか!」

 

レッド「せっかく勝ったっつうのに無茶しやがって。」

 

グリーン「カメックスはもう限界だったんだぞ!?なのに横からボルテッカーで突っ込みやがって!」

 

するとレッドは一歩下がる。

 

レッド「ああ、それは済まねぇ。一応電撃は電磁波程度の物に弱めておいたし、何よりお前にカメックスの攻撃を当てないようにすることが優先だったから……」

 

グリーン「チッ……」

 

俺は立ち上がった。

 

グリーン「今回は例を言っとくが、次は俺とお前の戦いだ。情けなんてかけんじゃねぇぞ!」

 

レッド「おい……素直じゃねぇな、相変わらずめんどくさい。」

 

俺は素直にあいつに感謝出来ないまま、フィールドから立ち去った。




グリーンをもう少し沢山出しておけばよかったなと少し後悔してます……。(カロスに留学したってこと以外のほとんどが後付けみたいになってしまったので)
あとワタルも結構キャラ崩壊してます。ワタルファンの皆さん、すみません。
ワタルの当時のゲーム中の手持ちがあまりにカイリュー系統に偏っていたので勝手ながらホウエンのドラゴンを追加しました。(キングドラはカスミと被るので除外)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。