御影悠の日常彩る化学式   作:月宮如月

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ほのぼのとしたものを書くつもりがなんか違くないか?と最近思ってきた。
タグを変えるか追加するべきか……。


第4話

 

 

さてさて、特に何事もなく入学してから三日目、今日から授業と部活見学が始まる。

授業といっても最初だから先生の自己紹介や雑談で終わったから授業のようなことはしていないが。そして今日も榊で遊ぶ。

 

「なぁ、榊」

「ん、なんだよ」

 

昼休み中、榊と昼食を取りつつ話しかけた。ちなみに俺は自作弁当、榊は購買部で買ったパンだ。

ここの購買はパンの種類が豊富だそうで季節ものや珍しいパンがよく入荷されるそうだ。ただし競争率が高く、昼休みに出遅れるとハズレを引くことになる。榊は今回出遅れたそうでハズレ商品を仕方なく買ってしまったようだ。

そのパンが……

 

「何それ? 食パ○マンにハバネロを練りこんだただ一つのパンって」

「そんなの俺がききたいよ……」

 

そう榊が買ったのは食パン○ンという名のただの食パン。顔の絵柄を焼き目で表現している。

そしてもう一つがハバネロをパン生地に練りこんでさらにパンの中には生のハバネロが入っているというハバネロパン。超激辛パウダーをふんだんに使用しました!って書いてあり真っ赤な粉がこれでもかというくらいかかっている。凄まじいチョイスだ。

 

「食べ物までネタにはしる必要はないぞ」

「ネタじゃねえよ!」

「えっ? じゃあ好きでかったのか。 お前そこまで刺激に飢えてるの? そんな明らかに危険物みたいな激辛パンなんて買って。 あれですか、マゾなんですね? なんなら毒吐いて精神的な快楽をプレゼントしようか?」

「そこまで言うか!? この学校の購買部は競争率が異常でこれしか余ってなかったんだよ! それに俺はマゾじゃねえ!」

「あぁ知ってる知ってる。 ここの購買は早く出ないとうまい商品は直ぐになくなるからな。 当たり商品とハズレ商品の差が激しいからまさに天国か地獄だな」

「知ってるならなんで教えてくれなかったんだよ!」

 

なんで? そりゃ決まってるじゃないか。

 

「榊がハズレ商品を苦痛の顔を浮かべながら食べる姿を見たいから」

「ふざけるなー!!!」

 

ちなみに榊が購買に行く前にわざと引き留めて出遅れるようにした。

そんなこんなで、いただきます。

 

「なぁ御影。お前の弁当もしかして結城さんの手作りか?」

「いや、俺の手作りだが。 といっても昨日の残り物と冷凍食品半々だが」

 

俺が弁当を開けると榊がもの珍しそうに見てきた。

 

「マジか、でも自分で用意するなんてすげぇな」

「こんなもの慣れだ」

「なぁこのハバネロパンとお前のおかずを半分交換してくれねぇか?」

「いやだ」

「ですよね~」

 

だれが好き好んでそんなもの食うか。確実に味覚が破壊されるぞ。

 

「で、おまえその食パンはともかくハバネロパンは食うのか?」

 

俺は自分の弁当を食べ始める。 うん、今日もうまくできているな。

 

「いや、買ったんだから食べないと……。 それに食わないと午後もたないし」

「だがそのパン、取扱い注意なんて物騒な文字が書いてるぞ」

「あぁわかってる。 だが、それでも食べ物を粗末にすることは俺にはできない!」

 

そう言い、パンのふくろを開けて大きく齧り付いた。

 

「…… っ!!!」

「どうだ? 榊」

「辛ぁっ! ていうか痛い!! なんだよこれ、食べ物じゃねえよ!! もはや兵器だよ!! ヤバい舌が、喉や口の中が凄い痛い!」

 

榊は顔を真っ赤にして凄い汗が噴き出ている。一口食べただけでこれとはまさに兵器だな。

ペットボトルのお茶を半分以上飲み干して少しは落ち着いたようだ。

 

「はぁはぁ……。 なんだよこのパン食い物じゃねえよ。 捨ててこようかな……」

「何言ってるんだ? さっき、食べ物を粗末にすることは俺にはできない!って言ったよな」

「ぐっ……。 だがこれは最早食い物じゃねえよ」

「いいわけか? みっともない。 男に二言はない、そうだろ? さぁ見せてみろ! お前が真の男ならその程度の苦難乗り越えることは容易いだろ!!」

「チクショー!! やってやらぁー!!!」

 

榊は自棄になりパンを一気に口に入れてみごとに完食。そして気絶した。俺はその姿に大爆笑し、一部始終を見ていたクラスの連中に白い目で見られた。

 

 

 

 

いやぁ~楽しかったな。

榊が気絶して笑いが収まった後、とりあえず榊は保健室に放り込んでおいた。保健室に運んだあとは再び授業。

 

そして放課後

 

「よし、帰るか」

「駄目だよ悠君。部活見学に行くんでしょ」

「いや、やっぱりめんどい……」

 

帰ろうとしたところをカナに止められた。

そういえば今日からだったな部活見学。カナが忘れていてくれたらそのまま帰ったのに。

 

「それよりカナって科学とか好きだったっけ?」

「ん~とね、勉強の方は好きじゃないけど実験とかは結構好きだよ。それに葉月お姉ちゃんの部活って面白そうだし」

「悠~ちゃんと部活に見学しに行けよ。私もあとで顔だすから」

「ほら、葉月お姉ちゃんも言ってるしいこうよ」

 

仕方なく荷物をまとめてカナと共に科学部に向かった。

榊? そういえばあいつ戻ってこなかったけど、どうなったんだ?

 

 




なぜだろか悠のキャラがおかしい方向に……。
これもすべて榊のせいだな。
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