トッキュウ・オンライン、トッキュウ6号VRMMOに行く、ここか…………俺の死に場所は! 作:ライダーファイト(ただいま療養中)
12月2日 午前3時トールパーナという街の宿屋で俺は目を覚ました
「・・・・・・・・行くか」
目が完全に覚めた俺はウィンドウを開き、強化させたブロンズソード+3とトールパーナで買った防御力がそこそこある皮製のジャケットを着る
武器の装備と防具の装備を終えた俺は、宿屋の金を払い街に出る。
「今日はボスの攻略会議があるんだったな、その最後に狩りに出るか」
ウィンドウからハーモニカを出現させ、いつも通り俺のレクイエムを吹きながら、モンスターを倒しに向かう。
そう言えば何で俺がキリトと行動を共にしてないか、一応言っとかないとな
あのホルンカの村でのキリトの悲しみの後、俺はキリトにこのSAOでの生き方をよく教えてもらい俺達には耐久値があって、食事をしなければ大変なことになるなど色々なことを教えてもらった。
トールパーナの街に行くまではキリトと共に行動していた、街へと行く途中で戦闘になり武器を投げ捨て戦ったらまたキリトに思いっきり突っ込まれた。
そしてトールパーナに到着する最後の街で俺はキリトと別行動を決めた。
何やらキリトは寂しそうな顔をしていたあの顔は忘れることない、まあそうだろうなこのデスゲームをあの歳で戦場を駆け抜けたんだ。
不安だらけなんだ、近くに誰かいるだけでも気が休まるものだ
キリトは俺から背を向けたが、俺は去る前にキリトに言葉を言う
「キリト!」
「!」
俺の大声を聞くと、キリトはビクッとしながらも俺の方を向いてきた
「キリト、絶対に死ぬな!生きるんだ!・・・・・・お前の死に場所は、ここじゃないからな!」
それを聞くとキリトは笑いながら返した。
「また死に場所かよ、そろそろ、それやめたらどうだ?アキラ・・・・・・・・・お前も俺が知らないうちに死なないでくれよ!」
キリトの返答に俺は小さく手を振り、キリトは笑いながら先へと進むために走り出した。
これが俺とキリトととの別れとなり、俺は今一人のこの状況だ
「はあぁぁっ!」
『ビビビッ!?』
今俺は虫型の蜂モンスターを見つけ戦闘を開始した
蜂に蹴りを入れ、次に拳を入れる
「たあぁぁぁっ!」
『ブブブッ!』
最後にブロンズソードを鞘から引き抜き、ソードスキルを発動する体勢を取る。
「おりぃやあぁっ!」
『ギイイーーーーー!!!?』
俺にとって一番使いやすい片手剣のソードスキル・ヴォーパル・ストライクを放つ
見事にヴォーパル・ストライクは命中し、蜂のモンスターをガラスの破片に変えた。
「ふぅ~~~」
息を吐きながらブロンズソードを上に投げキャッチし、素早く鞘に入れる
「・・・・・こんなところか」
ウィンドウを開いて素材とコルを確認して、俺はトールパーナに戻る。
と、その時
「キャアァァァーーーーー!!?!?」
森に今度はまた十代と呼べる少女の悲鳴が聞こえた。
悲鳴が聞こえた距離はかなり近いため、俺は歩きながら悲鳴の場所へ向かう。
その場所へ向かうと武器を持たず体にボロボロの鎧を纏い二足歩行をしている獣のモンスターと、それに殺されようとしている俺と同じ片手剣を持った赤い髪の女だ
俺は鞘からブロンズソードを引き抜き、モンスターに向かって投げる
『グッギャ!』
ブロンズソードは当たり、少しモンスターを後退させたがすぐに少女を殺そうとするが、そうはさせずモンスターにジャンプパンチを喰らわせる。
『グギィヤァ!?』
「オオオオオオオ!ラアッ!ハアッ!おりぃやあぁぁ!!」
拳と蹴りを与え、俺は少女の方に振り向き声を掛ける
「おい大丈夫か?」
すると少女は気を取り戻したのか、「は、はひっ!?」と元気な声を上げた。
俺は少女に言う
「さっさと体勢整えろ!こいつをお前に向かわせる。向かってきたらソードスキルで倒せ!」
「わ、分かりました!!!」
「グガアァァァァ!!!!」
モンスターは俺に攻撃を仕掛けてきたが、俺はその全ての打撃攻撃を避け、最後の攻撃を脇を通り抜けるように避けて背中を蹴り飛ばし、少女の方へ向かわせる。
モンスターは少女の方に向かって攻撃に入ろうとするが、それより早く既に少女はソードスキルの体勢に入っていた。
「はぁぁぁぁぁぁ、えい!」
ソードスキル、スラントで少女は向かってきたモンスターを倒した。
(どうやら、運良く俺の攻撃が効いていてスラントでも倒せるぐらいのHPだったようだな)
俺は少女に「これからは気を付けるんだな」と言って、さっさとトールパーナに戻ろうと背を向けたが、少女か大きな声を出した。
「あの助けてくれてありがとうございます!私ヒナって言います!」
「あなたの名前は!?」
少女の問いに、何故か俺はキリトに答えたようにせず、こう言った。
「人知れず戦い人知れず消える・・・・・・・それが俺だ」
そう少女に言って俺はハーモニカを吹きながら
去っていく
途中俺はトールパーナに向かい全力で走り出す。
(早く行かなくては、もしかしたらボス攻略会議が終了しているかもしれん!)
アキラに助けられたプレイヤーのヒナという少女は、アキラの背中を見ていたがアキラがいなくなっていてもアキラが歩いていた、その前方をまだ見つめていた。
しかし、その見つめかたはまるでアキラを慕うか好意のような眼差しで見つめていた。
「このデスゲームでみんなが絶望していると思ったのに、誰よりも分かるあの人だけは絶対に絶望などしないあの表情、そして名前も告げずに去っていくなんて素敵!このソードアート・オンラインにあんな素敵な人がいたなんて!!」
このソードアート・オンラインで、どうやら虹野明はとんでもない目に合いそうな予感である・・・・・・・・
※
キリトside
よう俺はキリトだ。
このソードアート・オンラインがデスゲームになってから、およそ一ヶ月が経ち1500人のプレイヤーがこの世界から退場した。
だが、まだ誰も第一層を突破できていない、βテスターの俺でもボス部屋に辿り着けず、俺をリトルネペントの大群から救ってくれたアキラからも何も連絡はない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして今第一層ボス攻略会議が始まろうとする。
「はーい、それじゃあ始めさせて貰いまーす!」
俺達は攻略会議を始める場所に集まる。俺もかなり上の階段の石に座り、周りを見回しながらこの世界で俺の2番目の友人アキラを探す。
だけどアキラはいなかった
あいつの実力を見た俺だが、あいつは大抵の危険なら切り抜けられる実力を持っている。
(この第一層には、そんな危険なトラップはないと思うが)
俺はアキラがいないことに不安になりながら仕方ないと決め、この攻略会議を仕切る青髪の剣士に向く。
「俺の名前はディアベル、職業は・・・・・気持ち的に、ナイトやってます!」
青髪の剣士・ディアベルがそんな事を言うと、周りは笑い出すものやディアベルの言葉に突っ込むものも現れる。
ディアベルは笑うと、さっきの表情とは反対の真剣な表情となる。
「今日俺達のパーティーがあの最上階でボスの部屋を発見した!」
ディアベルの言葉に周りのプレイヤーは不安にざわつき始めた
周りのざわつきに、ディアベルは拳を強く握り宣言した。
「俺達はボスを倒し第二層に到達し、このデスゲームがいつかクリアーできる事を始まりの街にいるみんなに伝えなくちゃならない!」
そしてカッコ良く大きな声で言う。
「それが!この場所にいる俺達の義務なんだ!そうだろ?みんな!」
ディアベルの熱い言葉にプレイヤー達は頷き、拍手をするものや指笛を吹くものがいた。
俺もディアベルの言葉に笑いながら、心の中で強く感心する。
「・・・・それじゃあさっそくだけど、これから攻略会議を始めたいと思う」
しかしディアベルの次の言葉は、俺にとって最大の試練がやって来た。
「まずは6人のパーティーを組んでくれ」
「・・・・・・・えっ!?」
ディアベルがフロアボスの危険性を説明しながら、色んな奴らはパーティーを組み始めた。
(ま、まずい!?今ここにアキラはいない)
俺はめちゃくちゃ焦りながら周りを見渡すと、唯一俺と同じ石段に座りボロボロのフードを着込んだ、細剣持ちがいた
俺はそいつに近づき話し掛ける。
「あんたも、あぶれたのか?」
「別に、ただ他はお友達同士みたいだから遠慮しただけ」
フードはキツイ返答をしてくれた
(顔はよく分からないが、声からして女か?)
そんな事を考えていると、フードを着込んだフェンサーがパーティー申請ウィンドウにOKを押す。
(Asuna・・・・アスナ、これがこいつのプレイヤーネームか・・・・・・・・・・)
フェンサーをじっと見ると、ディアベルがボス攻略を説明しようとすると、誰かが口を挟んできた
「ちょおぉぉ、待ってんか!」
俺も含めて上を見上げると、トゲトゲした髪の毛の奴がディアベルの下まで降りてきた
「ワイはキバオウってもんや、ボスと戦う前に言わせてもらいたいことがある」
キバオウの言葉に目を細めて聞く
「こんなかに!今まで死んでいった1500人に詫び入れなあかん奴がおるはずや!!!」
キバオウはそう宣言して人指し指を俺達プレイヤーに向けた。キバオウの言葉に俺は顔を歪める。
「キバオウさん、君が言っている奴等とは元βテスターの人達のこと、かな?」
「そうや!β上がりどもはこのクソゲームが始まったその日にワイラを見捨てて消えよった!」
「奴等はうまい狩り場やボロいクエストを一人占めして、自分等だけポンポン強なってその後はずっと知らんぷりや!」
キバオウは俺達に目を向けると叫ぶ
「こんなかにもおるはずや!β上がりの奴等が、そいつらに土下座さして溜め込んだアイテムや金をはきだしてもらわな!」
「パーティーメンバーとして、命は預けられんし預かれん!」
キバオウの言葉に俺は苦しむ、俺はデスゲームが始まった日に、この世界で出会った最初の友人《クライン》を始まりの街へと置いてきた。
俺はその自分の行いに苦しみ後悔した・・・・・・・俺はその苦しみを無関係なアキラに話した。アキラは、それはしょうがないことだ、と言ってくれたがそれでも俺の周りには後悔の渦が巻いている。
俺はβテスターであることを名乗り出ようと思った、その時に
「何を言うかと思ったら、とんだ下らないことだな」
俺の命を心を救ってくれた恩人である。アキラの声が聞こえた
アキラの声が聞こえたら、いきなりハーモニカの音色が響く。
♪~♪~~~♪~♪~~~~~♪~
ハーモニカの音色が響くと、キバオウは叫びながら周辺を見回す
「誰や!、どこにおんねん!出てこいや!」
靴音も聞こえ、俺は後ろを振り向く
防御力がそこそこありそうな革製のジャケットを着用し、背中にはブロンズソードを掛けハーモニカを吹きながら攻略会議に現れた。
(やっぱり、聞いてると心が和む音色だな)
俺はアキラが来たことに喜びながらも、ハーモニカの音色を聴き続ける。
するとキバオウは、アキラを睨みながら怒鳴る
「何もんやお前は!?」
キバオウの怒鳴り声にアキラはハーモニカから口を離し普通に答える
「俺か?俺の名はアキラ・・・・・・・・・・・人知れず戦って消える・・・・・・男の名だ」
「なんやねんそれ!?」
キバオウの疑問の返答はもっともだと思う。
キリトside out
アキラside
トールパーナに着いた俺は時間を確認したが、まだ攻略会議には10分の時間があり、俺はそれまでに用事を済ますことに決めた。
(武器の強化を今のうちにやっておくか。金はこれぐらいなら2回は強化できるな)
NPCがやっている鍛冶屋へ行く前に雑貨屋に寄り、いらないアイテムを売り払い強化への金にする、一応キリトにはアイテムの見分けかたを教えてもらい、特に役に立たないものの見分けかたを教えてもらった。
雑貨屋の用を済まし、それで鍛冶屋に行きブロンズソードを強化させブロンズソードは+3から+5になった
強化されたブロンズソードを持ってみると、先程より重みが増したが難なく片手で持てるほどである。
鍛冶屋を出ていき時間を確認すると、すでに攻略会議が始まっている時間であった
(やばっ)
俺は軽く思って、攻略会議が始まっている場所まで走る
攻略会議の場所まで来ると、キバオウと名乗ったトゲトゲの髪型をした男が元βテスターであるキリト達に謝罪および賠償を命じた
確かにキバオウの言っている事は正しい、だがそれでもキバオウの言葉は許されない、βテスターのあいつらも俺とは違う人間なんだ
俺はゆっくりと攻略会議の場所まで向かい言う
「何を言うかと思ったら、とんだ下らないことだな」
俺の言葉にキバオウは周辺を見回している。俺はハーモニカを吹きながら、会議の場所に現れる。
「何もんやお前は!?」
俺は答える
「俺か?俺の名はアキラ・・・・・・・・・・・人知れず戦って消える・・・・・・男の名だ」
「なんやねんそれ!?」
キバオウの叫びを無視する。
「キバオウ、お前が言っている事は下らなすぎるぞ」
「何やと!?どこが下らないねん!奴等βテスターのせいで1500人も死んだんやぞ!!!」
「確かにこの第一層で1500人もプレイヤー達が死んだ。だがお前等一般プレイヤー達が知らない情報を1つだけ知っている。それを教えてやる」
俺がそう言うと周りの連中はゴクリと唾を飲み込む、周りを見るとキリトを見つけたが、今は気にせずキバオウに言う。
「このSAOでは俺達一般プレイヤー400人死んで後の1100人はお前が嫌うβテスターだ!」
「「「「「!!?」」」」」
「何やと!?」
「それでもお前はβテスター達に要求するのか?」
「うっ、そ、それは」
口をもごもごさせるキバオウに俺はさらに言い続ける。
「それでもお前が納得出来ないようなら、こうも言う。もしβテスターが大量の金やレアアイテムを持っていて渡す、お前はそれをどうするんだ?」
「そんなもん、ワイの勝手やろが!」
そんなキバオウに俺は鼻で笑う。
「フッ・・・・・・そんな事をすれば現実に帰りたいそいつ等のための攻略が1日ずつ減っていくだけだ、それにお前からは覚悟が見られないな」
「覚悟、やと?」
「そうだ・・・・・・ここにいるお前等は何の覚悟を持っているんだ?この世界で生きていく覚悟・現実世界に戻りたい覚悟・戦う覚悟・・・・お前等は何の覚悟を持っているんだ?俺の覚悟はこのSAOを死に場所と決めた覚悟だ!!!」
「ここは死と隣り合わせだ!なら、最後まで諦めるな抗い続けろ!生を見失うな!死と隣り合わせでも全力で戦いに挑め!そしてイマジネーションしろ俺達は生きれる!戦える!これが全力だ!」
「どんなことでも、この世界でも自分や他人を救うのは大量の金やレアアイテム何かじゃない!自分自身の力だ!そして道を開くのも俺達の力だ!!!!!」
「「「「「!!!!?」」」」」
俺の発言に攻略会議の場は静まり数分経つと、いきなりがたいの良い黒すぎる大男が手を上げた
「発言良いか?」
大男はキバオウの前まで来ると自己紹介をする。キバオウはちょっとだけ後ろに下がった。
「俺の名前はエギルだ。キバオウさん、あんたもこのガイドブックあんたも貰っただろ?道具屋で無料配布してるからな」
「もろたで、それがなんや!」
エギルとキバオウの言葉に俺は驚く
(何だと!?俺は鼠のアルゴに500コル支払わされたぞ!)
鼠のアルゴ、キリトに紹介された情報を取り扱う元βテスターだ。情報料は高いがその料金分に適した情報であることは確かだ
俺は心の中で少しだけアルゴを恨むが、エギルの話はしっかりと聞く。
「配布したのは元βテスター達だ」
「グッ・・・・・・」
エギルの言葉に周りは「えっ!?」や「マジかよ?」などの驚きの声が上がり、キバオウは口元を歪める。
「良いか!情報は誰にでも手に入れられたんだ。なのに、沢山のプレイヤーが死んだ、その失敗を踏まえて俺達はどうボスに挑むべきなのかそれがこの場で論議されると、俺は思っていたんだがな?」
そう言ってエギルはキバオウを見る、キバオウは首を振り石段に座る。
「フンッ!あんさんらの言いたいことは分かる!それでもワイはβどもは許せへん!覚えとき!」と言って
エギルも静かにキバオウの隣に座る。
「じゃあ再開して良いかな?・・・・ボスの情報だが、先程例のガイドブックの最新版が配布された!」
俺以外のプレイヤー達は感心の声を出し、青髪の(名前知らん)男は最新版のガイドブックを開く。
「ボスの名前はイルファング・ザ・コボルド・ロード!とルイン・コボルド・センチネルという取り巻きがいる」
青髪の男は続けて喋る。
「ボスの武器は斧とバックラー、四段あるHPバーが赤くなると曲刀のタルワールに変え攻撃パターンも変わるということだ」
青髪がガイドブックを読み終えると、奴等は様々な声を上げる
青髪はガイドブックを閉じる。
「攻略会議は以上!最後にアイテム分配は金は全員で自動均等割り、経験値はモンスターを倒したパーティーのものアイテムはゲットした者にする。異存はないかな?」
俺以外の全員も納得する。
「よし!明日の朝10時に出発する。では解散!!」
青髪の大声に石段に立ち上がり移動する奴やその場で集まり話し合うものが出る。俺もここに用はないため背を向け移動しようとすると聞き覚えのある声に掛けられた。
「アキラーーー!!!!!」
俺は立ち止まり振り向くと、キリトが走りながら俺の下まで来た
来たそうそうキリトは俺にお礼を言った
俺は何故礼を言われたのかが分からず聞くのだが
「アキラ、ありがとな」
「何故礼を言う?」
「いや、だって助けてくれたんだろ俺達βテスターを?」
「別に助けた訳じゃない・・・・・ただキバオウの言い草が気に入らなかっただけだ。βテスターだって人間だ、デスゲームの宣言なんてされたら、まずは自分の命を考えるのが普通だそれが分かっていないキバオウはただのバカだ」
「それでも俺はアキラの言葉が嬉しかった。もう一度言うありがとな」
「・・・・・それで俺に何か用か?用があるから俺の所に来たんじゃないのか?」
言うとキリトは慌てるように、俺に話をする。
「ああ、そうだ!アキラ俺達のパーティーに入ってくれないか?暫定パーティーだけど人数は多い方が良いから」
キリトに俺は了承する。
「分かった良いだろう、俺もまたパーティーを組もう」
その言葉にキリトは笑いながら、俺にパーティー申請ウィンドウを送る。
俺はOKボタンを押して、キリトのパーティーに入るがキリトの名前の他にもう1人別の名前があった。これはアスナって読むのか?
もう1人の名前に俺はキリトに聞く
「おいキリト、パーティーメンバーに別の奴の名前があるが、そいつはどこにいるんだ?」
「ああ、フードを纏った奴なんだけど・・・・あれ?何処にいるんだ?・・・・・・あんなとこにいたアイツだ」
キリトの指を差した方向を見ると、茶色いボロボロのフードを纏い腰に細剣を掛けた奴が歩いていた。
「アイツか・・・・・・」
フードの奴をじっと見て、見るのを止めたらキリトが声を出す。
「それじゃあ俺達もトールパーナの商店街に戻ろうアキラ!」
「ああ、そうだな・・・・!」
俺はキリトの言葉に従い共に攻略会議をやった中央広場から、店が並びまくる商店街に戻ろうとするが何者かの視線を感じ振り向く。
「どうかしたのかアキラ?」
キリトは首を傾げながら聞いてくるが、俺は普通に返す。
「いや、何でもない」
(何だったんだ・・・・今の視線は?)
俺は視線を気にせず商店街に戻る。
※
俺はトールパーナの商店街に戻りキリトと共に飯を食いながら、ここを回り知らないことをまた教えてくれた
トールパーナは夜となり、街に炎の明かりが点く。
青髪とキバオウが腕を組み飲み物を飲んでいるところ他の奴も飲み物を持っていたり食べ物を持っていたりしている、俺はただ何の目的も無しに歩いていると声を掛けられた
「おいお前さん。ちょっと待てよ」
俺は止まり振り向くとβテスターの弁護をしていた。がたいの良い男
確か名前は・・・・・・
「エギルだったか?」
「ほお、まさか名前を覚えてくれるとはな」
「まあな、あのキバオウって奴にβテスターの努力を教えていたからな」
俺がそう言うと、エギルという奴はニヤっと笑い俺にこう言った
「それだったらお前さんは熱い名演説だったぜ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
もうエギルの言葉を無視して去ろうとするが、エギルは俺の肩を掴んで話しかけてくる。
「おい待てよ、お前さん中々見所があるな・・・・・どうだ?良かったら俺とフレンド登録でもしないか?」
・・・・・・・・・・・・別に断る理由はないな
「分かった」
エギルはウィンドウを開き、フレンド登録の申請を送ってきた
OKボタンを押してエギルとのフレンド登録を完了させる
「お前アキラって言うのか。これからよろしくな、ところでお前さん途中で来たみたいだがパーティーは組んだのか?組んでないのなら俺達のパーティーに入るか?」
「大丈夫だ。暫定だがある奴とパーティーを組んだ」
「そうか、まあ明日はお互い頑張ろうぜ」
「・・・・・・・・・・・・・・ああ」
エギルとの会話を終わらせ、キリトとフードを纏った奴と一緒に黒いパンを食べていた。
あのパンはこの第一層では安い上に旨いパンである。主に金が少ないときには助かる食べ物だ
するとキリトは後ろポケットから小瓶を取り出す。ふたに触ると指先に光、キリトは躊躇わずそれをパンに塗った。小瓶は消えてその代わりパンにはクリームが付いた。
クリームが付いたパンを一口食べると、フードの奴はそのままガツガツと食べた
俺は近付いていくと二人の話し声が耳に入った。
「この世界から出るためか?」
「私が私でいるため、最初の宿屋でとじ込もってゆっくり腐っていくくらいなら、最後の瞬間まで自分のままでいたい」
「例え怪物に負けて死んでも、この世界には負けたくない!」
フードの奴の言葉はものすごい覚悟があるが、自分自身をいつか死へと導きそうだな・・・・・・・・・・・
「パーティーメンバーには死なれてほしくないな、せめて明日は止めてくれ」
「その通りだ」
「ッ!?」
「アキラ!?」
俺が声を掛けると、二人は驚くように顔を向けた
「・・・・・・・・この人は?」
フードの奴はキリトに俺のことを聞く
「ああ、こいつの名はアキラ俺の友人だ」
「アキラだ。途中でお前達のパーティーに入らせてもらった」
「そう・・・・・・よろしく」
どうにも愛想がないな・・・・・・俺もそんな感じだが
「お前の死に場所はここじゃない、むしろここが俺の死に場所だ!」
「死に場所って何それ?」
「はぁ~・・・・アキラお前まだそんなこと言ってんのか?」
俺は握り拳を作り夜空に掲げ強く宣言する
「第一層のボス攻略・・・・・・俺の死に場所はそこだ!」
「だから止めろ!そしていい加減武器を投げる戦い方も止めろ!」
「何なのこの人?大丈夫?」
俺の宣言にキリトは突っ込み、フードの奴は冷たい視線を浴びせるが、俺は気にせずハーモニカを吹く。
♪~♪~~~♪~♪~~♪
「人の話聞けーーー!!!!!」
ディアベルを死なせようか死なせまいか悩んでいます?本当にどうしよう?
・・・・・・プログレッシブにすれば良かったかな?と悩む私
次回
「アキラ・・・・俺に力を貸してくれ!」
「私も一緒に戦うわ」
「俺が言うことはたった1つだ。勝とうぜ!」
「どうやら情報通りみたいやな」
「トッキュウチェンジ!」
第5駅 ボス攻略戦
死者が出ないようご注意下さい!