バカと剣士と召喚獣   作:sun陽

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第2話

  side 要

 

 「ほう、これがAクラスの教室か。どこのホテルのVIP室だよ。まぁ俺には関係ないがな。」

 

 今、俺はAクラスの教室の前に立っている。いやぁ、しっかしほんと豪華な教室ですわ。いったいいくらくらいかかっとるんかね。気になるわー。おっと、教室から誰かが出てきたな。

 

「………要?」

 

「ん?優子?」

 

教室から出てきたのは、幼なじみの優子だった。

 

 

 

  side 優子

 

 アタシの視点は初めてか(←メタい)。はじめまして、木下 優子です。今までクラスでずっと勉強してたから、気分転換に外に出ようとしたときだった。そこにはアタシの幼なじみ、刀条 要がAクラスの前に突っ立っていた。アタシは思わず、声をあげてしまった。

 

「………要?」

 

 

  side 要

 

「優子ってAクラスだったのか?ってお前はこの学園では優等生でとおってたもんな。」

 

「ええ、そうよ。まあ、最後の一言は余計だけどね。」

 

 ええっと、今は優子と話しているところです。

 

「で、要。いつまでそこに突っ立っているつもりよ。あんた頭よかったから、Aクラスでしょ。早く入りなさいよ。」

 

どうやら彼女は俺がAクラスだと勘違いしたらしい。まあ幼なじみだし、俺の成績を知っているからか。

 

「そうはいってもな……。俺FクラスだからAクラスではないんだか。」

 

「………え?アタシの聞き間違いかしら。今Fクラスって言う風に聞こえたんだけど。」

 

「いやいや、聞き間違いじゃないぞ。だって俺途中でめんどくさくなって寝たから。」

 

「はぁ!?あんたばっかじゃないの?あんな大切な振り分け試験をめんどくさいからって寝るなんて、あり得ない!」

 

「いやだって、本当にめんどくさかったんだもん。」

 

「もんって何よ、もんって。はぁぁ……。「ため息ついたら幸せ逃げんぞ。」うっさいわよ!!はぁ。まぁいいわ。気分転換はあんたと話しててすんだし。」

 

……ん?

 

「お前今気分転換って行ったよな。」

 

「ええ、そうよ。」

 

「はぁ。あんま根詰めすぎんなよ。いつかぶっ倒れちまう。」

 

(ボンッ(////) )「わ、わかってるわよ。」

 

「本当か?ってやべぇ!?遅刻しちまう。急がなきゃ。ッてなわけで、またな。」

 

急げ、急げ、急がなきゃ、新学期そうそう遅刻が付くなんて嫌だぞ!?

 

side 優子

 

「あぁ待ってよ……。はぁ、もういっちゃった……。」

 

 まだ話していないことがあるのに……。あと、不意打ちは卑怯よ。(////)

 

「あれ、優子、どうしたの?」

 

今アタシに話しかけてきた女の子は工藤 愛子。緑色のショートヘアーのボーイッシュな僕っ娘だ。

 

「ううん、何でもない。只、教室の入り口に要がいただけよ。」

 

「そうなの!?何でボクに教えてくれなかったの?ボクだって久々に話したかったのに……。」

 

「アタシだって愛子のこと教えようとしたわよ。だけどアイツ、遅刻するっていって行っちゃったんだもの。」

 

「はあぁ、そうか。それなら仕方ないか。また次の機会にしよ。」

 

今の会話から分かる通り、愛子は要に惚れている。何でも親の転勤で自分も引っ越すときに、ずっと繋がっているぞ的な事を言われ、不覚にも惚れてしまったんだとか。まあ、アイツは顔がいいし、そういうくさい台詞も似合っているが。

 

「ふふっ。要くん覚えてくれているかな?」

 

 ……。要、できるだけ早く来なさいよ。

 

 

 

  side 要

 

 何か優子に言われた気が……。さて、今、俺は廊下を大爆走しております。ん?廊下は走るなって?フフフ、世の中にはこういう便利な言葉があるんですよ。犯罪はばれなきゃ問題ないってね。というわけで、俺は桜一刀流の技である花足、いわゆる縮地を使って、人間が出せる速度を大きく上回って走っております。っと危ない危ない。あまりにもボロすぎて目を背けて、走り去ってしまうところだった。いやぁ、それにしてもひどい。パッと見ただけでも、冷暖房の設備は無し、ちゃぶ台に座布団なのだが、足の折れているちゃぶ台があったり、窓が割れっぱなしだったり。Aクラスと比べると雲泥の差である。Aクラスの設備はこの教室の修繕費とかから出てるんじゃないのか?と疑いたくなってしまう。あぁ、今だったら普通の教室がいかに天国か分かる気がする。

 

 さて、現実逃避はこれくらいにして、姿勢よし、着装よし。教室に入りますかね。

 

「ちょっと遅れました。スミマセン。」

 

「さっさと座れ!このウジ虫野郎!!」

 

「「「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺」」」

 

教室に入ると、俺は何故か教壇に立っていた赤いゴリラに罵倒され、クラスメイトから殺意と憎悪のこもった目を向けられた。




あぁ、愛子と優子の口調が難しい。個人的に好きなキャラなんですけどね。感じが出てたらいいなぁ。
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