side 要
全メソポタミアを支配したバビロン第1王朝の王である、「正義の王」ハンムラビ王はハンムラビ法典にこう記した。
「目には目を、歯には歯を。」
俺はこの法典に乗っ取って、殺意に対し、竹刀袋に入れてある居合用の日本刀を抜きながら、殺意をぶつけてこう言った。
「ああん?何だと我ェ、首撥ね飛ばしたろか、ああん?」
完全に言っていることがヤのつく自由業の人のそれである。また、俺は普段から鍛練用の日本刀を稽古で使う竹刀と一緒に入れて持ち歩いているので、これを見せながら、殺気をぶつけると、相手は土下座をして、
「「「す、すみませんでしたー!」」」(ブルブル)
こうなるわけである。さてと、静かになって落ち着いたところで、訳を聞きますか。
「んで、何でお前は俺に開口一番に罵倒したんだ?雄二。」
先ほど教壇に立ち、俺に罵倒を浴びせてきやがった赤ゴリラの名前は坂本 雄二。高一の頃に知り合い、その後、友人として関係が続いている。
「ああ、明久のバカと間違えてな。てか、何でお前がここにいる?お前の成績はAクラストップレベルだろうが。」
「振り分け試験が途中でめんどくさくなって寝たんだよ。そういうお前こそ、何でここにいる?お前だって成績はAクラス上位レベルだろうが。」
「俺は点数を調整してFクラスに入ったんだよ。試召戦争で最下位クラスの下克上、何てのも面白いだろう?」
「ほう、確かに面白そうだ。では試召戦争の時は本気をだそう。んで、何でお前らは俺に殺意を向けていたんだ?」
俺は顔に笑みを浮かべて(目は笑っていない)、殺意を向けてきたFクラスのクラスメイトに問いかける。
「う、羨ましいんだよ、畜生がっ!女子と、しかも美少女の木下さんと話ができるお前がなぁっ!」
彼らはそう言って、恨みのこもった目を向けてくる。そういうことをしなければ、もてるかもしれないのにな。」
「「「お前に言われても、嫌みにしか聞こえないんだよ、このイケメン野郎が!!」」」
「あり?口に出てた?」
「「「思いっきり。」」」
気を付けなければ、気を付けなければ。そんなことを考えていると、
「遅れちゃいました☆スミマセン☆」
「さっさと座れ!このウジ虫野郎が!!」
明久(バカ)がやって来た。
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吉井 明久。学園一のバカの称号である、観察処分者の持ち主。まあ、観察処分者の称号を得たのはある事情があるのだが、それはまた今度である。こいつとも高一からの友達である。
そう長々と明久について説明していると、
「って何で雄二が教壇に立っているの?」
「ああ、先生がまだいないから、代わりに立ってみた。」
などと、先生がいないことがわかればすぐに分かる、バカなことを尋ねていた。
「教壇に立っているってことは、雄二が代表?」
「ああ、だから、お前ら全員俺の兵隊(駒)な。」
しゃくだが、俺より雄二の方が悪知恵が働く。大人しく雄二の駒となって、作戦を成功させよう。
そうこうしていると、
「ええー、そこを退いてくれますかね?」
「はい。(ああ。)」
先生が入ってきた。
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「ええー、このクラスの担任の……。福原 信です。」
チョークさえ無いんかい。
「では、窓側の人から自己紹介してもらいましょうかね。」
ええー、めんどくせー。
「木下 秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。よろしく頼むぞい。」
「「「よろしくーヽ(・∀・)ノ」」」
「あ、あといい忘れておったが、わしは男じゃからな。」
「「「何だとー!Σ(゜Д゜)」」」
「でも女ではない、とはいっていない!」
「「「はっ、(゜ロ゜;、そうか。秀吉は第3の性別秀吉なんだ!」」」
「「「それだ!」」」
バカなことで騒がれているのは木下 秀吉、俺の幼なじみの優子の双子の弟だ。爺言葉が特徴の男の娘だ。
「ふい~。緊張したぞい。」
「お疲れ様。」
「おお、要か。ありがとうなのじゃ。それとおはようなのじゃ。」
「ああ、おはよう。」
「………土屋 康太。」
おっと秀吉と話していたら、間の人の自己紹介を聞き逃しちまった。今自己紹介したのは土屋 康太。こいつとも高一からの友達だな。普段からあまりしゃべらず、また、ムッツリーニと呼ばれる程のムッツリスケベだな。あと、カメラの腕がとてもいい。
「島田 美波です。趣味はアキを殴………縫いぐるみを集めることです。」
Fクラス唯一の女子の声の元は島田 美波。ドイツからの帰国子女で、日本語に不馴れだったときに明久に助けてもらい、その後、明久に惚れた。最初は照れ隠しの為に暴力を振るうことが多かったが、暴力を振れば嫌われるぞ、と教えてやると、すぐにやめた。今ではツンデレの普通の少女だ。
さてさて、これまで俺の友人達を紹介してきたが、俺の番になってしまった。めんどくさいので、ぱっぱと終わらせてしまうとしよう。
「刀条 要だ。「「「出たな、諸悪の権現のイケメンめ!」」」……うるさい。殺られたいか?(チャキッ)「「いえ、何でもありません!」」」……何でもないならなにも言うな。まあよろしく頼む。」
はあ~。だりぃ。
「吉井 明久です。気軽にダーリンと呼んでください☆」
……失礼。まだ吉井(バカ)の自己紹介が残っていた。ここは奴の要望に答えてやるとしよう。
そう心を決めると、俺は自信のできる限りの思いっきり下げずんだ目をバカに向け、
「ダ~リン♥」
と叫んでやった。
周りもどうやら奴の要望に答えてやったらしく、声を揃えて
「「「ダーリン!!」」」
と叫んでいた。明久(バカ)は顔を青くして座った。
ガラッ「し、失礼ハァ…ハァ…します…。」
ん?誰が入ってきたんだ?って姫路!?アイエエエエナンデ?
「あ、姫路さん。ちょうどよかった。自己紹介をしてください。」
「はい。姫路 瑞希です。よろしくお願いします。」
っと、クラスの誰かが手をあげたな。質問でもするのだろうか?
「はい。なんでこの教室にいるんですか?」
聞きようによっては失礼になるこの質問だが、このときばかりは、クラス全員の気持ちを代弁していた。即ち、何故学年トップレベルの彼女がこのクラスにいるのか?だ。
「えっと、熱を出して倒れてしまったんです。」
成る程。
「あー、俺も熱(の問題)が出て。」
「俺は妹が病気で。」
「何!?お前妹いるのか!?俺に紹介してくれ。」
「いや、それ以前にお前一人っ子だろう。」
「俺は彼女が寝かしてくれなくて。」
「「「者共、異端審問会じゃあ~!」」」
「う、うわぁー!ダレカタスケテー(泣)!さっきの嘘なのにぃー。」
「「「あ、なんだ、嘘なのか。」」」
成る程、バカばっかりだ。
「えー、皆さんお静かに。」
パンパン←教壇を先生が叩く音
ガラガラ←教壇が崩れる音
「「「………。」」」
「えー、取り替えてきますので、少しお待ちください。」
ん?姫路が咳き込んだな。ただでさえからだが弱いのに、この教室の環境は最悪だろう。
そんなことを考えていると、明久からお呼びがかかった。さて、行くとしますか。
side out
side 明久
教壇が崩れて砂ぼこりがまってしまった。振り分け試験の時でさえ、倒れてしまったのに、この設備は最悪だろう。そんなことを思い、先生が出ていった頃を見計らって、僕は雄二と要をつれて外に出た。
「んで、何のようだ、バカ久。」
「しょうもないことなら帰らせてもらうぞ。だるいんだから。」
二人がそんなことをいっているけど、真面目なことなんだ。姫路さんのためにも。そう思って、僕は声を出した。
「ねぇ、試召戦争をしない?」
「ほう。」 「ふうん。試召戦争、ねぇ。」
よかった。二人は食いついてくれたみたいだ。
side out
side 要
ふうん。明久が試召戦争を、ねぇ。まぁ十中八九姫路のためだろうけどねぇ。
「姫路のためか?」
「い、いや、違うよ。いい教室で勉強したいからだよ。」
「お前は教室とか関係ないだろうが………。まぁ俺も試召戦争を考えていたし、ちょうどいいな。」
「えっ。それってどうい「あっ先生が戻ってきた。教室にはいるぞ。」………。」
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「さて、最後は坂本君、お願いします。」
そう言われると、雄二は堂々と教壇の方に立ち、教室の隅々を見渡して、
「お前ら、Aクラスは大型ディスプレイにリクライニングシート、個人用冷暖房にノートパソコンらしいが、不満はないか?」
「「「大有りじゃぁ!!(#`皿´)」」」
「なら、試召戦争をしないか?」
試召戦争の引き金を引いた。
いやぁ、長くなってしまいました。
直すべきと頃があれば、どしどし教えてください。