side 要
「Fクラス森、いざ押して参る。」
「ふん、Fクラスの雑魚どもが。この私の敵ではない!」
「0点になった戦死者は補習!」
「嫌だ!!補習なんていきたくない!」
「助けてくれ~!お慈悲を~!」
「黙れ!補習した暁には趣味は勉強、尊敬する人物は二宮金次郎、といった模範的な生徒にしてやろう。」
「「「それは洗脳だ!!」」」
「問答無用!」
え~と、はい。今はDクラスとの試召戦争中です。外から色々な怒号が聞こえてきます。今俺が何をしているか、というと、別の教室で、姫路さんと共に数学の補充テストを受けています。どうしてこういう状況なのかは先程の屋上での作戦会議によります。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
約4時間程前………
「明久、ちゃんと宣戦布告してきたのか?」
「うん。してきたよ。今日の午後4時に開戦だって。」
「よし、じゃあ作戦を教えるぞ。」
「ちょっと待ってよ!僕たちの狙いはAクラス何でしょ。何でDクラスを攻めるの?直接Aクラスを叩きにいけばいいじゃん。」
「アホかお前は。何も考え無しにDクラスを攻める訳じゃないぞ。Fクラス全体に自身を持たせるために攻めるんだ。俺たち最下位クラスでも上位クラスに勝てるってね。」
「成る程………。」
本当にわかっとるんかね、このバカは。
「じゃあ作戦を言うぞ。まず、秀吉率いる第1前線部隊が出る。その間に明久は少しだけ補充テストを受けて、その後、島田と共に第2部隊を率いて、第1部隊の援軍に行け。」
「ねぇ。何で僕はテストを受けるの?」
「少しは自分の頭で考えろ。お前は姫路を介抱するために途中退室したから、無得点だろうが。」
「あ、そうだった。」
「ハァ~。話を続けるぞ。明久たちは出来るだけ粘れ。その後、俺らが援軍を率いて戦線に出る。下校する生徒たちで混雑してきたところで、点数補充を終えた姫路にDクラス代表を討ち取って貰う。」
「了解した。その間、俺は何をしていればいいんだ?」
「要にはずっと点数補充をして貰う。次の試召戦争に備えてな。」
「「「了解(しました)。」」」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
というわけで、俺は補充テストを受けているわけだ。ああ、それにしてもやっぱり数学は楽しいな。
ピンポンパンポーン
ん?
『船越先生、船越先生。体育館の裏で二年Fクラスの吉井 明久君が"男女の垣根を超えた”話があるそうです。至急体育館裏まで向かってあげてください。』
船越先生
性別:♀
年齢:45
婚期を逃し、独身のため、単位を盾にして、生徒にまで交際を迫ってくる女教師。
………。御愁傷様、明久。
俺は心のなかで明久に黙祷をした。
後に聞いたことだが、このとき、学園中に
少し時間を遡ります
side 明久
僕たちは第2部隊を率いて秀吉達第1部隊の援軍に向かっていた。っと、前線が見えてきた。
「おお、明久。援軍かの?」
秀吉が少し汗をかきながら頭をかしげて訊ねてきた。うん。可愛い。じゃなくて。
「秀吉。戦況は?」
「残っとるのはワシと後、2、3人くらいじゃ。ワシも残っている点数は少ないの。」
「うん。わかったよ。これから僕たちが出るから、秀吉たちは補充テストを受けてきて。」
「すまんのう。恩に着る。」
秀吉はそういって去っていった。さて、どうしようか。
「これからどうするの?隊長さん?」
美波がそう僕に聞いてくる。取り敢えずここは戦況を確認しよう。
『0点になった戦死者は補習!』
『鬼の補習なんて嫌だ~!』
『お慈悲を~!』
『補習をした暁には趣味は勉強、尊敬する人物は二宮金次郎、といった模範的な生徒にしてやろう。』
うん。ここは………
「総員退避で!!」
「隊長のあんたが弱腰でどうするのよ!」
「わー!ちゃんと戦うから殴ろうとしないでー!」
ふう。危ない危ない。殴られるところだった。
「じゃあ、取り敢えず「総員退避ね」えっ。」 「え?」
え?何で?
「あんたがそう言ったんでしょうが!」
ええ~。さっきの冗談だったのに。そんなバカなことを言っていると、横溝くんがやって来た。どうしたんだろう?
「代表からの伝令です。『逃げたらコロス』」
「総員突撃ぃー!」
雄二の事だ、本当に殺しにかかるだろう。
「Fクラス吉井明久、Dクラスの松島くんに勝負を申込みます。」
「承認します!」
床に魔方陣が浮かび上がり、そこから三頭身の学ランを着て木刀を持った召喚獣が出てきた。
現代文
Fクラス 吉井明久 86点
vs
Dクラス 松島隼人 114点
「はっ。Fクラスとだけあって装備も貧弱だな(笑)」
向こうが何を言っていようが無視を決め込む。
「だんまりか。まあいい。さっさと死ねやぁ!」
そう言って松島くんは剣を振りかぶって切りかかってくる。でもね、
「甘いよ!」
僕は召喚獣を横に動かして剣を避け、振り切った状態のせいですぐには動けない松島くんの召喚獣の首に突きをいれた。
Fクラス 吉井明久 86点
vs
Dクラス 松島隼人 0点
人体と同じで急所に攻撃を与えると、大ダメージを与えることができる。あまり点数が離れていなければ先程のように一撃死させることができるのだ。
僕の周りは僕がDクラスの生徒の召喚獣を一撃で倒したことで騒然としているけど、美波の方はどうかな?
『あっ、お姉さま~♥』
『げっ、美春』
『さあ、お姉さま。今なら保健室が空いています。ベットで美春と一緒になりましょう!』
『嫌よ!うちは普通に男が好きなの!』
『嘘です。お姉さまは美春と相思相愛のはずです!』
『違うわよ!ああもう、試験召喚獣召喚
サモン
!』
化学
Fクラス 島田美波 58点
vs
Dクラス 清水美春 85点
あれ?美波化学は60点以上あるって言ってたような………。さては、鯖を読んでいたな。
案の定、美波の召喚獣はやられてしまい、喉元にレイピアをつけられていた。
『補習はいやぁ!』
『補習ですか………。フフフフフフ。』
あれ?そっちは補習室じゃなくて保健室だったような………。
『さあお姉さま。保健室で美春と共に百合百合しましょう!』
ナッ、ナンダッテー!それは是非とも見てみたい!じゃなくて。
「今助太刀にいくよ。試験召喚獣召喚
サモン
」
「くっ。お姉さまと私の素晴らしい時間を邪魔するものは殺します!相手がお姉さまをたぶらかす最低最悪豚野郎ならばなおさらです!」
そういって清水さんは標的を僕に変えてきた。
………………。僕って清水さんにあんなに罵倒されるようなことしたっけな?(泣)
化学
Fクラス 吉井明久 62点
vs
Dクラス 清水美春 24点
さっきまで美波を相手していたからか、点数が減っていたので、すぐに倒せた。鉄人(西村先生のこと)に連れていかれるときに「美春は諦めません。お姉さま~」って言っていたが気にしない気にしない。大丈夫だよね?多分、おそらく、maybe ………。
それにしても最初かなりいたFクラスの生徒もだいぶ戦死してしまった。どうしようか………。
「おいっ。Dクラスの奴ら数学の船越女史を呼びに行ったぞ!」
「くっ。奴らさっさと決めにかかるつもりか!」
何!?どうすればいいんだ?
「仕方がない。須川くん。放送室に行って船越先生が来ないようにするんだ!」
「了解!」
ふう。これでどうにかなるかな?
ピンポンパンポーン
お?
『船越先生、船越先生。』
この声は須川くん!
『体育館の裏で二年Fクラスの吉井 明久君が"男女の垣根を超えた”話があるそうです。至急体育館裏まで向かってあげてください。』
ブチィ
「吉井隊長、どうしましたか?」
「す………、す………、す………、」
「す、何ですか?」
「す………、須川ああああぁぁぁぁぁぁぁあ!」
船越先生を違う場所に誘導するように言ったけど、僕の名前を使うなんて………………コロス。
「Fクラス 横溝、戦死!」
「Fクラス戸沢、のこり10点!」
そうこうしているうちにどんどん仲間が死んでいく………。おっ?
「吉井ぃ!よく耐えた!もう少しで援軍がつくぞ!」
ならば時間を稼がなければ。まずは、上履きを脱いでっと。
「あぁ!須川くん!何をやっているんだ!」
さっきの放送の犯人
須川くん
に罪を擦り付けつつ窓に向かって投げて窓を割る。さらに消火器を使ってっと。
「今度は何をするんだ!須川くん!」
罪をさらに擦り付けつつ、相手に吹き掛ける。
「うわっ!何も見えねぇ!」
「くっそ!須川の奴め!」
ついでにっと。
「あっ!須川くん!何どさくさに紛れて女の子を助けて口説いているんだ!」
「うわっ!自分でやっといてそんなことをするなんてサイテー。」
「後で異端審問会を開かなければ。」
「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺」
うん、いい感じに皆思い込んでくれたみたいだ。さて、復習も終わったし、援軍も来たから、
「どぉりゃっ!」
消火器をスプリンクラーにぶつけて粉を落とす。
「Fクラス近藤!行きます!」
Fクラスの援軍たちが上手くやってくれそうなので、僕は教室に帰った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
僕が教室に戻ると雄二がいた。
「おう。お疲れ様。」
「ありがとう。ところで、あの放送、聞いてたの?」
「ああ、バッチリな!」
そう言って爽やかな笑顔を浮かべる雄二。殴りたい。
「あー、それとだが、あの放送を指示したのは俺だ。」
ん?イマナンテイッタ?ホウソウヲシジシタノハオレダ?
「………………。」ブンッ
「うおっ!危な!」
「ダマレ、コロシテヤル!!」
「あっ、船越先生。」
ビュンッ
ガッ!
ガシャン
僕は人間に出せないような早さで掃除用具入れの中に隠れた。早くしなければ、貞操を奪われてしまう。
「あー、俺はDクラスと決着をつけてくるな。それと………………、
さっきのあれは嘘だ。」
僕はその言葉を聞いたとたん、雄二を追いかけた。ちぃっ、下校中の生徒が邪魔で追い付けない!
「ユウジ、ドコダ?」
ん?あそこにいるのはDクラス代表の平賀くん?油断している今が大チャンスじゃないか!
「Fクラス吉井明久、Dクラス代表の平賀くんに勝負を仕掛けます!」
「何!?何て言うとでも思ったか!頼んだ!」
そう言って平賀くんは下がってしまった。けどね。
チョイチョイ
「ん?何かな?姫路さん。Aクラスはあっちだよ。」
「えっと、その、すみません。Fクラス姫路瑞希、Dクラス代表の平賀くんに勝負を仕掛けます!」
「えっ、は?えっ?」
現代文
Fクラス 姫路瑞希 384点
vs
Dクラス代表 平賀源二 125点
Dクラス戦は相手の代表が訳のわからないうちに、Fクラスの勝利で終わった。
要と雄二の口調が被ってる気が………。
相変わらずの駄文ですみません。