バカと剣士と召喚獣   作:sun陽

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遅くなってすみません。運動会や風邪をひいたりしたため、執筆が遅れました。


第6話

ちょっと前に戻ります………

 

  side 要

 

 今は五時に近くなった頃か………。もうそろそろ試召戦争が終わるかな。まあ、俺は関係なく点数補充に勤しむが。そんな風に考えていると、不意に隣で同じく点数補充をしていた姫路さんが立ち上がった。

 

「どうしたんだ?トイレか?」

 

「刀条君、それは女性に対して失礼ですよ。それに、私が立ち上がったのは、ある程度点数を補充できたので作戦どおり、Dクラス代表を討ちに行くためです。」

 

そういやそうだったっけ。今回は俺はあまり関係がなかったので、作戦に興味を持っていなかったから、忘れていた。

 

「まあ頑張って。」

 

俺は手短にエールを送ると、

 

「はい。頑張って来ます。」

 

と帰ってきた。その言葉を聞いたあと、俺は再びテストに集中した。

 

 姫路さんが教室から出ていってしばらくして、外から明久

バカ

の恨みの叫び声が聞こえ、さらにそれからしばらくたってクラスのバカどもの勝利の叫びが聞こえてきたので、テストを切りやめるように監督の先生に伝え、戦後会談の行われる場所へ向かった。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 さて、戦後会談の行われているDクラスの前に着くと、そこには悲しみにうちひしがれているDクラスの面々がいた。

 

「よお。何湿気た顔してんだよ。代表ならもっと堂々としてろ。」

 

俺がそう言うと、Dクラスの代表の平賀は、

 

「ああ、そうだな。さて、負けた僕らは協定に従って教室を明け渡そう。只、今日はもう遅いし、疲れたから、交換するのは明日でいいかい?」

 

と、堂々と代表らしい振る舞いをし、雄二にた訊ねた。

しかし、雄二は平賀に対して、

 

「いや、設備を交換する必要はない。その代わり、こちらが提示する条件を呑んでもらう。」

 

と言いはなった。当然、クラスのバカ共からは

 

「何でさっ」

 

「折角今の設備よりも良いものを手にいれたのに………。」

 

「「「そうだそうだ!」」」

 

と不満の声が上がる。っと、学園一のバカ

明久

が何処かへ行こうとしているな。気になったから、聞いてみよう。

 

「よお明久。何処に行くんだ?」(ひそひそ)

 

「ちょっと船越先生の所にね。」(ひそひそ)

 

「ふーん。愛の告白か?お前勇者だな。頑張れよ。」(ひそひそ)

 

「ち、違うよ。只、雄二に仕返しするためにね。」(黒笑)

 

「うわっ腹黒っ!俺の知っている明久はこんなに頭が回る筈じゃない。さては貴様!偽物だろう!」(ひそひそ)

 

「何を言っているんだ君は。僕は本物だぞ。まあ、行ってきます。」

 

「それはどうかな。まあ、いってらっしゃい。結果を待っているぞ。」

 

そう言って明久はかけていった。

 

 

 

 

 

  side 明久

 

 僕は要と言葉を交わすと、体育館裏へ向かった。おっ、いたいた。

 

「船越せんせーい!」

 

「フフフフ。どうしたの吉井くん。私に愛の告白かしら?貴方なら大歓迎よ」

 

うう、怖い。今から雄二に擦り付けるとはいえ、悪寒しか感じない。気を付けないと………。

 

「いえ、そうではなくて………「ムキー!何よ!皆して私を嫌って!こうなったら、既成事実を作ってやる!」先生、落ち着いてください。僕よりもっと先生にふさわしい人を紹介使用としているだけです。」

 

「それは誰!?」

 

「それは………

 

 

 

 

        坂本 雄二君です!」

 

「なるほど………。今度アタックしてみるわ。」

 

「ええ、頑張ってください。」

 

クククク、雄二、僕を売った恨み。存分に味わえ!

 

 

 

 

 

  side 要

 

「うおっ!何か急に寒気が………。」

 

 ああ、明久、君は上手く擦り付けたみたいだね。そして雄二、御愁傷様。そんなことを思っていると、戦後会談が終わったようだ。纏めると、

 

 DクラスはFクラスと設備を交換しない代わりに、次に行うBクラス戦で、Fクラス代表

雄二

の合図に従って、Bクラスのエアコンの室外機を壊す。

 

 いやぁ、流石雄二、考える作戦は黒いね。おおっと、時間を確認したら、もう少しで部活が終わっちまう時間になっていた早くいかねば。

 

「よし、野郎共、今日はもう解散!明日の回復試験に向けてしっかり勉強するんだぞ!」

 

ナイスタイミング!俺は心の中で雄二にグッドサインを出すと、剣道場に向かった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

「すみません、遅くなりました。」

 

 そう言いながら俺は剣道場に入った。そこでは、地稽古(先生の位の人にかかっていき、自分の技や攻め、試合運びなどを見てもらう稽古)が終わり、最後の切り返し(面を打って体当たりをし、前に出ながら4本、後ろに下がりながら5本打ち、最後に面を打って抜けること)をしている途中だった。そのため、俺はちょっと待つことにした。

 

 少したって、剣道部主将の神谷 剣先輩が

 

「せいれーつ!」

 

と言って、掛け声をかけた。神谷先輩の隣に高3の先輩方が、その隣に高2が並ぶ。俺は遅れて入ってきたので、その後ろにならんだ。

 

「姿勢を正して、黙想!」

 

そう言うと、俺らは皆正座で座禅の時のような手を組、鼻で吸って口から細く長く息を吐き出した。これをすると、自然と精神が統一されるような気がした。誠に不思議である。

 

パンッ、という小気味良い音がして、俺らは元の正座になった。

 

「神前に、礼!」

 

そう言われると、神前の方に向かい、手と手の間に三角形を作る感じで手をつき、頭を3秒間下げて、礼をした。これが終わると、

 

「相互に、礼!」

 

と掛け声がかけられる。今度は前を向き、同じく礼をした。最後に

 

「解散!」

 

と声をかけられ、一礼をし、解散となった。

 

 俺は解散をかけられたあと、神谷先輩に遅れた理由を話に行った。すると、

 

「おお、おつかれさん。どっちが勝った?」

 

と聞かれた。当然、俺は

 

「俺らFクラスが勝ちました。」

 

と答えた。

 

「そうか。普通ならDクラスが勝つんだけどな。それにしても、何故お前がFクラスなんだ?お前の頭ならAクラストップも夢じゃないだろう。」

 

「まあそうなんですけど。振り分け試験がめんどくさくて、途中で寝たんです。」

 

「おいおい、寝るなって。まあ、そういうのは人それぞれだし、頑張れよ。」

 

そう言って、神谷先輩は去っていった。俺も道場からでて、扉のところで一礼をしたあと、家路についた。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 俺が帰るために校門に向かっていると、明久が前を歩いていた。どことなく、しょげているようにも見える。

 

「明久、どうしたんだ?」

 

「あ、要か。ちょっと、姫路さんが不幸の手紙を書いているのを見てしまっただけだよ。」

 

は?不幸の手紙?姫路さんが?何言ってんだ?このバカは。

 

「は?何言ってんだ?このバカは。」

 

おっと、口に出ちまった。

 

「んで、その手紙には何て書いてあったんだ?」

 

「『あなたのことが好きです』って。多分雄二宛だと思ったから、僕は不幸な気持ちになったんだ。」

 

「どうしてそう思ったんだ?」

 

「前に雄二と姫路さんが仲良く話しているのを見たから。」

 

多分姫路さんは雄二に明久の性格とかを聞いていたんだろうな。哀れ、姫路さん。君のラブレターは勘違いされているよ。

 

「ふーん………。」

 

その後、俺達は他愛ない話を続け、そうこうしているうちに、分かれ道についた。俺の家は明久とは道が違うので、ここでお別れだ。

 

「じゃあな。また明日。」

 

「うん。じゃあね。」

 

そう言って、俺達は別れた。




クロガネから神谷 剣先輩を出してみました。

名前:神谷 剣

性別:男

身長:192㎝

所属クラス:3-B

という設定です。
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