駒王学園 オカルト研究部 部室 旧校舎
ザルバ「って所に俺たちは居るんだぜ。」
イッセー「ここ学園の校舎なのか?」
イッセーは魔導衣をしっかりと着込んでいた
その近くでリアスは制服に着替えていく
「しかし、ホラーだけじゃなくて悪魔まで居たんだな。初めて知ったぜ。」
この世界にはかつて『天使』『悪魔』『堕天使』の三つの勢力が争っていた
しかし、突如現れた赤と白のドラゴンによって三つの勢力は壊滅的な打撃を受けてしまい三大勢力はそのドラゴン達を神器(セイグリット・ギア)と呼ばれる物に魂を封印しそれ以降冷戦のような状態が続いているのだ
リアス「あのレイナーレと言う堕天使は貴方の中にある神器を狙ったのね。だけど、冥界以外にそんな世界があって陰我によって現れる魔獣ホラー・・・・・・・・・・・・・それを倒せるのは貴方達、魔戒騎士だけ。厳しいわね、下手をしたら私たちと契約している人たちにもホラーが乗り移ってる可能性もあるわね。」
ザルバ「いや、それはない。お前さん達が契約してる奴等のリストを見せてもらったが陰我にまみれている奴は居なかった。だが、注意勧告は出してた方がいいぞ。何時何処でゲートが開きホラーが現れるか解らないからな。ここの近くには番犬所も無いからな。牙狼剣の浄化も出来ない上に魔導火の補充も出来ないぞ。」
イッセー「とにかく、俺はあの堕天使どもを追う。鎧が輝いたんだ、こんなチャンスは滅多には無い筈だ。」
リアス「待って、行く前に貴方の中にある神器を目覚めさせた方が良いわ。その方が、戦いが有利になるわ。」
イッセー「そう言うものか?」
ザルバ「豪に言わずんば豪に従え。新しい戦い方が見つかるかもな。やってみろよ。」
イッセー「そうだな・・・・・・・・試してみるか。部長さんよ?どうやったらその神器は出てくるんだ?」
リアス「貴方が一番力を感じるものを念じて、そうすれば神器は貴方に答えてくれるわ。」
イッセー「なら・・・・・・・・・」
イッセーは牙狼になっているとき何時も構えている構えをとった
魔戒剣を右手に持ち左腕を前に向けそこに魔戒剣を滑らせながら置いていく
(GOLDEN STORM翔時の構え)
リアスはその構えを見て彼が幾多もの戦いに身を投じてきた事を悟った
リアス(こんなに若いのに・・・・・・・・・何が貴方を戦いに駆り立てるの?)
するとイッセーの左腕が赤く輝き龍の形に似た籠手が現れる
イッセー「籠手?ちょうど良い、鎧を着ないときに防御に困ってたからあると心強い。」
リアス「もう行くの?」
イッセー「俺も仕事があるんでね。礼は必ずするよ。」
そう言うとイッセーは部室から出ていく
ザルバ「どうするんだ?」
イッセー「先ずはあの堕天使を探し出す。そして、あの女の子を探す。ほおっておけないんだ・・・・・・・・・・・俺に似ているんだ。だからこそ助ける!」
ザルバ「お前さんがそう言うなら俺も付き合うぜ。」
イッセー「悪いなザルバ。」
イッセーは町に向かって歩いていく
数日後
イッセーは駒王町の町外れの建物に来ていた
イッセー「ザルバ、ホラーの気配はここから出ているのか?」
ザルバ「ああ、しかも面倒なことに中にリアス達がいやがる!」
イッセー「何だって?あの部長さん達が!?」
イッセーは急いで建物の中に入っていく
建物内
リアス「近いわね。」
リアスは自分の眷族である『姫島朱乃』『塔城子猫』『木場裕斗』を連れてはぐれ悪魔「バイザー」の討伐に来ていた
子猫「ん?」
朱乃「どうしたの子猫ちゃん?」
子猫「ここに近づいてくる人が居ます。かなりの速さです。」
そこに血相を変えて走ってきたイッセーに出会った
イッセー「良かった!無事だったんだな。」
木場「君は部長が助けた。」
リアス「イッセー?どうしてここに?」
ザルバ「ここからホラーの気配を感じてな。調べていたらお前さん達がここに来たから追ってきたんだ。」
リアス「この中にホラーが!?」
イッセー「あんた達は何でここに?」
木場「僕たちははぐれ悪魔のバイザーの討伐の為にここに来たんだよ。」
イッセー「はぐれ悪魔。もしかしたらソイツが原因でホラーが・・・・・・・・」
リアス「可能性はあるわね。」
木場「ホラーとはそんなに強いんですか?」
イッセー「あえて悪い言い方をするがお前が戦えばすぐに殺される。奴等は、お前が思っているほど甘くもなければ生半可な奴じゃない。」
リアス「裕斗、ホラーは彼に任せてわたしたちはバイザーに集中しましょう。」
ザルバ「おい?どうやらやっこさんが出てきたぜ。」
ザルバが言うと上半身が女性、下半身が馬と悪魔が融合した姿のはぐれ悪魔
バイザーが出てきた
イッセー「ザルバ、奴はホラーか分かるか?」
ザルバ「奴はホラーじゃない。どうやらまだ来ていないようだな。」
イッセー「だったら片付けるまで!」
イッセーは魔戒剣を抜刀し構える
朱乃「大丈夫です。これぐらいの相手でしたらわたしたちだけで十分ですわ。」
木場は剣を握り子猫はフィンガーグローブをはめる
リアス「イッセー、この際だから悪魔の戦い方を見せてあげるわ。裕斗。」
木場「はい!」
木場は剣を抜刀すると目にも止まらぬ速さでバイザーの両腕を斬り落とす
イッセー(速いな。)
リアス「裕斗の駒は騎士(ナイト)。特徴は目にも止まらぬその速さよ。次に、子猫の駒は戦車(ルーク)。特徴はー」
リアスが言っているとバイザーがその足で子猫を踏みつける
イッセー「潰された!?」
リアス「いいえ、見てみなさい。」
そこには、服が少し破けただけで無傷の子猫が立っていた
ザルバ「何て防御力だ!?そんじゃそこらの魔戒騎士より凄いぜ!」
リアス「そうなの?」
子猫「えい。」
子猫はバイザーを殴るとバイザーは壮大に吹き飛んだ
イッセー「戦車は単純に強大な怪力と防御力か。!」
イッセーはバイザーの斬られた両腕がリアスに襲いかかろうとしているのを見つけた
朱乃「部長!」
イッセー「ハア!」
イッセーは魔戒剣で両腕を斬り捨てた
リアス「ありがとう・・・・・・・・」
イッセー「ああ。」
イッセーは満更ではない笑顔を見せる
朱乃「部長を襲うだなんて人が悪いですね。」
朱乃は笑いながら両手に魔力を集める
リアス「朱乃の駒は女王(クイーン)。特徴は膨大な魔力。その魔力を使った攻撃が得意よ。そして朱乃はー」
朱乃「うふふ♪」
朱乃は笑いながら雷をバイザーに放っていく
既にグロッキー状態であるにも関わらず
イッセー「鬼だ・・・・・・・・鬼がいる・・・・・・・・・・・」
ザルバ「番犬所の神官が可愛く見えるぜ・・・・・・・・」
リアス「朱乃は究極のSよ。けど大丈夫、味方にはとても優しいから。」
イッセー「・・・・・・・・なあ、そろそろ逝かせてやったらどう・・・・・・・・!みんなそこから離れろ!」
イッセーは朱乃目掛けて走り出す
ホラー「ギシャァアアアアア!」
そこに、出てきたばかりの素体ホラーが現れ朱乃に近づいていく
イッセー「オラァア!」
イッセーはホラーに飛び蹴りをお見舞いし朱乃から引き離す
ザルバ「バイザーの魔力がホラーの気配を阻害していたのか。俺様でも気づかない筈だぜ。」
イッセー「無事か?」
朱乃「ええ・・・・・・・・」
イッセー「今度は俺が教えてやるよ。」
イッセーは魔戒剣を抜刀しホラーを捕まえるとリアス達に見せる
「よく見ろ、これがホラーだ。」
リアス達は息を飲んでホラーを見る
リアス「あれがホラー・・・・・・・・」
イッセー「ホラーは陰我にまみれたゲートから現れ人に乗り移り!」
イッセーはホラーを殴り
「人を襲い!」
イッセーは喧嘩キックをお見舞いし
『人を喰らう!』
イッセーは魔戒剣でホラーを斬った
木場(何て気迫だ・・・・・・・・動けない・・・・・)
イッセー「そして、ホラーを倒せるのは・・・・・魔戒騎士だけだ!」
イッセーは魔戒剣で図上に円を描き鎧を召喚し牙狼に変わる
子猫(あれが・・・・・部長の言っていた・・・・・・・牙狼!)
牙狼『だらぁあ!』
牙狼は牙狼剣をホラーに突き刺しホラーは爆発と共に消滅する
牙狼は既に瀕死のバイザーに近づく
バイザー「殺せ・・・・・・・・もう生きる意味もない・・・・・・・・」
牙狼は牙狼剣に魔導火を纏わせそれをバイザーの体を囲むように移す
牙狼「『弔いの炎』だ。せめて息絶える時は・・・・・・・・お前自身として逝かせてやるよ・・・・・・・・・」
バイザー「おかしな人間だな・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・・・」
バイザーは弔いの炎に包まれていきその魂は天に昇っていった
牙狼は鎧を外しイッセーに戻す
ザルバ「お前は優しいな。」
イッセー「どんなに愚かな奴でも・・・・・・・・最後は、安らかにいってほしいんだ。」
ザルバ「その優しさが牙狼を導いたんだな。」
イッセーはリアス達の方を向く
イッセー「今回は素体だったから良かったが人間を乗っ取ったホラーはこんなに甘くはないぞ。」
シワを寄せ目付きが鋭くなったイッセーにリアス達は言葉を失った
「見た目で判断するな。人も、ホラーもな。」
そう言うとイッセーは建物から出ていく
イッセーが居なくなった後、リアス達は緊張の糸が切れたかのようにへたりこんだ
木場「気迫に飲まれて・・・・・・・・言葉すら言えなかった・・・・・・・・・」
子猫「あれで怒らせてしまったら・・・・・・・・考えたくもないです・・・・・・・・」
リアス「兵藤一誠・・・・・・・・・ホラーを刈る魔戒騎士の頂点である牙狼の称号を受け継ぐ男・・・・・・・・・・」
朱乃「今度は・・・・・・・・・戦いの無いときに会いたいですわね・・・・・・・・・」
オカ研部室
リアス「堕天使狩り事件?」
朱乃「ええ、何でも黒いコートを身に着けた男が堕天使に襲われそうになった人間を助けてそこに居た堕天使を纏めて斬っている話なんだけど・・・・・」
リアス「たぶんイッセーね・・・・・・」
リアスは頭を抱えながら部室を後にした
所変わってどっかのビル内
堕天使「ぎゃぁあああああ!?」
牙狼が繰り出した牙狼剣が堕天使を斬り裂き黄金の波動を出しながら消滅する
牙狼は波動を浴びていき鎧を外しイッセーに戻る
イッセー「大分慣れてきたけどキツいなこれ・・・・・・・・」
ザルバ「だが、大分斬った筈だぞ。この調子で斬っていけば黄金の牙狼が見られる日も近いかもな。」
イッセー「けど、狙うのは人間に害を出す奴だけだ。無差別に斬ってたら殺人犯と同じだからな。」
ザルバ「兎に角、今日は休もうぜ。疲れただろ?」
イッセー「だな・・・・・・・・」
イッセーは重くなった足で歩いていった
翌日
イッセー「ふぁあああ~・・・・・・結構長く寝ちまったな・・・・・・・・」
イッセーは目を擦りながら住宅地を歩いていた
ザルバ「そろそろゼドムについても調べなくちゃいけないしな。今日は、ここに居る魔戒法師に会ってみようぜ。」
イッセー「ああ。」
イッセーはとりあえず魔戒法師に会うためザルバに気配を感じてもらいながら歩いていると
?「はわぅ!?」
可愛らしい悲鳴が聞こえ振り返ってみると
?「何で転んでしまったのでしょう?」
白いヴェールを被った可愛らしい金髪の少女が転んでいた
イッセー「大丈夫?」
イッセーは散らばった荷物を拾いながら少女に手を差し出す
少女はイッセーの手を掴みながら立ち上がると突然吹いた風によってヴェールが飛ばされ可愛らしい素顔を見せた
ザルバ「ん?」
イッセー「君は・・・・・・・・カワイイ///」
イッセーは顔を紅くしながら驚いた
何故なら目の前に居る少女は堕天使から出る波動の中で見ていた少女だったからだ
ザルバ(なんだ?この嬢ちゃんからトンでもない浄化の力を感じるぞ?って英語で喋ってきやがった・・・・・・・・・英語は中々覚えられないんだよな・・・・・・・)
イッセー『君の名前は?』
イッセーは英語で少女と話す
ザルバ『お前、英語話せるのか?』
イッセー『暇なときはスピードラーニングって奴を聞いてるからな。』
ザルバ『騙されたと思って貰ったあれか!?』
イッセーはこの時代に来る前ジイルからスピードラーニングを貰っていた
二人は今、念話で話している
少女『私の言葉が分かるんですか?』
イッセー『勉強してるからね♪俺は、兵藤一誠。』
少女『アーシア・アルジェントと申します。』
イッセー『アーシアか・・・・・・・・良い名前だね。』
アーシア『ありがとうございます。』
イッセー『さてと、どうしてこんなところを歩いていたんだい?』
イッセーはアーシアの荷物を持ちながら歩いていく
アーシア『今日からこの町の教会に赴任することになりまして。』
イッセー『シスターだったんだ。それで、そういう格好を。』
アーシア『親切なお方に会えて良かった~。これも主のお導きですね。』
イッセー『かもね。』
二人は話ながら歩いていると公園で泣いている子供を見つけ足にはかすり傷が出来ていた
イッセー「転んだのか。けど、あれ程度なら少し消毒すれば良いな。」
イッセーは子供に近づこうとするとアーシアが駆け足で子供に近づいた
アーシア『男の子がこのぐらいで泣いてはだめですよ。』
アーシアは子供の膝を見ると両手をかざすと両手から緑色のオーラのような光が放たれ子供の傷を治してしまった
ザルバ「おいイッセー、あれは恐らく神器の力だ。」
イッセー「神器?けど、優しい力だな。」
傷を治すと子供はありがとうと言いながら去っていった
イッセー『ありがとうだってよ。』
アーシア『すいません、つい♪』
アーシアは舌を出しながら嬉しそうに小さく笑う
イッセー『その力ってさ。』
アーシア『はい、治癒の力です・・・・・・・・神様から頂いた、大切な力・・・・・・・』
アーシアの顔が何処か暗くなってしまう
イッセー『ゴメン、嫌なことを聞いちゃったね。』
イッセーはアーシアの頭を優しく撫でる
『けど、俺から見れば本当に凄いよ。あんなに優しい光は俺には出せないから・・・・・・・・・』
アーシア『イッセーさん?』
イッセー『俺も、物を通すことでその人の思いを感じとることが出来る。良いことも、悪いことも・・・・・・だから、アーシアの事を素直に凄いって思えるんだ。』
アーシア『イッセーさん・・・・・・』
アーシアの表情が少し明るくなった
イッセー(やっぱり笑顔の方が似合ってるな///)
ザルバ(イッセーを照れさせるだなんて中々やるなこの嬢ちゃん。)
すると、目の前に教会が見えてきた
イッセー『俺はここで良いよ。後は、自分で行けるだろ?』
アーシア『はい、けどお礼は良いんですか?』
イッセー『良いよ。それが目的じゃないし、俺も人を探しているんだ。』
アーシア『そうですか・・・・・・・・』
イッセー『けど、何かあったら頼ってくれ。出来ることなら助けになるよ。』
アーシア『はい!』
アーシアは笑顔で教会のある方向に走っていった
ザルバ「今時珍しい純粋で優しい子だったな。」
イッセー「ああ。また会いたいな。ホラー以外でな。」
そう言うとイッセーは魔戒法師を探し始めるためコートをなびかせてその場を後にした
牙狼<GARO>
はい!アーシアを出しちゃいました!そして次回、イッセーが大変な目に遭います。それでは予告です。
ザルバ「少女を巡り混じりあう思い。そして、少女に誓う約束。それが、自分に何をもたらすかも知らないとしても。次回『約束』!イッセー!逃げろ!」
次回『約束』