ポケットモンスター 〜撫でる者〜   作:東谷左之助

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前回と同じ日です


帰り道の青

あの後、グリーンがどういうことかとか、ポケモンと会話しているようにしか見えないがどういうこととかうるさかったが

とりあえず、ポケモンの言葉が生まれつきわかることと、これを知っているのはオーキドのじいさんと俺の母さんぐらいだと伝えた

するとグリーンは何やら考え込んだあと

「あまり、このことはあまり人に知られるのはよくないかもしれないな

おじいちゃんもそう思っているんだと思う」

俺もそう思っていたので肯定する

 

それにしてもこのグリーン、ゲームとはまるで違うな

あと5年ぐらいしてから

ボンジュール☆

とか言ってたら爆笑もんだな

 

「オレも不用意に人に話さないと約束する」

 

そうグリーンが約束した

 

その後は、ポケモンを撫で回したり、乗っかってモフったり、乗っかられたりして遊んだ

グリーンは呆れていたが、何度か一緒に餌やりしたりや乗っかったりして

結局、夕方まで一緒に遊んだ

 

 

本当は庭で寝泊まりしたいぐらいだが母さんとの約束もあるため、

グリーンと明日会う約束をしてから帰ることにした

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

そして帰り道

俺は研究所と自宅の間の道が特に迷いそうにないことを初めて恨めしく思っている

 

 

数百メートル手前からすでに嫌な感じがした

と言うかかすかに聞こえた

正直面倒なことになるであろうことが予想されたが

遠回りできるような曲がり角はなく、

仕方なくいつも通り家に向かって歩いた

しばらく行くと

その‘‘声’’がはっきりと聞こえ、しばらくすると60㎝ぐらいの物体が見え、それから発せられているようだった

 

 

 

子供が地べたに座りこんで泣いていた

 

年は俺と同い年ぐらいか?

白いワンピースの女だった

頭に花の王冠をつけている

 

 

 

 

 

 

正直だるい、めんどくさい

 

なんか視線を感じないこともない

 

 

 

 

………………………スルーだな

 

 

 

そう思って横を通り過ぎようとする………が

 

急に進めなくなった

 

振り向くとガキんちょが俺の服を掴んでいる

そして反対側の手の隙間からこちらを見る目が見えた

 

俺はそれら全て無視し、再び帰宅しようと歩みを進めたが

同い年というかこんなガキ同士じゃ力の差もないだろう

上手く進めず結局足が止まった

 

 

「…………離せ」

 

「…ヒッグ……や……やだ………」

 

はぁ?

 

「…もう一回言うぞ……離せ!!」

 

「……やだ!」

 

あ''ぁー、めんどくさいことになったぁ

 

「くぉぬぉクソが、離せや!そして帰れ!」

 

一瞬ビクッとなったが俺の顔を見てなにか呟いた

 

「…………れ……ぃ」

 

「あ?」

 

「足が痛くて帰れない!」

 

いつの間にか泣き止んだクソガキの足を見ると両膝に擦りむいたようなあとがあった

よく見ると全身に砂汚れがみえる

どうやらここでコケたみたいだ

 

「あっそう、俺は帰らなきゃなんねーんだ、

じゃあな」

 

そう言って帰ろうとすると

俺がコケた

 

………足掴まれた

 

 

「テメェ、クソガキがぁ!なにしやがる!?」

 

「…あ、貴方も、子供じゃないのよ!」

 

うるせぇ!

 

「あ、あと」

 

「……あと?」

 

「レッ、レディにはやさ………優しくするのが………男のつ、務めだって、ママがいってたわ!!」

 

こいつの母親め、めんどくさいことを

 

………つーか、このまま拒否し続けることの方が面倒そうだ

 

 

「はぁ………で、レディを優しくしないといけない男の俺は何すりゃいい?」

 

そう言うとこのガキんちょはにんまりと笑って

 

「おんぶして!」

 

と、ふざけたことを言ってきた

 

 

「……お前子供、俺子供、お前さっき自身で言ってたよなぁ?」

 

「うん」

 

わかってて言ってんのかよ

 

 

「あー、クソ、しょうがねぇ、乗れよ」

 

そう言って俺は背を向けてしゃがんだ

 

少しすると、ずっしりとした重み(五歳児比)がのしかかってきた

 

「……くぉっ!」

 

前に倒れそうになる……が

 

「クソがぁぁぁ!!くぉんじょおぉぉ!!!」

 

気合いで立ち上がった

 

「す、すごい!何かわからないけど」

 

「ハァハァ、後半のコメントは余計だ。

で、どっち行きゃあいい?」

 

「えっと、あっち!」

 

俺は指差す方へ歩き始めた

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

流石にずっとおんぶはキツイので何度か休憩をはさみながら

また、放り出してやろうかと若干葛藤しながら

先へ進んだ

 

「ところで、妖怪・おんぶして女」

 

「なにそれ!?

私にはブルーって名前があるわよ」

 

 

 

ブルー?

 

 

赤→レッド

緑→グリーン

青→ブルー

 

こいつも将来、グリーンやあったことないけど多分いるだろうレッドとかとなんかすんのか?

 

 

「どうしたの?」

 

「……いや?べつに」

 

とは思ったけど結局は名前繋がりなだけだし

まあ関係ないだろ

グリーンだってどうなるかわかんねぇし

 

「お前あんなとこでなにしてたんだ?」

 

「えーっとね?あっちにお花が咲いているでしょ?

それで、この花飾りを作って、ママに見せようと思ったんだけど」

 

「帰る途中でこけたわけか」

 

「………うん。あなたは?」

 

「あぁ?あの先にうちがあんだよ、で帰る途中」

 

「あれ?もしかして、

ポケモンに話しかけてる口が物凄く悪い変な子ってあなたのこと?」

 

「………なんだそれ?」

 

 

「よく、ポケモンに話しかけながら、餌をやったりしてる男の子がいるって聞いたの

そのときの言葉使いが不良?みたいだって」

 

「そうか……」

 

こりゃあマジで気をつけねえとな

ブルーの言い方からして、ポケモンの言葉がわかるのは気付かれてないみてえだけど

何がきっかけになるかわからねえからな

 

「ねえ?あなたがそうなの?」

 

「さあな」

 

そうこうしているうちにブルーの家に着いた

 

「つーかよぉ」

 

「んー?」

 

「あそこから遠過ぎるわ!最初っから言っとけ!」

 

「えへへ~、ごめんね?」

 

「……そんなこと言っても、一ミリも可愛くないからな」

 

「えー、ひどい!」

 

オレはブルーの抗議を無視して、インターホンを押した

 

「すいませーん、おたくの娘さん配達にあがりました!」

 

「私は、荷物じゃないわよ!?」

 

 

 

「ブルー?」

 

家の扉が開き、中から母さんと同い年か少し上ぐらいの女性がでてきた

 

「ママ!」

 

「ブルー!どうしたの!?」

 

「えーっと、転んじゃって」

 

「もう!だからあんまり慌てて走っちゃダメっていってるじゃない!」

 

「……ゴメンなさい」

 

 

「あのー」

 

「あら?あなたは……」

 

「どうでもいいんですけどブルー(こいつ)をおろさせてくれませんか?」

 

「あっ!ゴメンなさいね」

 

そういってブルーママは俺の背中にいるブルーを抱きかかえた

 

「あ''ぁー、疲れたぁ」

 

大きく伸びをするとペキペキ音がしそうになる

 

「ありがとうね、あそこからだと大変だったでしょう?」

 

「別に、頼まれただけですから」

 

「フフッ、敬語使えるのね」

 

「ん?………あぁ、まあ、必要最低限は

ブルーには必要なかったみたいですけど」

 

「それってどういうことよ!?」

 

母親に抱きかかえられたブルーがそう抗議するが

 

「道端で出会ったばかりの同い年の男を逃さないよう服を引っ張ったり、足掴んでコケさせたり、終いにゃあおんぶを強要してくるやつに敬語なんざ必要ねぇよ」

 

「ブルー?それ本当?」

 

ブルーママが若干不穏な空気を纏っている

 

「ダメじゃない!そんなことしちゃあ!

それにちゃんとお礼言わなきゃ!」

 

「う、うん!」

 

ブルーは俺を見ながら礼を

 

「えーっと、…………あれ?お名前なんだっけ?」

 

を言う前に名前を聞いてきた

 

「………アツシだ」

 

「そう、じゃあ、アツシ!ありがとう!ごめんね?」

 

と、先ほどよりマシな笑顔で礼を述べてきた

 

 

「へいへい、どういたしまして、あと気にすんな」

 

「むー、なんか適当な感じ!」

 

「気のせいだろ?」

 

ブルーは頬を膨らませて抗議するが

ブルーママがそれを遮る

 

「はいはい、ブルーもアツシくんもそこまでね

アツシくん、家に入る?

私もお礼したいんだけど」

 

「さっき、本人から言葉を貰ったんでいいです

それに、早く帰らないと親が心配するんで」

 

「あらそう?じゃあまた今度いらっしゃい。

ブルーも喜ぶわ」

 

「まあ、気が向けば」

 

そういって俺は帰路に着こうと反対を向くと後ろから

 

「バイバーイ、アツシ、またねー!」

 

と言う声が聞こえたので

 

首をひねって振り返り

 

「ああ、またな

お前も気を付けろよ、あの辺はたまに強いポケモンが出るらしいからな」

 

と言った

 

「うん!ありがとう!」

 

そう言いながら大きく手を振り続けるブルーに対して

俺は振り返らずに上げた腕を軽く振って帰路に着いた

 

 

少し遅れて家に帰ったので母さんに聞かれたから

とりあえずブルーの件を話したが

なんだかよくわからんが、ニヤニヤしていたとおもう

若干不快だった

何なんだ?

 

 

 

 

その数日後だったとおもう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルーが連れ去られたと聞いたのは

 

 

 

 

 

 

 

 




ブルーが連れ去られた年齢にズレがありますが問題ありません
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