ユーノ君がシリアスパートになると思います。
ただし、無印開始前だけですが。
今回から作中の用語とかキャラ解説などをあとがきで行います。
ってことで、早速説明とギャグやネタばかりの主人公パート
とりあえず、日が暮れる前に薪を集めて焚火したほうが無難かな。
思いたったが吉日ということで薪を集め始める。案外沢山あってすぐに必要な量は集まった。ついでに食べられそうな野草なども収穫。
前世では土が一番のご馳走(腹が膨れるだけで意味は無い)だったからなぁ……隕石のやつめ、おかげで大変だったんだぞコンチクショウ。
「まぁ、それは置いておいて……プレトや、ちょっと頼むぞ」
《GIGI》
近くにいた虫っぽい形の生体デバイス……ベターマンにも出てたね、甲殻形成バクテリア。原作どおりそのままプレトって呼んでいるけど間違っていなかったみたいで、さっきマニュアルをパラ見したときも同じようなことが書いてあった。
とりあえず、焚火を起こして芋っぽいものとか色々焼いておく。
マニュアル分厚くて読む気しないけど、一応読まないとだめだよね……
「えっと、プロジェクト・ベターマン、クローン型生体兵器プロトタイプ01、固体名『アクア』か……って、名前あったんかい。てっきりプロトかと思っていたんだが」
もう少し詳しく見ると、アクア・プロトっていう名前になるらしく、研究チーム人が自分の好みで呼び分けていたらしい。
つーか、クローンや生体兵器相手にわが子同然に接するって……人格者なんだかそうでないんだか判断に悩むな。
「エージェントXよりもたらされた知識を元に、HGS能力者の遺伝子や竜種などの細胞、その他複数の素材を元に作られた『ベターマン』の試作体、ある生物に対抗するため、本来ならアクアの姿でのみ使えるアポトーシスプログラムを通常時でも使えるように調整。名前の由来もそこからきている。副次的な作用として、魔力を水へと変換できる可能性アリ」
そういや、アクアの実ってあったな……っていうか魔力変換できるのか? なんていうか、魔力のまの字も感じないんだが。
「ん、注訳がついてるな……生体ユニットである外部接続型デバイスによる栄養のやりとりをしないとカプセル内での活動は出来ないと思われていたが、水へ変換する能力により、長時間の活動が可能となっているが、魔力を外部へ放出することはきわめて困難なものと思われる……いつの間に調べたんだ? っていうか魔法使えないのかよ」
楽しみだったんだが……まあ、生命維持に使われているならいいか。
「なお、一部の栄養は生成できないため、髪から生体デバイスへと送り、生体デバイスに必要な栄養以外はアクアが取り込める物質に変換した上で還元される。って、やっぱりプレトとは一蓮托生……っていうか細かいところはともかく傍目からはまんまベターマンを見たのか? ってぐらい再現しやがって……誰だよエージェントXって」
転生者か? だとしても、ここまで凝った事をする理由が分からない。ただの趣味だとしたら自分でやる気がするし、どういうことだ?
それともただの偶然……まあ、分からないことをいつまでも考えていても仕方なし。
とりあえず、芋っぽい根っこは焼けたみたいだし食うか。
お味は……お察しください。あと、プレトが俺の長い髪(ポニー仕様)に噛み付いているんだけど――ああ、栄養のやりとりか。っていうかコイツも生きているから栄養は必要なのか。
「とりあえずもう少し読むか……プロジェクト・ベターマンの真骨頂である、特定物質を取り込むことによる変身能力について。お、これは――」
おいおい……ちょっとやばいんじゃないのこれ?
本物のベターマン顔負けの性能だぞ……
まず基本形態である「ハンター」は、人間の姿をとり、遺伝子自体は人間と同じ。ただし、一部の内蔵機能などは異なる。この形態でのみ生体デバイスとの融合が可能。
次に、「ネブラ」と呼ばれる飛翔形態。ソリタリーウェーブ(ソリトン)により特定物質のみを破壊する『サイコヴォイス』を使える。
「ポンドゥス」と呼ばれる超能力使用形態。HGS能力者の遺伝子データを呼び起こし、超能力を使用可能にする。なお、このモードの時は背中から羽が生える。引力の力をおもに使う。
「アクア」水中活動形態。通常時でも一部、この形態のときの能力を使えるように調整してある。相手の細胞を解析し、専用のアポトーシスウイルスを放出することで特定の相手のみを殺す「サイコフルード」を使う。なお、水が無い場所では雨を呼ぶことで水を操る。
「トゥルバ」空気や気圧を操ることの出来る形態。真空弾と圧縮酸素弾を交互に打ち出すことで特定物質のみを破壊する「サイコカーム」を使う。ただし、辺りに被害が出る場合も多い。
「フォルテ」巨人の姿となる。飛行能力はなく、肉弾戦のみ。相手の物質崩壊点(クランブルポイント)を頭部のスライドサーベルで突き粉砕する「サイコグローリー」
その他「ルーメ」「オルトス」「ウィウェレ」などの文字も見えるが、空白になっていてよく分からない。
「つーかチート過ぎるだろ……いや、コンセプト的には間違っていないけど…………っていうか一部原作と違うような……気にしたらアウトか?」
まあ、使えるものは使えってことか……変身条件は――は?
「えっと、ハンターは通常形態だからいいとして、ネブラへの変身に用いる錠剤のレシピって……毒草とかあるじゃん」
何考えてんだよ……フォルテなんてテングダケ的なもの使うんですか? 無理です。っていうか恐くて摂取できないよ!
アクアは比較的まともだけど……モリでエイを突かないとだめかも。
というか基本的に毒が多いんだけど……つーか毒を使わないのってポンドゥスだけじゃん! はぁ……そう簡単にチート能力とか無理ですよね。
……あ、そういえば主任から薬を渡されていたんだっけ。
「えっと……あ、ネブラとアクアの変身丸薬!?」
助かった! マジで助かったよ! いや、出来れば戦わないにこしたことは無いんだけど主任が言っていたよね、なんか倒さなきゃいけない奴がいるって。
ということは、最低でも一回はなんかヤバイのと戦わないといけないと言うことで……
戦いたくないんだけどなぁ……主任達のことも心配だし、まあ調べるだけ調べるか。
というか今は原作のどの時期なんだ?
俺の肉体年齢が大体7才。なのはさん達と同い年なら無印二年前。違うならどのへんだろう……というかここは日本だよね…………
とりあえず、今日はもう寝て考えるのは明日にしよう。
◇◇◇
朝日がまぶしいぜ。っていうか日の光を浴びるのも随分と久しぶりだ。
とりあえず、今日の朝飯は近くに川があったからそこでとった魚数匹と木の実。
《GG》
「はいはい、適当に栄養もってって」
相変わらずプレトが髪を噛んでいるように見えるので誰かがこの光景を見ていたらビックリするだろうね。
とりあえず、肌が小麦色って言うか黒って言うか……まあ光を吸収する色で陽射しが暑いです。いや、熱いの方が正しいか?
「とりあえず、プレト。合体できるか試してみようか」
《GUO》
「……えーっと、セットアップ」
《……》
「…………ラクシャーサ」
《GUGAAAAA!!》
プレトは飛び上がり、その体をパーツごとに分解する。俺の四肢や頭や胴体などにくっつき鎧のようになる。
両手両足には巨大な爪、腰の辺りから伸びる尾、ヘルメットのように頭にかぶさるプレトの頭部。
っていうか、そんなところを原作どおりに拘るって何物だよ……倒すべき相手よりエージェントXについて調べようと思った今日この頃。
「とまあ、それは置いておく。まずはどんだけ力が出るか……とりあえず肉でも狩るか」
こういうときは決まって熊とかが都合よく出てきてくれるものだけど……流石に無いかぁ
「グオオオオオオ!!」
「って、フラグですよねー」
普通に出てきやがった。熊は右前足を大きく振り上げ俺の体めがけて叩き込んできた。だが、俺はそれをクロスさせた腕で止める。
「グッ!?」
「お、かなりパワーが出ている……っていうか、変身って必要なくね? まあ別にいいか。今大事なのは前世含めて超々久しぶりなお肉をゲットすることだジュル」
おおっとよだれがたれてきた。魚程度じゃ全然足りないんだよジュル。
「グ、オォォォ」
「逃げないで。セージなら案外そこらに生えているみたいだから、美味しくするから」
「……グガアアアア」
「逃がすか俺の食料!!」
必殺!
「ブロウクンマグナム!」
と言いつつただ突っ込むだけだったり(笑)
「ガァアア!?」
「まあ、お肉ゲットだぜ」
あ、干し肉作っておこう。とりあえず情報収集は必要だし、なんか長旅になりそう。
まあいざとなったら土を食う……のは嫌だなやっぱり。
今回の用語
『ラクシャーサ』
本家ベターマンにおいてチャンディーと呼ばれるクローン少女がプレトと呼ばれる甲殻形成バクテリアを身にまとう際に叫んでいる言葉。
本来は仏教用語とかそこらへんの言葉なのだが細かいことは言いっこなし。
本作品ではセットアップと同義。
融合状態は互換の共有だけでなく、アクアの身体能力を格段に強化する。
また、融合状態だとカロリーの消耗が倍以上になる。