ちなみに、誰がメインのパートなのかは法則がありますが、ぶっちゃけ頭文字。
W→主人公とユーノ
A→主人公
Y→ユーノ
他の頭文字が出たら、その人や物に対応しているということです。
熊を狩り、干し肉作ってから一週間が過ぎた。現在俺は森の中を走ったり、寝たり走ったり食糧確保したり、時々マニュアル読んだり。
まあ、そんな感じで今何処にいるか調べたり。
簡単に言えば、サバイバル生活満喫中。警察とかに見つかったらアウトです。戸籍無いから色々と……ね、
「しかし、日付は分かったけど……いや、原作っていつ始まるのか分からないから意味は無いか。地球の事件とかも覚えていないし」
原作知識なんて主要人物の大まかな特徴と大まかな性格しか分からんよ。流れも本当に大雑把にしか分かりません。リンカーコアを覚えていたのはベターマンに出てくるリンカージェルって単語から、リンカーつながりで覚えていただけだよ。
ぶっちゃけサブカル系である程度覚えているのは勇者王とベターマンと天元突破を少し。あとは携帯獣ぐらいか?
勇者王とベターマンに関しては結構覚えいている。これは純粋に好きだったから。ベターマンは勇者王を見ていたからって部分も多いけど。
天元突破は……色んなセリフが生きる力をくれたよ。いや、転生する前の世界がひどいことになっていたからね……まあ過ぎたことは考えても仕方が無い。
携帯獣は単に小さいころからやっていて覚えていただけです。
残りは少しの単語か流れを覚えているぐらいだな……ぶっちゃけリリカル以外は必要ないんだけど……タイトルと少しの知識と元がとらハっていうゲームだったのと、さっき言ったことしか覚えていない。
インパクトが強い部分は覚えていることも多いんだけど……なんていうか培養液を出てから物忘れが激しくなったっていうか、段々と前の世界のことを忘れている気が……まさか世界から修正をうけているとか!?
…………サバイバル知識とか、今実際に使っている記憶とか知識はなくならないみたいだから別に困らないからいいか。
そうだ、いっそのことこのままサバイバル生活をエンジョイするか。もしくはネブラに変身してどっかに飛ぶとか。
いやいやいや、早まるな。まずは衣食住の確保。食は何とかなるし、住は雨風しのげればなんとかなる。
問題は服だ。ぶっちゃけ着の身着のままっていうか、色々マズイ。
さて、どうしたものか……
「まあこんな時こそ、マニュアルを使おう!」
えっと、オルトス変身のための材料その1・人の心臓って、無理だわ。なんつうエグイ……っていうか、オルトスって確か最終形態だよな。使わなければいけない状況が来ないことを祈ろう。
魔法の使用法……お、たしか防護服があったよね。名前忘れたけど…………えっと、ミッドチルダ式の魔法は我々には理解できず(言語が伝わらなかった)、使用は諦めた。
さて、行き詰った。……って待て待て! 諦めるなよ、もうちょっと頑張ってよ
とりあえず、続きを読む。ミッドチルダ式を諦めただけで他の方法を探していたみたいだ……っていうか、研究者達の日記風な部分があるんだけど?
あそこ、アットホームだったのか……どうなったか心配だし、出来れば様子を見に行きたいけど日本国内って事以外に分からないんだよなぁ……
しばらく読み進めると、使える魔法体系が書かれている。
えっと、『プログラムで魔法を発動する方法に注目した結果、物に文字を刻みつけ魔力を通すことで魔法を発動するルーン文字を使用するのが現状でもっとも効率がいい』
ってルーン魔術!? いや、分からんよそんなの!
と思ったらルーン文字一覧表が出てきた……それぞれに意味があり、組み合わせで効果を変えるらしい。
研究者の中に魔力を持っているのがほとんどいないし手探りだったのでやれるたことは少ないみたいだ。
「まあ、とりあえず適当に木の枝にでも刻んでみるか……火辺りを」
◇◇◇
「意味ねぇ……疲れるだけだし」
結論、煙が少し出たよ! たいした魔力を使っていないはずなのに体力持って枯れたよ(誤字にあらず)
やったねアクア君!
レベルが1上がった
体力を500消費した
魔力を5消費した
くたびれた表情を手に入れた
「いや、魔法が使えないわけじゃない……もう少し研究すれば色々できるんじゃないか?」
とりあえず、このときの俺は衣服をどうにかするという最初の目的を忘れていたのだった。思い出すのは数日たって、相性のいい水を操る魔法を使えるようになってからだった。
◇◇◇
わたし、高町なのは小学一年生です。友達のアリサちゃんとすずかちゃんと一緒にバスの中。突然アリサちゃんがこんなことを言い出しました。
「ねえ知ってる? 最近森の方に走る怪人が出るって」
「あ、私も聞いたよ。なんか大きな爪と足をもったUMAがいるとか」
「そういえば、お父さんたちが調べにいくとか言っていたような……?」
「お姉ちゃんも装備を作るって張り切っていたよ」
「あんた等の家族が関わるとかシャレにならないわよ……むしろUMAが心配だわ」
アリサちゃん、SAN値的な意味でってなんなの?
◇◇◇
俺が衣服のことを思い出してorzになっているころ、言い知れぬ悪寒を感じた。なんだ?一体俺の第六感は何を訴えているんだ?
食料を求めているうちに森の出口付近に来てしまったが。
『しかし、本当にそんな生き物がいるのか? 美由希の見間違いじゃ……』
『お父さんまで疑うの!?』
『父さん、現に俺も遠くからだが見たぞ。他にも何人かの人が見たって』
『お、レーダーに反応アリ!』
『本当か忍!?』
ふむ、よくわからないが見つかったっていうかやばいな……逃げるか。
とりあえず、俺はダッシュ、いや、ランナウェイだ! 何も考えるな。今はただあの人たちから逃げ切れ。俺の直感があの人たちに捕まると厄介なことになると叫んでいる。
逃げたぞとか、追うんだとか、色々声も聞こえるし、段々距離が詰められている?
おかしいな……一応、俺って遺伝子上も構造的にも人間辞めてるんだけど、それより高い身体能力って何者?
とりあえず、追いつかれる前にキャンプポイントに到着!
《GU?》
「説明は後! ラクシャーサ!」
《GUAO!》
体に装着されるプレト。この形態なら身体能力が格段にアップ。懐にマニュアルとか干し肉を出来るだけ入れて俺は走り出した。
『スピードが上がったぞ!』
『本格的に逃げるつもりなんだな……私達も本気を出すぞ!』
あれでまだ本気じゃないと……?
『神速は?』
『もう少し距離をつめてからだ。取り囲むように私と恭也は先回りする』
ってまだ速くなるんですか!? っていうかヤバイ。色々と危ないよこの状況。転移したときの感覚から研究所は近くにあると思うんだけどな……仕方が無い。ほとぼりが冷めるまでしばらく遠くに逃げるか。
一旦、大きく跳躍してプレトを脱着する。実はあったポケットから錠剤を一つ。っていうかでかいな……
取り出したのはアクアの実。それを口に含めたとたん、俺の体に劇的な変化が起きた。
「ぐ、グゥオオオオオオオオ!!』
自分の周りに水分が集結し体を覆う。その中で体が組み変わっていくのが分かる。正確には体の外を爪や髪のような物質が外骨格のようなものを形成するのだが……体の感覚的には本当に別の生き物へ変貌するかのような感覚だ。
「なんだ!?」
「ど、どどどどどら、ドラゴン!?」
さっきの人間達に気がつかれたみたいだけど、とっとと逃げさせてもらう。
『オオオオオ!』
雄たけびをあげ、雨を呼ぶ。滝のような雨を局地的に降らせ、それを昇っていく。そのまま雲の中に入り、遠くへ逃げる。空から下を見たとき、大まかな地形を把握したので大体どの県かは分かった。
次に来る時は装備を万全にしようと硬く決めた俺だった。
つーか、自分でも思うけどとんでもないスピードだ。
ちなみにプレトとかは口の中に入れています。別に変身した姿は物を食べる必要は無いので飾りみたいなものだから大丈夫。
◇◇◇
高町恭也は驚いていた。UMAなんて自分でも半信半疑だった、だが、それ以上にとんでもないものを見てしまった。
突如現れた巨大なシルエット。地球にあんなものがいたのかという驚きと、その力。
その声だけで空から滝を降らせるという信じられない現象。
「……」
そのときはただただ呆然とするしかなかった。
後に、深くとまではいかなくても、あのドラゴンのような生き物と関わることになろうとは、このときの彼は夢にも思わなかった。
◇◇◇
「わ、わすれてた……」
ベターマンは変身すると、しばらく行動不能時間があるんだった……体が繭みたいなものに包まれ動けなくなる。
幸い、何処かの洞窟の中らしく、人に見つかる心配は無い。
結局この後、目が覚めるのは数日経ってからだった。
初変身が負担だったのだろうが、日にちの感覚が無かった俺には一生知ることの無い事実だった。
今回の用語
『アクアの実』
ベターマン・アクアに変身するための錠剤の通称名。
結構でかい。
主人公が一番相性がよく、材料もそんなに集めにくくない。
この世界にはアニムスの花というベターマンが変身するための実をつける植物が無いので、錠剤という形をとっている。
ベターマン・アクアは水中活動形態だが、雨を呼ぶことで一時的に空中行動可能だったりする。その場合、雲の中に潜伏することで人工衛星やレーダーをかいくぐっている。
主人公の名前もアクアだから紛らわしいことが多い。