主人公が暴走しているから注意。
忙しくなってきたので次の更新は未定。なるべくはやくしますが。
チャルメラはどうしてこう、不思議なメロディを鳴らすのでしょうか?
独特の音、日本ではラーメンが食べたくなりますね。
……しばらく、食べてないなラーメン。
「…………いい加減、現実逃避をやめますか」
アレからだいぶ時間が経ちました。今では研究所跡地を寝床にしています。ネブラの抜け殻を溶かした材料で補強したり、薬の調合や自分なりに特訓したり、色々とやることもありましたよ。魔法の開発で、ガオガイガー技を再現したり。
新マニュアルによると、魔力のみを放出するのが難しいだけで、術式などにそって使う場合には問題はないのだと。ただし、バインド系には気をつけろとも。
よく分からんので魔法に詳しい人に聞くしかない、今日この頃。
とりあえず、覚えている限りの原作知識から目の前の光景でビックリ仰天しています。
今は、ポンドゥスの実を使い、光の屈折率を変えてスニーキングミッション中。ポンドゥスは使用後の負担も少ないから助かった。
あ、言い忘れていたけどね、研究所……海鳴の近くだったんだ。
「しかし、これはいったいどういことなんだろうか?」
ガラス越しだけど、今俺が見ているのは、聖祥小学校の卒業式。壇上には成績トップの人が上がっている。卒業生代表とか言っていたけど……ローウェルさんでした。
っていうかとらハ!? 士郎さんが生きていたのは遠くからだけど確認したよ!? 年齢的にも生きている人じゃないと思うんだけど…………まあ、無事ならそれでいいんだろうけど、やっぱり俺以外にも転生者っているのかな?
高町なのは(リアルな見た目なので非常に分かり辛かった)を確認した時、小学2年生。この卒業式が終わって4月になれば原作開始じゃないですかヤーダー……それは後にして、まあクラスも確認したんだけど、くぎみーボイスのアリサとすずかはすぐに分かった。この二人は意外と特徴あるんだ、だがその近くにいた銀髪。おめーはだめだ。
まあ、転生者なんだろうな……痛い部類の。っていうかよくピンポイントで海鳴に転生して痛い見た目になって主人公達と同い年に……だけど、魔力とか覇気とかほとんど感じなかったから保留。なんていうか、すずかさんより弱いのよこの、山本のぼる君。
そんな状況だから、転生者っているのか悩ましいんです。
「と、戻って特訓するか」
なんでローウェルさんがいるのか謎だけど、原作開始まで時間がないんだよな……他に転生者がいるのならたぶん誰か絡んでくるし、『不死者』について調べないと……
◇◇◇
プレトのを装着した時に思ったことがある。右腕の部分に、『回転』『追尾』『突撃』とかそんな意味をこめたルーンを刻めば、ガオガイガーのロケットパンチ、ブロウクンマグナムが使えるのではないかと!
ほとんどネタ的な意味で作った。後悔はしていないけど……反省する気もない。
「まさか実戦で使えそうな技になっているとは……」
ネブラの抜け殻で作った訓練用の的(凄く硬い)を易々と貫通した……対人戦がないとは限らないけど、自重しよう。
あ、もちろん左手にはプロテクトシェードを再現しています。
これでヘルアンドヘブンが使えれば……惜しむらくは、俺の魔力光って黒に近い紫ってことだ……あの独特な緑色がよかった。こればっかりは仕方がないけど。
下準備(プレトにルーンを刻む)だけは出来ているけど、今の魔力量だと無理なんだよね……基準が分からないからどれだけ魔力があるか分からないけど。
「さてと……後はデバイスのチェックだな」
研究所にあったドッグタグ、あれはどうやら管理世界の魔法を参考に作ったデバイスというものらしい。ただ、あることに特化させているし、自分で計算式を作らなきゃいけないのがなぁ……ある程度のAIはあるからそこまで困らないんだけど。
「っていうか完全に見た目覚醒人だよな……右腕だけだけど」
右腕に覚醒人の機能を集約させてありますね。シナプス弾撃とかもセットでした。っていうか使えることに驚き、『エージェントX』がまた絡んでいることになっとく。
絶対に奴は転生者だ。ネタがマニアックだが、確実に分かってやっているだろ。
まあ、化学物質合成で変身のための薬を調合しやすくするためなんだろうな。一応、戦闘にも使えるし、スキャニングのためのモードもある。
名前は……ハンドウ。漢字で半道。あれか、ネタが微妙すぎて分からん。いや、何が言いたいのか分かったけど……大脳皮質使ってないよね?
さてと、おなかもすいたしファーストフード店の裏に行ってみるか……目的はいわないでも分かると信じたい。
◇◇◇
「な、なん……ですと?」
ゴミ箱が空……だと!?
そ、そんなバカな……ここらへんのゴミの出るペースは全て覚えているのに、な、何故!? ど、どうする……また山に戻っても、最近修行している高町剣士の人たちに出くわしたりしたらアウトだからここが最後の希望だったのに!?
と、そのとき俺はあるものをこの目(視力はマサイ族並みになることもある)で発見した。大きなゴミ袋を抱えた、中学生ぐらいの少年の姿を。なぜか手にモップをもっているけど、関係ない! あの匂い(嗅覚は犬並みになることもある)はハンバァガァデスネ!
「肉食わせろぉぉぉぉぉおおおぉお!!」
「お、おおお!? 『ブルーム』スタンバイ!」
一瞬で相手の姿が変わるけど気にしない。
「プレト、ラクシャーサ!」
《GG》
「と、トカゲと合体した!?」
ふっふっふ、そのゴ○袋のなかのニクヲォォ……食わせろぉぉぉ
あとで、思ったことだが、このときの俺はどうかしていた。というか、一週間ものあいだ肉を食べてないから気が動転していたんだ。
「そうか、お前が最近巷で噂のトカゲ人間! よし、おれっちが掃除してやる!」
「…………はぁぁ、『ブロウクンマグナム!!」
「なっ!? ガオガイガー!? コイツまさか転生者!?」
俺の聴覚(わりと人並み)は今、大事なことを言っていた気がするけど……今の俺には関係がなかった。ただ、本能のままに行動するだけだ!!
「ご飯めぐんで下さい」(土下座)
「ちょ、往来で土下座すんな!!」
◇◇◇
彼の名前は七夕リンネさん。この前小学校を卒業したばかりで、ローウェルさんとはずっとおなじクラスだったらしい。というか、この人が助けたのか……どうも、リリカルなのはやとらいあんぐるハートのことは知らないみたいで、ここが舞台だとも知らなかったみたいだ。
「いやぁ、いいこと教えてくれてあんがとな」
「こっちこそ、ご飯ありがとうございます」
「まあ、困ったときはお互い様。それにようやく知りたいこと知れたからこっちも感謝してるってことで」
「というか転生者ってそんなことになっていたんですね」
どうも、次元世界中に転生者って沢山いるらしいんだけど、そのほとんどは記憶を消し、魂も浄化された上で転生しているらしく、もしかしたらそこらにいるかも知れないとのこと。転生者に含めなくてもいいと思うけど。
ただし、隕石が落ちてきても最後まで生き残った12人だけは神様から特典を貰い、記憶も引き継いだ上で転生したらしい。
って、俺にはそんなのありませんでしたが?
「そこが分からん。おれっちはただ小さいころから掃除が好きでな、こうしてモップ一本でこの街を掃除してまわっているだけだ」
「なんていうか、変わった趣味ですね」
「自覚はしているけどな」
爽やかに笑う七夕さん。この人、結構ないい人で、この後調べてみたけど本当に掃除してまわっている人だった。街中でかなり評判のいい子供として有名だった。山の中にいたからなぁ……世情には疎くて。
「で、春になったら事件が起こると?」
「まあ……記憶どおりなら。開始前に何かしらやった転生者がいないとも限りませんけど。原作みたいに事件が起こったら、かなり大変な事態になるかもしれませんね……俺としてはやることがあるのでなるべく起こってほしいんですけど……」
「おれっちは街が壊れるのは黙ってみていられねぇな」
「ですよね……人探しも楽じゃないです」
「『エージェントX』と『不死者』だっけ?」
「ええ、Xのほうは間違いなく転生者ですよ。ネタを知りすぎています。『不死者』はどうだか知りませんけど」
「いや、たぶん転生者だな」
彼によると、転生者とは最後まで生き残っていた人ほど強い特典を貰え、さらに死ぬ間際までの強い意志に応じて転生後の能力値が決まるらしい。
彼は前の世界で、他人の肉を喰らって生き延びている人がいた。そう言ったのだ。
「でも、それと不死者になんの関係が?」
「不死って聞いて吸血鬼が浮かんでよ、で、そいつが浮かんだから」
「…………安直ですね」
とりあえず、その日はお礼を言って分かれた。
あ、山本のぼるのことも言っておいたけど、なんか我とかいてオレと読む的な人らしい。
絶対に転生者……って言いたいけど、12人の生き残りに含まれるような奴なのか怪しいからやっぱり保留になった。
◇◇◇
そこからしばらく経ち、体の内側に変な感覚がやってきた。魔力が何かに反応して落ち着かなくなる。
空から膨大な魔力を持つ何かがふってくるのを感じた。
いよいよ原作が始まろうとしていた。いや、原作とは既にかけ離れていた物語だとはこのとき俺はまだ知りもしなかった。
今回の用語
『ハンドウ』
アクアが貰ったデバイス。ミッドのデバイスを元に研究チームが作った一品。
分類上はストレージに近いが、中のシステムが独自のものなので種別出来ない。
サーチやスキャンに用いるアクセプトモード
起動能力の確保や攻撃、化学物質の合成に使うアクティブモード
二つのモードがある。
元ネタはベターマンの覚醒人。
名前の由来は、覚醒人にバンドウイルカの大脳皮質が使われていたことから。
右腕にのみ装着する。燃費が悪いので現在は戦闘に使用するのは困難。
普段はドッグタグ型になっている。