旅してみると主人公の偉大さが分かるね。   作:みずねこ

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はい、処女作です。
温かい目で見守ってやってください。



1-1

『これで!めでたくタイリも!ポケモントレーナーになれるね!』

 

「……What kind of meaning?〈どういう意味?〉」

 

いきなり幼馴染のコウヤから電話が掛かって来た。

 

『いや、だからさ、前に言ってたじゃん?

俺がポケモントレーナーになるから、タイリも一緒にやろうって』

 

「私は何て言ったっけ?」

 

『トレーナーカード申請しといてくれたら考えるって。』

 

「いつの話?」

 

…正直、全く覚えていない。

 

『7才の時。』

 

「憶えてる訳無いだろ。今私10才だっつの」

 

『うわっ!ひっでぇ~、せっかく人が良心で取ったのに。それに10才だから申請したのに』

 

「馬鹿かお前は。そもそも[考える]っつたんだろうが。なるとは言ってない。」

 

『でもオーキド博士の所で申請しちゃったよ?

それにタイリのお父さんもお母さんも経験になるからいいって言ってたし。』

 

いつの間にそんな話が…と思いつつ急いで母さんの作業部屋に入る。

 

━タイリへ

 

お母さん暫く絵の題材探してくるね!

あと半年ぐらいしたら帰ってくると思うから

丁度オーキド博士にトレーナーカードの申請しておいたので、

お母さんが帰ってくるまでに立派なトレーナーになって来なさい!!

 

━お母さんより

 

こんな置き手紙。

そうか…母さん画家だもんな…

 

「じゃねぇ!!」

 

野郎、昨日まで何も言わなかった癖に…いつの間に行きやがった。

 

『おーいタイリー、聞こえてる?というかお母さんの手紙読んだ?』

 

「…………今読んだ。」

 

ドスのかかった声で返す。今機嫌が悪い。最髙に。

 

『ねー何で怒ってんの?つーか早く行こうぜ~、お前ん家の前で待ってるんだからさぁ~』

 

少々考える。

私の住んでいる場所はアルトマーレ。カントー地方からは程遠い。

コウヤは私が6才の頃マサラタウンに引越した。

それからはメールやこのように電話、偶に会うのがせいぜい。

それを…家の前に居る?

すぐさま家のドアを開けて確認する。

 

「おぉ!やっと気づいt

 

光の速さでドアを閉める。

は?

何でアイツ此処にいるんだよ。おかしいだろ。

 

「おーい!開けてくれよ!あと十分でカントー行きの飛行艇出ちゃうんだって!!」

 

ドアをドンドンと叩いて叫ぶ。

 

「ごめん、ちょっとまって。」

 

すぐさま母さんへ電話をかける。

 

『あーもしもしタイリ?手紙読んだ?私今オレンジ諸島に居るからー。

コウヤ君が迎えに行ったでしょ?グズグズしてないで早く行きなさいね。』

 

一方的に話が進み、終わった。

…マズイ、この流れでは私がポケモントレーナーになる事に…

 

ピピピッ ピピピッ ピピピッ

 

電話が掛かってきやがった

畜生、出るか

 

「はい、もしもしタイリです。」

 

『おお!タイリ君!儂じゃよ、オーキドじゃ。』

 

「私女です。」

 

なんか男って勘違いしてる気がする。

べ…別に女って見られたい訳じゃ無いんだからね!

 

『そんな事はどうでもいいんじゃが、君の家にコウヤ君が行っておるじゃろう?

ついさっき苦戦してるとの電話があってなぁ。

君も知っておるだろう?【Pocketphone】。』

 

私が女だと言うことはどうでもいいらしい。

それより…Pocketphone…それは、

シルフカンパニーとデボンコーポレーションが共同で開発した最新型の携帯電子機器。

従来の通信機能や、メールなどの機能もそのままに、

タッチスクリーン式の最新の操作に、髙解像度のスクリーンを併せ持っており、

インターネット機能や、厚さ僅か0,5cm 。洗練されたフォルムには、無駄一つない。

また、オプションを付けることにより、様々な機能を発揮する。

それが…Pocketphone!!

 

『どうやら君も、知っておるようじゃな。次の飛空艇でマサラタウンに来れば、

もれなくPocketphoneをプレゼントしてやろう!どうじゃ、来る気になったか?』

 

何…だと…!?

そりゃあ答えはもちろん…

 

「はい、是非行かせてください。」

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