いつもよりは点数が上がっていたので、安心しました!
さて、それでは第5話「大食い超能力者」です。どうぞ!
≪
今日はいつも不幸な上条さんにしてはラッキーでしたよ!
なぜなら、スーパーのセールの時間に無事に買いたかったものが全て買えたから。
わたくし、上条当麻がそんな上機嫌な気持ちで寮への近道の裏路地を歩いていると女子校の制服を着た女の子が倒れていた。しかし、時々スキルアウトが近づいて攻撃をしようとすると、ものすごい勢いで彼らが吹っ飛ばされている。
・・・不幸な予感しかしない。
しかし、倒れている彼女を放って置くわけにもいかない。
というわけで俺はその子に恐る恐る声をかけてみることにした。
「あのー。どうしたんですか?」
近くに行くと、彼女の右手の近くの地面が削れて文字になっていた。
ダイイングメッセージ!?
よく見てみると…
『おなかすいた』
・・・嫌な予感しかしない。
試しにさっき買ったメロンパンを差し出してみると、次の瞬間には袋が開けられ中身がなくなっていた。
・・・買い物袋の中身全部が。
「ありがとー。私のためにこんなに食べ物を恵んでくれるなんて!本当に助かったよ!」
「俺はメロンパンだけを渡したつもりだったんでせうが…」
「細かいことは気にしちゃダメだよ~」
それが
≪現在 学舎の園・枝垂桜学園学生寮 麗奈視点≫
目覚まし時計の音が聞こえ、私は目が覚めた。
目覚まし時計を止めてから、美衣も起こしてあげようと思ったけど、美衣はもうすでに起きていた。
顔を真っ赤にして、汗だくになって部屋の中央に立っていた。
「何してるの?」
「麗奈ちゃん、昨日の夜に第7学区に雷が落ちたんだよ。気づかなかった?」
いや~。私って一度寝たら何があっても次の朝まで起きない人だからなー・・・
「ごめん・・・でも、
「どうせお姉ちゃんがまたなにかやらかしたんでしょ。能力で雷を出せるのってお姉ちゃんぐらいだし。」
美琴さんは昔からキレたら全力出しちゃうからねー・・・。
「で、美衣は美琴さんに徹夜で部屋の中央から呪いの気持ちを送信してたってこと?」
「違うよ!雷のせいでこの部屋の電化製品全部ダメになっちゃったんだよ。だから、能力でこの部屋は常温に、冷蔵庫と冷凍庫はそれぞれの適温になるように空気の入れ換えをしてたんだよ。」
確かに、私は全く汗をかいていなかった。
「とりあえず、これらのもの全部食べてから電化製品買いなおしてくるよ。」
10分後、予告通り冷凍庫や冷蔵庫に保存していた1か月分の食料を食べきった
≪第7学区 とあるファミレス付近 初春視点≫
私は佐天さんに呼び出されて、待ち合わせ場所で待っていました。
その時、後ろから声がしました。
「あれ、飾利ちゃんだよね?」
「御坂さんの妹さん!?」
声をかけてきたのはこの前佐天さんたちと一緒に看病に来てくれた御坂さんの妹さんだった。
名前は確か・・・
「美衣だよ。美しい衣で美衣。」
「ごめんなさい。この前熱で少しぼんやりして覚えていませんでした。」
「いいっていいって。それより、あなた
「私は佐天さんを待ってるんですけど・・・」
あれ、美衣さんがすごいかわいそうな人を見る目で見つめてきます。
「涙子ちゃんなら私と話始めた頃から後ろいるよ。」
「今日は青のストライプかー!」
・・・へ?
美衣【飾利ちゃん暴走のため、しばらくお待ちください♪】
「見せたいものがあるってメールで言っていましたけど・・・」
「ふっふっふ!よくぞ聞いてくれました。刮目しなさい!!」
「にゅやっ!!」
「美衣さ~ん、それ違うアニメですから・・・」
「ついに見つけたの~、あの噂のアイテム!」
佐天さんはくるくる回りながらそう言い、音楽プレイヤーを突き出した。
となりにいる美衣さんの目が一気に細くなる。
どうかしたんですかね?
「音楽プレイヤーですよね?」
「中身が問題なのよね。」
佐天さんがそう言うと、美衣さんが少し焦った顔になったような気がした。
「とりあえず、ここ暑いからファミレス行かない?」
美衣さんの提案で私たちはいつも行くファミレスに行くことにした。
≪第7学区 とあるファミレス 美衣視点≫
ファミレスで偶然お姉ちゃんたちと合流した。
お姉ちゃんと黒子ちゃんと話していたのは大脳生理学者の木山春生さんと言う人らしい。
「へぇ、脳学者さんなんですか。はっ、白井さんの脳に何か問題が!?」
飾利ちゃんって、思っていたよりもかなり毒舌かも・・・
「
「ああ、それなら・・・」
「黒子が言うには、
音楽プレイヤーを出そうとした涙子ちゃんの手をとなりに座っていた私が掴む。
「(後でたっぷり話を聞いてあげるから、今は黙ってて)」
「(えっ、は、はい。)」
私たちのやり取りに気づかない様子で3人が話を続ける。
「どうしてですか?」
「まだ調査中ですのではっきりしたことは言えませんが、使用者に副作用が出る可能性がありますの。」
「それに、
「その通りですの。」
「そういえば佐天さん、さっき見せたいものがあるって言ってましたよね?」
「あ、いや、別に・・・」
「涙子ちゃん、コップ危ない!」
私がそう言ったときにはもう木山春生さんのスカートに飲み物がこぼれていた。
「あっ、すみません!」
しかし、春生さんは私たちの予想を遥かに越える行動に出た。
「気にしなくていい。かかったのはストッキングだけだから、脱いでしまえば・・・」
「え、えぇぇぇぇぇ!!!」
この人の辞書には恥と言う文字が無いの!?
「だから、人前で脱いじゃいけないと言ってますでしょうが!ね?」
「しかし、起伏に乏しい私の体を見て劣情を催す男性がいるとは・・・」
「趣味思考は人それぞれですの!それに殿方でなくても歪んだ情欲を抱く同姓もいますのよ、ねえ!?」
黒子ちゃん・・・自分のこといってるってわかってるのかな?
≪第7学区 とあるファミレス付近 佐天視点≫
あたしはファミレスを出ると、美衣さんに手を引っ張られて近くの橋までつれていかれた。
「このあたりなら誰にも聞かれないかな・・・」
美衣さんはそう呟くとあたしの方に向き直った。
「さて、涙子ちゃん。いきなり本題に入るけど、さっき飾利ちゃんに見せようとしてたの
嘘、バレてる!?怒られたらどうしよう・・・
でも、美衣さんの口から出たのは怒りではなかった。
「使った?一度でも使っちゃった?」
「え?いいえ、まだ使ってませんけど・・・」
そう言うと、美衣さんはとてもほっとした表情になった。
「よかった・・・間に合って本当によかった。」
「えっ、どういうことですか?」
「
「プロ・・・何ですか?」
「まあ、仕組みなんてどうでもいい。重要なのは他人の脳波パターンで無理やり脳を動かされると、人体に多大な影響が出る、つまり今病院で増えている患者のように意識不明になってしまう。」
寒気がした。確かにあたしは自分のレベルを上げたい。
でも、能力のレベルと自分の命を天秤にかけて、レベルアップを選ぶほどあたしは無謀ではない。
「でも、どうして美衣さんは
「ん?そこら辺のスキルアウト取っ捕まえて
「なら、何でそれを白井さんたちに・・・」
「私は周りの人をなるべく巻き込みたくない。だから私はお姉ちゃんたちよりも早く犯人を見つけてぶっ潰す。」
いつもニコニコしている美衣さんの顔が真顔になっていた。
過去に何かあったのかな?
「そこまで言うなら初春たちには黙っておきます。でも・・・」
これだけは美衣さんに言っておきたい。
「本当に困ったことがあったらいつでも私たちを頼ってくださいね。」
美衣:今回は「上条当麻」「初春飾利」「御坂美衣」「佐天涙子」の4人の視点で物語が進んだね。
麗奈:視点がころころ変わってわかりにくかったならすみませんでした。
美衣:今回見ての通り佐天さんに幻想御手を使わせないようにしたよ!
麗奈:最後のほうは少しだけシリアス展開だったけど、美衣の過去に何があったのかはそのうちわかると思います。
美衣:そうそう、作中に出てきた『にゅやっ!!』は暗殺教室だねー。
麗奈:作者は何気に暗殺教室にハマってるからね・・・
美衣:さて、そろそろ終わりにしようか。次回もお楽しみにー!
麗奈:意見・感想お待ちしています。