第4話,第6話,第7話の題名を変えておきましたが、内容のほうには手を付けていないのですでに読まれている方は読み返さなくても大丈夫です。
さて、それでは第8話「二つの衝突」です。どうぞ。
≪第10学区 美衣の研究所 美衣視点≫
「見~つけた♪」
私はパソコンに浮かび上がった情報を見て声を漏らした。
木山春生。
探し続けていた
「梨子さん、春生さんの現在地調べて。」
「りょーかい!えっと・・・今は研究所にいるわね。・・・あ、位置が移動した!高速道路のほうに向かってる。」
「梨子さんは携帯に春生さんの位置情報を5分おきに送って。」
「もしかして美衣、やる気?」
「もちろん、こっちとしても副作用でぶっ倒れるスキルアウトの搬送めんどくさいし、なにより・・・」
「あなたのお姉さんが絶対出てくるもんね。」
「お姉ちゃんが出てくる前に決着を着ける!」
私は能力を使い、第7学区の高速道路に向かって駆け出した。
≪第7学区 とある広場 佐天涙子視点≫
「ふんっ!」
あたしが演算を開始すると周りの落ち葉が舞い上がる。
あたしの能力はここ2日で急激に成長した。
おそらく、私の脳が演算に慣れてきたのだろう。
「あれ、ルイコじゃん。」
声が聞こえたので振り返るとアケミがいた。
「アケミ!?」
「なになに~、周りには「危ないよ」とか言っておいて自分だけ独占するつもりだったのぉ~?」
「そんなわけないじゃん!あれは本当に危ないものなんだって。」
「そんなようには感じなかったけどな~。」
そう言ってアケミはポケットから音楽プレーヤーを取り出す。
「まさか!?」
「いやー、これすごいよね。紙コップを持ち上げるのが精一杯だったあたしが・・・ほら!」
視界の端で動いていた清掃ロボットが高く舞い上がる。
明らかに元の彼女のレベルを超えている。
「アケミ、今すぐ
「こんなにすごいものを手放すわけないじゃん。」
叫ぶアケミの姿がかつてのあたしと重なって見えた。
「なら・・・力ずくでも止めて見せる。私を助けてくれた師匠のように。」
そして能力の演算を開始した。
≪第7学区 とある高速道路 警備員視点≫
木山の研究所に私たちが押し掛けた時にはすでに人の姿はなかったじゃん。
そして、何かプログラムを仕組んであったのかデータを押収しようとパソコンを起動させた瞬間にすべてのデータがアンインストールじゃん。
クソッ。子供たちを巻き込んでいる木山を一刻も早く捕まえたいのになかなか上手く事が進まない。
でも、とうとう高速道路で木山を待伏することに成功した。
人質の少女も車内でまだ無事だということが分かった。
ここで一気に決着をつけるじゃん!
「木山春生だな。
木山は素直に車から降りてきた。
「両手を頭の後ろに組んでその場でうつぶせになれ。」
これも木山は素直に実行した。
もう逃げ切れないと諦めたのかもしれない。
「確保じゃん!!」
私の声を合図にして、
しかし、木山が諦めたのではという考えは隣から聞こえてきた銃声とうめき声で無くなった。
「何を・・・」
「違う、俺の意思じゃない。」
どうやら、
幸い、私たちが今使っているのは殺傷用の目的ではないゴム弾のため、気絶をしているだけだろう。
しかし「なぜ?」と考えている暇はなかった。
木山が右手を上げたかと思うとその周りに大量の空気が集まったからである。
「馬鹿な!?能力者だと!?」
次の瞬間、あたり一帯は爆音と砂煙に包まれた。
・・・・・・しかし、痛みは全く伝わってこない。
前を見ると、そこには一人の少女が立っていた。
「間に合ってよかったー。」
この都市の8人の頂点のうちの一人、御坂美衣が立っていた。
美衣:あれぇ~、「今回で私の本気が明らかに・・・」とか言っちゃってたの誰だっけ~?
麗奈:わ、私は作者からの伝言をそのまま言っただけだからね。
美衣:というわけでちょっと期待していた方、申し訳ありませんでした。
麗奈:木山さんとの戦いは次回に持ち越しということなので、次回は丸々1話戦闘回になると思います。
美衣:普段からうまく文章をかけていない作者だけど、戦闘回で語彙がめちゃくちゃになったら本当にごめんなさい。
麗奈:今回はそろそろ終わりにしよっか。
美衣:それでは次回もお楽しみに~!
麗奈:意見・感想・お気に入り登録お待ちしています!!!