スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION   作:拳を極めし者

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遂に世界最強のユン使い「かずのこ」がプロゲーマーに!あんたの更なる活躍を期待してるぜ!


第二章 -出動編-
第七話「日常 -成長と相棒-」A


【リュウside】

[新歴75年 5月某日 時空管理局遺失物管理部機動六課隊舎 隊員寮前]

 

雲一つ無い快晴。昇ったばかりの朝日と吹き抜ける風が脳と身体を目覚めさせてくれる絶好の修行日和だ……が、この日俺達格闘家の面々は定期検査の為に時空管理局本局へ出向く事になっている。だから朝の修行は…というか検査が終わるまで修行は控えなければならず、俺は日課を熟せないので身体が疼いて仕方ない。

ハッキリ言ってしまうと憂鬱な日だ。

 

ちなみに移動手段はフェイトが用意してくれるそうなので、俺達は隊員寮の前で待ち合わせ中だ。それにしても何もせずに待つというのは思いの外大変だな。時間の経過が遅く感じてしまう。待つ時間があるなら修行に回したいのに…と考えてたらじっとしてられなくなったので座禅を組もうとしたら春麗に「みっともないからやめなさい」と言われてしまった。

「通行の邪魔になる訳でもないし別にいいじゃないか」と言い返したが、ナッシュにも同じような事(言い回しが難しくてよく分からなかったが)を言われたので、納得いかないながらも渋々立って待つ事にした。この時ガイルが珍しく笑ったのには驚いた…が、人の不幸を見て笑うとは失礼な奴だ。今度笑ったらまた納豆を食わせてやらねば。

 

何十分経ったか忘れるくらい待っていると、朝の訓練を終えたスバル達がなのはと共に隊員寮に戻って来た。なのは以外は身体中汚れだらけで息を切らしながら歩いているな。羨ましい……。

 

「あ、おはようリュウさん」

「おはようなのは。朝の訓練は終わったようだな」

「うん。そっちは定期検査の日だっけ?」

「そうだ。その検査せいで終わるまで修行が出来ん…」

「そ、そんなに落ち込まなくても…」

「………」

 

……早く来てくれフェイト。俺は早く修行したいんだ……。

 

 

 

空を眺めながら暫く惚けているとしているとやっとフェイトが到着。どうやら俺達をマイカーで送ってくれるようだ。

 

「おはようございます。お待たせしました」

「みんなおはよー」

 

車の天井と窓が消えて二つの挨拶が聞こえてきた。一人は当然フェイトだが、もう一人ははやてだ。

 

「フェイトちゃんとはやてちゃんはどこかにお出かけ?」

「ウチは教会本部でカリムと会談や。夕方には戻るよ」

「うん、ちょっと6番ポートまで。私は昼前には戻るから、お昼はみんなで一緒に食べようか」

「「「「はい!」」」」

 

はやてもフェイトに何処かへ送ってもらうようだ。フェイトの話によると実は俺達はついでらしい。

 

「さあ、早く行くぞ!」

「なんかえらい積極的やなぁリュウさん。検査がそんなに待ち遠しかったん?」

「…行くぞ!」

「??」

「はやてちゃん、気にしなくていいよ。いつもの悪い癖だから」

「そ、そうやったんか…。ほんならなー」

 

 

 

[フェイトのマイカー 走行中]

「はやて君」

「んー?なんですか?ナッシュさん」

「さっき『きょうかい』と言っていたが…それは宗教の教会の事か?それにカリムという人物は誰だ?」

「その宗教の教会です。で、その宗教は『聖王教』っていう次元世界最大の宗教組織で、危険なロストロギアの調査と保守を使命としてる組織なんですよ」

「次元世界最大、か。想像も付かない規模だな」

「ウチも正確な人数は知らないですけどね。ちなみに『教会』って言ったら一般的には聖王教会の事やね」

 

「はやてが会いに行く人は聖王教会の独自戦力である『聖王教会騎士団』の魔導騎士で、時空管理局本局の理事官も務めている『カリム・グラシア』さんです。私はお会いしたこと無いんですけどね」

「フェイトちゃんはそうやったねぇ」

「騎士…!ヴィータ達のように強いのか!?」

「あー…まーた悪い癖が始まった…」

「リュウさん、話聞いてました?」

「聞いている!だから教えてくれ!」

「ダメやなこれ」

「今の彼は確かにどうしようもないが私達が聞いているので心配は無用だ」

「(ナッシュ中尉に『そういう問題やないやろ!』ってツッコミ入れるべきやろか)」

「どうなんだフェイト!」

「しつこいですよ!もう!」

 

 

 

[正午 首都クラナガン 先端技術医療センター]

長かった定期検査ももう終盤。解放の時が待ち遠しい…!

 

「もう少し…もう少しだ…!」

「随分ウキウキしてるわね、リュウ」

「リュウの気持ちも分からんではないがな。正直俺も長居はしたくない。こんな時間があるなら捜査を進めるべきだと思っている」

「私も正直なところ身体を調べられるのは些か不快感を感じるな。仕事だと思えば然程苦にはならんが」

「さあ!早く終わらせ…」

 

早く修行をしたくて気が立っていると、通信機からけたたましい警告音と共に赤い画面に「ALERT」の文字が浮かぶ。

 

「む、これは…!」

「一級警戒態勢よ!」

「遂に来たか…!」

「子供達は…必ず守る…!」

 

とうとうこの時がやって来た…………出撃だ!!

 

【リュウside…END】




闘い以外では堪えられないリュウでした(笑)
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