のんべんだらり狩猟紀行   作:手巻きおにぎり

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どうも、恐らく皆さん初めまして。
手巻きおにぎりコンソメスープ味です。
この作品は本当に書きたいことを書いただけなのでかなり粗いです。誤字脱字上等です。
しかし、モンハンを知らない人でも《なんとなく》楽しめるようには作ったつもりです。
では、どうぞ。


俺の人生の始まり
取り敢えず、今までのこと振り返るぞ


この世は、弱肉強食。強いものが蹂躙し、弱いものが争う、そんな血生臭い世界。けれど、実際そこに住んでいる人にとってはそこまで悪いもんじゃないわけで。この世に生を受けた俺は、なんだかんだ言って元気に生きている。

俺はどうやら、いわゆる《転生》というものを経験したらしい。まあ、そうは言っても前世の記憶なんて欠片も残ってなかったわけであるが。ただ生まれた瞬間からやけに自我がはっきりしてるもんだから、そう思っただけである。

俺の両親はモンスターの狩り手、《ハンター》だった。馴れ初めとか何にも知らないが、俺が生まれてからずっと ーーおそらく生まれる前もーー ラブラブだった。

そんな二人は俺が2か3歳ぐらいになった頃からちょくちょく家を空けてどこかへ行っていた。そんな不用心な、とみんなは思うだろうが、そこはご安心。二人が留守の時はいつも近所のおばさんが面倒を見てくれた。

「お母さんとお父さんは何をしにでてったの?」と聞くと毎回「お父さんとお母さんはね、今怖いモンスターを退治しに行ってくれてるのよ」と返された。当時はモンスターだのハンターだのと、そういう事は全く知らなかったもんだから、何かの比喩なのかとずっと思っていたもんだ。

 

 

 

 

そういえば、まだモンスターの話をしてなかったな。

モンスターとは、お前らの思っているような化け物じゃない。口で説明するのは難しいが、あいつらもこの自然で一緒にすむ仲間で、明確に人間と敵対している存在ではない。人間も襲う獣や竜のことを総称してモンスターと呼んでいるみたいだ。

そしてそれらを狩り、人間を守るのがハンターというわけだ。ハンターは子供たちにとって英雄であり、誰しもが一度は夢見る存在である。ハンターとして成功すれば金品と名声が一度に大量に手に入るわけだしな。しかし忘れてはいけない。ハンターはモンスターと命を賭けて戦う職業だ。サシの勝負を勝つだけの技術、そして何より度胸が必要なのである。現実はいつでも子供の夢を破壊するものである。

まあ、俺はそんな現実に気づいていたから、夢なんぞみないですんだんだがな。俺のポリシーは「人並みに生きる」だからな。夢に命かけなくても人並みに生きれる。怠惰と言われても構わんよ、それが俺の生き方だ。今でも変わらない程の堅い信念なんだから、これはきっともう何も覚えてない前世からのメッセージなのだろう。

 

 

 

話を戻そうか、それで両親はちょくちょく家を空けてハンティングしてたわけだが、毎回ちゃんと帰ってきてくれた。出て行く前に「帰ってくる」といってしっかり約束を果たす。約束を守るのは信用的な意味で一番重要なことだからな。

しかし、一回だけその約束が破られたことがあった。確かあれは俺の十歳の誕生日だったか。その日は、十歳になった俺の誕生日パーティーを派手に開こうという約束だったんだ。けれど、そこに邪魔者が入ったんだ・・・

 

 

 

ワイワイと家族でパーティーの準備をしていた時、バタンと戸が開いて切羽詰まった声の村人が入ってきた。

 

「おぉい、おぉい!アモング、エルシア、いるか!?」

「ど、どうしたのよハリス!?モンスターでも現れたの?」

「そうだよ、そのまさかだよ!北の村から連絡があった!北の空からリオの夫婦がやってきた!今ちょうどこの村にやってきてるところだ!」

「ハァ!?リオ夫婦ってお前、あいつらの繁殖時期ってこの時期だったか!?」

 

村人の報告を聞いて両親が軽く恐慌状態となる。が、それもすぐ終わり、急いで迎撃の準備を始めた。

うちの奥には両親の装備や道具などが置かれている倉庫があって、二人はいつもそこに入って数分で準備を済ませてくるのだ。すごいことだが、今はどうでもいいか。

そんな感じで準備を揃えた二人は、毎回いつもこうやって俺に一言言うんだ。

 

「よしっと、準備バッチリだな。それじゃトウマ、またすぐに帰ってくるからな!」

「ええ、今日はせっかくの誕生日だからね!すぐ帰ってくるから、準備お願いね?」

「おう!任せといてよ!」

 

こうやって、約束をして二人は家を空ける。村人ハリス氏に連れられて二人は出て行った。

そして、約束は初めて破られた。二人は、二度と帰ってこなかったのだ。

 

 

 

 

話を聞くに、二人はリオの夫婦とやらを命懸けで追い返したらしい。二人は英雄だ、と村人皆言われた。寂しくないといえば嘘になるものの、俺は二人がいつ死んでもおかしくないという事を知っていたため、ショックは少なかった。

その後、俺は周囲の人々からの援助を受けつつ独り暮らしを始めた。独り暮らしが認められたのも、ひとえに俺の埒外にしっかりしていたおかげであろうな。そしてそんな感じでまた2年、のんびり暮らしていたわけだが。

悪夢はまだ、終わっていなかった。

 

 

 

そん時はちょうど俺が肉を確保しに狩りに出かけてた時だった。その頃は両親が残した武器が少しづつ使えてきた頃だったので、調子に乗ってたんだったな。家自体が森に一番近かくて、抜け出しやすかったということもあったわけだが。

んで、ちょいと背伸びして2日程森に入ってた。そんでいい加減木を見るのが嫌になって森からでたんだ。そしたら、

村が廃墟になってた。

びっくりしたよ。そこらじゅうから血の鉄臭い匂いと、肉が焼けるくそったれな匂いがするんだ。おそらく今までで一番地獄に近い光景だったろう。そんな村の中、真ん中の広場で誰かが休んでるのを見つけた。そりゃ気になって声もかけるわな。

 

「す、すみません!あなた達は、誰ですか?これをやったのはモンスターなんですか?あなた達はもしかしてーー」

「ストップストップ!!そんなに一気に質問されても、お姉さん困っちゃうな〜」

 

そこで休んでいたのは三人組だった。

ひとりは女性。黒くて、ツヤツヤとあみあみがいっぱいあるような防具を着て、同じ材質でできた弓を持っていた。

 

「お、まさかこんな惨劇で生存者がいるとは思わなかったなぁ!坊主、お前さては相当腕が立つな?」

「まさか、そんなわけ無いじゃない!見た感じ12、3歳じゃない」

 

二人目は青年。と言っても22、3歳か?紅い鱗が加工された防具を身に纏い、同じ素材と、あと赤い鉱石で作られた槍を担いでいた。

 

「はぁ、まあ全滅よりか一人生存者がいた方がマシか」

「ケッ、バッカかてめぇ。人の生き死になんてどうでもいいだろぉがよ。俺らは奴らを狩るだけ。巻き込まれたヤツらのことなんぞ気にしてる暇ねェだろ、あァ?」

 

最後は壮年の男性。顔に斜めの傷跡が一つ。顔はよくいそうな厳ついおっさんなんだが、口調がもっとまずい。なんていうか、薬とかやってそうな口調だ。出来れば関わりたくないもんだがなぁ。装備は、薄い茶色というか、砂の色をしていた。肩に角の様なものがついていて、これまた同じ角で出来ている巨剣が横に置かれていた。見た目は変なところはないんだが、なんていうか、装備から『強いですよオーラ』が溢れ出ている。素人目でもわかる、このおっさん(仮)は相当強い。

 

「あなたがどう思おうが、僕だけはあなたに助けられたのは事実です。ありがとうございました」

「あぁはいはい、そうかよ。勝手に感謝してろ、俺はヤツら狩れれば文句ァねぇ」

 

せっかくお礼をしたのにこの返しである。やってらんねぇなチクショウ!

まぁそれはいいや。俺はおっさん(仮)が座っている肉塊に目を向けた。その肉塊は緑色をしていた。いや、別に腐ってるとかそういうわけじゃなく、本当に緑色の甲殻を纏っているんだ。これまた、化け物臭がプンプンする。

 

「ったく、こんな近場にアビオルグがいるんならそう言ってくれりゃァいいのによぉ。最近遠出ばっかで面倒だったんだよなァ」

「何言ってんですか師匠、一番面倒なのは俺らなんですからね!」

「そうそう、クエスト受注から達成報告まで全部やってもらってるのになにが面倒なんですか!?」

「あァ!?面倒なら抜けろ、文句は言わねぇ。俺は教えることは全部教えたぜ?」

 

中々に楽しそうなパーティーである。おじさんと若い二人は師弟関係なのか。どうりでこんな面倒くさい人と一緒にいれるわけだ。

 

「っと、放置して悪いな。お前は、これからどうするんだ?もうここには人はいなさそうだけども」

「そうよねぇ。私達が連れて行くわけにもいかないし・・・」

 

ほら、師匠がこれだから弟子はこんなに優しく育つんだ。しかし二人の悩みも確かに問題だが、俺は別にどうってことはない。

 

「あぁ、それなら問題ありません。俺自身も小型ぐらいなら狩れますし、最悪どこか無事な家に住みますんで」

「・・・まぁ、やたらしっかりした12歳なことで。本当に大丈夫?」

「はい、元々独り暮しなだったもんで。そんなの今更ですよ」

「ケッ、ませたガキだことで。今でこれなら、将来が楽しみだなァ」

「師匠もそんな煽る様なこと言わないでください!」

「うっせぇ、黙ってろ。おいガキ、もしお前がどうしてもハンターになりたいんだったら、15歳の時にここから北、歩いて3日ほどにある『ドンドルマ』に来い。俺がみっちりと稽古つけてやる。今何歳だ?」

 

おっさんがガンつけながら尋ねてくる。正直答えてやる義理はないんだが、まぁ別に減るもんじゃないだろうし、答えてもいいだろう。

 

「今年で、12歳です」

「うっそ、本当に12歳だったの!?すご、私すごくない!?」

「ああ、はいはいすごいすごいからちょっと離れろよ鬱陶しい!」

「おい、お前らうっせぇぞ!!ったく・・・、んで?12歳だったか。じゃあ三年後だな。お前には見所がある、俺が言うんだ間違いねェ。精々その見所を潰さねェようにな」

 

あ、そう。俺には見所があるらしい。そりゃびっくりだ。が、そんなことはどうだっていい。もっと重要なことがある。

 

お前らーー

「あなた達はーー」

 

誰なんだー!?

「誰なんですか!?」

 

三人は一瞬キョトン、と首をかしげすぐに理解する。そう、こいつらの名前をおれは知らないんだ。名前を知らなきゃ訪ねようがないんだよ!

 

「カッカッカ!!そうかそうか、そういやァまだ名乗ってなかったな!!おう、俺ァ『ブローダ』っつうんだ。ま、覚えとけやァ」

「えっとね、私は『ファリナ』っていうの。また会ったら

よろしくね」

「あー、最後が俺か。俺は『シャルド』ってんだ。よろしくな!」

 

ふむ、おっさんがブローダ、兄ちゃんがシャルド、姉ちゃんがファリナ、だな。覚えたぞ!

 

「わかりました。では皆様、お達者で!!」

 

いい感じにお別れの挨拶を言って、ハンターズにはお帰り願った。片付けを手伝うとも言われたが、ここは俺が住んでた村だ。自分のことは自分でやらなきゃいけないよな!!

そういうことで俺は周辺を整えて、これからの生活に向けて頑張り始めたのだった。

 

 

 

 

と、まあこんな感じの生活をしていたわけだ、俺は。

生まれてからそろそろ15年。一応おっさんとの約束の時期になったわけだが、人並みな生活なら今のままでも出来る。つまり約束を守る必要はないわけだ。(そもそも、一方的に言われた事を約束と言えるのかどうかだが)

けれど、ひとつ調べてみたい事が最近できた。それはハンター、しかもギルドとやらからも信頼が置かれるような上位のヤツじゃなきゃ調べられない事だ。俺だってそれの所為で両親が殺られてるんだ、だから。

俺は家の中から装備を引きずり出す。このためにしっかり鍛えてきたんだ、身長も十分だし、しばらく父さんの装備でもいけるだろう。後は武器なのだが・・・

どうやら父さんは刀、母さんは槍使いだったらしいな。長っい槍や刀が置かれてあった。まあ、本人達からしたら2級3級品なんだろうがな。おれにとっちゃそれでも十分な武器だ。

父さんと母さんの防具を半分づつ装備して、父さんの刀と母さんの盾を持って旅支度を終える。草食竜の肉で作ったなんちゃって干し肉も作ったので、食料も問題なかろう。

腐ったらそれまでだが、そしたら新鮮な肉を補給すればいいしな。

 

準備は完璧、よし出発だ。目指すは北の地、ドンドルマ!

頑張るのはキャラじゃないが、いっちょやったるか!!

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