極黒のブリュンヒルデsidestory   作:apride

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原作の第1話から数年前を書いております。
主人公の他オリジナル登場人物に混じり、ちらほらと原作の登場人物を絡めてきてます。



第五話 発現

松本駐屯地からヴィンガルフへ直帰する

 

少し早いが、戻って昼食にしようかと考えながら車を走らせている。因みに、今日はスーツ姿で外出している。

何故か?

自衛官が制服姿でレクサスを運転していたら変だろ!

と、それもあるが…研究所の外へは目的に合わせた服装が義務付けられている。そして、俺の身体には特殊な発信器が埋め込んであるそうだ…常に監視されているのだ。2年どころか、死ぬまで拘束されるのかもしれない…

 

などと憂鬱な気分になりながら帰ってきた。

駐車場で車を返却し、オフィスへと向かう。

所内には専用のオフィスが用意されて、さらに専属秘書付き(本庄)の厚待遇…だよな?

 

「お帰りなさいませ」

オフィスに入ると本庄が出迎えてくれた。

「(重役になった気分だ!厚待遇だなぁ)」

 

「どうかなさいましたか?」

本庄が怪訝そうに聞いてくる…顔がにやけたかな?

 

「ん、なんでもない。ただいま!留守中なにかありましたか?」

「特にありません。午前中は予定もありませんし、少し早いですけど昼食になさいますか?」

「そうだね、私もちょうど同じことを考えてた。早めに昼食を食べよう。あ、午後からの予定は?」

確か午後は実験棟で…

 

「午後からは13:00から実験棟で面接試験です。魔力の発現が確認されている験体と会っていただきます」

いよいよ魔法少女と御対面か…

「いきなり攻撃されたりするのかな?」

ちょっと怯えた様子で聞いてみた。

 

「それはありません。今日は防御系の魔法使いですから、攻撃を受ける心配はいりません」

事務的に答えると、パッと表情が変わり!

「では!さっさとランチにしましょう!」

…切り替わりがハッキリしてるなぁ

 

 

 

食堂にて早めのランチタイム

 

「んふぅ、やっぱ幹部用はクッションが良いわぁ」

なにやらご満悦な様子の本庄

「背面と座面はクッションが付いてるが、普通のレストランの椅子と大差ないだろ?」

 

「その普通ってとこが大事なんですよ~あっちは社食の椅子よろしくプラスチック剥き出しでお尻が痛くなるんですよぉ!」

言われて見れば…すらりとしてスタイルは良いが、肉付きは良くない尻と胸…せいぜいBカップ位かな?

 

「ど・・どこを見てんですか!!」

と、胸を腕で隠された…

目線はバレるものだな…

 

「どうせ貧乳ですよ…」

 

「安心しろ!私は村上のような巨乳好きではない!」

 

「フォローになってませんよ…それに、村上って誰ですか?」

 

 

 

一悶着あったが、昼食を済ませ…

予定通りに午後からは実験棟へ入る

 

 

制服に着替え、実験棟へやってきた。

着なれないせいか、肩がこる感じがする…

やはり迷彩服が一番しっくりくるんだが、何故か用意されてなかった。最近は普段から迷彩服で行動することが

普通だからな!昔は(作業服・迷彩)と呼んだくらいなにがなんでも(作業服)と言いはったものだ。ま、現場では当たり前に戦闘服と言ってる。今度、用意してもらおう…

 

 

 

((所内に鳴り響く警報))

 

 

 

「なんだ!?」

 

((緊急警報!Bブロックにて異常発生!))

 

((Bブロックを閉鎖しました!))

 

音声案内が流れたが…何処かで異常が起きて、そのブロックを即時閉鎖したということだな?

 

「本庄さん、Bブロックって何処?」

 

「…ここです」

 

本庄は青ざめていた。

 

 

「ここは魔力の発現兆候があった験体がいます。独房に隔離して経過観察しているのです。ブロックごと閉鎖するのは…」

その時!

((パパパン!パパパン!))

前方から銃声が響いた!

SMG(短機関銃)の3バースト音…警備員の装備だな。

 

「私の後ろから離れるな!」

そう言いながらホルスターから銃を抜き、銃声のする前方へと走り出した!

 

「ま、待って!渡瀬さん!危険です!!」

 

本庄は叫びながらも必死でついてくる。

 

 

 

既に銃声は止んでいた…

 

 

 

少し行った先には……警備員達だったであろう

 

血塗れの肉片が切り刻まれて散らばっていた‼

 

 

「えっ…えっ…えん…」

 

血の海の中に泣いている少女

 

俺は掛けよって声をかける!

 

「大丈夫かい?怪我してるの?」

 

「渡瀬…さん、、、駄目です!!離れて‼」

 

本庄が離れたところから叫ぶ!

 

 

少女が俺を見て少しホッとした表情で口を開いた。

 

「お巡りさん!助けに来てくれたんだ?」

 

制服に制帽姿を見て(警察官)だと思ったのだろう。

 

「いや、おじさんはお巡りさんじゃないが…君をたす」

 

言いかけてる途中で

 

「なんだ、違うのか…じゃ、お前も死ね」

 

少女は落胆した声で呟いた

 

 

 

 

《《次の瞬間》》

 

 

「あれ?あれっ!?…なんで?…」

 

少女が狼狽えている

 

「なんで?…でない!えいっ!…切れない!?」

 

次の瞬間、少女の目には怯えが浮かんできた。

 

 

「おとなしくしろ!サオリ!」

 

振り向くと黒服姿の若い男が立って睨んでいた。

その後ろには大勢の警備員が短機関銃を構えている。

ついでに床にヘタりこんでいる本庄もいる…

 

「見せてもらいましたよ、渡瀬1佐…いや、イニシャライザーと呼んだ方が良いかな?」

 

 

イニシャライザー?どういう意味だ?

 

 

 

 

【イニシャライズ】初期化

 

イニシャライザーは魔力を初期化ならぬ無力化するってことか?

無力化って…軍事用語っぽいな

 

 

 

 

 




イニシャライザーって、原作で登場したのは「男の子」だけですね?いまのところ…
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