Summon Devil   作:ばーれい

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第24話 動き出す宿命 後編

 聖王都ゼラムに着いた二人は宿を確保すると、それぞれ別行動することにした。ポムニットは頼まれた酒を買うために、バージルは酒場で情報を集めるためにだ。

 

 バージルが向かった酒場はずっと前に、一度だけ来た覚えがある店だ。とはいっても、ゼラムで彼が入ったことのある酒場はここだけなのだが。

 

 店の中は以前と変わりなく活気に満ちていた。

 

 とりあえず端の方の席に座り酒を注文する。あまり酒は好きな方ではないが、多少値が張るものには非常に飲みやすいものがあり、バージルはそういう酒を好んでいるのだ。

 

 杯を傾けながら周りの客の話し声に耳を傾ける。話の内容からするとほとんどの客は以前来た時と変わらず商人のようだ。

 

 もちろん大半がくだらない世間話ではあるが、なかには最近の近況を話す者もいた。帝国が石材を大量に買い付けておりそれで大儲けしただの、召喚獣に襲われ死にかけただの、バージルにとってはほとんど価値のない話ばかりだ。

 

 しかしそうした話ばかりでも、いくつもの情報と組み合わせ自分の知識で足りない部分を補ってやれば、それなりの精度の情報に昇華させることができた。

 

(やはりムンドゥスは攻めていないか……)

 

 薄々気付いていたことだが魔帝のリィンバウム侵攻はまだ始まっていないようだ。

 

 もし始まっているなら現れる悪魔の数はこれまでの比ではないし、現れる悪魔もスケアクロウのような雑魚ばかりではなく、フロストなどの魔帝軍の精兵も多く出現しているだろう。

 

 それがないという事実こそが、リィンバウム侵攻が始まっていないという何よりの証拠なのだ。

 

 だが同時に疑問も生まれる。悪魔が現れるようになって既に十年以上経っているにもかかわらず、なぜムンドゥスは動きを見せないのか。もちろん悠久の時を生きてきた魔帝なら、たかが十年程度動きを見せなくとも誤差に過ぎないのかもしれないが、バージルはもう一つの可能性に思い至った。

 

 すなわち魔帝ムンドゥスの敗北である。封印から蘇ったばかりであれば力も完全ではないだろうし、その状態ならスパーダでなくとも勝利することは可能かもしれない。

 

 ただ完全でないとはいえ、かつては魔界全土を支配した帝王だ。伝説の魔剣士スパーダがいない今、それほど強大な悪魔を相手に勝利を収めることができるのは自分を除き、一人だけ。

 

 ダンテ。血を分けた双子の弟。

 

 恐らく弟もテメンニグルで会った時から成長しているだろうし、父の形見であり強大な魔力を秘めた魔剣フォースエッジも持っている。バージルの持つアミュレットがなければ封じられたの真の力を使うことはできないが、それでも不完全な魔帝であれば倒せるかもしれない。

 

「お待たせしました。これでいいんですよね?」

 

 ポムニットの声によって彼は思考をそこでやめた。とりあえず今は魔帝の侵攻が始まってないことが分かっただけでよしとする。

 

「安ければなんでもいい」

 

 買ってきた酒を見て頷く。どうせ自分が飲むわけではないのだ。それにメイメイも酒であれば何でもよさげなため、気を使う必要はない。

 

 会計を済ませ酒場を出ると既に日は沈んでおり、街は夜の顔を見せている。劇場に行く者、カジノに入る者、早くも酔って大声で騒いでいる者、そこには歓楽街が経済の基盤の一つになっているゼラムのもう一つの顔があった。

 

 それでも所々には騎士と思われる鎧を纏った者達が、周囲を警戒しながら巡回している。悪魔が現れてもすぐに対処するために違いない。

 

 そんな歓楽街で二人は夕食を取るために店に入った。

 

「いいんですか? こんな高いところで……」

 

 メニューを見て驚いたポムニットが小さな声で言う。そこにはいつも食べているようなものよりも四、五倍ほど高い値段の料理が並んでいた。路銀には余裕があるとはいっても、無駄遣いしていい理由にはならない。

 

「かまわん。どうせ金はすぐ稼げる」

 

 王城前にははぐれ召喚獣の討伐など、高めの報酬が提示された高札が立っているのを確認していた。おそらく本来その役目を担うはずの騎士団が悪魔の対応で手一杯のため、高い報酬を支払ってでも冒険者や賞金稼ぎに任せたいのだろう。

 

 理由はともかく、その依頼をいくつかこなせば金に困ることはない。

 

 そのため多少金をかけても、静かな場所で美味い料理を食えるなら安いものだ。

 

 適当に料理を注文し、来るのを待っているとポムニットが尋ねた。

 

「……さっきのお酒、報酬としてあげるって言ってましたけど、何を頼んだんですか?」

 

「父の名が書かれた本の精査だ」

 

「バージルさんのお父さんって、ここに来たんですか?」

 

「記述がある以上、この世界に来たことは間違いない。……何のためかは知らんがな」

 

 それこそが最大の疑問なのだ。あの魔剣士スパーダがわざわざ人間界とは違う世界まで出向いたのだ。そこにはおそらく魔界絡みの理由があるはずなのだ。

 

「うまくいくといいですね」

 

 そこへ料理が運ばれて来た。答えの出ない問題に悩んでも仕方がない。それよりも今は目の前の料理を味わった方がずっと建設的だろう。

 

 明日メイメイと会うことで、この疑問を解くきっかけになることを期待しながらバージルは料理を食べ始めた。

 

 

 

 

 

 翌日、バージルとポムニットは聖王都ゼラムの宿屋から出た。

 

 これから向かうのはメイメイのところだ。店の場所については手紙でも何も書いていなかった以上、まずは以前と同じ場所へ向かうつもりだった。

 

 今日も晴天であるためか、日が昇ってから大して経ってないにもかかわらず、既に宿の外には多くの人が歩いていた。商店街の方も活気に溢れ、人を呼び込む威勢のいい声が飛び交っているようだ。

 

 その人の波の中を二人は連れ立って歩いていく。

 

 しばらくそうしながら進むと目的の場所まで辿りついた。商店街から離れた所にあるためメイメイの店の周辺にはほとんど人がおらず閑散としていた。

 

「あ、まだやってないみたいですね……どこかで時間を潰しますか?」

 

 店の入り口には「準備中」の札がかかっていた。さすがに早過ぎたのかもしれない。

 

「必要ない。どうせ中にいる」

 

 バージルはポムニットの提案を断ると、何のためらいもなくドアを開けて店の中に入っていった。そもそもバージルは買い物するために来たわけではないのだ。

 

「いらっしゃ~い」

 

 店に入るとやる気のない声が聞こえてきた。メイメイは店のカウンターに突っ伏しながら手だけをひらひらと振っていた。いつも以上にだらしない姿だ。

 

「……例の話を聞きに来た」

 

 カウンターに持ってきた酒を置き、バージルは単刀直入に用件だけを伝えた。

 

 メイメイは酒の匂いを嗅ぎつけたのか、がばっと起き上がると酒の方を見た。

 

「お、ちゃんと約束を守ってくれたみたいね~」

 

 そう言いながら酒を開け近くにあったコップになみなみと注ぐと、まるで水でも飲むかのようにごくごくと一気に飲み干した。

 

「ぷはー、生き返ったわー!」

 

「なら、さっさと言え」

 

 ようやくいつもの調子に戻ったメイメイにバージルは話を急かす。

 

「まあまあ、そう急かさないで。……そうね、まず結論から言うと界の意志(エルゴ)はスパーダから助けられたようなの」

 

「本にそう書いてあったのか?」

 

「ううん、違うわ。本に書いてあったことは、何の根拠もないし信用性は低いわね。……でもスパーダって名前に聞き覚えがあったから、メイメイさんがんばって思い出したのよ!」

 

「どこで知った?」

 

 本の情報ではないということは、ある程度情報の出所も推測できる。

 

「直接聞いたのよ、界の意志(エルゴ)から。『我らは魔剣士スパーダに救われた』ってね」

 

「……スパーダは何から救った?」

 

 父が出てくる以上、悪魔絡みなのは間違いないだろうが、果たしてそれだけで「救われた」とまで表現するだろうか。詳しい時期は不明だが、スパーダが健在だった頃の話なので、その時期の魔界はムンドゥスの後釜を狙って泥沼の内戦状態だったはずだ。上級悪魔が魔界の外に目を向けることはほぼなかっただろう。

 

 もちろん下級や中級悪魔が現れた可能性もあるが、その程度の存在で界の意志(エルゴ)を追い詰めることができるとは思えなかった。

 

「あー、ごめんなさい。そこまでは知らないの……」

 

「なら、界の意志(エルゴ)とはどうすれば会える?」

 

 先のメイメイの言葉から彼女は直接界の意志(エルゴ)と対話したと推測できる。そして、そんな彼女なら、界の意志(エルゴ)に会う方法も知っているのではないかと思い尋ねたのだ。

 

「……実のところ、私もずっと昔に話したきりなの。こっちから何かを伝えてもうんともすんとも反応なし。……もちろん死んでるわけでも眠ってるわけでもない。……私も結構長く生きているけど、正直なところお手上げよ。たぶん必要だと思えば向こうから接触してくると思うけど……」

 

「……そうか」

 

 その言葉は彼が望むような答えではないが、こればかりはしょうがない。そう割り切って店を出ようと大声を出したメイメイに呼び止められた。

 

「……あっ! ちょっと待って!」

 

「なんだ」

 

「サイジェントの辺りにも私みたいな者達がいたはずよ。彼らならもしかしたら何か知っているかもしれないわ」

 

「……界の意志(エルゴ)とどういう関わりがある? お前も含めて」

 

 この世界の人間にとっては想像上の存在でしかない界の意志(エルゴ)と話したことのあるメイメイや、サイジェントの辺りにいるという「彼ら」とは一体なんなのか。

 

「私達はエルゴの守護者。加護を受けてこの世界を見守る者のことよ。守護者は界の意志(エルゴ)にそれぞれ一人ずついて、私はリィンバウムの界の意志(エルゴ)の守護者なの」

 

 メイメイがさきほど反応がないといっていたのは、彼女に加護を与えているリィンバウムの界の意志(エルゴ)のことだろう。しかしだからといって、四界の界の意志(エルゴ)まで同じ様になっているのかはわからない。

 

「……つまり、他の世界の界の意志(エルゴ)であれば接触できるかもしれない、というわけか」

 

「その通り」

 

 確実に界の意志(エルゴ)と会えるという保証はないが、何も手掛かりがないよりは遥かにいい。それに界の意志(エルゴ)と接触できる方法がなくとも、もしかしたらスパーダについて何か知っているかもしれない。

 

「礼を言う。おかげで手掛かりが得られた」

 

「どういたしまして。……あ、お礼はお酒でおねがいね!」

 

「考えておこう」

 

 そう言い残して店を出る。話について来れなかったポムニットも慌ててバージルに続いた。

 

「……これからサイジェントを目指すんですよね?」

 

「そうだ。予定通り、な」

 

 確認するように言うポムニットに端的に答えた。

 

 メイメイから得た手掛かりが指し示す場所は、当初から赴く予定だったサイジェントである。正確にはその周辺という曖昧な表現ではあったが、サイジェントの周辺ならスカーレルの手を借りればエルゴの守護者の探索も捗るだろう。

 

「えっと……、ここからサイジェントまでだと何日かはかかりますね、いろいろと準備が要ると思いますけど……」

 

 地図を開きながらポムニットは言った。確かに彼女の言う通り、歩いていけば数日はかかる道のりだ。とは言えそれは普通の人間の場合だ。ポムニットでも悪魔としての身体能力を使えば人間の何倍も速く移動できるだろう。

 

 もっとも本当にそうした移動を行うつもりなどない。いまさら少し時間がかかっても大した問題とは思えなかった。

 

「……任せる。トライドラには寄るつもりだが安い物は買っておけ。……邪魔にならない程度にな」

 

 ポムニットの言葉通り商店街の方へ戻り、旅に必要な物を購入することにした。一応、途中でゼラムとサイジェントの中間に位置する三砦都市トライドラに立ち寄る予定でいたものの、ここで買った方が安く済むものも少なくはない。

 

 そのためポムニットには移動の弊害にならない範囲で物資を買っておくよう伝えた。徒歩で移動する以上あまり買い込めないのは当然だった。人間界であれば車やバイクのように多くの移動手段があるが、リィンバウムではせいぜい乗合馬車があるだけで、その数も少なく金も少なからずかかるのだ。

 

「いっそ、召喚術を使うのも手か……」

 

 ぼそりと呟いた言葉に店の商品を真剣な目つきで見ていたポムニットが振り返る。

 

「はい?」

 

「なんでもない。気にするな」

 

 移動に適した竜のような召喚獣でも呼び出せればベストだが、そもそもバージルは召喚術に関する最低限の知識こそ持ってはいるが、実際に使ったことは一度もないのだ。

 

「とりあえず一通り買ってきましたけど、他に買うものは何かあります?」

 

「いや、ない」

 

 購入する物についてはポムニットに任せていたが、特に過不足なく必要なものだけを買っていたようだ。このへんの要領はいいようだ。

 

 買い物を終えた二人はゼラムから出るために南の門へと向かうことにした。

 

 しばらく歩くと二人の横を鎧を身につけた二十人ほどの騎士が切迫した様子で追い抜いていく。

 

「急げ! 南門を包囲しろ!」

 

 指揮官と思われる騎士が、走りながら周囲に指示を出している。それを受けて周りの騎士はいくつかのグループに分かれて散らばっていった。

 

「何かあったんでしょうか? 随分慌てているようでしたけど」

 

「悪魔、か」

 

 バージルは持ち前の感知能力で悪魔が現れたことを察知できた。もっとも悪魔とは言ってもセブン=ヘルズやスケアクロウ程度の下級悪魔だ。戦いたいと思うような相手ではない。

 

 とはいえ、二人が向かっているのは騎士たちの向かった方向に位置する南門である。場合によっては悪魔と戦わねばならないだろう。

 

「…………」

 

 ポムニットがバージルの袖をぎゅっと掴んだ。

 

「……何を恐れる? お前でも十分倒せる相手だ」

 

 その様子を見たバージルが溜息を吐きながら言い放った。

 

 今のポムニットの力は下級悪魔程度なら苦も無く倒せるレベルまで到達している。

 

 ギルガメスを使うバージルの技術を模した彼女の戦い方は、生まれ持った悪魔の力と好相性なのである。さすがにアティや護人程の力はないものの、単純な戦闘力では彼らに準じたものを持っているのだ。

 

 しかしポムニットは戦闘を忌避する傾向にあり、そのため戦闘で自分から攻撃することが非常に少なかった。その点、彼女と同じく戦闘を忌避するアティは、殺すことへの抵抗は強いものの、相手を無力化することに関してはさすがは元軍人というべきか容赦がなかった。

 

 こればかりは性格的なものであり、心構え次第でもあるため、すぐになんとかできるわけではない。そもそも必要に迫られれば自ら攻撃することはあるので、今のところ大した問題にはなっていないが。

 

 南門に近付くにつれ、周りの人は極端に少なくなっていった。たまたま見かけた人も恐怖に顔を歪ませながら南門から逃げるように走っていくばかりであり、当然ながら同じ方向に向かっている者は一人もいない。

 

 さらに門との距離が縮まると今度はさきほどの騎士達のものらしい声が聞こえてきた。

 

「そっちに行ったぞ! 気をつけろ!」

 

「助けて、助けてくれ!」

 

 声の内容からすると騎士は戦っているのだろう。そうした大声と悲鳴が入り混じったものがしばしの間届いていたが、それが唐突に聞こえなくなった。

 

 それと同時に悪魔の魔力も消えたことから、戦闘が終わったのだと分かった。

 

 その数分後、二人が門の前の広場に到着すると、そこにはゼラムの住人の者らしき死体や、さきほどまで戦っていただろう騎士の死体が、合わせて十体ほどあった。

 

 直径三十メートルほどの広場は、彼らが流したと思われる血で凄惨な様相を呈しており、生き残った騎士達は生存者の確認と状況の報告のため伝令を走らせていた。

 

「…………」

 

「ど、どうしたんですか?」

 

 怪訝な表情を浮かべながら辺りを見回すバージルに、血を見て顔を青くしていたポムニットが尋ねた。

 

(妙だな……)

 

 バージルの視線の先には騎士達と悪魔が戦っていた広場がある。人間の血で濡れてはいるものの、既に倒された悪魔の存在を証明する物は、死体はおろかオーブすらなかった。

 

 通常、悪魔の血は液体のまま残ることはない。もちろん例外はあるものの、悪魔の体から流れたものは基本的に、すぐ蒸発してしまうのである。しかし、中には結晶として残る場合もある。

 

そういった物が「オーブ」と呼ばれ、結晶化したものによってさらに細かく分類される。例えば血液が結晶化したものはレッドオーブ、体液であればグリーンオーブ、魂であればホワイトオーブといくつか種類があり、人間界では一部の物好きな者達が収集しているのだ。

 

 もっとも、人間界では出現する悪魔の絶対数が少ないため、オーブの価値は高く収集する価値もあるだろうが、このリィンバウムでは悪魔が頻繁に現れるためオーブの収集品としての価値は高くない。そもそも、それ以前に悪魔の危険性については人間界以上に知られているだろうこの世界で、悪魔絡みの収集家自体少ないだろう。

 

 そう考えれば、騎士達の誰かが物好きな者に売りつけるためにこっそり回収した線は薄いだろう。となれば、たまたま結晶化しなかったのかもしれないし、セブン=ヘルズのように依り代を媒介に現れる悪魔だったのかもしれない。そうした悪魔なら当然血を流すことはないためオーブは残らない。

 

「はやくいきませんか……?」

 

 もう少し集中して辺りを探ってみるかと思案していたところへポムニットの言葉が届いた。口元を押さえながら急かすように彼女は言うが、確かに今優先すべきことはサイジェントへ向かうことであるため、バージルは腑に落ちないながらも切り替えることにした。

 

「……そうだな、急ぐとしよう」

 

 騎士達は他のことで手一杯だったのか、幸いにも二人を止める者はいなかった。悠々と南門を通り抜け、サイジェントへの街道を歩き出した。

 

 二人の後方では、小人のような悪魔がオーブを抱えながらどこかへ走り去っていく。だが周りの騎士は誰も気付くことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第24話いかがだったでしょうか。

ご意見ご感想お待ちしています。

ありがとうございました。

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