佐世保鎮守府の超サイヤ人 改訂版   作:ひよこういろう

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こんにちは、ミスオです。
ネット環境が復旧したので、頑張っていきたいですね。
本当に前作みたいなことは起こしません…
今回の春イベは夏のMIよりは簡単ですね。


第1話 王子が鎮守府に着任(襲来)しました!

「んん……なんだか変な夢見ちゃったかも……」

 

「早く朝ごはん食べちゃ………」

 

「おぅっ?!」

 

窓を見ると、初めて会うような、とても懐かしいような、誰かがいた。

 

しかし、その特徴的な髪形は簡単に忘れられるようなものではなく、窓を勢いよく開けると。

 

「あ、あなたは…………!!」ガラガラッ

 

「ふん…」

 

「ずいぶんと久しぶりだったな、名も知らんガキ」

 

―――

 

「あのとき深海棲艦を倒してくれなかったら、私は今ここにいませんでした…。本当にありがとうございました…」

 

「(やはり夢じゃないのか……)…」

 

「でも、どうして今になってこの鎮守府へ?それに、随分とお若くなっておられますような・・・?」

 

彼が不思議に思うのも当然である。ベジータの見た目は、彼が見たときよりも若い、人間にとっての全盛期、十代後半に若返っていたのである。

 

「これか…そうだな………。色々あったんだ。色々とな…………(カカロットの野郎…。まあいい、何か話題を逸らさんとな)」

 

「それよりいつまでもお前のことをガキと呼ぶのでは不便だな。俺はベジータだ。お前の名前は何だ」

 

ベジータがそう言うと、彼は少し頬を赤らめて言った。

 

「はいっ!私、この佐世保鎮守府の司令官を務める、財部茜であります!」

 

「そうか、なら茜と呼ぶことに『提督ーーー!!!どこにいるのですかーーーーー!!提督ーーーーーー!!!!』なっ、何だ?!この馬鹿でかい声は?!」

 

突如建物に広がる轟音、およそ人間が出してよい音量ではなかった。

 

ガチャリ、とドアが開く。

 

「提督…もう朝食の時間です……。……なっ?!…そ、そこの貴様…!」

 

「あ、長門おはよー。そういえばもう朝ごはんの時間だったね」

 

「そうです……って、そうじゃなくて、そこの貴様!」

 

そう言って轟音の発生源である彼女はベジータを指さして、

 

「何者かは知らんが提督の私室に入り込むとはいい度胸をしているなぁ……!!」

 

部屋に入ってきたのは、しなやかな筋肉を持ち、それでいて女性らしさを感じさせる豊満な体つきの、なにか動物を思わせる(?)アンテナを頭につけた、見た目だけなら長身の美女だった。

 

「提督がこんなにかわいい男の娘だからって人には言えないようなあんなことやこんなことをしようとしているんだろう!だ・が!!私に見つかったのが災難だったな!貴様のような不埒な輩はこのザ・アルティメット・ビッグセブン・戦艦長門(誇張)がミンチ肉のようにしてやる!!」

 

「長門…?その『人には言えないようなあんなことやこんなこと』って普段長門が私にしてることだよね?」

 

「ああすまない提督!怖がらせてしまったなぁ!どれ私が慰めごふっ!」ガンッ

 

「こら長門さんっ?!あんまり提督に迷惑かけないの!」

 

もう一人、小柄で可愛らしい、薄い亜麻色の長髪の女の子が部屋に入ってきたかと思えば、彼女は自前の連装砲で長門の後頭部を思い切り打ち抜いた。いともたやすく行われるえげつない行為である。

 

「え、えげつない女だ…後頭部をいきなり叩きやがるなんて……」

 

「あら?怖がらせちゃったかしら?あなたがどこのだれかはわからないけど一応自己紹介しておくわね。私は天津風、次世代型駆逐艦のプロトタイプ、陽炎型の9番艦よ」

 

「俺はベジータだ(駆逐艦?9番艦?何を言っていやがるこいつは…?)」

 

「そう、よろしく……じゃない!ちょっとあなた!一体どこの誰なのよ?!」

 

「さっきお前がどこの誰かは知らんと言っていただろう。なんで俺にあたるんだ」

 

「ななな……そ、そういう意味じゃないでしょ普通!!」

 

揚げ足を取られた彼女は顔を赤くして叫んだ。煙突帽子からも大量の煙が出ている。

 

「あはは……やっぱりこうなっちゃったかぁ……」

 

「できればそれの説明も兼ねて、朝ごはんにしたいんだけど…天津風、ごはん4人分用意してくれる?」

 

財部がそう言うと、天津風という少女は渋々と。

 

「ぐぬぬ……まあ、提督がそういうのなら…仕方ないわね…」

 

「(何この人?!提督の部屋になぜかいるし、変な人!)」

 

彼女の恋心が揺らぐのはまた別の話である。

 

「はっ?!ビッグセブンな私の出番が少ない!!」

 

――――――

 

ベジータは彼女たちに自分がここにやってきた経緯を軽く説明し、何とかして誤解を解くのであった。

 

「へえ、それじゃベジータさんは普通の人間じゃなくて、サイヤ人って人なの?」

 

「待て騙されるな天津風!こいつはこうやって私たちを騙して薄い本のようにするに違いない!」

 

「それ長門さんが提督にしたいことでしょ」

 

「なっ…?!そ、そんな、わけ、ないだろう…ハハハ……」

 

つまり、図星のようで。

 

「でも確かに、私を助けてくれたときすごい力で深海棲艦を吹き飛ばしていたけど、流石に惑星一つ軽く粉々にできるってのは…」

 

そもそも、そんなに簡単に惑星壊されちゃ困る、と付け加えて。

 

「そうか。だが俺のいた世界ではヤムチャでもそれくらいは簡単にできるはずだ。」

 

「「「(ヤムチャって…誰?!)」」」

 

「………よほど信じられんようだな……」

 

「そりゃあ…ねえ」

 

「まあそうだな(提督マジ天使)」

 

「そうね…(長門さんてばまた変なこと…)」

 

「だろうな。その反応は予想していた。」

 

「後で外に案内しろ。良いものを見せてやるぞ」

 

ベジータは不敵に笑う。自分の力を知った3人の驚いた顔を見るのが楽しみで仕方ないとばかりに。

 

―――この日、何の罪もない恒星、ピーコックが消えた―――




天津風ってゲームで提督のことを「あなた」としか呼んでないような気が…

悪い癖でグダグダと書いてしまいました。ごめんなさい。
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