やはり彼と彼女と彼女のsaoはまちがっている 作:ヤーマダGX
八幡のキャラ崩壊が酷い気がする
「終わりだ!」
そう呟きながら俺はモンスターに止めをさす
saoのサービスが開始してから俺はひたすらmobを狩りまくっていた。俺のようなエリートぼっちになるとおのずと行動方針は決まってくる
例えゲームとはいえ他人と関わることに変わりはない。コミュニケーション能力0な俺は恐らくsaoの中でもぼっちになるだろう。だから出来る限り他のプレイヤーよりレベルを上げるべきだと考えた・・・なにそれ悲しくなってきた
「ふひっ」
思わず笑いが込み上げてくる。・・・そういえば自分の自虐ネタで笑ったのって久しぶりだったな。奉仕部のことについて多少なりとも答えを出したからか少しは気が楽になったせいかもしれない
「ちゃんと話して伝えなきゃな」
あの時俺が決意したこと、それは伝えること
昔から欲していた『それ』は決して手に入れることができないと諦めていた。けどあの二人に『それ』を見た気がしたから。いや、見えてしまったから。だから俺は自分のやり方を変えてまで奉仕部を守ろうとしそして間違えた。
「でも間違えたまま終わりになんてしたくない」
そう、俺はこの思いを明日彼女達に伝える。その結果どうなるかなんて分からない・・・でも
『ちゃんと雪乃さんと結衣と向き合ってね』
小町に言われたあの一言が俺にこの思いを気付かせてくれたのだ。そして何故か、この思いは間違っていないと俺はそう感じることができていた
「はあ!」
無我夢中にmobを狩っていた俺は気付くとレベルが5になっていた。これなかなか高いんじゃねえの?と勝手に自画自賛してると新たな敵が湧いてきた。俺はそれを察知すると得物である短剣を手に取り瞬時に3回切りつけ止めに短剣のソードスキル〈アーマー・ピアーズ〉を繰り出した。敵を倒した後時間を見てみようとメニュー画面を開こうとした瞬間俺の身体は光になって消え去った
目を開けると始まりの街の広場にいる事に気付く。そこには他のプレイヤー達もいるようだった
「どうなってんだ?」
俺が今のこの状況のことを考えているとなにやら周りが騒がしくなる。顔を上げてみると・・・
「なっ!?」
赤いローブを纏った人?が俺達の前に姿を現した
その人物はこう告げる
これはデスゲームであり負ければ死が待っていること
このゲームからログアウトする事は不可能であること
そして、このゲームから抜け出す方法はただ一つでありそれはゲームをクリアすればいいということ
「最後に私からプレゼントを用意した。アイテムストレージを確認したまえ」
言われたままに皆がストレージを確認する。そしてその瞬間あちこちでプレイヤー達の姿が変わる。もちろん俺も・・・だが俺にはそんな事はどうでも良かった。俺は全ての思考が停止し
体は時が止まったように固まっていた。だって、俺の、目線の、先、に、居た、のは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・震えながら必死に抱き合いその場に座り込む彼女達だったから。
読んで下さってありがとうございました!
雪乃、結衣の本格的な登場は次回からです!
それでは3話会いましょう