比企谷八幡日常生活   作:狂笑

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遅くなりました、すいません。
しばらくは亀足更新になりそうです。

テストが終わった......一部が今日帰ってきた。
徴兵令の徴を微にして九割逃した。
英語表現は赤点まであと2点の41点だった......orz


第一話 ここから彼の青春は始まる

『高校生活を振り返って』

              

                      2年F組 比企谷八幡

青春とは嘘であり、悪である。

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺く。

自らを取り巻く環境のすべてを肯定的に捉える。

何か致命的な失敗をしても、それすら青春の証とし、

思い出の1ページに刻むのだ。

例を挙げよう。

彼らは万引きや集団暴走、陰湿ないじめ、カツアゲ、しまいには川崎で起きたような殺人という犯罪行為に手を染めてはそれを「若気の至り」と呼ぶ。

試験で赤点を取れば、学校は勉強をするためだけの場所ではないと言い出す、または自身の勉強不足を棚に上げて問題を作成した教師のせいにする。

彼らは青春の二文字の前ならばどんな一般的な解釈も、

社会通念も捻じ曲げて見せる。彼らにかかれば嘘も秘密も、

罪科も失敗さえも青春のスパイスでしかないのだ。

たとえそれが取り返しのつかないことであったとしても。

そして彼らはその悪に、その失敗に特別性を見出だす。

自分たちの失敗は遍く青春の一部分であるが、他者の失敗は

青春ではなくただの失敗にして敗北であると断じるのだ。

仮にそれがブーメランであったとしても。

つまるところ、青春とはすべて彼らのご都合主義でしかないのだ。

ならそれは欺瞞だろう。嘘も欺瞞も秘密も詐術も糾弾されるべきものだ。

彼らは悪だ。それを彼ら自身が気付いておらず、しかもそれを正しいと思ってやっているからこそイスラム系テロ組織並にタチが悪い。

結論を言おう

上記該当者、砕け散れ。もしくは俺が砕く。

 

 

 

 

 

 

 

何故か校内放送で職員室に呼び出され、のこのことやってきたら職員室で平塚先生に作文を読み上げられる。

 

……うん、やっぱり最後の要らなかったな。完全に蛇足だ。

その証拠として平塚先生は額に青筋を浮かべている。

 

「なあ、比企谷、これはなんだ」

 

「はあ、『高校生活を振り返って』というテーマの作文ですが」

 

「なら、なぜこんな舐めた作文になる」

 

俺自身は舐めているつもりは毛頭もない。

だが、異様なまでにこちらを睨み付けてくる平塚先生にこのことをいうと火に油を注ぐようなものだ。あ、この場合はガスボンベを焚き木にぶち込むようなものかもしれん。確実に爆発する。

 

「事実を書いただけのつもりなのですが……今時の高校生ってこんなもんじゃないですか、それに、表現の自由は保障されていますし」

 

「小僧、屁理屈を言うな」

 

「先生、今は、昔と違って生徒に対する暴言だけでもPTAがうるさいですよ」

 

ついでにのび太君の先生がよくやっている廊下に立たせる行為もいまは体罰にあたるとされている。

 

「まあそう言うなって」

 

「そうですね、寧ろ先生の年齢なら――」

 

風が吹いた。

グーだ、ノーモーションで繰り出されるグー。

 

「次は当てるぞ」

 

目がマジだった。

この人、自分がクビになる可能性考えないの?

俺の友人があなたのことをクビにしちゃいますよ。

 

しばらくして落ち着いたのか、幾分落ち着いた声で話しかけられる。

 

「君は部活はやっていなかったよな」

 

「はい」

 

「友達とかはいるか?」

 

あ、俺って友達いないように思われていたんだ……

友達と呼べるかは分からないが、呼んでもいいぐらい親しい知り合いはいる。

他には……幼馴染とかとある一件以降ちょくちょく絡んでくる後輩とか。

ていうか、友達ってそもそもなんだ?

 

「多分、俺のことを友達だと思ってくれているひとはこの学校には少なくとも二人はいます」

 

ついでに、俺がどう思っているかを言っていないのはミソだ。

平塚先生のほうに意識を向けると、驚いた表情をして呆然と固まっていた。

失礼な先生だ。

しばらくして平塚先生が回復すると、何事も無かったかのように振る舞った。

 

「意外だな、まあ、その二人の名前を言ってみたまえ」

 

疑ってんのかこの先生は。

 

「2年Ⅽ組の材木座義輝と2年B組の山北知和(ともかず)です」

 

「これは……、また濃いキャラだな」

 

平塚先生は返答に困る。

まあ無理もない。

材木座と知り合ったのは体育で強制的にペアを組まされたとき。

山北と知り合ったのは中学一年のとき、たまたま席が隣になったことが切っ掛けだ。アイツには中学時代色々と助けられた。巻き込まれもした。

具体的な説明は今は省かせてもらうが。

ただこれだけでは平塚先生が顔を引きつらせる理由にはならない。

 

材木座は夏でもコートを着るような万年中二病のコミュ障。

山北は与党自由民衆党実力者で文教族や国防族に太いパイプを持つ山北徳和(のりかず)元文相の孫だ。(地盤は神奈川)

大企業、山北ホールディングスグループを運営する山北一族の嫡孫ともいえる。

しかも山北一族は徳川幕府の時代では相模国大庭藩二十五万石の譜代大名。

俺自身、コイツと関わっていることがたまに不思議になってくる。

そして山北にはこんな二つ名がある。

 

―総武の改革者―

 

由来は山北が入学して以降、彼自身の手によって総武高校は次々と改革されてきたからだ。

山北は一年次の四月に社会政策研究部に入部して以降、署名活動を行い、一年間に五度の生徒総会を開かせた。

行ったことは大きく分けると2つ

校則の緩和と生徒会のリコールだ。

前者の場合、生徒総会で認められても職員会議で否決されたときは叔父で千葉市議会議員の山北邦利に市に圧力をかけてもらい、無理矢理認めさせているらしい。今年山北は生徒総会の代行機関である評議委員会の委員になったため、生徒総会の乱発は避けられている。

 

因みに山北はいま生徒会室にいる。

 

如何やら生徒会の提示した各部活動予算案に不満を持ったようで、右腕とも言われている友人の岩崎正自(ただより)を伴って乗り込んでいった。

元々、城廻会長体制は前生徒会リコールした際、山北ら社会政策研究部が支援して成立したのだが、昨年12月頃から対立し始め、社会政策研究部出身の初声和也副会長と武正数哉会計、村岡陸渉外担当の三人が仲裁しているとか。

 

「と、ところで、彼女とか、いるのか」

 

「いませんね。まあ仲の良い女子ならいますが」

小町曰くお義姉さん候補らしいが。

 

「ならこうしよう。レポートは書き直さなくてもいい。だが、君にはこれから奉仕活動に従事してもらう。ついてきたまえ」

 

うわ、めんどくせぇ、逃げろ。

 

 

 

……

逃げてはみたものの、首根っこを捕まえられ、強制的に連れていかれました☆

 




ノートに書きだめたものをwordにうつして、こっちにコピーしてから投稿ってじかんかかるな......
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