ライナが死んで、BLEACHの世界に行く話し。

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にじファンから移転。


ライナの虚化

俺は死んだ・・・

 

 

 

 

親友のシオンやフェリスに殺されたわけではなく

 

 

 

 

ましてや敵に殺されたわけではない、心労や肉体の疲労が溜まり過ぎたのかせいか発作起き、心臓麻痺で死んだ。

 

 

 

 

 

そりゃそうだな。仕事で10日以上も徹夜は珍しくないし、フェリスに連れ回されたり、魔眼保持者たちの問題だの複数やっていたのだから。

 

 

 

 

 

ジェルメの一日15分睡眠で、過労死し難い体質だと自信はあったけど。散々化物といわれたけど・・・、やっぱ、俺も人間だったってことかね?

 

 

 

 

 

ライナ享年19歳。

 

 

 

 

 

この頃のライナはまだ複写眼(アルファ・スティグマ)を持っていた。

 

 

 

 

ライナの死後、当然、フェリス、キファ、アルア、イリス、クク、体内のイルナ、リューラ、シオン、ジェルメ、ゾーラ、ピア、ミルク、ペリアなどは悲しんだ。フェリス、キファ、ミルクは特に泣いた。

 

 

 

 

 

幽霊となったライナは、この光景を見て、悲しくなった。俺は、できれば生きたいな。生者としてまた会いたいと思った。

 

 

 

 

 

「ていうか、フェリス!シオン!俺が過労死したのはお前らが原因じゃねえか!!!」

 

 

 

 

 

なんかムカツクけど、やっぱ、悲しいな、本人達も大丈夫だったと思ったのだろうけど・・・。

 

 

 

 

 

まあ、無理はない、ライナ・リュートは魔法騎士を遥かに凌ぐ戦闘力を持っていたのだ。仕事による過労死は想像しにくい。フェリスの剣の打撃(斬撃?)を受け続けてきたし。禁呪で睡眠に入っても、リンチにされて起こされるのだ。疲労や傷がコツコツ蓄積されたのだろう。いままで過労死しなかったのが不思議なくらいだ。常人ならばとっくに過労死だろう。長い時間をかけてようやくそうなったのだ。

 

 

 

 

 

 

シオンからすれば、ライナが死んだということは、もう自分の手で殺さなくてもいいので、赤の他人を殺すだけで済むので、よかったほうだったのだが、心とは複雑なものだ。蘇生しろと心からシオンは願った。

 

 

 

 

 

しかし、そうはならない、このままあの世に直行だろう。

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

 

「ん?なんだ、あれ!?」

 

 

 

 

とゴーストライナ(うまいこと言った!)の目の前の空間に裂け目が現れ、ライナは気になり近づいて、調べて、さらに中が気になりどうせもう死んでいるし思い切って飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

裂け目に入り延々と前に進むとようやく薄明るい光が見えてそこを出たら、周りには砂ばかりが見え、ここは砂漠だった。月が見えるがあとは砂漠ばかりで何もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

生物・街がないかと探しつづけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に何も無い。水もないが。今の自分には必要がない。死んでいるから幽霊だからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、変化はあった。いつの間にか自分の胸の「鎖」が生えていた。こんなもの幽霊になった後はなかったのにあの裂け目の中をを抜けてからこうなった。あと、なんだか身体の調子がいい。この世界には、精霊が無限にいる。自分が生前住んでいたときより埋め尽くしている。精霊そのものが世界を構成している感じだ。

 

 

 

 

 

 

「ん、あれ、これは」

 

 

 

 

 

 

と複写眼を発動させた。

 

 

 

 

 

 

世界を解析できた。本当に精霊で埋め尽されて、いや、精霊そのものが構成を成している世界が正しいだろう・・・。

 

 

 

 

 

 

「ていうか、複写眼(アルファ・スティグマ)は死んでからも付いてくるのかよ。だけど生前より解析の調子がいいな。あと身体の調子も」

 

 

 

 

 

 

 

ライナは鏡になるものがないため、気づかない、自分の瞳が五方星ではあるが、朱色以外の色も何色か明滅していることに・・・。

 

 

 

 

 

 

それから、何日か常の夜の砂漠を歩いていき、時々変な仮面をつけた胸に穴がある怪物に遭うが、どういうわけか魔法も使えて、何とか撃退した。しかし、日が経つごとに襲われる頻度上がったり下がったりする。上がるときは身体の調子がいいときで体内の魔力が増大する感じがする。魔眼で観察することで、仮面の化け物の強さが分かる。そして、その存在の名もなぜか視ると分かった。あの身体に孔が開いた仮面の化け物は「(ホロウ)」といい、巨大なものは「巨大虚(ヒュージ・ホロウ)」、さらにでかい知能が低く愚鈍だが強大な力を持つ黒い外套の同じ仮面のは、「大虚(メノス・グランデ)」といい、最下級大虚(ギリアン)と呼ばれる部類だ。

 

 

 

 

 

 

魔眼でこの世界を調べてみると目を通して世界の構成ここに蓄積された情報が流れてきた。

 

 

 

 

 

 

ここは「虚圏(ウェコムンド)」といい虚たちが住む世界だ。

 

 

 

 

 

 

ここに、あるのは虚と月に夜、砂漠、石英だけで、たまに進化して破面(アランカル)という死神化した(ホロウ)がいる。ちなみに大虚には、3つの階級がある。最下級大虚(ギリアン)中級大虚(アジューカス)最上級大虚(ヴァストローデ)

 

 

 

 

 

 

正確に階級を識別すると、個が存在しない最下級大虚(ギリアン)が最下級。個が存在する下級大虚《ギリアン》は下級。身体縮み黒い外套から白い体の獣になれば中級大虚(アジューカス)。しかし、中級大虚(アジューカス)には人と同程度のサイズの者もいる。人型ではないので、中級大虚(アジューカス)としているが、豹や虎、ライオンなど人とサイズと霊圧が最上級に近いので、「上級大虚」が正確かもしれない。あと、虚の容姿は殆ど動物や昆虫、植物タイプだ。

 

 

 

 

 

 

なぜこのような形を取るのか。おそらく、生前人間だった頃の因子や心の在りようが起因している。人の祖先は猿とされるが、一概には言えない。他の哺乳類・爬虫類・幻想種などを祖先にしているともいわれる。心・思想・存在理由でそれ以外の形態を取る場合もあるだろう。ならば、生前、複写眼保持者のライナ・リュートが持つ因子とは・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここを歩き続けて、一年近くになる。生前のことを思い出す。最初は、普段は戦場と盗賊の村だが、今はあの命令書でシオンに裏切られたショックでフェリスの約束を破って国を出て一ヶ月経過して見た夢を鮮明に思い出した。長い黒い髪と黒い瞳の美しい女性だ。

 

 

 

 

 

 

 

おそらく自分の母親だろう。ナイフを持って泣いていた。理由は、俺が複写眼保持者だからだ。いつか暴走して死ぬからだ。金髪で顔が自分に似た男は父親だろう。黒い髪と瞳は大抵平民の出だから、母は苦労し、そして自分はいつか下賎な犬の子呼ばわりだろうけど。複写眼保持者だからそういう人間扱いもないな。父は家族を守ろうとしていた。あの夢の続きは不吉なものだった。母が生贄とかシオンやフェリスが砕ける、あの声が複写眼の化け物の声が聞こえる。そこまでだったが、

 

 

 

 

 

 

 

「あ~あ~。結局ラフラとの約束守れなかったな。生前は全部が全部不幸かと思ったけど。途中と最後の辺りは、まあまあ楽しかったかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ていうかさー。俺てば、生前さんざん人殺したから、100%地獄逝き決定だろう。なんで、こんな夜と砂漠に化け物しかいない、って、十分地獄じゃん」

 

 

 

 

 

 

 

自分の胸の鎖を見る。だんだん減っている。虚の解析結果から得た情報だと、この因果の鎖の残りが消えると自分は仮面の化け物になる。そんで人間や死者、同胞を襲い喰らう。生前の危険な存在とあまり変わらない。死んでからも自分は化け物なのかとライナ落ち込んだ。

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして胸が捲れて孔が見え出した。今の自分は「半虚(デミー・ホロウ)」と呼ばれる存在だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに年月が経ち、ついに孔が開き切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき、虚圏全体が揺れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界に存在する無限といってもいい霊子たちが虚化で身体が爆散し再構成している場所に集まりだした。そして、新たな虚が生まれた。ただの虚ではない、人型で強大すぎる霊圧を持つ存在・・・、『最上大虚(ヴァストローデ)』である・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ここでおかしな点が存在する。まず数万の虚が集まり融合しないと大虚は生まれない。さらに大虚は巨大虚を核としているので個が存在する。ここから同胞を喰らい戦い続け成長し最上級に進化するのだが・・・、途中で進化が止まったり、同族に一部でも喰われれば進化が止まる場合もある。

 

 

 

 

 

 

ライナはその過程を整霊(プラス)からの虚化だけで、それに至っている。それはつまり、それだけの強大な力を鍛えずに秘めているということだ。

 

 

 

 

 

 

そして、今のライナ・リュートの姿は道化師。仮面は右が「泣いている」・左が「笑っている」。瞳は暴走状態のような十芒星で、中心の眼孔に五芒星がある形状に変化している上下逆さまに重なる2つの五芒星は、片方に「橙、黄、緑」の3色、もう片方の逆さまのは「青、藍、紫」の3色となっている。中心の五芒星は朱色。

 

 

 

 

 

 

合わせれば虹の色数の七色(朱、橙、黄、緑、青、藍、紫)になる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ、この姿になったのかが俺にはわからない・・・・?死んで解放されたはずなのに・・・、おそらく魂魄が覚えている(持っている)のだろう。

 

 

 

 

 

 

 

本来、複写眼保持者は司祭や女神という神々から「全ての式」と呼ばれた「寂しがりの悪魔」ライナ・エリス・リードを受け入れるための容器だ。因子を持つだけで使う術は拙過ぎて人間に舐められているが強大すぎる魔力と無限の演算力と底なしの器を持つ。死神代行の黒崎一護も強大な霊力を持っていても死神化していないので雑魚に負けていたのでそれと同じだろう。個性が他を圧倒しているというのでは、規格外中の規格外でだろうな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

他の最上大虚とは比較にならない霊圧と能力。全ての式を解き、そして編む(創る)能力を虚化の特性で因子をオリジナルに迫るレベルに復元されたのだ。編む者の能力は、オリジナルと変わらないが、今のところ、破壊の解く者の力(規模)はオリジナルの「2~5割」がいいところだった。その強化(復元)された悪魔の能力は一度に女神や司祭がいる平行世界を千里眼のようにで見透かすほど出鱈目ではないが・・・、各空間(現世・虚圏・尸魂界・断界・その他の異界)に存在するモノを対象物として魔眼を発動眼して視ると・・・、全ての生物・物体・生命体・能力・魔法・忘却欠片の構成が見えるくらいはある。

 

 

 

 

 

 

実質オリジナルに迫る「劣化品・贋作品・模造品」。複写眼の解析能力を虚化で因子具現化で増幅され至ったに過ぎない。

 

 

 

 

 

 

尖兵計画(スピアヘッド)の隊長各モッドソウルはオリジナルより強いので、劣化版はこれより容易。あのザエルアポロの劣化模造品の「シエン・グランツ」は全盛期クラスの力を発揮していたので、可能だろう・・・。

 

 

 

 

 

 

全ての式を解く者の力を利用した「α」も虹の瞳の解析能力と存在解除能力は無制限にコントラブルに制御していた。覚醒したライナの「存在の解析・解除」の解放がα顕現を超えた制御が聞かない真の暴走状態といえる。皮肉だ・・・。α顕現は暴走し死を撒き散らすことだがコントラブルに使いこなしていたので制御装置でもある感じがする・・・。

 

 

 

 

 

 

 

別の未来で、それでも生贄を捧げれば呪われた聖剣神種最強種の『忘却欠片(ルール・フラグメ)』がグロウヴィルと相殺の余波で50万は消せる力はある。

 

 

 

 

 

 

実際は相殺ではなく、寂しがりの悪魔の解く力をグロウヴィルの力の解放で防ぎ・・・、威力を削ぐ・抑え込む攻撃と防御壁となっただけだ、本当に相殺したら犠牲者はほとんどいないはずだから・・・。100万人消えたのは、防御できても・・・、完全に抑え込み切れなかった力が地上に逃げてゲイルフィックラントの兵士100万に当たったのが正解かもしれない・・・。

 

 

 

 

グロウヴィルは全ての式を解く者の力を相殺したが、放った力で抑え込んだというのが正解だろう。破壊の規模は寂しがりの悪魔が上で秘めた力がほぼ互角だったのかもしれない。αの話では、世界が持たないそうだ。全力の一撃で世界の構成が、もしかしたら次元断層が出来、寂しがりの悪魔が精霊化しなくとも

孔が空いたかもしれない。レムルスの話では、先代の世界のシオンが計画した精霊化(おそらく5000万人以上)みたいだし。5000万の数字と世界に孔を開ける話がどこかの作品2つか3つに重なる気がするが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

オリジナル級の力はギリアンや霊圧を吸収し続ければ、ルシルのように強大化し、いつかその域に至るが、虚になってもライナの性格は変わらなかった。個の能力がが圧倒的に絶大だったのと生前が複写眼保持者なせいか、渇きや苦痛がなかったので、栄養補給は霊子の吸収に留めた。生前は外気功の魔法が使えたので、虚化で精霊の使役や吸収能力が飛躍的に上がり、食事のときだけ滅却師(クインシー)の霊子集束の進化「霊子の隷属」級だった。バウントも霊子の世界限定で滅却師(クインシー)の最終形態級の吸収能力を発揮したが、ライナのはその中間的なものだ。両方とも言える。絶対隷属も「存在を解析解除」の応用をすれば出来るが生物に対しては虚でもそれを使わなかった。虚化の影響でαみたいに全ての式を解くもの力をノーリスクでつかえた。

 

 

 

最上大虚になってからは虚圏を旅したり、現世や尸魂界(ソウル・ソサエティ)を霊圧消して観光したりしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

虚圏では、自分と同じ最上大虚と3体の中級大虚(獅子・蛇・鹿)を連れたやつに遭った。けっこういい奴だった。バラガンとかいう虚圏の王を名乗る奴がいた。絵画の死神みたいな奴だった。

 

 

 

 

 

 

性格は戦好きの狂った旧ローランドのような王だった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

最近、革命で落されたことは聞いてはいた・・・。大方、戦闘狂の強い最上大虚に負けたのだろう・・・。『7つの大罪』を司る7人の(エスパーダ)に、虚圏《ウェコンムンド》の王『バラガン・ルイゼンバーン』を超える力を持っていたのは・・・、2体くらいは心当たりがあるな・・・。

 

 

 

 

 

 

狂った自称科学者と怒り狂う芋虫のような獣・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからかなりの時が経ち・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現世は、生前の面影がなく文明が偉い発達していて、歴史を調べたが、ローランド帝国どころかメノリス大陸そのものがなかった。どうやら自分は異世界に来たらしい。が、死んだ自分には関係がなかった。知り合いもこの姿では会えないし、会わないほうがいいと思う。あと、化け猫や胡散臭い駄菓子屋の店主とかに遭い。俺を「最上大虚(ヴァストローデ)」といい、臨戦態勢に入った。面倒だったのでにげたがしつこかった。とくに化け猫は自由奔放で女伊達らにめちゃくちゃ強いところと強い店主を見ているとなんとなくだが相棒(フェリス)と自分を連想させた。化け猫の名前は夜一といい、男のほうは喜助という。夜一に「性格死亡してないか」とか「あんま暴力的だと嫁の貰い手がなくなるぞ」といった、作り笑いを浮かべて奥の手みたいな技を使ってきやがった。「シュンコウ」とかいう。めちゃくちゃ怖かった・・・。フェリスに近いな。

 

 

 

 

なぜか言葉がわかるのが不思議だ・・・。眼の能力かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

尸魂界では、黒い着物の人間が襲ってきやがった。刀を解析すると切られたらヤバイことがわかり、こいつらが、死神で、その武器の斬魄刀というのがわかり、あと魔法を使ってきた。

 

 

 

 

 

 

「あ、これ結構面白い構成してんな、おい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

と俺は、魔眼で生前みたいに魔法の解析と複写をした。試しに使ったら、死神が

 

 

 

 

 

「なんで虚が鬼道を使えるんだよ!?」

 

 

 

 

と叫び

 

 

 

 

 

ついでに一瞬で解除(寂しがりの力は魔法限定で存在を解除できる。生贄ありだと全ての存在を解除できる)したら、

 

 

 

 

 

 

それから死神たちは、

 

 

 

 

 

「化け物だ!?」

 

 

 

 

 

「こんな化け物みたいな霊圧した奴に勝てるわけがねえよ!?」

 

 

 

 

 

「死にたくねぇよ!!!」

 

 

 

 

 

と悲鳴を上げ逃げていった。

 

 

 

 

 

 

「・・・・別に殺す気なんてねえよ。」

 

 

 

 

 

 

「観光の邪魔だから、正当防衛で身を守っただけだ。誰も殺していねえだろが・・・」

 

 

 

 

と傷つき落ち込んだ。

 

 

 

 

 

その後、隊長の死神が8人は来て、卍解とかいうわざをつかってきた。その隙を突いて3人は瞬殺(不殺)した。残り5人は連携したり単独で来たりで、なんとか不殺で倒した。その後、総隊長や剣八とかいうのが来て大変だった。殺す気なら倒せるが、不殺だと難しいかったので、虚閃・虚弾、魔法や複写した鬼道、体術でなんとか逃げる隙を作り虚圏に帰れた。このとき隊長格8人を倒し、別格の総隊長や剣八をたった一体で追い詰めた虚の存在が確認され、尸魂界は震撼した。

 

 

 

 

 

このとき、5番隊隊長の藍染(あいぜん)惣右介(そうすけ)は笑っていた。規格外の素材を見つけたからだ。彼は、つい最近、虚圏の王になり不完全な崩玉で破面(モドキや成体)を生み出し続けていた。虚圏に戻ったら、彼をあの道化師の最上大虚を捕獲しなくてはと・・・。

 

 

 

 

 

寂しがりの悪魔(複製体)は、はたして総隊長や剣八を脅威にしている藍染惣右介に捕獲以前に制御出来るのだろうか?ライナは悪魔の因子を虚化で復元された存在とはいえ、霊王より理論上は上の存在である。

 

 

 

 

 

あれから、何十年か経ち、

 

 

 

ライナは虚圏を散歩し考えに耽っていた。

 

『最近、三バカやハリベルの奴に会えねえなー』

 

『まさか、死んだりしていないよな?』

 

 

そんな時、変な虚にあった。面が割れていた。おそらく破面というやつだろう。

 

たまに、モドキに遭うが成体は初めてかな?

 

「死ねやー!」

 

と刀を振るってきた、難なく避けたが、そのあと、集団できやがったから、面倒臭かった。仕方なく戦い。

 

結果的に全員返り討ちにした。不殺。

 

「それにしても、帰刃形態(レスレクシオン)ってのは驚いたな。破面も秘めた霊圧は雑魚でも中級以上だったしよ。下手したら並の最上大虚なら仕留められるかもな」

 

 

 

そんな事態が何度も続き、しばらくしてから別格の破面の成体が来た。その相手は懐かしい知り合いだった。

 

 

「よう、久しぶりハリべル」

 

 

そういわれて

 

 

「わたしがわかるのか?破面となって面影あまりないから分からないかと思ったが・・・」

 

とティア・ハリベルは返した。

 

 

「いや、面影は色々あると思うぞ・・・」

 

 

褐色肌と顔は虚時代に顔だけは剥き出しだったので、破面モドキと間違えられるヴァストローデだったし。あと、胸のサイズが・・・・

 

 

「そうか・・・、では単刀直入に言うぞライナ。私と共に来い。」

 

 

それをいわれてライナは、

 

 

「えーめんどいから嫌だなー」

 

という、このニートが。

 

 

 

「めんどいだど・・・・・」

 

 

 

冷静冷徹に見えるがハリベルは意外と沸点が低い。真面目だ・・・

 

背中の剣を抜き始めた・・・

 

「え、な、なんでそんなに怒るの!?」

 

「うるさい!私が勝てば、私について来い!」

 

と霊圧を全開にして向かってきた。

 

 

「ああー!?もう、めんどうなー!?」

 

とライナも霊圧を戦闘モードにし、魔法や鬼道、虚技を使い応戦した。

 

 

結果、ライナの勝利だが、

 

任務に失敗し最上級の破面でレスレクシオンしたのに、ただの(?)最上大虚に勝てなかったので、誇りのせいか自害しそうになり、親しい気持ちのいい知り合いが自分のせいで死なれるのは寝覚めが悪いため仕方なく連行された。

 

 

勝負には勝ったと同時に負けた気分だった。普通勝者が敗者を好きにするのではないのかな?

 

 

目的地は虚夜宮(ラス・ノーチェス)という、確かバラガンの拠点だったところだ。いつの間にかこの巨大な建物が建っていた。どうせバラガンが部下に無理矢理創らせたのだろうと思い・・・。関わるのが嫌だったので、近づかなかったが・・・。ついに来てしまったな・・・。

 

 

 

王座の宮殿に連れられる最中、破面の成体やモドキをたくさん見かけた。

 

 

 

ハリベルを馬鹿にしていた。最上の破面のくせに、最上の虚にボロボロにされているのが、喜ばしいみたいだ。典型的な小物だな・・・。

 

 

それで王の座に着いたとき、

 

 

 

「しばらく待っていろ」

 

 

 

とハリベルに言われた。

 

 

そして、しばらくしてから、現虚圏の王がやってきた。

 

 

驚いた。

 

 

相手がハリベル同様の破面かと思ったが、実は死神だったことだ。しかもあの羽織は隊長格だ。その後、同じ羽織を着たのが2人来て、中には以前倒したのがいた。

 

 

名は東仙要という。

 

 

もう一人は、市丸銀という。こいつは、玉座のほどではないがなんとなくヤバイ感じがした。

 

 

 

 

「やあ、ハリベル久しぶりだね。」

 

 

 

 

 

と玉座の男は言った。

 

 

 

ハリベルは黙って臣下の礼を取った。お前も取れと眼が訴えていたが、仲間になるとはまだ言っていないので、しなかった。睨まれたが・・・、仕方がねえだろと俺も目で訴えた・・・。

 

 

 

 

「やあ、私は藍染惣右介。よろしく。君の事は出会う前から知っているよ。来て貰って、早速で悪いが君に見てもらいたいものがある。」

 

 

 

 

 

いきなりそんなことをいいだし玉座に大虚がきて、藍染が硝子玉みたいなものをだした。

 

 

 

 

 

それを見た瞬間、勇者の遺物と同類の気配を感じた。

 

 

 

 

 

魔眼を展開し解析した。生前は解析できなかったのに今は難なく解析できた。虚化の影響のせいなのか?

 

 

 

 

 

しばらくして、破面が生まれた。

 

 

 

 

「これをみてどうだい」

 

 

 

それをきいてライナは解析結果を告げた

 

 

 

「ああ、それで、虚と死神の境界をなくしたな。なるほど、それで、破面を生み出したのか。」

 

 

 

それを聞き

 

 

 

「ほお、一目見ただけでそこまで分かったのか。」

 

 

 

「ああ、ただし不完全だがな。ついでにその硝子球も・・・」

 

 

 

それを聞き愛染は驚いた。

 

 

 

 

「それも理解したのかい。やはり、私に眼に狂いはなかった」

 

 

 

 

「ああ、ついでにその玉は虚と死神の境界を破壊するのは”おまけ”ということもな・・・」

 

 

 

 

そこまで、気づいたのか・・・。機を見て消した方がいいかもしれないな。

 

 

 

 

「おまけ?どういう意味だい?」

 

 

 

「ん、気づいていないのか?まあ、できもそんなに良くないしな・・・」

 

 

 

 

「それで、君は仲間になって破面化するかい?」

 

 

 

それを聞いて

 

 

 

「ああ仲間にはなるけど、破面にはまだならねえよ」

 

 

 

と仲間になることはあっさり了承した。断っても良かったのだが、ハリベルが面倒だった・・・。

 

 

そして、そのままお開きになり、

 

 

ハリベルに散々叱られた・・・。

 

 

それからは、いろんな破面に会い、喧嘩売られたりしたが殆ど断り、たまに行われる数字の剥奪戦の試合に狩りだされ、指名されても棄権し簡単に最下級の番外扱いになった。なんか、生前の学生時代みたいだな・・・。

 

ハリベルにそれで叱責された。

 

なんでそんなにやる気がないのだ!と

 

仲良くなった破面はスターク、リリネット、ハリベル、三バカ、ネリエル、ピカロなど。ウルキオラはよく分からないが話は掛けられる。

 

スタークとは意見がよく合う。同型だからだ。

 

 

そして数年たち愛染が完成された崩玉をもって再破面化を十刃(落ち含める)やその従属官に施し、ライナにも進めたが、ライナは

 

 

 

「ああ、俺は別にいいや、自分でやるから」

 

 

 

 

と完成されたという崩玉を解析し、エリスの力で3つ創造した。ただしこの崩玉たちはライナが改良したものだ。願望を叶える部分や境界を破壊する部分に若干粗があったので、そして睡眠状態だったので、完全覚醒状態のものを再現しそして足りないものを編みこんだ。

 

 

 

それをみて愛染は驚愕していた。

 

 

 

 

そしてライナは1つを境界破壊に、あとのふたつは死神と虚の力を進化と強化に使った。強固な結界をハリ自身に施術した。

 

 

3つのうち1つは残り2つは消滅した。

 

 

型付きの宝具は「壊れた幻想

ブロークン・ファンタズム

」すると一時的に2ランク上昇する。

 

崩玉で破面かすると、虚の部分が1ランク進化するのだ。グリムジョーやアパッチ、ミラ・ローズはアジューカスの姿が人型になっていた。ミラローズは剣を所持。完成度が高い。十刃で1・2・3は武器を所持しているので死神に酷似してる。

 

いまのライナの虚は最上より5つ以上は上だろう。超虚(最下級・下級・中級・上級・「最上級」)といえばいいのか。死神の純度は隊長格以上(卍解以上)だろう。

 

容姿のほうは、生前の長身痩躯の寝癖頭・眠そうな顔・眼は涙模様に明滅していた。

 

仮面の名残や孔は全くなかった。斬魄刀にすべて仮面も孔も封印された。

 

そんな状態でも魔法・鬼道・剣術・体術・暗殺術・詐術・虚の能力(虚閃や虚弾、超速再生)・魔眼が使えるのでチートだった。完全な破面だった。愛染はこれをみて内心舌打ちをしていた。他の破面たちは驚いていたので次々ライナに再破面化を頼んだ。しかし、自分みたいに崩玉を2つ消費せずに殆ど残したままか一個消費(十刃限定)再破面化させた。スターク・ハリベルは別で2つ。

 

 

愛染は複数を頼んだが3個だけ渡した細工付きで・・・。

 

 

 

さてどうなる?

 

 

ちなみにライナは、現世を自作した霊圧遮断の義骸で観光した。そこで、敵の学校に転校したりして、人間たちと生前同様仲良くなるが・・・。

 

 

この先どうなるのだろう?

 

霊王よりライナが強敵だろうし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書き

 

 

<虚化したライナの能力>

 

全ての式(解き・編む)に迫る

 

複写:魔法の術式(鬼道も入る)と解析した死神と虚の能力。

 

転写:コピーした能力を誰かに与えることが出来る。知識・技術も。

 

 

虚弾・虚閃・黒虚閃・王虚の閃光

 

 

霊力:EX

 

 

<破面化>

 

 

 

瞳が五方星から涙文様の虹に変化している。この世界には、寂しがりの悪魔がいないので、修正力が働かないのと寂しがりの悪魔の因子と崩玉の力が起因している。元のの世界でも複写眼保持者は多く発見されているので修正力自体はオリジナル化以外は余り働かないのかもしれない。型月の異常な投影や固有結界も精霊・悪魔の因子を持ったか真性に変化したものが使えたようなので、そういえばエミヤの銀髪(白髪)は悪魔との混血で有名だな。「デビル・メイ・クライ」や「聖剣の刀鍛冶」も悪魔のとの混血児とかで・・・。

 

 

 

 

霊力:EX++(解放後:EX+++、二段階目:EX+++++)

 

 

 

霊力はもともとEXだが、破面化したので、理論上は封印状態でも、霊力の上限が数倍から数十倍以上に上昇していることになる。この場合、霊力の制御能力の高さと出力の上昇が重要だろう。

 

 

EXランクは数値化不可能だが、例えで美食屋トリコのグルメ界の生物は測定不可能が珍しくなく、それでも強さの上限や別格、上位とかは存在するように。乖離剣を「全て遠き理想郷」で受け止めれたように、規格外に強いから無限とか無敵とは限らない。無敵度とか最強度とかあるのかもしれない。燃料は無限でも出力が負けているとかもある。

 

 

 

虚閃:解放状態の並みの最上級破面の王虚の閃光の数十倍

 

 

黒虚閃:虚閃の数倍から十倍以上。ライナなら解放しなくても放てる。

 

 

王虚の閃光:通常は黒虚閃の数倍だが、ライナの血は特別なので数百倍以上。

 

 

 

王虚の黒き閃光:王虚の閃光の十倍以上の威力。黒虚閃と血をまぜることで放てる

 

 

 

王虚の黒き閃光(霊力ブースト版):増幅魔法を使うことで放てる。威力は数倍から数十倍に上がる。

 

 

 

 

封印状態でもライナ・エリス・リードの解析は使える。解除は魔法などの術式は無制限。生物や霊具(忘却欠片)などの存在を解除には以前は生贄がいるのだが、虚化のときだと必要だったが、破面化では、封印状態でα以上にコントラブルに扱えるようになった。

 

 

 

解放後は伝勇伝の覚醒したライナ・リード以上のことを魔力を消費という対価で行える。進化によって代償が小さくなった。もっとも、生贄を使うと世界が消えかねない。だが、虚化でエリスも復元されているので一応制御は利き、破面化でさらにコントラブルになった。

 

 

 

二段階目の解放だと全ての式(物・生物・神など)を存在の解除ができる。規模が大きくなり、代償がさらにさらに小さくなる。消耗魔力が5分の一に。チート越えだが。

 

 

 

『融合虚閃』・『融合黒虚閃』・『融合した王虚の閃光』・『融合した王虚の黒き閃光』・霊力(魔力)増幅版

 

 

 

融合虚閃を指の数・口・肘・膝・眼・胸・額とできる。遊戯王の究極龍やゼロ魔のメイジランクのように。黒虚閃版・王虚の閃光版・王虚の黒き閃光版それ以降も存在する。

 

 

 

 

力の大小の規模は封印状態でも解放状態でもあまり意味がない。全ての式が解けることに変わりはない。ただ規模と使い勝手が良くなりだけ。魔力の消費もスタークの無限装弾虚閃みたいに少ない。

 

 

 

 

 

魂吸:クインシーの霊子の絶対隷属級。しかしできることは知っているがライナはやらない。

 

 

 

魂吸(改):バウントやクインシーの霊子の隷属級だが、魂は狙わないように調整できる。



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