バカと天才と大暴走   作:風香

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帰り道

~帰り道~

 

HRが終わったので、僕は茂の家に明菜は清黒寺さんの家に行くことになった。

 

香「清国寺さん~許してくださいよ~」

 

瑠璃川さんが謝ってる、まだ清黒寺さんは怒ってるみたいだね・・・・・・。

瑠璃川さんのほうを見向きもしないよ。

 

灯「明菜、クッキーの材料ってこれだけでいいな?」

 

菜「はいっ、皆に配るんですか?」

 

灯「そんなわけないだろう。私が食べるんだ」

 

菜「この量をですか!?」

 

明菜がびっくりするのも無理はない。なにせ、軽く10人分は作れそうな量だから。

 

灯「家にもまだあるぞ!!」

 

しかも、材料が家にもたくさんあるらしい・・・。

 

花「これで、お菓子の家が作れますね!!」

 

花音ちゃんは花音ちゃんでまだお菓子の家を作ることを諦めてないらしい・・・。

 

花「あ、でもこの量でもまだ住めるまでにはいきませんね・・・」

 

ちょっとまって・・・・。君は何を作るつもりなんだ!!お菓子の家で住むなんてできないからね?!?!

 

雄「おい、花音・・・・・・。すまないが、お前は何を作るつもりだ??」

 

どうやら、雄二も同じことを考えてたみたいだ。

 

花「え?お菓子の家ですけど??」

 

そういう事じゃないよ!!僕たちが思ってるのはそういうことじゃないから!!

 

雄「じゃあ、何で住もうと考えてるんだ??」

 

花「家を建てるからには住まないとでしょう」

 

いや、家を建てたなら住むよ??でも、お菓子・・・・・・。

よし、考えるのを放棄しよう。

 

明「そうだよ、雄二。建てるからには住まないと」

 

茂「だな。建てたら住まないとな」

 

茂が乗って来た。うん、何も考えなければおかしい所とかない!!

 

雄「この会話おかしいと思ってるの俺だけか!!」

 

多分君だけだね!!

 

花「まあ、住むのは無理でしょうけどね・・・・・・」

 

茂「だな!!」

茂(ビックリした・・・・・・。流石に花音でもこれくらいの知識はあるよなっ・・・・・・)

 

雄「なんだ、住む気は無いのか・・・・・・」

 

明「はははっ、お菓子の家に住めるわけないじゃないか!!そそっかしいな雄二はっ」

明(でも、花音ちゃんならありそう・・・・・・)

 

花「そうですよ~、蟻に食べられてしまいますよ!!それに、私そこまでメルヘンじゃありませんからっ!!住めると思ってたのは子供の頃の話ですよ!!」

 

蟻に食べられる以前の問題だと思うけど、そこはつっこまないでおこう・・・・・・。大変だから。

 

明「そうだよね~、流石にそれは無いよね!!」

 

花「ところで皆さん・・・・・・」

 

「「「「「なに?(なんだ?)」」」」」

 

 

 

花「何でさっきから目を逸らしているんですか??」

 

そう言って、僕の方を向く花音ちゃん。あれ、僕に理由を話せと??

 

花音ちゃんがメルヘンだと思ったって言ったら絶対怒るよね

 

明「そ、それは・・・・・・あ、そういえば昨日妖精が僕の家に来てさ」

 

しまった!!メルヘンって考えてたせいで、変な嘘ついてしまった!!

 

雄「明久、その誤魔化し方は無いだろ」

 

わかってるよ!!だからうわっ、こいつ馬鹿だ見たいな目で見るのはやめてっ!!

 

花「何時ごろに来たんですか??」

 

 

 

(((((((信じるのかっ!?その話!?))))))))

 

 

 

明「えっと・・・・夜の11時くらいかな??」

 

まさか、信じるとは思わなかったよ・・・。これで、大丈夫かな?

 

花「・・・・・・精神病院紹介しましょうか?」

 

って、さっきのわざとボケたの!?!?ってこの流れ僕がいじられるパターンじゃないか!!ここは弁明を・・・・・。

 

明「嘘だよ嘘!!これ冗談だから本気にしないで??」

 

雄「明久、お前のことは忘れるまで忘れない」

 

明「だから嘘だって!!それと、普通は一生忘れないって言うところ!!」

 

茂「どうやら、意思疎通もできないみたいだな・・・・そのまま病院に直行するか」

 

明「僕は普通だから!!正常だから!!・・・・・・冗談やめて!!」

 

花「嘘をつくからいけないんですよ!!・・・・・・・危うく信じかけたじゃないですか」

 

 

 

(((信じかけたのか!!)))

 

 

 

雄「花音は妖精とかいると思ってるのか?

 

花「違いますよ!!明久君がそれらしく言ったからちょっと信じかけただけですよ!!」

 

雄「そうか・・・・・・」

雄(こいつの頭の中、多分メルヘンの割合が多いな。天然もそこからか?)

 

明「清黒寺さん、僕は普通だよね?」

 

こうなったら、明菜と話をしている清黒寺さんに・・・・・・

 

灯「お前が普通なわけ無いだろ」

 

明「酷いっ!!」

 

ここまでハッキリ言うとは思わなかったよ!!

 

灯「お前は『馬鹿』だろ?」

 

・・・・・・否定できない。

 

菜「明兄ぃさんは馬鹿じゃありませんよ?」

 

明「流石は僕の妹。そう言ってくれてうれしいと」

 

菜「利用価値がありますから」

 

明「思っていたのに!!その方がなんか酷いよ!?!?」

 

雄「まあ、事実だがな」

 

明「事実でもそこはオブラートに包んで・・・・」

 

灯「"you are fool " ってな?」

 

明「それ英訳しただけで全然包まれてないよ!!しかも、馬鹿って意味だし!!」

 

灯「お前・・・・・・英語分かるのか!!」

 

清黒寺さんが、ありえないって顔をしながらそんな事を言う。

 

明「それぐらい僕にだって分かるよ!!だから驚いた表情はやめて!!」

 

流石に僕でもそれ位はわかる 

 

茂「まあ、確かにあれ位なら誰だって分かるよな」

 

灯「ところで、お前らは何しに茂の家に行くんだ?」

 

茂「まあ、試召戦争の作戦ってところだな!!」

 

灯「そうか、じゃあその話をきくから後でクッキーをお前の家に持ってきてやる」

 

茂「サンキュー」

 

雄「クッキーを持っていくって、・・・・・お前らの家って近いのか?」

 

灯「隣同士だ」

 

明「そうだったの?!初めて知ったよ・・・・・・。」

 

こうして、家までの長い道は続く!!(どういう意味だよそれ!!   By作者)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~5分後【雄二視点】~

 

 

 

香「ユウユウ~暇♪」

 

急に俺の背中を勢いよく叩ってイテェな!!俺は後ろを振り返る。背中を叩く野郎の顔を見るために

 

雄「お前は確か・・・・瑠璃川か!!人に変なあだ名つけるな」

 

確かコイツは明菜達と同じ中学で清黒寺弟の友達だったはず

 

香「君は、自己紹介の時になんて呼んでも構わないって言っていたじゃないか♪」

 

確かに言ったが・・・・。ここで俺はある疑問に気づく

 

雄「確かに言ったが・・・・・・。お前、何でそのことを知っている??」

 

あの時、俺は確かにFクラス全員に言った。しかし、こいつは他校生どころか中学生だ。普通に考えても学園内に侵入する事は不可能だ。

それなのに、試召戦争や、召喚獣のデータを盗まれないようにセキュリティーが強化されている校舎内で立ち聞きをすることなど、どうすればできるんだ??

 

香「メンテナンスの手伝いかな~??学園長さんに頼まれてね??まあ、私はあの『2人』のように出来なくて専ら情報打ち込む係なんだけどね♪」

 

俺はそれを聞いて少し納得した。だが、メンテナンスの手伝いだと?中学生が、か??それに、『あの2人』って誰だ??

 

雄「あの二人って??」

 

香「一人は清黒寺さんだけど、もう一人はゆうゆうゆうの知らない人だよ!!」

 

雄「そうなのか、・・・・・・ってメンテナンスの手伝い??お前そんなのできるのか!!」

 

コイツが知らないっていうなら本当に知らないやつのことなんだろう。あって、数分も会話してないがきっと、俺たちがAクラス狙っているって事とかも知っていそうだな・・・・・・外部に漏洩されても構わない情報だからいいが

 

香「だから、ここにDクラスの生徒の点数が書かれた資料があります」

 

そういって、コイツは封筒に入った資料をって、本当に持ってんのかよ!?!?

 

雄「何であるんだ!!ってかそれ犯罪だろ!!」

 

明菜の友達って言ってたけど、一体何者なんだ!!

 

香「ゆうゆう~、言っとくけどね??」

 

雄「何だ?」

 

香「私はボランティアでこの活動をしているんだけど・・・・・・少しくらい見返りがあっても良いんじゃない??」

 

まあ、あの学園長の事だから何とかしてると思うけどな・・・・・・・。だからって、それは駄目だろ!!

 

雄「ただ働きなんかするのか??お前!!」

 

香「違いますよ~私はこう見えて情報屋なんですよ♪」

 

それは、分かる。普通のやつは他校の自己紹介の情報なんて知らないのが当たり前だからな。

 

雄「全然そうは見えないけど顔が広いって感じがするな」

 

とりあえず、そんな事を考えてないようなフリをする。あくまで、探り合いではなく、普通の会話のように

 

香「ん~、全然信じてませんね!!」

 

雄「ああ、中学生の言うことなんてたかがしれて――」

 

香「霧島さんに後でゆうゆうとあだ名で呼び合う仲になったって言っておこう♪」

 

なんて事を言いやがる!!

 

雄「やめろっ!!翔子がその事を本気にしたらどうするんだ!!」

 

香「私は結構な情報屋なんですよ♪」

 

雄「・・・・・・まあ、それは良く分かったが、俺に何のようだ??」

 

こいつが、俺に接触してきたという事はなんか理由があるはずだ。

 

香「清黒寺さんが話しかけても無視するので、暇つぶしにゆうゆうをいじろうかと思って♪」

 

それは多分嘘だろうな・・・・・・。Dクラスの資料をみせてたしな。清黒寺が無視しはじめたのは、HR頃だとおもうしな。そのに、こいつはずっと、俺達と一緒にいんだ。Dクラスの情報をつかむなんて無理だろう。あらかじめ用意しておいて、交渉でもするってところか。

あと、清黒寺に聞かれたくない内容だから清黒寺を怒らせたんだろう。清黒寺が怒っている理由が不明だが。

 

雄「おい清黒寺・・・・」

 

わざと、清黒寺にどうにかしろと促す。こいつの事だから、あわてて本題に移ろうとするはずだ。

 

香「ちょっとまってくださいよ~。さっきは話がそれましたが、ここにDクラスの点数が書かれた資料があります」

 

作戦通りかかった。

 

雄「情報交換とかそんな所、か」

 

香「さっきまでとは違い、急に物分りが良くなりましたね♪さっきのは演技ですか?」

 

雄「まあな、で本題を早く言え」

 

香「そうあせらないでくださいよ~慌てるゴリラは貰いが少ないってよく言うでしょ??」

 

雄「それを言うなら慌てる乞食は貰いが少ない、だろ!!あと今ゴリラってわざとまちがっただろ!!」

 

香「気のせいですよ~♪それより、DクラスとBクラスの資料あげる代わりに文月学園の制服男女2着づつ下さいな♪」

 

制服をくれだと?確かにいい条件だ、俺のメリットが大きいからな。服はムッツリーニに頼めばなんとかなるしな。しかし、それなら俺じゃなくても普通に入手できる。多分、目的は他だな・・・・・・。

 

雄「ああ。その代わりひとつ条件がある」

 

香「何ですか?」

 

雄「もし、ウチの学校に潜入してバレても俺が用意したって言わないってことを約束してくれ」

 

まあ、大方学校に潜入するのに必要なんだろう。ということは、こいつ以外のやつもいるのか。男子の制服まで用意しろっていっているしな。

 

香「いいですよ~♪、それにゆうゆうは私を甘く見てますね~!!」

 

雄「なにがだ??」

 

香「私がそんなに簡単に見つかるほど、あのセキュリティーは強くありませんよ♪まあ、学園長に壊すのはやめてくれって言われてるし、学園長にはいろいろ礼があるので、そんなことはしませんけど♪」

 

つまり、セキュリティーを壊すことは可能だけどあえてそれをしない、という事か。イマイチそれがよくわからない。

 

雄「お前の目的はなんだ?お前なら制服なんて俺に頼まなくても簡単に入手できるだろ。」

 

すると、瑠璃川は虚をつれたような顔をした。まあ、わざとらしいから演技だろうがな。

 

香「流石は、元天才神童君、だねぇ」

 

ニヤリ、とコイツ(瑠璃川)は笑う。

 

雄「その情報はどこで仕入れた」

 

香「私は情報源はだれにも渡しませんよ?情報はタダであげる事もありますけど♪まあ、私の目的はもう達成されたので、清黒寺さんを呼んでもかまいませんよ?」

 

そういって、コイツは俺にDクラスの情報が入った封筒を預けてきた。

 

香「一応、警告だけはしときますね♪」

 

雄「なんだ?」

 

香「いつまで過去にとらわれてるつもりですか?」

 

雄「何のことだ」

 

香「霧島財閥は貴方が思っている以上に、凄いんですよ?」

 

雄「だからなんだ」

 

香「ですが、最近衰えてきてもいます。これ以上の力を手に入れるには政略結婚しかないでしょうね~」

 

雄「!?!?なんだと。」

 

翔子が政略結婚させられる?だと!?!?

 

香「今はまだ、大丈夫ですけどね。あとは、自分で考えてくださいな♪」

   

 

香「清黒寺さん!!お菓子ありますよ??あげるので仲直りしましょう♪」

 

瑠璃川に話を聞こうと思ったが清黒寺の所に行きやがった・・・・・・。清黒寺を遠ざけてたんだ、清黒寺の所で話をすると、話を聞いてくれない可能性が高い。

 

灯「・・・・・・早く、家に帰って作るぞ!!香奈・明菜!!」

 

コイツは、今はまだ大丈夫だといっていた。こいつの情報は正しいだろう。間違ったことをいうやつじゃないからな・・・・・。

 

 

俺は、自分で考えて答えを見つけることにした。

 

 

 

 

 

 

~5分後~【明久視点】

 

 

茂「おう、ついたぞ~。ここが俺の家だ」

 

灯「そして、私の家はここだ」

 

そこは、どこにでもある、普通の一軒屋だった。

 

灯「お前ら、つっ立ってないで中に入れ」

 

智「俺は、香奈と一緒に、飲み物とか買いに行って来る」

 

灯「ああ。」

 

明「明菜、何かあったらすぐに言えばいいから」

 

菜「はい、大丈夫です!!」

 

大丈夫かな・・・・・・。明菜は、普段はしっかりしてるけど、たまに張り切って自分でも気づかないうちに体調が悪くなってたりするんだよな・・・・・・。

まあ、明菜が大丈夫って言っているかね。楽しみを壊すようなことは駄目だしね・・・・・・。

 

 

そうして、僕らはそれぞれ別の家に入った。

 

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