バカと天才と大暴走   作:風香

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書いている途中に、投稿してしまって申し訳ございません……。

最近思います。キャラの雑談が多いから話が進まないんじゃないかなと。


決断1

雄「なんでオマエがここに!?」

 

翔「……お弁当届けに来たらいなかったから」

 

よく見ると、手には霧島さんが食べきれなさそうなほど大きな弁当箱があった。

多分それは雄二のだろう。

 

灯「だったら、姿が見えた瞬間に渡せよ!!」

 

清国寺さんの言う通りだ。それだと、さっきの質問の答えとかわらない。

 

花「いえ、坂本君は周りを警戒していたので」

 

だから、それも理由にならないよ……。そして、花音ちゃんの言っている意味も正直あまり分からない。

 

翔「……それに、用がないと入れないって聞いたから」

 

確かに、僕は清国寺さんに後で来いって呼ばれたって嘘ついて来たし。

清国寺さんならここに居ると思ったから。それなら観察処分者になった理由も分かるしね。

 

 

花「ですから、坂本君が入っていったのは何か用があるんだとおもいましてって私が言ったら」

 

翔「―――浮気は許さない!!」

 

花「って、翔子ちゃんが言っていたのでこっそり潜入捜査を……」

 

成る程、浮気調査みたいなものか……。

花音ちゃんの顔を見ると満面の笑みで現場を押さえました!、見たいな感じに瞳をキラキラとさせている。

 

きっと、花音ちゃんは名探偵みたいな事をやって見たかったんだろう。

いつも探偵染みた事しているけど。どうやら本人にその自覚はないようだ。

 

雄「ま、待て翔子!!俺はこいつらに用があって―――って、あれ?」

 

翔「……どうして、雄二とあなたが私の事を知っているの?]

 

霧島さんは雄二に弁当を渡しながら、清国寺さんの前に立った。

 

雄「さっきの話聞いていたのか……。」

 

翔「……私がらみで思い当たる節はそれしかない」

 

明「その事なんだけど……どういうことなの?」

 

うん、僕だけ置いてけぼりくらっているのはいやだ。

 

花「それ、私も気になります!!」

 

花音ちゃんが清国寺さんの前に出る。僕だけが理解できてない訳ではないみたいだけど。

 

灯「霧島」

 

清国寺さんが言ってもいいか?ってニュアンスで霧島さんの名前を呼ぶ。

勝手に病院のPCをハッキングしようとした清国寺さんがそう言う程、重要な話なのかな?

 

翔「……言ってもいいよ」

 

周りを見渡して、このメンバーなら話ても大丈夫と踏んだのかな?

霧島さんは首を縦に振った。

 

清国寺さんは軽く息を吸って、ゆっくりと喋る。

 

灯「一言で済ますと政略結婚の話だ」

 

 

え?政略結婚??

 

 

花「成る程……ですが、試召戦争の話とつながりが見えませ――」

 

どうやら、花音ちゃんは清国寺さんのさっきの話で殆ど理解できたようだ。

 

どこに話が分かる要素が含まれていたのか、僕には見当もつかない。

 

明「ちょっと待って、僕にも分かるように説明してよ!!」

 

花音ちゃんの質問をさえぎるように言う。本当に僕だけ置いてけぼりにするよね!!

 

花「えと、……霧島財閥は有名な財閥だと言う事は分かりますか?」

 

流石、花音ちゃん。僕の質問にも1から丁寧に説明してくれる。

でも、それは誰もが知っている程大きな財閥の名前じゃ?

 

明「それは、分かるよ?それと霧島さんに何の関係が……、って霧島さんって、あの霧島財閥の子!?」

 

そう言えば有名な財閥の苗字と霧島さんの苗字は同じだった。

 

雄「今頃気付いたのか……花音、話を進めてくれ」

 

確かに、苗字で気づけって話だもんね。でも、普通の学校に財閥が3家あるって異常だよね?

 

僕は、財閥が通っているのは僕の他に清国寺さんだけだと思っていたよ。

だから気付けなかったんだろう。

 

そうか・・・霧島さんもだったのか。

 

花「そ、そうですね……、でも最近不景気じゃないですか。多分、霧島さんの家も財政が危ういんだと思います」

 

明「だから、政略結婚と」

 

花「はい。丁度あと一年で法律上は結婚できるので、今の内にその結婚相手と仲良くなってしまえと言うわけです」

 

翔「……だけど、何故あなたが知っているのかが分からない」

 

霧島さんが清国寺さんを睨み付けた。確かに、家柄同士の政略結婚なんて、当事者とその家族以外ほとんど知らないのが普通なのに

 

いくら清国寺家と言っても、そこまで分かるほど霧島家は分かりやすくその事実を隠すはずがない。霧島さんが警戒して当然だ。

 

灯「……本当に当事者なしで話が進められていたんだな」

 

霧島さんの警戒を気にも留めずにそう言った。予想外の反応だったのか、霧島さんは虚を憑かれたような顔をしている。

 

 

 

当事者なしで?

 

 

 

翔「……どう言う事?」

 

流石に、霧島さんも清国寺さんの言っている事が分からないらしい。

僕も意味が分からない。

 

花「智樹君はその事知っているんですか?」

 

急に、花音ちゃんが清国寺さんに妙な質問を投げかけてきた。

?なんで急に智樹君が出てくるんだろう。

 

灯「知らないな」

 

それに答える清国寺さん。

 

翔「……!!まさか、」

 

霧島さんが驚いた。何をそんなに驚いているんだろう??

 

灯「そのまさか、だ」

 

清国寺さんが苦々しい顔をしてそう言った。僕にはさっぱり訳がわからない。

 

雄「もしかして、翔子の相手ってのは智樹なのか!?」

 

雄二が声を荒げてそう言う。って、えぇ!!そんなの初耳だよ!!

 

茂「ああ、そうだ」

 

それを、茂君が肯定する。僕もビックリだ。……そういや、茂いたんだっけ?全然気付かなかったよ。でもそれなら、

 

明「清国寺さんが知っていて当たり前だよ!!」

 

清国寺さんは清国寺家の頭首なんだから。

 

花「で、それと召喚獣はどういう関係があるんですか?」

 

灯「一言で言えば点数稼ぎだ」

 

そう言われた後花音ちゃんは、清国寺さんが言っている意味を理解するために考えはじめた。

 

腕をくんで目を瞑っている。ちょっと可愛い……。

 

ハッ、見惚れている事に気付いて、慌てて花音ちゃんから視線をはずす。

 

雄二は何やら霧島さんに説教を食らっているようだ。

だって、正座しているし。

 

茂「飲み物持って来たぞ!!テーブルと椅子用意したから座って話そうぜ!!」

 

灯「そうだな」

 

翔「……ありがとう」

 

雄「助かるぜ」

 

茂が椅子とテーブルを持ってきてくれた所為か、雄二が霧島さんから開放されていた。

 

でも、さっきまでは此処には椅子やテーブルはなかった筈……。

 

明「ありがとう。でも、さっきの間に良く準備ができたね」

 

さっき会話にあまり参加してなかったのってそういう事だったのかな?

 

茂「まぁな。それより早く座れよ!!」

 

茂にそう言われたので、僕らは座る事にした。

 

……全員が座っても余裕があるこの長テーブル、どうやって用意したんだろう?

 

 

 

・・・・・・・・・・・。

 

 

 

ウン!!突っ込んじゃダメだね!!

 

 

 

茂「花音も早く座れよ!!」

 

そう呼びかける。さっきから、同じ所にずっと、立ちっぱなしだったから。

 

花「・・・・・・。」

 

茂「花音?」

 

そう言って、花音ちゃんの肩に手をおく。

 

花「今考え中だから、後で。」

 

真剣な眼差しでそう言い放った。

 

 

「「「「え?」」」」

 

 

雄「おい、花音。取り合えず席に座れ」

 

花「後もう少しで分かるはず・・・・・・。」

 

なんか、いつもの敬語じゃなくなってるよ?

 

明「花音ちゃん?」

 

花「・・・・・。」

 

仕方がないから、頭に手を乗せた。そして、軽く2・3回叩く。

 

花「ふぇ…ハッ!!」

 

明「花音ちゃん?」

 

花「あ、ああ明久君!!か、考え事してまちた!!」

 

あ、噛んだ。

 

明「落ち着いて??」

 

花「は、はい!!」

 

茂「取り合えず席に着こうか?」

 

席に着きながら、花音ちゃんは

 

花「お恥ずかしい所を見せてしまいました…。」

 

と言っていた。別に恥ずかしくはないと思うんだけどな・・・・・・。

 

翔「……で、点数稼ぎって??」

 

花音ちゃんのためにも話をもとに戻す。さっきから脱線ばっかりしているな~。

 

花「あ、それはですね……。坂本君と翔子ちゃんを、くっ付けようとしているんですよ!」

 

灯「後の説明は頼んだぞ、花音。私は実験のデータ編集で忙しいからな」

 

ニヤリ、面倒ごとが無くなったって感じで清国寺さんが花音ちゃんに頼んだ。

清国寺さんは人に説明する事が嫌いだったからね。

 

明「あとで、そこに行ってもいい??」

 

思えば、聞きたい事とか雄二や花音ちゃんが来たから話していないんだよね。

 

灯「……構わない」

 

明「ありがとう」 

 

 

茂「どうして、試召戦争が政略結婚を防ぐことになるんだ?」

 

僕と清国寺さんの会話が終ってから茂が質問する。

 

花「だって、今回の試召戦争は坂本君が清国寺さんの言いつけを破って勝利をつかんだんですよ?クラスのランクは下の方ですけど、2クラス相手に!」

 

雄「アイツ、ゆっくり考えて行動すればいいって言っていたのに!!」

 

茂「成る程な…、雄二が怒りながら入ってくるわだ」

 

翔「…………雄二は、私の事嫌い?」

 

雄「嫌いではないな」

 

翔「…………じゃあ、私の事好き」

 

雄「好きでもないな」

 

明「霧島さん、本気にしたら駄目だよ?雄二のその言い方は照れ隠しだから」

 

翔「…………雄二はツンデレ」

 

雄「ゲホッゲホッ・・・明久テメェ余計な事を吹き込むんじゃねぇ!!」

 

花「余計な事と言う事は事実って事ですか?」

 

雄「チゲェよ!!」

 

あ、花音ちゃんまで雄二の事からかっている。

 

茂「で、坂本と霧島をくっ付けて、智樹と結婚させないって寸法だな」

 

花「はい、でも……清国寺さんが、その話を知っていたと言う事までは分かるんですけど……。それを清国寺さんが白紙に戻そうとしている所が理解できないんです……。」

 

雄「確かにな。その話を取り決めたのが清国寺なのに、取り消そうとしている理由がない」

 

茂「……その話を取り決めたのは清国寺の叔母だ」

 

花「成る程!!そういうことですね!!」

 

確かに、それなら全ての話のつじつまが合う。清国寺さんの一言をすぐに理解出来るなんて、やっぱり花音ちゃんは凄いや。

 

??

どうして、どうして茂が――――――。

 

 

雄「成る程な。清国寺は叔母の言う事聞きたくないし、智樹がそんな結婚させられる事も嫌だった。だから婚約を解消させようと、俺を利用する事にしたと」

 

明「でも、好きなんでしょ?」

 

雄「だから何で俺が翔子の事を好きって話になるんだ!!」

 

ほら、霧島さんの事になると直ぐに引っかかる。

 

明「誰も、霧島さんの事だしてないけど?」

 

雄「明久テメェ――」

 

顔が赤くなってて、そんな事を言っても説得力ないけどね。

 

花「でも、時間があること自体は嘘じゃないですよ?」

 

明「え?」

 

清国寺さんは嘘を憑いてないってこと?

 

花「結婚届を出せる年齢がまだ来ていませんから」

 

明「え、じゃあ」

 

花「その時までに婚約を解消すれば、坂本君は霧島さんと結婚しなくてもいい事になります」

 

明「え、でもそれじゃあ霧島さんが」

 

花「決めるのは坂本君です」

 

雄「・・・・・・」

 

結局の所、雄二が決断するしかないってことだね!!

 

花「結婚って言うのは結構重いですからね……。霧島さんもせかさずにユックリ相談していけば良いんじゃないですか?」

 

翔「…………そうする」

 

花「この話はこれで終わりです!!」

 

茂「じゃあ、次の試召戦争の対策でもするか!!」

 

花「そうですね!!」

 

翔「…………じゃあ、私はこれで」

 

花「次の対戦相手はBCクラスですから、翔子ちゃんが居ても問題ないですよ?」

 

雄「お前が、誰にも言わないと約束するならな」

 

翔「…………じゃあ、此処に残る」

 

茂「よし、花音!!姫路と島田・土屋・木下に連絡してくれ!!」

 

そう言いつつ、椅子と机を用意する。

 

相変わらず手際がいい。

 

 

 

 

 

 

 

こうして僕らは次の試召戦争に向けて作戦会議をした。

 

 

 

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