バカと天才と大暴走   作:風香

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作戦会議

雄「これから、試召戦争の作戦会議をはじめる!!」

 

霧島さんが居るからかな?格好つけちゃってるよ。

 

明「カッコつけなくて良いから」

 

雄「黙れ明久、今は作戦会議中だ」

 

茂「話の腰を折らなくていいからな?明久」

 

茂が僕をたしなめる。まあ、今から試召戦争の話し合いだしね。ふざけたことはできないか。

 

雄「まず、2クラスを同時に攻める訳だが……、何かいい案はないか?」

 

明「自分で考えろよ参謀」

 

雄「退室させるぞ、明久」

 

明「ごめんごめん。でももう作戦は決まってるんでしょう?」

 

雄「決まってたさ!!対Bクラス用の作戦は」

 

明「え、B・Cクラスにも同じようにふっかければいいじゃん」

 

雄「Bクラスの倍の人数を相手にするんだぞ!!」

 

明「え、BクラスとCクラスは新校舎でしょ?廊下を使って人数を制限しながら戦えばいいじゃん」

 

僕の考えはこうだ

 

 

廊下で召喚獣の数を小出しにして戦わせる。

 

現在、新校舎と旧校舎の間には広間があるから、そこにFクラスの鬼才達を配置。

 

そこの広間にB・Cクラスの人たちが入ってきたら一気に鬼才たちが戦線を廊下側に押し出す。

 

そうすると、敵クラスはいくら旧校舎に兵を進めても新校舎側に押し戻されるという、

精神的に負担の掛かる作業を繰り返しさせる

 

これは、敵クラスの指揮を下げるのにも効果的だ。

 

そして、集中力が切れかけて油断しているうちにCクラス代表の首をとる

 

あとは、花音ちゃんと茂の2人で一気に前線をBクラスに上げて姫路さんでとどめをさす。

 

ふむ、我ながら完璧なシナリオだ。

 

雄「何が完璧だ、穴だらけじゃねぇか」

 

明「え、どこが?」

 

茂「まず、敵クラスを広間から一気に新校舎に戻すところ。無理があるだろ」

 

明「それは、神黒寺さんに任せれば大丈夫」

 

茂「いくら、神黒寺さんの点数が4桁だからって、限界があるだろ」

 

明「戦線には、美波や秀吉、ムッツリーニ、須川君や僕がいるんだ。点数をできるだけ削げば問題ないよ」

 

花「でも、神黒寺さんが手伝ってくれるとは限りませんよ」

 

明「神黒寺さんは手伝ってくれるよ」

 

雄「どうしてそれが言えるんだ?」

 

明「神黒寺さんが今回の試召戦争で負けたら智樹くんが危ないからね」

 

実際は、レオ兄からの電話で、今回の試召戦争で結果出さないと、僕と神黒寺さんの立場が危うくなるって聞いたからだけどね。まあ、この情報は伏せないといけないから政略結婚の話を使ったんだけど。

 

それだけだと雄二は納得しないだろう。だから、もう一押しする必要がある。

 

雄「アイツがそれで動くか?」

(だったら何で神黒寺はD・Eクラスの時は動かなかったんだ?)

 

明「神黒寺さんはこの試召戦争と智樹君は別の事と考えていた。だけど、霧島さんLoveな雄二が現れた。」

 

翔「……吉井、照れる」

 

雄「神黒寺は俺を利用しようとしたわけか!!」

(やっぱり、コイツは気に食わねぇ!!)

 

うんうん、やっぱり雄二は霧島さんを出すと考えが甘くなるなぁ~。

 

花「・・・・・・。」

 

明「花音ちゃん、大丈夫?」

 

花「ああ、ちょっと考え事してました!!」

 

明「他に試召戦争についての質問はない?」

(……花音ちゃん何か感づいた?)

 

花「B・Cクラスは前に戦った相手より強いんですけど、学力に差がありすぎて、この作戦は上手くいかないんじゃないでしょうか?」

 

明「そこらへんは大丈夫。学力を上げる訓練するから。」

 

花「訓練?」

 

明「そう、今日は木曜日でしょ?明日一日は点数補充の補修で潰れるから、あと3日間は学力をあげる事ができる」

 

花「そんなに上手く事が進みますか?」

 

灯「大丈夫だ。そこらへんに抜かりはない。明久の案でいこう」

 

花「神黒寺さんがそう言うのなら……分かりました。」

 

灯「今週末は全員Fクラスに集合だ。」

 

茂「Fクラスの奴ら、来るか?」

 

灯「智樹と、明菜・瑠璃川も呼べばいい」

 

明「えっ?明菜も!?」

 

聞いてない!!何も聞いてないよ!

 

灯「明菜が英語を教えて、瑠璃川が理社全般、智樹が国語を教えてやればいい」

 

花「それなら、教える側が増えますもんね!!」

 

うん、それは確かにイイ案なんだけど……。

 

灯「レオも呼ぶか」

 

明「レオ兄も!?」

 

雄「レオ兄って、確か明久のお兄さんだったか?」

 

灯「ああ、因みにかの有名な、某ボストンの大学を卒業している」

 

雄「……出涸らしか」

 

明「雄二本人を前にして言うのやめてくれる?」

 

僕に失礼だよ!!

 

花「明久君のお兄さんも来るんですか!!」

 

明「ちょ、明菜はともかくとして、レオ兄は関係ないだろ!!」

 

灯「決定事項に文句言うな」

 

相手の都合を考えないあたり、神黒寺さんらしいや

 

明「神黒寺さん」

 

神黒寺家の命令を易易と聞いたとなれば、僕の家の立場がなくなってしまう。

 

これは、両家の問題に発展するから借りを作らないと

 

灯「なんだ?」

 

明「貸し一つね」

 

笑顔で言った。因みに満面の笑みで、だ。

 

灯「……何故?」

 

しらばっくれなくてもいいのに

 

レオ兄に借りを作るより、僕に借りを作るほうが楽だから折れるだろうけどね。

 

明「一つね」

 

灯「……わかった」

 

 

((((何で、貸し作れるんだよ))))

 

 

 

あ、今、茂と神黒寺さんいがいの声が聞こえたきがする。

 

 

 

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