バカと天才と大暴走   作:風香

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ヒロインをだしたつもり

明「じゃあ、僕はレオ兄を呼んでくるよ。明菜がきたらよろしくね」

 

姫「あ、あの吉井君っ、私も一緒に行っても良いですか?」

 

美「ウチも!!」

 

兄さん呼びに行くだけなのに、姫路さん達が付いてきた

 

明「大丈夫、一人で行ってくるから。2人ともまだ作戦聞いてないでしょ?」

 

うん、コレなら姫路さん達も諦めてくれるだろう

 

花「じゃあ、私ついていきます!」

 

と、思った矢先、花音がついてきたし!!

 

明「教える側が抜けるのも不味いんじゃないかな?」

 

花「少しの時間なら大丈夫ですよ」

 

やっぱり、花音ちゃんは手強い。

 

明「花音ちゃんには、明菜みててもらいたかったんだけど」

 

花「明菜ちゃんはこのクラスに来たことあるので大丈夫だと思いますよ?それに神黒寺さんもいますし」

 

頼み事でも駄目か。なら、

 

明「でも、本当に一人で大丈夫だから」

 

コレなら大抵の人は空気を読んで諦めてくれる

 

花「いえ、レオさんに挨拶しそびれたので」

 

明「・・・・・・レオ兄のこと、知ってるの?」

 

日本に来ても滅多に外出しない兄さんを何で知ってんの!?

もちろん、僕は兄さんの交友関係を全て知っているというわけじゃない

でも、兄さんの事を知っている人は、大抵が大富豪だったりする。

もちろん、そうじゃない人もいるけど、そう言う人達の子供で僕と同い年の子なら絶対に知らせているはずだ

誘拐とかされる可能性があるから。

大富豪の人達は、僕達を敵に回すと大変なことになるのを知っているから、まず、そんな事しない

 

だけど、花音ちゃんは一般人だ。

 

一般人が全て悪いとは言わないけど、一応念のために僕に教えてくれるだろう

 

なのに、何で?

 

花「はい!昔お世話になりました」

 

お世話になった・・・・・・?

どういうことだろう?

 

明「分かったよ。一緒に行こうか」

 

レオ兄に聞けば分かるか。

花音ちゃんがどうして兄さんを知っているのか

嘘を付いているかどうか

 

花「と言うことなので、先に行ってきます!」

 

明「あ、ちょっと待ってよ花音ちゃん!!」

 

慌てて後を追い掛ける。

 

歩いて行けばいいのに走っているから追いつくのがたいへんだ

 

それに急いでいる転ぶよ?

 

花「!、キャアあ、?」

 

案の定、足がもつれて転びそうになったから、支えてあげた

 

明「大丈夫?」

 

花「あ、ありがとうございます」

 

明「急ぐと危ないから歩こう?」

 

花「はい!」

 

その後、レオ兄の所まで会話をする事はなかった。まあ、その方が楽で良いんだけどね。

 

 

 

 

 

 

【Fクラスにて】

 

美「坂本、何でウチらを作戦会議に呼ばなかったのよ!」

 

姫「そうですよ!」

(明久君、花音ちゃんと2人っきりになっちゃったじゃないですか!)

 

雄「仕方ないだろ?元々神黒寺と茂の3人で作戦を立てる予定だったんだ。そこに偶々、花音と明久がいたんだから。だから秀吉とムッツリーニも話聞いてないだろ?」

(一々からかわれたら面倒だから、翔子の事は黙っておこう)

 

灯「まあ、少しでも好きな奴と一緒にいたいって思う気持ちは分かるが、我慢してくれ」

 

美&姫「!!」

 

灯「雄二も女性に対してコレ位は言えるようにならないとな!(ボソッ)」

 

雄「うるせぇ!!」

 

美「急に大声出して、どうしたの坂本?」 

 

灯「気にするな、戦略の説明してやるから、早く来い」

 

 

因みに、作戦を教えたのはムッツリーニと秀吉と姫路さん・美波・須川だけだったりする。

 

戦略を話す人は限定する!

 

コレ、戦略ノ基本ネ!!

 

姫「今、何か変な物が混じっていませんでしたか?」

 

雄「気にしたら負けだ」

 

 

 

 

        ~説明中~

 

 

 

 

灯「と、言うわけだ。じゃあ,さっそく勉強会を始めるぞ!!と、その前にムッツリーニは他クラスの様子を見てきてくれ」

 

ム「・・・・・・了解」

 

灯(明久達遅いな。何をしているんだ?)

 

 

 

 

 

~実験室にて~【レオ兄視点】

 

 

 

 

レ「やあ、ヤッパリ来てくれたのかい!明久!!」

 

兄弟のスキンシップは大切だからね。大袈裟くらいが丁度良い。

 

明「だから、このテンション止めて!!」

 

弟はそう思っていないみたいだけど。

 

レ「ところで、そちらの可愛いお嬢ちゃんは?」

 

女の子が苦手な明久が女の子と一緒に来るなんて、珍しいね。凄く興味があるよ!

 

花「おひさしぶりですね、土宮花音です。花音と呼んでくれたら嬉しいです」

 

レ「お久しぶり?」

 

どこかで会った事があるだろうか?

 

花「あ、実は私、事故で両親がいないので、叔父さんに育てられているんです。」

 

サラッと悲しいことを聞いてしまった。

でも、地雷じゃなくて良かったよ。慰めるのは大変だからね。

 

レ「元の名字は何かな?少し思い出せなくて」

 

話の方向を修正する。サラッと言われたことだから、サラッと流した方が良いだろう。

 

花「さあ、何でしょう?すみません、結構昔の事だから忘れてて」

 

普通、自分の旧姓くらいは覚えているべきだろう。

 

それとも、言いたくないのか?

 

レ「花音、かのん・・・・・・!!ああ、思い出したよ。花音ちゃんだね!!あの頃は小さかったから分かんなかったよ!キレイになったね☆」

 

土宮花音、土宮・・・・・・。

 

華宮!!華宮花音(はなみや かのん)か!

 

それなら名字を言えないのも頷ける。

 

花「すみません、思い出すの大変だったでしょう?」

 

明久からしたら、名字を覚えてないことに対する謝礼に見えるだろうね。

 

でも、これは名字を明かせないことに対する謝礼だ。

 

レ「そんな事ないよ!花音ちゃんは可愛いからね」

 

だから、明久に会話が不審だと思われない程度に受け答える。

 

明「結局、花音ちゃんとレオ兄は知り合いだったの?」

 

だから女性に対して苦手意識を持っている明久が女の子を連れて来たのか。

僕の知り合いなのに僕が覚えてなかったから警戒していたんだね。

 

レ「ああ。知り合ったのは明久が6才位だったから、思い出すのに時間がかかったけどね」

 

本当は、明久が一番覚えているべき人なんだけどね・・・・・・・。

 

 

 

レ「さぁ、教室に戻ろうか☆」

 

 

明「一々動作がうざいから!」

 

照れ屋な明久に笑いかけながら、実験室を後にする。

 

しかし、神黒寺に華宮に霧島・・・・・・この学園はすごいな。

 

もしかしたら、明久を成長させることができるかもしれない。

 

 

 

この、暗い暗い闇から。

 

 

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