魔法少女リリカルなのは~転生者は静かに暮らしたい~ 作:レイブラスト
前回からしばらく過ぎた。その間は……特に何も起きてない。少なくとも僕の周りでは。せいぜいシュロウガの機能テストを何度かしたくらいだ。原作介入しないとこうまで平和なんだな。
でも、白崎君がギアスを使って暗躍してるのは少し怖い。何をしようとしてるんだろうか? まあ、僕は原作に関わらないんで、僕や友達に危害が及ばない限りはどうもせんけどね。彩愛ちゃんにも手出し無用と言っておいたし。
そんでもって今日だけど、彩愛ちゃんと博人君と一緒にサッカーの試合を見に来ている。
お母さんが士郎さんの知り合いで、その縁で応援に来たらしい。
「士郎さんのチーム、負けそうだよ?」
「そうねぇ……」
「あ、白崎君が助っ人で入った」
「西神も入って……敵チームについたぞ!? 何故!?」
「きっと、ライバルと決着をつけたいのね。青春だわ~」
(単に踏み台になろうとしてるんじゃないだろうか?)
対決そのものは気になるけどな。さて、どうなることやら。
「……凄かったな、あの試合」
「何て言うか、熱かったね」
「ていうか、ほぼ2人の独壇場だったな」
上から順に博人君、彩愛ちゃん、僕だ。
結果的にどうなったかと言うと、点を取っては取られての繰り返しで、しかもそのほとんどが白崎君と西神君によるもので最終的にPK戦に持ち込んだんだけど、何故か2人だけの直接対決になって、壮絶なシュートの蹴り合いをし続け、最後に西神君が外して相手チームが負けた。
でも誰も西神君を責めない。むしろ両者共いい対決だったと褒め称えた(その中には士郎さんもいた)。……試合後に西神君は月村とバニングスに、白崎君は高町に労われていて一部男性達の妬みの視線を受けていたが気にせず帰った。
「この後どうしよう?」
「うーん……近くのお店で食べていかない? 彩愛ちゃんと博人君も一緒に」
「いいんですか?」
「ええもちろん」
「では、お言葉に甘えて」
外食も久しぶりだな。どこに行こうかな? 洋食もいいけど、和食も捨てがたいし……寿司屋にしようか?
3時間後
「チッ、どうにかして人質を助けないと……!」
誠一、久数、なのは、そしてユーノ・スクライアはジュエルシードを取り込んだ樹と対峙していた。
「ジュエルシードはどこにあるの!?」
「その前に人質の救助をします! セイバーさん、申し訳ありませんがアシストをお願いします!」
「任せてください!」
久数が火炎放射器を構えながら突撃し、触手のように唸る木を焼いていく。打ち損じは、セイバーが切り裂いていく。
「着いた! 後はこれで……!」
接近に成功したところで素早くコンバットナイフに持ち替えると、樹を切っていき中にいる少年と少女を救出した。
「凄いな……救出したぞ(てかアレ、前も思ったけど質量兵器だよな? それに、踏み台らしい行動もしてないし)」
「(良かった、無事で……願わくば、2人が結ばれますように)よし、離脱しましょう!」
そう言った時、一本の木が久数に向かって振り下ろされた。
「!? しまっ……ぐぁぁぁぁああああああああああ!!(踏み台としては、これぐらいが上等でしょうか?)」
「マ、マスター!!」
「ああっ!」
「おい! 大丈夫か!?(いや、やっぱり踏み台だな、アイツは)」
「な、何だありゃ……」
その頃、博人達は別の場所で暴走した樹を見ていた。
「突然変異の、化け物か?(ジュエルシードで暴走したな)」
「ど、どうしたら……(最悪逃げればいいよね)」
芝居も楽じゃないな、うん。お母さんが先に帰っていたのが幸いだった。
「うお!? 何かピンクの光と言うかレーザーが飛んでいったぞ!?」
ディバインバスターか。あんなでかいのか……テレビで見るのとは訳が違うな。まともに食らったらただじゃ済まないだろう。
「あ、消えていく……何だったんだ? とりあえず写メ撮ったけど」
ちゃっかりしてんね、博人君は。
「何ちゃら鑑定団に送ったらどう?」
「それいいな。よし、父さんに手伝ってもらおう」
別に写メの1つや2つでどうにかなったりしない……よな?
ちなみに後日、送った写真は落選したと博人君が言ってました。