第壱話 五一七事件惹起セラル
私こと島村雪風は昔から強運の持ち主と言われていた。口引きを引けば9割の確率が一等を取り、宝くじを買えば億以上の当選金は必ず引き当てる。それは度々『奇蹟の駆逐艦』の名前を持っているからだと言われていた。
『奇蹟の駆逐艦』とは大日本帝国海軍一等駆逐艦陽炎型の8番艦である『雪風』である。スラバヤ沖海戦から大和特攻まで16回以上の主要な作戦に参加しながらも、戦果を上げつつほとんど無傷で終戦を迎えた。
島村家は命名規則として大日本帝国海軍の駆逐艦の名前を冠することになっていた。そのこともあって私は第二次世界大戦や現在の国際情勢、さらには兵器などについてはかなり明るい方になっていた。
私は小学校の間、両親が海自の幕僚部にいたこともあって、政治家や官僚と親交を深めていた。宝くじの当選金はそのほとんどを政治家への献金に使った。それもあって私は国際情勢と政府内部の状況などを詳しく知るための情報網を構築するに至っていた。それにより、私は一般人が知らないような情報を知ることができるようになっていた。
さて、私の在籍していた小学校では左巻きの歴史認識が鼻についたこと以外は平穏であり、問題も起きず、というか問題になる前に敵対者は排除し、時は流れる。中学校への入学も難なく終了した。一、ニ年生の頃も何もなく過ぎ去った。敢えて言うなら、私を中心として防衛省の制服組と背広組、与党の政治家たちと『金曜会』という名の会合を名前の通り毎週金曜日開いていたことぐらいだろう。
だが、その難なく過ごしていられる時間はそう長くは続かなかった。
理由は簡単。この後、長い人生の中で常に横にいる人に出会ってしまったからである。
その人の名前は雪ノ下雪乃という。
『出会いはふとした瞬間』とはいうが、別に彼女との出会いはふとした瞬間ではなかった。というより非常に強烈なものだった。
中学3年生の5月ごろの出来事だったと記憶している。
私は朝、学校に登校し、当然のことながら昇降口の自分の靴箱を見る。しかし、そこにはいつも入っているはずの上履きが入っていなかった。
あれ?昨日上履き持って帰ったっけ?――――
だが、そんな記憶はない。ではなぜあるはずの上靴がないのか。
誰かが間違えて私の上履きを持って行ったのかな?――――
靴箱は確かに全て同じ形であり、一列もしくは一行間違えたなどということはありそうだった。間違えて持っていきそうなのは当然靴箱が隣接している生徒であると考えられる。私は上着のポケットに入っているメモ帳を取り出し、上下左右の生徒の名前を書く。
上は東條秀樹、左は石原完治、下は辻正信、右は雪ノ下雪乃か――――
しかし、名前を書きながら思い至ったことがあった。間違えて持っていくこと自体がおかしということである。そもそも、上履きを取るときは同時に靴を自分の靴箱に入れるのだから間違えて持って行ったのならば、私の靴箱には間違えた生徒の靴が入っていないとおかしいのである。自分の靴箱をもう一度見るがそこには何も入っていない。
私は周辺を確認し上履きがないことを確認する。仕方がないので職員室にて事の次第を説明し、来客用のスリッパを借用し、私は教室に向かった。
時間は進み一限と二限の間の休み時間のことである。
「島風、どうしてお前スリッパなんだ?」
いつもつるんでいる田中角衛が話しかけていた。
「島風言うな。それだと別の艦。というかどこから島風を引っ張ってきたんだい?」
「島村雪風だろう。短くして島風」
「頭が悪そうな略し方はやめて」
「じゃあ、雪風」
「名前で呼ばないでよ。男に名前で呼ばれても虫唾が走るだけだしね」
「じゃあ、島村」
「ファッションセンターか。うちは服売ってないよ」
「じゃあ、どうやって呼べばいいんだよ」
「…………」
「…………」
「というか、このくだり、9年間ずっと同じことやってきたようなきがするんだけど」
私は言った。
「そうだな。まあ、それは置いといて。なんでスリッパなんだよ」
田中は質問をしてきた。
「朝来たら上靴がなかったんだよ」
「はあ?なんで?」
「こっちが聞きたいよ」
そう言ったところで予冷が鳴り田中は自分の席に戻った。
時間はさらに進み昼休みとなった。田中と私は机をくっつけて弁当を食べる準備をする。鞄の中から弁当を出す。それを見ていた田中は弁当が二つあることに気付いた。
「なんだ?弁当二つも食うのか?」
「いや、一つは妹の分」
「届けに行くのか」
「いや、取りに来てもらう」
私はそう言うと鞄の中からラッパを出しだ。そして窓の方へ行き、勢いよく吹いた。吹いたのは食事ラッパのメロディーである。ほとんどの同級生はまたかみたいな顔で私を見て、すぐに各々の行動に意識を戻す。今年度に入ってからは一回もなかったが、私が学校でラッパを吹くのは月に二回程度ある。したがって、この中学校の私の同級生は私がラッパを吹くことはそれほど珍しいこととは思っていないのである。しかし、その中には私の行動に驚いた人間もいたようである。奇異の視線を感じたのでそちらに目を向けてみるとその視線の主と目があった。視線の主はこちらを見ているというより睨んでいるようだった。その睨みは凄みがあったため、速やかに私は視線を逸らした。
そして腕時計に目をやる。数十秒後。
「一年三組所属!島村時雨であります!!携帯口糧の受領に参りました!!!」
大声で私の妹、島村時雨が3年2組の教室に出頭した。
「入れ」
「失礼いたします!」
時雨は教室に入室し、私の机の前まできた。
「携帯口糧はここで食していけ。あと口調は一般子女のものとせよ。了解か」
「はい。お兄様」
時雨の口調は先ほどとはうって変わってやさしいものとなった。
「よろしい。着席しろ」
そうして時雨は田中と私の机の中央に陣取る形で着席した。
「時雨ちゃん、いつもその口調なら……」
田中は時雨を見ながら言った。
「嫁にほしいなら大歓迎だよ。ただし、こいつの敷く軍隊生活に順応できれば、のはなしだけどね」
私は時雨を箸で指す。
「そんな、軍隊生活だなんて。ただ、家族全員の規則正しい生活を支援しているだけですよ」
「朝五時に起床ラッパでたたき起こされて、家族全員で十キロのランニング、そのほかもろもろ、これを軍隊生活と言わずしてなんというんだい」
「壮絶だな。でも健康にはよさそうだな。俺はごめんだけど」
田中はそんな感想をもらした。全く持って完全に人ごとだと思っている。実際人ごとであるが。
話は変わり、私の上靴の話になった。
「それでなんで上靴がないんだ」
「わからん」
「え?兄様、上靴ないんですか」
時雨が私の足元を見る。
「どうしてですか」
「だから分からん」
私は同じ回答を繰り返した。そこで全員が黙る。
「まさか……いじめですか」
時雨はおそるおそる言った。
「……まさか、こいつ相手にいじめだなんて……丸腰で90式戦車に突撃するようなものだぞ」
田中は言った。
「おい、その比喩は言いすぎだよ」
「だったら、お前、もしいじめだったらお前をいじめたやつをどうするんだよ」
「経済的社会的に殲滅する」
「そらみろ」
時雨は話を戻す。
「真面目な話、兄様をいじめようとする人はいるんですか」
「いないな。だいたい、どこの集団とも対立していないし」
「だよな。やっぱり、思い過ごしじゃないのか」
「いや、上靴がなくなったということはおそらく事実」
そこまで話したところで昼休みがもうすぐ終わることに気が付く。
「よし、あとの話は放課後だ。時刻は1630。集合地点はこの教室」
そうして我々は解散した。
時間は進み、集合時間の1630になった。先ほどの面々が集まる。
「それではまず、この私の上靴が盗難された事案の名称を決めたいと思う」
私は言った。これから会議を行うにあたって固有名詞があった方が良いと考えたからだ。
「今日は5月17日だから五・一七事件でいいじゃないですか」
時雨が言った。なんだか首相が暗殺されそうな名称だが、他に意見もなかったので上靴盗難事案を『五・一七事件』と呼称することに決めた。それに伴い、この3人での会議を『五・一七事件対策連絡会議』と呼称することも決まった。
「じゃあ、次は処理基本方針だな」
基本方針を決めなければこの先どのような行動をとって行くかの道筋が建てられない。
「お前はどうしたいんだよ」
田中が質問した。
「そうだな。やはり盗られたとなれば私の既得権益を侵したことのなるよね」
「なりますね」
時雨はそれに頷く。
「であれば、やった人間の責任は徹底的に追及したいし、あらゆる手を使って報復したいかな」
「じゃあ、それが基本方針でいいんじゃね」
田中の一言で『五・一七事件処理基本方針』が確定した。
『五・一七事件処理基本方針』
一、我等ハ今明月内ニ今事件ノ首謀者即チ敵ヲ明ラカニスルヲ目途トシ速ヤカニ調査ヲ実行ス
二、我等ハ敵ニ対シテ徹底シタ刑事責任ヲ追及ス
三、我等ハ有ラユル手段ヲ用イテ敵ニ報復ス
「さて、方針は決まったから調査を開始するとしよう」
犯人を特定しなければ刑事責任を追及することも報復することもできない。
「まずは兄様に反感を持っている人間がいるかの情報を集めるところですね」
明日までの行動指針が決定したため、今日の会議は終了した。
翌日の放課後、第二回五・一七事件対策連絡会議が開始された。ちなみに、盗難された上靴は代替が用意できず、今日もスリッパである。
「まずは各々の集めてきた情報を共有しようかな」
「まずは俺からだな」
田中は言った。しかしながら共有するほどの情報はなかった。今日一日、同学年を中心に情報収集を行ったが全くと言っていいほど目当ての情報はなかった。そもそも私と対立するということがどういうことなのかを同学年の人間の過半数はよく分かっているからだ。私は対立するものはあらゆる手を使って排除する。かつて、対立した人間を家族もろとも路頭に迷わせたこともある。だからこそ、私には手を出すなという暗黙の了解が私と同じ小学校だった人間の間では形成されていた。
「総括するとお前に反感を抱いている人間はいると言う情報は確認できなかった」
そうして田中は話を締めくくった。
「では、時雨。頼む」
「わかりました」
時雨は情報収集の結果を話し始めた。時雨には女子を中心として情報を集めてもらった。しかしながら、有力な情報は一つもなかった。
「……対立している人間を探してもどうやら埒が明かないようだな」
情報収集の方針を転換するべきだ。
五・一七事件において上靴の盗難を認識したのは5月17日である。では、上靴はどの時点で盗まれたのか。5月16日の放課後には上靴はあった。ならば、犯行時間は私が帰宅した後から上靴の盗難を認識した時までということになる。5月16日、私が帰宅したのは1645であった。そして5月17日、私が登校したのは0800である。したがって、犯人はこの間に校舎にいた人物ということになる。しかし、これだけの条件ではおそらく合致する人間がかなりの人数になる。もっと条件を絞らなければならない。
犯人は当然のことながら自分が犯行を実施したことが発覚しないようにするだろう。この私を標的にしている時点で、発覚すればどうなるかは火を見るより明らかである。発覚しないようするためには人目がないところで犯行を実施するべきである。では、昇降口付近に人がいなくなる時間帯は。正確な時刻までは分からないが概ね0700以前、もしくは1700以降である。
「よし、5月16日の1700から5月17日の0700までの昇降口における目撃証言を集めよう」
私は言った。二人にそれまでの思考の流れを説明する。二人はそれで納得し、明日の情報収集はそれを基本とすることが決まった。
翌日の昼休み、第三回五・一七事件対策連絡会議が開催された。昼食をとりつつ会議が進む。
「それでは、恒例の情報共有から始めるか。まず、田中」
田中を指名する。
「おう。サッカー部の奴に聞いたんだが、5月16日の1800頃に3年2組の靴箱前で集まっている人影を見たらしい」
「ほう。それで」
「……それだけだ」
情報量が少ない。その情報だけでは何とも言えない。だが、その時間の証言を集めればまた何かつかめるかもしれない。
「まあ、いい。田中は引き続き、運動部にあたって」
「わかった。おっと、ちょっと席外すぞ」
そう言って田中は教室を出て行った。
「じゃあ、次は時雨」
「はい。女子を中心に当ってみました。それによると5月16日の1800頃に昇降口付近で女子数名が上靴を持って走っていたらしいです」
「え……」
それって……
「それが犯人じゃ……」
「ええ、おそらく」
「それが誰かは分からないのかい」
「はい。そこまでは」
しかしながら、これは非常に有力な情報だ。すなわち犯人は複数いるということ。そして、少なくとも実行犯は女子であることが分かったのだ。
「なるほど、他に情報は」
「あります。5月16日に上靴の盗難を計画していた人物についての情報が」
「時雨は有能だな」
「いえいえ、そんなことは」
「それでその人物は」
そう言うと時雨はその人物の写真と詳細が書かれた紙を出した。
一人は山下という女子生徒。もう一人は島村という女子生徒。断っておくが島村という女子生徒と我々島村家は全く関係ない。
「ということは犯人の特定はできたということかな」
「いえ、その人物二名は犯人とは断定できません」
時雨は矛盾したことを言った。
「どういうことだい」
「標的が違うのです」
「何?」
「上靴盗難の標的としていたのが兄様ではなく、雪ノ下雪乃という人を標的にしていたのです」
時雨は普通に声に出していった。この時点で時雨と私は非常にまずい状況であったことに気が付いていいなかった。
「雪ノ下って……県議のか」
「はい。県議会議員のご息女ですね」
「そうか。まあ、雪ノ下県議には次の統一地方選でも頑張ってもらわなければならない」
「この頃は民主に押されてますしね」
「そうそう。彼もここを乗り切れたらおそらく国政への道が開けるだろう……って話がそれたな」
私はそうして話を戻した。
「でも県議の娘って確か陽乃とか言う名前だったような」
「その妹さんですね」
「雪ノ下家って子供二人もいたのか?私が見たことあるの姉のほうだけだぞ」
「妹さんの方は最近まで米国に留学していたそうです」
「へえ、米国に」
「それに雪ノ下家は表にでるのは長女の役目というような習慣があるらしいです」
「なるほど、だから妹の方は見たことがないのか。それでなんだっけか」
再度脱線、というか戻りきっていなかった話の軌道を上靴盗難まで戻す。
「つまり上靴の盗難という目的、5月16日という時間、この二つが合致しているのですが、一つの要素だけ、標的だけが異なっていたということです」
「……偶然では片づけられないか」
少しの沈黙の後、私は話し始めた。
「というより、その雪ノ下雪乃だっけ。なんでまたそんなことに。いじめられてるのかい」
「はい、そうですね。確認してみたところ。殆ど、というより全員の女子生徒が彼女に対して否定的な見解を持っていました」
「女子全員だって。なんじゃそりゃ。面白いな。どんな悪い事をしたらそうなるんだい」
「悪い事と言うよりは目立ち過ぎたということでしょうか」
「というと」
「なんでも彼女は非常に美人らしいです」
「それで」
「女子の間ではよく恋愛相談がされるんですよ」
話の脈絡が分からなくなったがとりあえず相槌を打っておく。
「ほう」
「女子の間での恋愛相談は牽制の手段として使われるんです」
「……うん?」
「自分の好きな人を言えば周囲は気を使うじゃないですか」
「ああ、唾をつけるみたいな感じかい」
「そう!そうです」
だが、それが今までの話につながるのかが分からなかった。
「それで」
「先ほど言ったように雪ノ下雪乃は非常に美人さんなので……」
そこで頭の中で情報が繋がった。
「なるほど、他の女子が唾着けてた男子まで雪ノ下雪乃に告白したわけか」
「そういうことですね。それで女子の中でも中心人物に睨まれたわけでですね」
「それで、女子全員に否定的見解が広がったと……」
……くだらない。そんな感想を持った。
「告白したならまだしもされたんだよね。雪ノ下雪乃とやらの落ち度はどこにあるだい」
「そうですね……でも、落ち度がなくともいじめられることはあります」
時雨は少し俯いた。
「……腐っている」
また、取り留めもない感想が私の口から出た。
「そもそも、告白してきた男どもはどうしたんだい?自分の好きな女がいじめられてるのにどうして間に割って入ってやらないのかな?」
「そんな気骨のある男はそんなにいないと思いますよ」
「……なんと情けない事か」
「まあ、会って数か月程度の女に好きだと告白する男も男ですけどね」
…………時雨と私はしみじみと考えにふける。
「ただいっ……」
そこに席を外していた田中が戻ってくる。その田中は教室の扉をくぐると何かに怯えるような動作を見せていた。
「どうした田中」
「そ、それはこっちの台詞だ」
「は?何を言っているんだいお前は?」
田中の顔はさらに何かに怯えるような表情をつくる。
「と、とりあえず……何を話してたんだ」
田中がそう聞くので私は今までに話した内容を伝えた。
「え!?それをここで話したのか!?」
「ああ、何か問題でもあるのか?」
「……と、特定の人物を対象としただな……う、噂話をするときは……普通、周りに本人がいないことを確認してからするべきじゃないか」
田中がそこまで言った時に私には一つの懸念が浮かんできた。そして禍々しい気配を後方より感じた。
「……そう言えば時雨、お前は……雪ノ下雪乃とやらを……写真か何かで見て顔は知ってるんだろうな」
時雨は私の懸念事項に気が付いたようである。
「……い、いいえ。ただ、美人な人としか……」
「な、なるほど……つまり、後方より接近しつつある禍々しい気配は……」
私の額から嫌な汗が出始める。
「ご、ご本人登場だな。ハハハ、ヒッ」
田中は再度、怯える。おそらく『ご本人』に睨まれたと思われる。
「お、俺は知らない。何も知らない。次って移動教室だよな。よし、そろそろ行くか」
次の授業の準備を終えると田中は一目散に教室を出て行った。
「なんと、田中!貴様ぁー!我々への恐るべき裏切り行為だ!覚えておけ!!裏切り者め!すぐにその血で贖うときが来る!!己の血の海に溺れるときがくるのだ!!!」
逃げていく田中に向かって私はそう叫んだ。
ガシッ
叫んだ瞬間、『ご本人』の手が私の肩を掴んだ。私は自分の右肩の方を見る。そこには陶磁器のように白く細い手があった。強い力では掴まれていないが……なぜか……ものすごく怖かった。
「血の海でおぼれるのは、貴方のほうが先だと思うのだけれど」
私の耳元で『ご本人』が冷たく、とても冷たく、呟いた。
HOI的人物紹介
島村雪風
厳格なる権威主義者
全工業力 +5%
与党の支持 +20%
島村時雨
極右精神論者
指揮系統回復力 +10%
与党の支持 +5%
田中角衛
普通の人
与党の支持 +3%