やはり雪風の幸運は間違っていない。   作:Rapter

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争点の整理が難しい。


第参話 本交渉

 

 校門前に私と時雨、そして雪ノ下さんが立っている。先般、保健室での予備交渉において時刻の関係から交渉場所を移そうということを私が言った。そこで次の交渉場所をどこにするかを話し合っていた。

 

「どこにしますか」

 

時雨が言った。

 

「そうだね。情報漏洩のこともあるしあまり不特定多数がいるところは遠慮したいけど」

 

「それに本交渉をするならそれなりの広さが欲しいわね」

 

「そんな場所ありますか」

 

三者三様に頭を捻る。そこで雪ノ下さんが意見した。

 

「私の家でどうかしら」

 

その一言で交渉場所が決定した。

 雪ノ下邸までは雪ノ下さんの送迎をしている自動車に半ば強引に乗り込んで移動した。

 雪ノ下邸はさすがに父親が県議会議員兼会社社長ということもあり大きな邸宅であった。とはいうものの私自身、大きな家というのはあまり好きではない。理由は簡単。金持ちが建てる大きな家は必要以上に大きいからである。大家族であるがゆえに健全な生活を維持するために大きな家になるというのは理解できるが、雪ノ下邸は家族4人が居住する家にしてはあまりにも大きかった。大きければ大きいほど維持するには大きな資金が必要となる。そんなことに金を使うならそれを選挙資金にして次の地方統一戦を乗り切れる準備をしてほしい。国政、県政限らず、議員共の裕福な生活を維持するために莫大な額の資金を流しているわけではないのだ。

 さて、交渉場所をここ、雪ノ下邸に移し、共同戦線確立に関しての本交渉が開始された。

 今回の本交渉において争点になりそうなのは、『そもそも私と雪ノ下さんとが互いに共同戦線を確立する意思があるのか』、『共同戦線を確立した場合、五・一七事件の範囲はどこまで拡大するのか』、『徹底的な報復はどの程度にするのか』この3点である。

 

「では、まず共同戦線確立の意思があるのかの確認から交渉を始めましょう」

 

時雨に一言で交渉が始まった。

 

「率直に聞きます。兄様との共同戦線確立の意思はありますか」

 

「……そうね。少し癪だけれど、この際仕方がないとは思うわ」

 

雪ノ下さんは消極的ではあるが一応共同戦線確立の意思を表明した。

 

「兄様はどうですか」

 

「そうだね。時雨に言うとおり、事件長期化は敵に対する刑事責任追及を困難にする。多少強引な手を使っても事態打開を図るべきだろうし、共同戦線確立に関して異論はないよ」

 

こちらも共同戦線確立の意思を表明した。

 

「ただ、条件を付けたいかな」

 

雪ノ下さんの視線が鋭くなる。

 

「どのような条件かしら」

 

条件の中身は非常に単純である。学校での私の対外関係は今まで一貫して完全中立である。いかなる勢力にも属さないし、味方もしない。ただ、私の既得権益を侵せば、徹底した報復を行う。それだけである。

 そういう意味では今回の共同戦線確立はこの姿勢の大きな転換点であるとも言える。まさに、今、多くの勢力と敵対している特定の個人と協力しようとしているのである。私としては既に多くの敵を作っていることが問題となっているのに、さらに敵を増やされてはたまったものではないということである。

 

「新たな敵を作らないようにしてくださいということです。でも、身の危険を感じたらこの限りではありませんよ。速やかに反撃してください」

 

私は説明した。

 

「分かったわ」

 

雪ノ下さんはこちらの意図を理解してくれたようである。

 

「では、共同戦線は確立する方向で話を進めましょう」

 

「次は共同戦線確立によりどこまで五・一七事件の範囲が拡大するのかということだよね」

 

現状、五・一七事件の範囲は私の上靴の盗難事案に限られている。だが、雪ノ下さんと共同戦線を確立するということはその範囲も拡大することになる。

 

「どこまで拡大しますか」

 

「共同戦線を確立するのだから当然、私が受けた損害も入れてもらわなければ筋が通らなくなくて」

 

「まあ、そうですね」

 

「損害というとどんなものがあったのですか」

 

時雨が聞いた。雪ノ下さんが損害について話始めた。

 彼女の話を整理すると損害は上靴三足、体操着二枚、体育館用シューズ一足であった。私はこれに疑問を持った。

 

「貴方が米国から帰国して今の中学の編入したのは今年度に入ってからだよね」

 

「ええ、そうだけれど」

 

私と時雨は頭を抱えた。今日の日付は五月十九日である。すなわち、今年度が始まってからまだ一ヶ月と十九日しかたっていない。それで先ほどの損害である。

 

「まさに軍令部もビックリな損害ですね」

 

時雨にしては気の利いた洒落だった。

 

「……軍令部って何かしら」

 

雪ノ下さんにはこの洒落は通じなかったらしい。

 

「第二次世界大戦史を勉強すれば分かるよ。……話を戻そう」

 

「それらを盗った犯人は分かっているのですか」

 

時雨の問い雪ノ下さんは首を横に振る。

 

「なるほど、ではそれの調査も必要になるわけか」

 

やはり、事件の範囲が拡大しすぎる。現状の損害はおそらくその頻度から考えても複数の勢力が関わっている。出口戦略もなくこの紛争に頭を突っ込めば泥沼化は必至である。

 

「総力戦決意の下、とは言ったものの、やはりある程度状況を掌握はしたい。それをやるには敵が多くなりすぎる」

 

「つまり兄様は事件の範囲を拡大したくないと」

 

私は首を縦に振った。

 

「それだと、こちら側のメリットがなくなるのだけれど」

 

「いえ、メリットはあります。保健室で話した件が」

 

時雨は私と手を結んでおけば他勢力に対する威嚇になるということを保健室で話していた。しかし、それは冗談ではない。

 

「待て時雨。それは長期的に協力体勢を持続させるというような意味ではないだろうね」

 

「そうではないのですか」

 

「馬鹿を言わないでよ。存在自体が他を圧倒するような人間と長期的に手を結んでいたら、私と関係のない火の粉が降りかかり続ける。そんなのはごめん。これは事態打開のために一時的に手を組むだけの話だよ」

 

「そうなると、さらにこちら側のメリットがなくなるわね」

 

こうして交渉は開始早々暗礁に乗り上げた。

 

 

 

 

 

 交渉開始からおよそ一時間が経過した。現在の時刻は1845時である。外はもう暗い。本来なら帰らなければならない時間だが私たちは交渉を継続していた。

 交渉自体は現状『事件の範囲をどこまでにするか』について私と雪ノ下さんで意見に隔たりがあり、あまり進展がない。

 

「雪乃ちゃ~ん、ただいま~」

 

突然、交渉を行っていた部屋に一人の人物が入ってきた。

 

「姉さん」

 

雪ノ下さんはその人物を見てそう呼んだ。そして私はこの人に見覚えがある。千葉県連の集まりで数回見かけたことがある。名前は雪ノ下陽乃だったはずだ。

 

「あれ~。このお二人は?……もしかして雪乃ちゃんのお友達?」

 

彼女の乱入によって交渉を続行する雰囲気ではなくなってしまった。

 

「一時休憩としたい」

 

私は立ち上がり、時雨とともにその部屋に隣接する廊下に出た。

 

「兄様」

 

「分かっているよ。そろそろ譲歩をしろってことでしょ」

 

時雨の呼びかけにそう答えた。

 

「ただ、すべてを敵に回すのはまずい。状況が掌握できるギリギリの域まで敵を増やすということでどうかな」

 

「つまり、先方の敵一部だけと敵対するということですか」

 

「そのとおり」

 

「しかし、それでは先方が日頃受けている圧力は一部しか漸減されません」

 

「だからこそ、敵対する一部を徹底的に殲滅するんだよ」

 

「……一人の敵を殺して百人の敵に警告するというやつですね」

 

「そうだよ」

 

「分かりました。譲歩があるということを先方に伝えてきます」

 

時雨はそう言って部屋の中に入って行った。そしてすぐに出てくる。

 

「先方が納得しました。会議を再開いたしましょう」

 

時雨に連れられ部屋の中に入った。

 部屋に入るなり、私はあることに気が付いた。あちら側の人数が二人になっていることである。

 

「交渉人員が増えたようですけど」

 

「ええ、出っていってと言っても出ていってくれないから。この人は」

 

私は増えたもう一人の人間を見る。並んでみると姉妹でよく似ていることが分かる。

 

「自己紹介しておくね」

 

「雪ノ下陽乃さんでしたね」

 

私は増えた交渉要員である雪ノ下陽乃さんの言葉を遮って言った。私の直感がこの人に主導を持って行かれてはまずいと言っていた。

 

「あれ?私のこと、知ってるの?」

 

「知ってるというよりはお見かけしたことがあるだけだよ。県連の集まりで」

 

県連の集まり、という単語を出したところで笑顔だった彼女の顔は真顔となった。

 

「……名前、聞かせてくれるかな」

 

その声には先般までの友好的な感じはない。

 

「島村雪風と申します。以後お見知りおきを」

 

「同じく、島村時雨と申します。以後お見知りおきを」

 

私と時雨は名乗った。

 

「島村ね。聞いたこととあるわ。確か自民と千葉県連にけっこうな額の献金をしてる見た目は子供、頭脳は大人っていう子だよね」

 

どうやら雪ノ下(姉)さんは私のことを知っているようである。というかなんだその認識は。私はアポトキシン4869を呑まされたりはしていない。

 

「お耳に入っているようで光栄かな」

 

とりあえず虚勢を張って雪ノ下(姉)さんに主導を渡さないようにする。

 雪ノ下さんは首を傾げていた。

 

「献金?……貴方のご両親が献金をしているのでなくて」

 

どうやら私が献金をしているということがよく分からないらしい。

 

「そんなお金、私の両親は持ってませんよ。ただのしがない海上自衛官ですから」

 

「だったら献金するお金なんてどこから」

 

「宝くじですよ」

 

雪ノ下さんの疑問に時雨が答えた。

 

「……宝くじ?」

 

「はい、兄様は頻繁に宝くじの一等を当てられていましたから」

 

「宝くじってそんなに当たるものではないでしょう」

 

「でも当たるのですよ。『雪風』ですから」

 

時雨の説明について雪ノ下さんは意味が分からないようである。

 

「……それで、今日は家になんのようなのかな?今日はお父さんいないけど」

 

雪ノ下(姉)さんはかなり私を警戒している。政治関係で絡んでくる相手にはいつもこのような感じなのかもしれない。

 

「別に、県議に用はないよ。というか地方政治自体に興味がなし、私が幅を利かせているのは国政のほうなんだよね」

 

とは言うものの、千葉県連の議員たちにも表裏合わせて私の息の掛かった相当な額の資金が流れている。

 

「へえー。じゃあ、どうして家に」

 

「時雨、説明して差し上げて」

 

「はい」

 

時雨は今までの経緯を説明した。

 

「……う、上靴?」

 

雪ノ下(姉)さんは困惑しているようだ。

 

「えっと、君の上靴がなくなったことについて雪乃ちゃんが持ってる情報がほしいから、協力しようってことになって、今そのことについて話し合ってるってこと」

 

私はうなずく。

 

「……プッ、アハハハハハ」

 

雪ノ下(姉)さんは噴き出した。

 

「君、おもしろいね。妹ちゃんも含めて。それでその話はどこまで進んでるの」

 

雪ノ下(姉)さんの警戒していた雰囲気はなりを潜めた。時雨が交渉の進捗状況を掻い摘んで説明した。

 

「つまり、解決することに雪乃ちゃんの損害も含めるかどうかでもめてるってこと」

 

「ええ、ということで早速会議を再開するよ」

 

私は雪ノ下さんに先般、時雨と廊下で話した譲歩案を提示した。

 

「こちらとしてはこれ以上の譲歩はできないよ」

 

「いいんじゃないの。雪乃ちゃんとしては押さえておきたい部分は押さえてあるんじゃない」

 

「……そうね。分かったわ。それで手を打ちましょう」

 

「大変結構。では話を進めよう」

 

次の議題に移る。

 

「次は徹底的報復をどの程度のものにするのかということですね」

 

時雨が議題を提示した。

 

「そちらはどのような報復をするのかしら」

 

「もちろん!敵の経済基盤を完全に破墔せしめるのです!!」

 

時雨が陸軍将校のような勢いで言った。

 

「……つまり」

 

時雨の言動にひきつつも雪ノ下さんは具体的にどうするかを質問した。

 

「搾り取れるだけ搾り取って敵を一家もろとも経済的に破綻させるということかな」

 

私は具体的に徹底的報復の内容を述べた。

 

「できるの?そんなこと」

 

「できる。こちらには腕のいい弁護士がいるものでね」

 

雪ノ下さんの問いにわたしはそう答えた。私の頭の中には七三分けで現状無敗の悪徳弁護士の顔が浮かんでいた。

 

「やっぱり君おもしろいね。私そういうの好きだよ」

 

雪ノ下(姉)さんが少し邪悪な笑顔を浮かべつつ言った。

 

「それで異論があるかな」

 

「ないわ」

 

雪ノ下さんはそれを承諾した。

 一応これで主な交渉内容を合意に達した。私は腕時計を見ると時間は2000時を示そうとしていた。

 

「では、詰めの交渉は明日にして今日はお開きにしよう」

 

私のその一言で今日の交渉は終了した。

 

 

 

 

 

 私と時雨は雪ノ下さんと雪ノ下(姉)さんに連れられ雪ノ下邸の玄関に向かっていた。

 

「それにしても無駄に大きい家だよね」

 

私は雪ノ下邸の無駄な大きさについて愚痴を言っていた。

 

「無駄かどうかは判断しかねるけれど、確かに大きな家というのは同意するわ」

 

「無駄ですよ。この家、部屋がたくさんあるようですけど、おそらく稼働率はほとんどゼロに近いんじゃないのかな」

 

「確かに、普段使ってる部屋以外はそんなに使ってないからね」

 

雪ノ下(姉)さんがそう言った。やっぱりそうか。どうして金持ちという人種は無駄に大きい家に住もうとするのか。理解しかねる。そういう私も金持ちだが、住んでいるのは2階建ての普通の家である。

 そうこうしているうちに雪ノ下邸の玄関についた。私と時雨が出ようと靴を履きかけた時、玄関の扉が開いた。開いた先には二人の人間がいた。一人はスーツを着て正装した男性と着物を着ている女性であった。二人とも私の両親に近い年齢であると推察される。そして私は男性の方と面識があった。

 

「おや、今お帰りですか。雪ノ下君」

 

目上の人間に対してはかなり失礼な態度をとっている。その私の態度に雪ノ下姉妹は絶句している。着物の女性は不快感をあらわにする。しかし、私に『雪ノ下君』と呼ばれた男性の方はそうでなかった。

 

「し、島村さん。ご無沙汰しております。き、今日はどのようなご用件で」

 

雪ノ下君は私に対して非常に下手に出ていた。

 

「兄様、お知り合いですか」

 

時雨が私に尋ねた。そう言えば、時雨は雪ノ下君に会うのは始めてだということを思い出す。

 

「こちら、千葉県議会議員の雪ノ下君だよ」

 

「は、初めまして。雪風の妹の島村時雨と申します」

 

時雨は雪ノ下君に頭を下げる。

 

「というより兄様、失礼ですよ。県議会議員の方を君づけで呼ぶなんて」

 

時雨は私の言葉づかいが常識的にまずいということを指摘していた。だが、勿論、殆ど無関係な人間に対して私もこんな態度はとらない。では、なぜ、目上であろう相手に対してこんな態度をとっているのか。

 

「ええ?だって私の資金で政治活動している人間なんだから君づけで呼ぶくらいいいでしょ」

 

これが理由であった。

 

「ちょ、ちょっと待って。献金ってたしか制限があったはずよね」

 

雪ノ下さんが割って入って質問した。

 

「ええ、ありますよ」

 

「だったら、すべて貴方の献金で父の政治活動を賄うのは無理よね」

 

「そうですね。正規のルートだけなら無理ですね」

 

「……正規の……ルート……だけなら?その言い方だと非正規のルートがあるみたいだけれど」

 

「まあ、詳細については教えられませんよ」

 

口に人差し指を付けて秘密のポーズをする。非公式なルートと言えば有名なところで迂回献金などがそれにあたる。どちらにしても公にするのはまずい資金ということである。

 雪ノ下さんは疑惑の目で雪ノ下君を睨む。

 

「そ、それで今日はどうしてこちらに」

 

雪ノ下君はその視線から逃れるために話題を変えた。

 

「いえ、別に用はないよ。用は君のご息女にあったから」

 

私は視線を雪ノ下さんに向けた。

 

「娘たちが何か失礼を」

 

雪ノ下君は雪ノ下さんと雪ノ下(姉)さんが何か私の気分を害するようなことをしたと勘違いしたようである。

 

「いえいえ、妹さんの方に少し学校のことで協力するので、それについて話し合っていただけだよ」

 

「中学校の方で何かありましたか」

 

雪ノ下君は私に質問してきた。私は時雨に説明させようとしたとき、雪ノ下さんが私を睨みつけてきた。学校のことは雪ノ下君には言うなということを示唆しているようだ。

 

「……いや、やめておこう。これ以上のコメントは差し控えさせてもらうよ」

 

少し語気を強めにして雪ノ下君が追及をさせないようにする。

 

「じゃあ、我々はお暇させてもらうよ」

 

私と時雨は靴を履き、帰宅の準備を整える。

 

「お待ちください。もう時間も遅いですし、ご夕食を食べていかれてはいかがですか」

 

……ただ飯が食べられるということか。食事一回分の食費が浮くというのは魅力的である。

しかし、約束もなく来ておいて飯まで食わせろというのは少々厚かましくないだろうか。私がそんなことを考えていると、

 

「喜んで!」

 

時雨が勢いよく回答した。

 

 

 

 

 

 




HOI的人物紹介
雪ノ下陽乃
魅力的な指導者
国家団結度増減得+10%
平時情報力   +5%
戦時情報力   +5%
与党支援    +10%

用語捕捉
軍令部
 大日本帝国海軍の中央統括機関で軍令を司る機関であった。軍には軍政と軍令という業務がある。軍令は海軍全体の作戦・指揮を統括する業務であった。一方、軍政には教育計画、軍事費の会計、装備調達、人事管理、軍事基地の管理や民事などの業務があり、これを司るのが内閣に従属する海軍省であった。
 大東亜戦争において、軍令部の作戦指揮は連合艦隊司令部の『決戦』指向に引きづられることが多く、『連合艦隊司令部東京出張所』と揶揄されたこともあった。
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