日米艦隊が艦これの世界へ行く   作:夢原光一

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ケンカ勃発!?

日米艦隊が横須賀鎮守府に入って2週間。特に何事もないように見えた。だが・・・。

 

ひゅうが「何よ、もう1回言ってみなさい!」

 

加賀「何度も言わせてもらいます。駆逐艦や軽巡洋艦の分際で偉そうなことを言うじゃあありません」

 

レーガン「なんですって!空母のくせに、生意気よ!」

 

陸奥「加賀さんの言うとおりよ!あなた達が私たちを超えているとでも思っているの?」

 

あしがら「当然よ。第2次大戦の頃と現代の艦艇は違いますよ」

 

マイケル「あしがらの言うとおりよ」

 

天龍「なんだと!」

 

食堂で加賀達艦娘とひゅうが、レーガンら日米艦隊と言い争っていた。

 

こんごう「何故こんなことになってしまったんでしょうネ~」

 

青葉「アハ、アハハハハハハハハハ・・・・・」

 

いずも「・・・・・・」

 

こんごうがそう言うと苦笑いする青葉といずもが黙り込んでしまう。

 

何故、こんなことになってしまったのか?それは、話は、さかのぼること30分前のこと。

 

 

回想シーン

 

 

日米艦隊12隻のうち、ひゅうが、こんごう、あしがら、いずも、しまかぜ、レーガン、マイケル、アンティータムの8隻が食堂で食事をしていた。

 

しまかぜ「異世界に来て2週間。いまだに帰る方法はなし」

 

アンティータム「一体どうなっちゃうんだろう?」

 

食事を取りながらそう言うしまかぜとアンティータム。

 

しまかぜ「まさか、このまま深海棲艦と呼ばれている怪物に轟沈・・・」

 

レーガン「嫌なことをいうな!」

 

いずも「そうよ。もうちょっと希望的に行こうしまかぜ」

 

こんごう「そうデ~ス。それに私達には遠距離攻撃できる装備を持っていますから心配入りまセ~ン」

 

ひゅうが「こんごう。そういう慢心は油断の元よ」

 

マイケル「ああ。慢心すると沈められてしまうからな」

 

そんなことを話す日米艦隊達。

 

そんな時だった。

 

「失礼します!」

 

日米艦隊達のところに1人の艦娘が話しかけてきた。

 

ひゅうが「ん、誰だ?」

 

「申し遅れました。青葉型重巡洋艦一番艦青葉と申します!」

 

そう名乗る青葉。

 

レーガン「それで、その青葉が何の用か?」

 

青葉「はい。実は、あなた達日米の艦隊の取材にしにきました!」

 

青葉がそう言う。

 

いずも「取材ですか」

 

青葉「そうです。よろしいでしょうか?」

 

いずも「どうしますか?」

 

ひゅうが「いいんじゃない?」

 

レーガン「別に構わないぜ」

 

ひゅうがとレーガンがそう言う。

 

青葉「恐縮です!早速ですが、こんごうさんに質問です。同じこんごう型のようですけど戦艦金剛型とは何処が違うんですか?それと何故こんごうさん除いて変わったんですか?」

 

青葉がこんごうにそう質問する。

 

こんごう「そうですネ~。私は、アメリカのとある軍艦をモデルに作られたのデス。そして、私にはアメリカの最新システムイージスシステムを搭載していマス~」

 

青葉「ほうほう。それで、イージスシステムとはなんですか?」

 

こんごう「イージスシステムはアメリカが開発した防空戦闘を重視されたシステムデスが、単なる防空システムという枠にとどまらない、極めて先進的かつ総合的な戦闘システムデス!」

 

青葉「ほうほう。例えば?」

 

こんごう「戦闘のあらゆる局面において、目標の捜索から識別、判断から攻撃に至るまでを、迅速に行なうことができマス。また、本システムが同時に捕捉・追跡可能な目標は128以上といわれ、その内の脅威度が高いと判定された10個以上の目標を同時迎撃できマス。このように、きわめて優秀な情報能力をもっていることから、情勢をはるかにすばやく分析できるほか、レーダーの特性上、電子妨害への耐性も強いという特長も持っていマース!!」

 

イージスシステムについてそう話すこんごう。

 

しまかぜ「イージスシステムについて、詳しく言えている~」

 

マイケル「当たり前だしまかぜ。イージスシステムのことについて言えなきゃあイージス艦じゃない!」

 

しまかぜの発言にそう言うマイケル。

 

こんごう「イージスシステムはアメリカだけしか搭載されませんでしたが、私はアメリカの軍艦以外で初のイージスシステム搭載型の艦艇になりまシタ~!」

 

青葉「初というと、こんごうさんがアメリカの軍艦以外で世界で最初のイージス艦ということですか?」

 

こんごう「そうデ~ス!今は、日本以外に韓国、スペインなどのアメリカの同盟国5カ国にしかイージスシステムを導入してはいませんが、日本はそのさきがけデ~ス!これができたのは、日本とアメリカの信頼の強さデ~ス!」

 

こんごうが青葉にそう言う。そんな話を聞いているグループがいた。

 

赤城「対空重視のシステムですって」

 

陸奥「聞いている限り強力なシステムね」

 

那智「ふん。いくら強力でも作ったのはアメリカだろう。しかも、信頼とか言うけど何か裏があるんじゃないのか?」

 

天龍「ああ。日本にアメリカ基地をおいているのもきっとアメリカの戦略で重要視されているから、日本にこんなすげーえ武器を与えたんだ」

 

龍田「那智さんも天龍ちゃんも厳しいわね~」

 

赤城、加賀、陸奥、那智、天龍、龍田がそう言う。

 

青葉「なるほど、なるほど。それで、こんごうさんの妹とイージスシステムを搭載された軍艦はありますか?」

 

こんごう「ありマース。私の妹は二番艦のきりしま。三番艦のみょうこう。そして、ちょうかいデース!」

 

青葉「ほほほ。なんと!きりしまさんが二番艦になって、しかも、みょうこうさんとちょうかいさんがこんごうさんの妹とは、驚きました!」

 

いずも「ええ。こんごう型は全隻山の名前からきているのよ。そのあとあたご型が作られたのよ」

 

あおば「あたご型ですか?」

 

あしがら「そうだ。ちなみに、私の姉はあたごだ。そして、今2隻のイージス艦が今後作られる予定なんだ。名前は、わからないが、大体山つながりになるだろうな」

 

あしがらがそう言うとしまかぜが、不機嫌そうな顔する。

 

青葉「?しまかぜさん。何故そんなに不機嫌そうなのですか?」

 

しまかぜ「別に、不機嫌じゃないわよ」

 

しまかぜが青葉に向けてそう答えるが、何処からどう見ても不機嫌そうな顔をしている。

 

ひゅうが「しまかぜ。お前の不機嫌そうな顔をする理由が、大体わかるぞ。どうせ、次期イージス艦だろう」

 

ひゅうがの問いにしまかぜは、答えなかったが、どうやら図星である。

 

青葉「ひゅうがさん。それは、どういう意味ですか?」

 

ひゅうが「次期イージス艦が投入するの同時にはたかぜ型は、退役するの。しまかぜは、新しいイージス艦の2隻目が2020年に就任するのと同時に退役する予定なんだ」

 

ひゅうががそう言う。新しい艦が作られれば、古い艦は退役するのは、青葉も理解していた。

青葉は、これ以上ツッコムのは予想と思い、話題を変えた。

 

青葉「わかりました、こんごう型とあたご型全て山ですか。ところで、比叡さんと榛名さんは何故つけられなかったのですか?」

 

こんごう「2人は、既にヘリコプター搭載護衛艦の名前につけられていまシ~タ」

 

青葉「ヘリコプター搭載護衛艦?」

 

ひゅうが「これよ」

 

そう言うとひゅうががヘリコプターを青葉に見せた。

 

青葉「これがヘリコプターというものですか?」

 

ひゅうが「そうよ。ヘリコプターは機体の上部と後部についている回転翼ローターを回転させることで揚力と推進力を生み出し飛行するんだ。また非常に低速で移動できる上、空中の同じ地点に留まる「ホバリング」も可能で。 これらの特性から地上近くでの活動に適した航空機となり、軍用・偵察用・緊急輸送用などに多く利用される。固定翼を持つ航空機と異なり、飛行中のエンジンの停止は即墜落に繋がると思われがちだが、十分な高度や前進速度があればオートローテーションという技術で比較的安全に降下して着陸できる。だが、高空では降下する速度をローターの回転に変換して減速し、地表近くで一気にローターの角度を変えて着地のための揚力を生む。極めて高度な操縦技術が要求されるんだ」

 

ひゅうががそう説明するが青葉は少し理解できなさそうにしている。

 

いずも「青葉さん。簡単に言うとヘリコプターは、平坦な所なら離着陸が可能で、さらに航空機と違い低速で飛べて、空中に留まることができるの。もちろん、高速で飛べることも可能です」

 

青葉「なるほど」

 

いずもが簡潔で分かりやすく言って青葉が納得した。ひゅうがは、少し不満そうな顔をする。

 

レーガン「ちなみにヘリコプターが実際に軍事利用されるようになったのは終戦直前だ。ヘリコプターは軍用・偵察用・緊急輸送用の軍事ヘリの他に民間ヘリもあるんだ」

 

レーガンがつけ足してそう言う。

 

青葉「そうなんですか。それで、そのヘリコプター搭載護衛艦に榛名さんと比叡さんがなったんですね」

 

ひゅうが「ああ。はるな型ヘリコプター搭載護衛艦で、日本初のヘリコプター搭載護衛艦だった。老朽化に伴い、私と妹のいせが代替わりして、はるなは、2008年。ひえいは、2010年に除籍された」

 

ひゅうががそう言う。

 

青葉「なるほどね。ちなみに、いずもさんもヘリコプター搭載護衛艦なんですよね」

 

いずも「はい。私は、しらね型の後釜として作られたんです」

 

青葉「後釜ですか。それで、どんなところがひゅうが型と違うんですか?」

 

青葉がそう言うとひゅうがが答えた。

 

ひゅうが「それはだな。私の場合はヘリ同時3機離発着可能だったことに対し、いずもは同時5機離発着可能と言う破格の能力を持っている。また、その肝心のヘリコプターを格納庫から飛行甲板に出し入れするためのエレベーターは、私と違いいずもは後部エレベーターはデッキサイド方式を取り入れている。これは波浪に弱かったり岸壁に接舷する際の邪魔になることが欠点だが、インボード式(甲板の真ん中に組み込んである方式)に比べ、同じ長さと幅でも格納庫を広く取れたり、機体の一部をエレベーターからはみ出させることでエレベーターのサイズより大きな機体でも運搬ができるという利点がある。私の場合、エレベーターに収まり切らない為、搬送時に露天繋止せざるを得なかった大型ヘリコプターをいずもの場合は格納庫へ収めることができるようになった。また広大な格納庫は艦載ヘリの搭載だけでなく、治療ユニットを搭載することで傷病者に対応する能力をさらに向上させることが可能だ」

 

ひゅうがが何故か自慢そうにいずもを語った。

 

いずも「でも、私はひゅうがさんと違いまして、私は戦闘能力は低く抑えられています。多機能レーダーやソナーは簡略、武装も最低限の自衛火器を除いては搭載せず、対潜用の魚雷すらない状態です。それで、私は単艦では運用せず、こんごうさん達を伴った艦隊として運用することを前提にされています」

 

青葉「そうなんですか」

 

ひゅうが「まあ、ヘリコプター特化の艦だが、これが自衛隊の念願の艦艇だったんだ」

 

青葉「念願?それは、どういう意味ですかひゅうがさん?」

 

ひゅうが「いずもは、海上自衛隊の念願の艦艇でね。いずもの大きさは、基準排水量を基にした19500トン。私よりも上回っちゃって、旧海軍の軍艦と比べると、全長だけならあの一航戦の加賀以上。排水量も空母飛龍・蒼龍を完全に超えており、とにかくデカいんだよ」

 

ひゅうががそう言う。その話を聞いた加賀は・・・。

 

加賀「・・・・・・」←手が震えている

 

赤城「加賀さん。落ち着いてください」

 

加賀「落ち着いていますよ赤城さん」

 

加賀が赤城にそう言うが、加賀は震えている。それは、恐怖ではなく怒りであった。

 

青葉「それは、すごいですね。ちなみに、戦闘機はお持ちですか?」

 

いずも「残念ですけど、戦闘機は持っていません。専守防衛がスタイルですから、戦闘機の所持は海上自衛隊はしていません。戦闘機を保有しているのは航空自衛隊のほうです」

 

青葉「なるほどなるほど。現在の戦闘機は、どんなスタイルですか?やはり、レシプロ機ですか?」

 

青葉がそう言うとレーガンが笑う。

 

レーガン「アハハハハハ。レシプロ機?古いわね~。今の戦闘機のスタイルはジェット機だよ」

 

加賀「(ピキーン)」

 

ヨークタウンがそう言うと加賀の眉が跳ね上がる。

 

青葉「ジェット機ですか?」

 

レーガン「そうだ。これよ」

 

そう言ってヨークタウンが取り出したのは、F/A-18Fであった。

 

ヨークタウン「これは、F/A-18Fよ」

 

青葉「F/A-18F?」

 

ヨークタウン「ああ。F/A-18Fは、F/A-18E/Fの本シリーズの総称で、その1つ。愛称はスーパーホーネット。既存のF/A-18(A-D型)を再設計されたもので、特徴としては、航続距離や兵器搭載能力の向上を図り、機体の大型化やステルス性を考慮されていて、胴体の延長、主翼面積の増大、燃料搭載量の増加といった要求を受け機体のサイズはひとまわり大きくなり、行動半径では40%増加、兵器搭載量も1トン近く増えて8トンに達した。またエンジンの推力も大幅にアップしている。操縦系統はデジタル・フライバイワイヤを採用し、電気信号でエンジン推力を調整して、いかなる飛行状態でもエンジンの正常動作を維持できるFADECシステムが導入されている。また搭乗員のヘルメットのバイザーにHUDと同等の情報を表示するJHMCSを採用し、AIM-9X空対空ミサイルの運用も可能である。さらに、搭載機器やソフトウェアの将来的な発展を考慮した設計になっているのも、本機の特徴であるんだ」

 

青葉「ほうほう」

 

レーガン「F/A-18E/Fは、空中で補給ができる。また、兵装や防御システムは・・・」

 

レーガンは青葉にF/A-18E/Fについて語り続けた。

 

しまかぜ「話長い~」

 

アンティータム「正規空母だからね」

 

しまかぜとアンティータムがそう言う。

 

青葉「ふむふむ。よくわかりました。それで、速度ってどのくらいです?」

 

レーガン「マッハ1.6だな」

 

青葉「マッハ?なんですかそれは?」

 

ヨークタウン「マッハというのは流れ場のもつ慣性力の弾性力(流れを圧縮するのに要する力)に対する比、つまり流れ場における圧縮性の影響の程度を表しており、マッハ数が大きいほどに圧縮性の影響が増大するんだ。そして、現代の戦闘機は音速で飛ぶんだ」

 

青葉「音速???」

 

レーガン「音速というのは、簡単に言えば音より早く行けるんだ。そして、マッハ1.6だが、速度で現すと時速1960キロだ」

 

青葉「1、1960キロ!?」

 

レーガン「そう。だから、現場にどんな乗り物よりも早く着けるんだ。レシプロ機とはわけが違うのよ。ジェット機なら例え戦艦の砲撃だろうとプロペラの戦闘機だろうと簡単に回避出来るんだ」

 

レーガンがそう言うと加賀と陸奥が机に手を叩く。

 

陸奥「聞き捨てならないわね。砲撃でも避けれるって?」

 

加賀「あなた、一航戦をなめているのかしら?」

 

陸奥と加賀がレーガンにそう言う。

 

レーガン「何を言うの!時速1960キロよ!第一、プロペラじゃあ、そんな速度出せないのに決まっているでしょう!」

 

陸奥「スピードだけで、偉そうなことを言って!」

 

陸奥がそう言うと加賀がいずものほうへ向ける。

 

加賀「それと、そこのあなた」

 

いずも「わ、私ですか!?」

 

加賀「そうよ。私より大きい割には、自分の身を守れないのね。そんなことで軍艦が勤まると思っているの!」

 

加賀がそう言うとひゅうがが前に出る。

 

ひゅうが「ちょっと、待ちなよ!いずもに八つ当たりにするなんてあんまりだな!」

 

加賀「私は、事実を言ったまでよ。帝国海軍に自分の身も守れない軍艦なんてなかったわ」

 

加賀とひゅうががケンカを始める。

 

これがきっかけで、日米艦隊と帝国海軍のけんかが始まったのである。

 

 

回想シーン終わり

 

 

そして、現在に戻る。天龍やマイケルもケンカに参戦し、このありさまとなってしまう。

 

こんごう「オ~、どうしまショウあしがら~」

 

こんごうがあしがらに言うが彼女もどうしたらいいのか悩んでいる。

 

陸奥「もう、こんな口喧嘩じゃあきりがないわ」

 

天龍「表出ろ!演習場でボコボコにしてやる!」

 

レーガン「いいわね。そこで、私達日米艦隊の力見せてやるわ!」

 

ひゅうが「おー、現代艦の力を見せてやる!」

 

マイケル「よーし、準備するからその間に顔洗って待っていていなさい!」

 

加賀「その言葉、そっくりそのまま返してあげます」

 

そう言って加賀達は、食堂を離れた。

 

青葉「これは、面白くなってきました!」

 

青葉がそう言うと何処かへ去っていった。

 

あしがら「こんごう、どうしようか?」

 

こんごう「私にもわかりまセ~ン」

 

残った日米艦隊はどうしたらいいのかわからなかったのであった。

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