ラブライブ!DM   作:レモンジュース

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 お待たせしました。
 遅くなりましたが、VSにこ、スタートです。
 


スーパーデュエルアイドル! 矢澤にこ

●アテムの狙い

 

 

 

「ねぇ、ヒトデ――」

「アテム!」

「……アテム、こころたちが来たのは、本当にアンタや唐沢は関与していないんでしょうね」

 

 デュエルを行なう場所となったのは、屋上。『μ’s』のメンバー、唐沢、にこの弟妹、総勢10人の視線を浴びながら、2人は向かい合う。

 

「頑張ってください、お姉さま!」

「1ターンでやっつけちゃえー!」

「ちゃえー」

 

 応援の声を飛ばしてくれるこころたちに対して、嬉しい気持ちはもちろんある。しかし、デュエルが始まる経緯については未だに納得できずにいた。

 こころたちがやって来て、デュエルまで行なうことになるとは普通考えられないし、狙ってやったようにしか思えない。

 

「ああ、お前の妹たちと出会ったのは全くの偶然だ。唐沢も、『アイドル研究部』について俺たちに教えてくれた他には何もしていないぜ」

「じゃあ、いきなりデュエルを申し込んできた理由は何よ。まさかとは思うけど、『勝った方の言うことを聞く』とか言わないでしょうね?」

 

 負ける気は一切無いが、この手の賭けは良くあることなので、一応聞いてみる。もしも本当にそのつもりだったとしたら、とんだ卑怯者である。

 

「いや、『μ’s』と『アイドル研究部』が1つになることは、俺たちの総意だ。矢澤が加わった8人の『μ’s』で今後も戦っていきたいという想いも当然ある。しかし、このデュエルにそれを持ち込む気はない。

 俺はただ、見てみたいんだ。こころたちが絶賛していた、矢澤にこという決闘者の実力を」

「ふん、だったら覚悟しておきなさい。スーパーデュエルアイドル、矢澤にこ様のデュエルタクティクスで叩きのめしてあげる!」

 

 にこが叫ぶと同時に、両者はデュエルディスクを左腕に装着し、デッキをセットする。

 そしてオートシャッフル機能が動き出すと同時に、眼前の敵を打ち破らんとする強い闘志がにこの瞳に籠められていく。

 天気は今のところ快晴を保っているが、この季節はいつ雨が降りだしてもおかしくはない上、朝の天気予報でも夕方頃から雨が降る恐れがあると言っていた。万が一に備え、一刻も早く勝利を収める必要があるだろう。

 

『デュエル開始の宣言をしろ、唐沢!』

 

「な、なんで私が……。まぁ、いいわ。ここまで来たら最後まで付き合うわよ」

 

 

 

 ――デュエル開始!!

 

 

 

『デュエル!!』

 

アテム:LP4000

にこ :LP4000

 

 

 

●アテムVSにこ ①

 

 

 

「俺の先攻! 俺は、《クリバンデット》を召喚!」

 

 《クリバンデット》

 ☆3 闇属性 悪魔族 ATK1000

 

 アテムが召喚したのは、黄色のバンダナを頭に巻き、左目に眼帯を付けた丸く小さな悪魔族モンスター。その能力は――

 

「確かそのモンスターは、召喚したターンのエンドフェイズに自身をリリースすることで、効果を発動するのよね」

「ああ、その通りだ。よく知っているな」

 

 称賛されたところで、特に嬉しくはない。この2年間、にこは部室で様々なスクールアイドルを調べながら、あらゆるカードについて研究してきたのだ。今や彼女のデュエルモンスターズに関する知識は数多の大会に入賞する実力者に勝るとも劣らない。

 例外があるとすれば、アテムだけしか持っていないと噂されているモンスター《ブラック・マジシャン》と、その関連カードくらいか。

 

(そして、《クリバンデット》の効果を使おうとしているってことは、奴の手札には何らかの防御札が握られていることは間違いない)

 

 デュエル開始時のライフポイントは4000。並の下級モンスターの直接攻撃(ダイレクトアタック)でも5割近くを削ることができ、場合によっては1ターンキルも視野に入る。

 そのため、一切の防御もせずにターンを渡すとは考えにくい。

 

「更に、俺は魔法カード《光の護封剣》を発動!」

 

(なるほど、護封剣か)

 

 にこの頭上から、無数の剣が降り注ぐ。それは彼女を傷つけることは無かったが、剣の檻に囲まれたことで思うように身動きがとれなくなってしまった。

 

「このカードは、相手ターンで数えて3ターンの間フィールドに残り、その間お前のモンスターの攻撃を封じるぜ。

 俺はこのまま、エンドフェイズへ移行する!」

 

 相手の攻撃を抑制する効果は、もちろん強力であることは間違いない。

 たった今発動された《光の護封剣》も、相手の攻め手を遅らせながら自分だけ攻撃を行なうという高い拘束力ゆえに、かつては制限カードに指定されたこともある。

 

 しかし、あくまでそれは過去の話。

 今は無制限カードになっているということは、すなわち除去されやすくなっていることに他ならない。

 

(ふ、安い戦略ね。そんな見え見えの防御、すぐに壊してやるわ!)

 

「このエンドフェイズ、《クリバンデット》の効果発動! 自身を生け贄に捧げることで、デッキトップを5枚めくる!」

 

 アテムのデッキトップからめくられた5枚が、上空へと表示される。その5枚は、彼と初めて対峙したにこへ大きな疑問を抱かせるものだった。

 

 

 

 《カース・オブ・ドラゴン》

 《サクリボー》

 《魔導戦士ブレイカー》

 《バフォメット》

 《高等儀式術》

 

 

 

「は……?」

 

 《サクリボー》と《高等儀式術》、《魔導戦士ブレイカー》だけなら特に疑問に思わなかっただろう。最初の2枚は彼のデッキが儀式召喚メインであることはわかるし、ブレイカーも汎用性の高い下級モンスター。大会入賞者のデッキに入っていることも確認されている。

 

(でも、残りの2枚は何!? レベル5の通常モンスターの癖に攻撃力が2000しかない《カース・オブ・ドラゴン》に、自身も融合先も貧弱な上級モンスター《バフォメット》。こんなカードを両方デッキに入れるだなんて、今どき初心者でもやらないわよ!)

 

 《カース・オブ・ドラゴン》と《バフォメット》は、にこが知る限りどちらも昨今のデュエルでは活躍が難しいカード。一方だけなら相性の良いカードとの組み合わせ次第で多少は活躍の場があるかもしれないが、両方同時に採用することはまずあり得ない。

 

「俺がめくった5枚の中に、魔法・罠は儀式魔法《高等儀式術》のみ。よって、こいつを手札に加えて残りを墓地に送る。

 さぁ、お前のターンだぜ、矢澤!」

 

 アテムの自信に満ちた表情を見る限り、《高等儀式術》は彼のデッキのキーカードのはずである。《クリバンデット》でデッキを圧縮しつつ、それを引き込んだ運は流石だと言うべきか。

 もっとも、墓地へ送られたカードを見る限り、デッキの中身は貧弱だと思わざるを得ないが。

 

(まぁいいわ。その程度のデッキなら、私の勝利は確定よ!)

 

 スーパーアイドル矢澤にことして、格好悪いところは見せられない。このデュエルを見守ってくれている弟妹のためにも、初心者同然のデッキで挑んできたヒトデ頭を倒し、華麗に勝利を収めてみせようではないか。

 

「私のターン、カードドロー!」

 

 

 

 

 

 

「あ、相変わらずアテムくんのデッキは中身が読めないわね……」

「唐沢先輩、アテムさんのデッキは2ヶ月行動を共にしている私たちですら理解ができないのです。もう気にするだけ無駄かと思いますよ」

 

 《クリバンデット》の効果でめくられた5枚を疑問に思ったのは、何もにこだけではない。最も付き合いの長い海未たちですら、アテムのデッキ構成には苦笑いを浮かべている。

 『μ’s』のメンバーの中で疑問を抱かないのは、せいぜい彼と同じハイランダーのデッキを使う穂乃果だけだ。

 

「アテムくんがそう簡単に負けるとは思わないけど、にこ先輩はどんなデッキを使うんだろ。アイドルが大好きってことは【マドルチェ】や【霊使い】みたいな可愛いデッキかなぁ。

 久里子先輩は知っているんですよね?」

 

 昨日訪れた部室のことを思い出しながら、ことりは唐沢へと尋ねる。すると、彼女は少し考える素振りを見せた後、

 

「半分正解よ、南さん。矢澤さんのデッキには、確かに可愛いと言えるカードが何枚か入っているわ。でも、この先のデュエルを見ていけばわかると思うけど、彼女のデッキの本質は使い手の外見とは正反対よ」

 

 見た目と正反対ということは、まさか……。

 海未たちが不安を抱くなか、にこは1枚のカードを繰り出した。それは、激しい戦いの始まりを告げる狼煙であった――。

 

 

 

 

 

 

「行くわよ! 私は、フィールド魔法《伏魔殿(デーモンパレス)-悪魔の迷宮-》を発動!」

 

 にこがフィールド魔法ゾーンにカードを挿入した瞬間、辺りは文字通り不気味な空間へと変質した。迷宮という名が示すように、無数の塔が立ち並ぶ空間へと踏み入れてしまえば、脱出することは困難に違いない。

 

「このカードが存在する限り、私のフィールドに存在する悪魔族モンスターは攻撃力が500ポイントアップする!」

 

(お互いではなく、発動したプレイヤーのみが攻撃力アップの恩恵を受けるフィールド魔法か。コイツは厄介だぜ)

 

「続けて私は、《魔界発現世行きデスガイド》を召喚!」

 

 《魔界発現世行きデスガイド》

 ☆3 闇属性 悪魔族 ATK1000 → ATK1500

 

 『は~い!』と元気な声を発しながらフィールドへと姿を現す、赤髪のバスガイド。一見可愛らしい少女だが、衣服やカバンに取り付けられたドクロマークが少々不気味だ。

 伏魔殿が発動されていることも相まって、その不気味さはより際立っていた。

 

「デスガイドは召喚に成功した時、手札・デッキからレベル3の悪魔族モンスターを、効果を無効にして特殊召喚する!

 魔界(デッキ)より、現世(フィールド)へと現れなさい! 《魔サイの戦士》!」

 

 《魔サイの戦士》

 ☆3 地属性 悪魔族 ATK1400 → ATK1900

 

「効果が無効になるとはいえ、デッキからの特殊召喚だと!?」

 

 デスガイドのアナウンスに応えて現れたのは、人型でありながら頭部のみがサイとなっている異様なモンスター。元々の攻撃力だけを見れば何の変哲もないが、伏魔殿の効果を受けたことで下級モンスターとしてはトップクラスの攻撃力となる。

 しかも、コストを支払わずにデッキからモンスターを呼び出す能力にアテムは驚きを隠せない。

 モンスターを通常召喚しただけで2体のモンスターを並べるとは、なんと強力な効果であろうか。

 

「しかも、レベル3のモンスターが2体。来るか……!」

「その通り! 私は、レベル3の《魔界発現世行きデスガイド》と《魔サイの戦士》でオーバーレイ!

 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築ッ!」

 

 上空へ飛び上がる2体のモンスターは、それぞれ紫と茶の球体へと姿を変える。それらは光の渦へと吸い込まれ、新たな力を呼び起こす。

 

「勝利のメロディを奏でよ、エクシーズ召喚!」

 

 

 

 ――ランク3! 《管魔人メロメロメロディ》!

 

 

 

 《管魔人メロメロメロディ》

 ★3 光属性 悪魔族 ATK1400 → ATK1900 ORU 2

 

 身の丈程もある大きな管楽器に跨った、あどけない表情の少年。頭に2本の角が付いてなければ、悪魔族ではなく天使族に見えていたに違いない。

 

「メロメロメロディの効果発動! 1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことで、私のフィールドの「魔人」モンスターに2回の攻撃権を与える!」

 

 《管魔人メロメロメロディ》

 ORU 2→1

 

 対象となるのは、当然《管魔人メロメロメロディ》自身。周りに浮遊していた2つの球体のうち1つが楽器の中に吸い込まれると、一際大きな音が鳴り響いた。お世辞にも上手とは言えないが、モンスター自身が楽しそうにしているせいか、不快感はない。

 

「1度のバトルで2回の攻撃か。強力な効果だが、俺のフィールドには《光の護封剣》がある。その効果は無駄に終わるぜ?」

 

 アテムが先程説明していたように、《光の護封剣》は3ターンの間モンスターの攻撃を封じる。どれだけ高い攻撃力があっても、複数回攻撃ができる効果があっても、このカードが存在している限り攻撃宣言は行なえない。

 

「その程度、百も承知よ! メロメロメロディの効果を発動するために墓地へ送られた《魔サイの戦士》の効果発動!

 このカードは墓地に送られた場合(・・)、デッキから悪魔族モンスター1体を墓地へ送ることができる。これは『時』ではなく『場合』の任意効果であるため、コストとして墓地へ送られても発動が可能。

 私が選ぶのは《トリック・デーモン》!」

「なるほど。デスガイドが無効にするのは、フィールド上で発動・適用される効果。その誓約をエクシーズ素材にしたことでリセットしたということか」

 

 《魔サイの戦士》の幻影が、にこのデッキに石槍を突き立てると、その中の1枚《トリック・デーモン》が抜き出され、彼女の墓地へと葬られた。

 ケタケタと笑うそのモンスターの表情は、アテムに警戒心を与えずにはいられない。

 

(しかも、特定のカードを選んで墓地に送ったということは、あれは間違いなく奴のデッキのキーカード……!)

 

「墓地に送られた《トリック・デーモン》の効果発動! このカードは戦闘または効果で墓地に送られた場合、デッキから「デーモン」と名のついたカード1枚を手札に加えることができる!

 これにより、私はペンデュラムモンスター《エキセントリック・デーモン》をサーチするわ!」

 

 

 

 

 

 

「……伏魔殿にデスガイド、そして《トリック・デーモン》。なるほど、矢澤先輩のデッキは【デーモン】というわけか。これは確かに、彼女の見た目とは正反対ね」

 

 デスガイドやメロメロメロディだけなら、まだ可愛らしいデッキと言えただろう。だが真姫が言うように、不気味さを漂わせるフィールド魔法だけでなく《トリック・デーモン》を使うとあっては、印象は正反対になる。

 そんな彼女に続いて、花陽と凛はにこのプレイングの美しさに感嘆していた。

 

「それだけじゃないよ、真姫ちゃん。デスガイドの召喚から、エクシーズ召喚を経由して《エキセントリック・デーモン》のサーチ。1回の通常召喚から3枚もデッキを圧縮する過程には、全く無駄がない」

「それに、《エキセントリック・デーモン》は強力なペンデュラム効果を持ってるし、このままだと、アテムせんぱいは一気に不利になるかもしれないにゃ!」

 

 誰もが見惚れる、流れるようなコンボ。しかし、それはまだ止まらない。

 

 

 

 

 

 

「私は、スケール7の《エキセントリック・デーモン》をペンデュラムゾーンにセッティング!」

 

 《エキセントリック・デーモン》 スケール7

 

 にこがモンスターゾーンの右横にカードを置いた瞬間、彼女の右横に光の柱が現れた。

 その中には、《トリック・デーモン》に瓜二つの陽気な悪魔と、『7』という数字が表示されている。

 

(矢澤がペンデュラムゾーンに置いたカードは1枚だけ、か。

 ペンデュラム召喚は2つ以上離れたスケールを持つペンデュラムカードが必要。つまり、奴の狙いは《エキセントリック・デーモン》のペンデュラム効果!)

 

 かつて、アテムはペンデュラムモンスターを巧みに操る決闘者と戦った経験から、ペンデュラムモンスターが持つ特異性と脅威をある程度把握している。

 ペンデュラム召喚ができずとも、複数のサーチ手段を用いてまで手札に加えた以上、強力な効果を秘めていることは明らか。

 

「さて、そろそろ邪魔な剣には消えて貰うわ! 《エキセントリック・デーモン》のペンデュラム効果発動! フィールド上の魔法・罠を、自身と共に破壊する!」

「ッ! やはり《光の護封剣》を破壊するためのカードか!」

 

 《エキセントリック・デーモン》が右手に持った杖を振るった瞬間、伏魔殿により暗く染まったはずの空間が一瞬だけ閃光に包まれた。

 護封剣が放つ光すらも霞む爆発が収まると、最後に残っていたのは伏魔殿と、不気味さとは無縁であるはずの少年のみ。

 

 誰が見ても明らかなアテムの危機に、穂乃果は思わず狼狽してしまう。

 

「ま、まずいよ海未ちゃん! アテムくんの《光の護封剣》が破壊されたってことは、直接攻撃(ダイレクトアタック)を受けちゃう!」

「ええ。しかも、メロメロメロディは2回の攻撃ができるだけでなく、伏魔殿の効果で攻撃力が1900になっています。

 これをまともに受けたら残りライフはたったの200……!」

 

 にこのフィールドを埋め尽くす剣の檻が消えたことで、メロメロメロディの攻撃を阻むものは何もない。

 アドバンテージの差を開くため、にこは不敵に微笑みながら攻撃命令を下した。

 

「バトル! 《管魔人メロメロメロディ》で、プレイヤーに直接攻撃(ダイレクトアタック)!!」

 

 

 

 ――メロリンウェーブ!!

 

 

 

 フィールドががら空きとなったアテムへと、超音波を圧縮した砲撃が放たれる。可愛らしい見た目からは想像し辛い一撃だが、これを連続で受けてしまえばライフポイントに大きな差がつくことだろう。

 

 

 

 だが、それはあくまで攻撃を受けた場合の話。

 

 

 

 

 

 ――この瞬間、手札のモンスター効果を発動ッ!!

 

 

 

 

 

 突如現れた何者か(・・・)が砲撃を反らし、その勢いでメロメロメロディをも一刀両断に切り捨てたのだ。

 それはつい先程破壊したばかりの光の剣を持つ、眩き戦士。

 

「くっ! そいつは……!」

「そう。俺は《護封剣の剣士》の効果を発動したのさ」

 

 《護封剣の剣士》

 ☆8 光属性 戦士族 DEF2400

 

「このカードは、相手が直接攻撃を宣言した時に手札から特殊召喚することができる。

 更に、《護封剣の剣士》の守備力が攻撃モンスターの攻撃力を上回っていれば、その攻撃モンスターを破壊できるのさ!」

 

 その程度の攻撃など読んでいた。そんな挑発すら聞こえてきそうなアテムの表情に、にこは内心で舌打ちした。声に出さないのは、こころたちが見ていることへの配慮であり、未だ彼女が多少の冷静さを保っていることが伺える。

 

(くっ。2枚の護封剣を使った二重の防御ってわけね。でも、この手札ならまだ挽回できる。次のターンで目に物見せてやるわ!)

 

 声援を送ってくれる弟妹に、これ以上格好悪いところを見せるわけにはいかない。

 

「私は伏せ(リバース)カードを1枚セットして、ターンエンド!」

 

 

 

 にこの有利かに見えたバトルフェイズ前から一転、ライフポイントに変動のない互角の戦況となった2人のデュエル。

 その均衡を打ち破るため、アテムは(ディスク)に収められたデッキから、新たな(カード)を引き抜いた。

 

「さぁ行くぜ! 俺のターン、ドローッ!!」

 

 

 

●次回予告という名のネタバレ

 

 

 

 多くの人々に見守られながら始まった、アテムとにこのデュエル。

 互いの力と技を駆使した激しい戦いは校舎を揺るがし、2人の魂はより熱く燃え滾っていく!

 そして現れる、真紅のドラゴン。その咆哮が轟く時、デュエルは新たな局面を迎える!

 

 次回、『竜の咆哮』

 

 デュエルスタンバイ!

 




 残りのターン数との兼ね合いで、今回は短めです。
 次回は10日後までには投稿できるようにしたいです。

 それでは、次回もよろしくお願いします。

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