昨日の夜には投稿するはずが、気が付けば寝落ちしてました。
そんなこんなで、穂乃果VS優香、決着です。
それでは、どうぞ!
「さ・て・と。まずは《神の恵み》の効果でライフを500ポイント回復しておくわ」
優香からの宣戦布告に対して、威勢よく応じた穂乃果であったが、心中穏やかではいられない。
いくら伏せカードがあるとはいえ、一挙に5枚もの
「行くわよ!
1ターンに1度、自分フィールドにモンスターがいない時、墓地から「アンティーク・ギア」1体を特殊召喚する! 蘇生対象は、《
「効果ダメージと自爆特攻が狙いだね! でも、そうはさせないよ! 私は手札のモンスターカード《D.D.クロウ》を捨てて、効果発動! 《古代の機械魔神》を除外する!」
《D.D.クロウ》
☆1 闇属性 鳥獣族 ATK100 / DEF100
地の底から這い出ようとした魔神が、突如出現した小さなカラスによって次元の裂け目へと放り込まれる。
『他のカードの効果を受けない』という効果は、《古代の機械蘇生》で特殊召喚を試みたことからも分かる通り、墓地では適用されない。
故に、妨害を受けてしまうこともあるのだ。
「手札誘発を引いてきたとはね……。でも、これで止まると思ったら大間違いよ!
アタシは、発動済みの永続罠《古代の機械蘇生》を墓地に送って、魔法カード《マジック・プランター》を発動! 新たに2枚のカードをドローする!」
穂乃果の墓地に《ギャラクシー・サイクロン》がある以上、維持は期待できないと考えたのか。モンスター蘇生のカードをあっさりと手放し、ドローへと変換した。
同時に、再び少女のライフポイントは増加する。
優香 LP3500 → LP4000
「まだまだ引くわよ! 魔法カード《貪欲な壺》!
《月光黒羊》
《月光白兎》
《クレーンクレーン》
《X-セイバー エアベルン》
《古代の機械砲台》
この5体をデッキに戻して2枚ドロー! 更に回復!」
優香 LP4000 → LP4500
これにより、彼女の手札は6枚。瞬く間に増えていく手札とライフポイントに、雪穂は自分のことのように焦燥感を募らせていた。
(手札6枚に、ライフポイント4000超え……。お姉ちゃん、このターンの攻撃を本当に耐え切れる……?)
デュエル終盤となれば、相手も間違いなく切り札級のモンスターを出してくるはず。よしんば防ぎきれたとしても、切り返すことができるかどうか不安に思わずにはいられない。
「お次はこれよ! 魔法発動、《死者蘇生》! 墓地から《
《古代の機械熱核竜》
☆8 地属性 機械族 ATK3000
言わずと知れた魔法カードにより、攻撃力3000の機械竜が蘇る。このまま攻撃表示の《メタモルポット》を狙われれば致命傷は避けられないが――
「更に
対象モンスターを破壊して、元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える!」
「ッ! ここで、効果ダメージだと!?」
しかし優香は、戦闘ではなく効果による攻撃を仕掛けてくる。信じられない、と驚愕を露わにするアテムであったが、無理はない。穂乃果の墓地に《ダメージ・ダイエット》があることは、分かりきっていたはずなのだから。
(穂乃果のライフは1100ポイント。墓地の《ダメージ・ダイエット》の効果を使えば、何とか持ち堪えられる。
だが、嫌な予感がするぜ……)
成功すれば《補給部隊》と《神の恵み》のコンボが起動するが、まさかこれだけのためとは思えない。機械竜の胴体部分に爆弾が取り付き、今にも炸裂する、その瞬間。
「私は《古代の機械爆弾》の発動に対して、カウンター罠《フュージョン・ガード》を発動!
効果ダメージを与える効果の発動を無効にして、私のエクストラデッキからランダムに融合モンスター1体を墓地に送る!」
爆風が掻き消され、穂乃果のエクストラデッキから無作為にカードが飛び出す。テーブルデュエルであればお互いに中身を確認する必要があるのだが、デュエルディスクを用いることにより、処理は自動的に行なわれるのだ。
「敵ながらやるわね、高坂。バーン・ドロー・回復のコンボをたった1枚のカウンター罠で躱すなんてね。
でも、アンタの墓地に送られたのは《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》。アタシの墓地に《プリベントマト》がある以上、マスター・ダイヤの効果を使っても無意味!」
攻撃を防がれたというのに、優香は堪えた様子をほとんど見せない。むしろ、これは囮だったと言わんばかりの表情だ。
「手札から《
そして、このモンスターは自身の効果で融合召喚を行える。ここまで言ったらアンタが取るべき行動、わかるわよね?」
《古代の機械猟犬》
☆3 地属性 機械族 ATK1000
機械仕掛けの猟犬が飛び出し、小さな火球が放たれる。決して高いとは言えない数値だが、現在の穂乃果の残りライフでは無視することはできない。
「ッ! 墓地から罠カード《ダメージ・ダイエット》を除外して効果発動! このターン、私が受ける効果ダメージを半分にするよ!」
穂乃果 LP1100 → LP800
墓地に眠っていた罠カードの効果を使うことで、僅かにダメージを軽減した。彼女の判断に対して仲間は胸を撫で下ろし、対してルイは不敵な笑みを浮かべる。
「ふふっ、良い判断だ。優香のエクストラデッキには2枚目の《古代の機械魔神》がある。微弱なダメージであろうと、《ダメージ・ダイエット》はこのタイミングで使わねばならん。
だが、次の攻撃は耐えられるか?」
どうにか致命傷は避けたが、優香の手札には未だ3枚のカードが残されている。そしてルイの勝利予告にも近い宣言を現実にするための、新たな魔法カードが発動された。
「これが最後の下準備! 魔法発動、《
この効果で《
「合計4体の「アンティーク・ギア」!? まさか……!」
手札・場に機械仕掛けの兵が次々と集結する。
彼女は言った。《古代の機械猟犬》には、自身の効果によって融合召喚が行えると。それが意味するものは――
「アンタが考えてる通りよッ! アタシは、《古代の機械猟犬》のモンスター効果発動!
自分の手札・フィールドに存在するモンスターを素材として、「アンティーク・ギア」モンスターを融合召喚する!」
宣言とともに、4体の機械兵が宙を舞う。多くのカードを素材とするならば、その能力はどれほどのものか。
対峙する穂乃果はもちろんのこと、この場にいる全ての決闘者の身体が小刻みに震え出す。
「
――万物を形無き混沌に帰す究極破壊神! レベル10、《
《古代の機械混沌巨人》
☆10 闇属性 機械族 ATK4500
轟音を響かせて現れたのは、装甲の各部に獣の頭部が装着された至極色の巨人。これまで召喚されたどの「アンティーク・ギア」よりも凶暴性を帯びているのは、外見だけではない。
カード効果のサポートもなく、元々の攻撃力が4500を誇るモンスターなどほとんど存在しない。その迫力は、穂乃果たちを圧倒するには十分すぎるほどだった。
現在、穂乃果の場には攻撃表示の《メタモルポット》が存在する。まともに攻撃を受ければ敗北は必至であり、彼女は自身の墓地に存在するモンスターへと意識を向けた。
だが――
「《本陣強襲》の効果で墓地に送られた《超電磁タートル》の効果を使おうとしても無駄よ! こいつが存在する限り、相手はバトルフェイズ中にモンスター効果を発動できない!
更に、
『なっ……!?』
カード効果を受け付けないモンスターの攻撃すらも防ぐ《超電磁タートル》、その効果を無力化する戦闘能力だけでは飽き足らず。
《聖なるバリア -ミラーフォース-》を始めとした攻撃反応型のカードはおろか、《月の書》や《強制脱出装置》のようなフリーチェーンのカードすらも通用しない防御力。
まさしく、確実に敵を葬り去るために造られた殺戮兵器と言うべき
「これで今度こそ終わらせる! アタシは、《古代の機械混沌巨人》で《メタモルポット》を攻撃ッ!」
「ッ! お姉ちゃん……!」
宣言と同時に、巨大な右手が無防備なモンスターを締め上げる。バトルフェイズに入ったことでモンスター効果によって防ぐという術は封じられ、魔法・罠で除去することも不可能。
「まだ、終わらない! 罠カード発動、《攻撃の――」
「混沌巨人は魔法・罠カードの効果を受けないって言ったでしょ! 《攻撃の無力化》を使っても無意味よ! さぁ、トドメを刺しなさい!
――クラッシュ・オブ・ダークネスッ!!」
掴み上げられた《メタモルポット》はそのまま地面に叩きつけられ、瞬く間に消滅する。その攻撃力の差、3300ポイントがダメージとなって穂乃果を襲い勝負が決する。
――はずだった。
「ま、まだや! 穂乃果ちゃんのライフは残ってる!」
「何ですって!?」
確かに攻撃は通り、モンスターの戦闘破壊は実行された。だが、プレイヤーには一切の傷がついていない。
信じられない、と目を見開く優香へとルイは告げる。
「優香よ、対戦相手のプレイングには正しく耳を傾けねばならんぞ。高坂穂乃果が発動した罠カードは、《攻撃の
「はい、天元さんの言う通りです。この罠カードは、発動したバトル中の間だけ『モンスター1体の破壊を防ぐ』か『私が受けるダメージを0にする』効果のうち、どちらかを選択して発動できる!」
穂乃果が見せたカードには、確かに《攻撃の無敵化》というカード名が記されていた。ここで選ばれたのは、語るまでもなく後者の効果だ。
「……アンタ自身に影響を与える罠カードで
だけど、こいつは相手の全モンスターに攻撃が可能! ブリリアント・ダイヤは残させないわよ!」
言うやいなや、混沌巨人の右手から極大の熱線が放出され、ブリリアント・ダイヤを貫いた。このモンスターには貫通能力も備わっているのだが、《攻撃の無敵化》の効果が適用中の今は活かすことはできない。
「バトルを終えて、メイン2! 手札を2枚伏せて、ターン終了よ!」
圧倒的な力を誇る巨人によって穂乃果のフィールドを焦土へと変えた優香は、残る手札を全て伏せてターンを終えた。
これまで怒涛の攻撃を次々と繰り出してきた彼女は、その瞳で語る。次のターンこそは、必ず仕留めてみせると。
互いに力を出し尽くしつつある戦況に、アテムは腕組みをしつつ仲間を静かに見つめる。
(超大型融合モンスター《古代の機械混沌巨人》……。メインフェイズの間にモンスター効果で対処しようにも、奴の墓地に存在する《スキル・プリズナー》の効果を使われれば大抵が防がれてしまう。
こいつはまさに、神に匹敵する強さだぜ)
規格外の能力を秘めたモンスターを打ち倒すには、相当な運と実力、そして闘志が備わっていなければならない。それを彼は数多の戦いの中で身をもって実感してきた。
穂乃果は日々のデュエルを通じて徐々に実力を伸ばし、今も戦いの中で闘志を高め続けている。
「これが私の最後のターン……、ドローッ!」
彼女自身、残るライフとデッキ枚数から、もう自分に後がないことは自覚している。あとは、勝機を掴み取るための最後の流れを引き寄せられるかどうか。
「まずは、魔法カード《シャッフル・リボーン》を発動! 私のフィールドにモンスターがいない時、墓地のモンスター1体を、効果を無効にして特殊召喚する!
戻ってきて、ブリリアント・ダイヤッ!」
一度倒れた融合モンスターが、再び穂乃果のフィールドへと現れる。混沌巨人が持つ全体攻撃能力が仇となったことに、優香は小さく舌打ちをした。
「《シャッフル・リボーン》の更なる効果発動! 私のフィールドに存在する《ブリリアント・フュージョン》をデッキに戻すことで、カードを1枚ドローする! ……ッ!!」
《ブリリアント・フュージョン》が場を離れると同時に、この効果で呼び出した融合モンスターは破壊されてしまう。しかし類似する性質を持つ《リビングデッドの呼び声》などとは異なり、融合モンスターが先に場を離れた場合は何も起こらない。
「上手いな。無意味に残ったままのカードを処理しつつ、手札を補充したか。しかもあの表情は……」
「ああ、どうやら穂乃果は導いてみせたようだぜ。このデュエルに終止符を打つ、逆転のカードを!」
引き当てたカードを確認した瞬間、穂乃果の瞳が大きく見開かれる。勝利を掴み取るための流れを引き寄せた姿を、ルイたちは明瞭に感じ取っていた。
「私は手札から魔法カード《闇の量産工場》を発動! 墓地から2体の通常モンスター、《ジェムナイト・クリスタ》と《ジェムナイト・サニクス》を手札に戻すよ!
続いて墓地から《ジェムナイト・アイオーラ》を除外することで、《ジェムナイト・フュージョン》を回収!」
ここまでのタイミングで発動できるカードが無いためか、優香は拳を強く握り締めながらその様子を見つめていた。
徐々に高まっていく穂乃果のフィールに、赤毛の少女の心音も加速する。
「今から私が出すカードは、融合召喚を使う神城さんが相手だったから使うことができた逆転のカード。このカードで、貴女に勝つ!」
くどいようだが、穂乃果が扱う《ジェムナイト・フュージョン》は何度でも手札に戻る性質を持つ。そのため手札コストとして非常に有用であり、《ライトニング・ボルテックス》も時には《サンダー・ボルト》と同等のカードとして扱える。
一般的に重いコストを必要とするため、いくら強力でも中々デッキには入らない魔法カード。そのカードとは――
「私は、手札から《ジェムナイト・フュージョン》をコストにすることで、《
このカードは、手札の魔法カード1枚を捨てることで、相手の墓地から魔法カード1枚を発動するよ!」
「ッ! アタシの墓地に存在する魔法カードですって!? まさか……!」
《封魔の呪印》によって《ジェムナイト・フュージョン》は本来の力を使えなくなったが、融合召喚は問題なく可能。
それを実行に移すためのカードが、優香のデュエルディスクから飛び出した。
「そう! 私が選ぶ魔法カードは――」
――《融合》ッ!!
「フィールドのブリリアント・ダイヤと、手札のクリスタとサニクス! この3体を素材として、融合モンスターを特殊召喚するよ!」
3体の宝石騎士が宙を舞い、
「玻璃の眼よ! 和合の勇者よ! 輝きの淑女と交わりて、新たな光を生み出さん! ――融合召喚ッ!!」
――全てを照らす至高の輝き! レベル9、《ジェムナイトマスター・ダイヤ》!!
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》
☆9 地属性 岩石族 ATK2900
重厚な鎧を身に纏い、8つの宝石を嵌め込まれた大剣を操る「ジェムナイト」の王者。同じく金剛石の名を持つブリリアント・ダイヤを『柔』とするならば、こちらは『剛』と言うべきか。
「マスター・ダイヤのモンスター効果! このカードの攻撃力は、私の墓地に存在する「ジェム」モンスター1体につき、100ポイントアップする!
今の私の墓地にいるのは、
《ジェムナイト・ラピス》
《ジェムナイト・サフィア》
《ジェムナイト・ラズリー》
《ジェム・マーチャント》
《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》
《ジェムナイト・クリスタ》
《ジェムナイト・サニクス》
《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》
この8体! 《ガイアパワー》の効果も併せて、攻撃力は1300ポイントアップ!」
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》
ATK2900 → ATK3400 → ATK4200
墓地に眠りし仲間の意志を力に変え、大剣に宿る宝石が輝きを増していく。
今こそ、決着の時。
右拳を固く握り締め、穂乃果は最後のバトルフェイズへと突入した。
「行くよ! 私は、《ジェムナイトマスター・ダイヤ》で、《古代の機械混沌巨人》を攻撃!
この瞬間、手札から速攻魔法《決闘融合-バトル・フュージョン》を発動! このバトル中、マスター・ダイヤの攻撃力を
「やっぱり引いてたわね、融合デッキの切り札!」
融合モンスター専用の《オネスト》とも言うべき、単体強化の速攻魔法。優香の言う通り、融合デッキにおいて勝負を決する可能性を秘めたカードだ。
混沌巨人の力を吸収し、マスター・ダイヤの攻撃力が爆発的に増加する。
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》
ATK4200 → ATK8700
「攻撃力8700……! 墓地の《スキル・サクセサー》の効果も使って、一撃でアタシのライフを削りきろうってわけね。だけど、そうはさせないわ!
アタシは、墓地から《プリベントマト》を除外してモンスター効果発動! このターン、アタシが受ける効果ダメージを0にする!」
「ッ! どうして、このタイミングで《プリベントマト》の効果を!?」
相手ターンに発動可能な『誘発即時効果』は、何らかの効果にチェーンする形で発動するのが一般的。今回のような場合は、先ほど穂乃果が行なったように、効果ダメージを与える効果が発動した時に使うべきである。
「このデュエルをド派手に終わらせてやるためよ! 《プリベントマト》の効果処理後、罠カード発動! 《決戦融合-ファイナル・フュージョン》!
こいつは、アタシの融合モンスターが相手の融合モンスターと戦闘を行なうバトルステップに、互いのモンスターを対象として発動できるカード!
その攻撃を無効にして、アタシたちは2体のモンスターの攻撃力の合計分のダメージを受ける!」
『なっ……!?』
混沌巨人はあらゆる魔法・罠カードの効果を受けないが、無効となるのはあくまでもマスター・ダイヤの攻撃。発生するダメージに対しても、制限はかからない。
「アカン! 攻撃力の合計値は13100ポイント……! 本来なら引き分けになるところやけど、神城さんは《プリベントマト》の効果でダメージを受けない!」
「つまり、お姉ちゃんだけが特大の効果ダメージを……!?」
融合モンスターを主力とするデッキ同士でなければ発動すらできなかったカードだが、その破壊力は桁違いと言う他ない。
最後の最後まで大ダメージを与えんと企む優香の戦術に対し、希たちが戦慄し、諦めかけたその時。
――この瞬間、
穂乃果の場に伏せられていた最後のカードが、姿を現した。
「カウンター罠《白銀のバリア -シルバーフォース-》を発動! このカードは、相手がダメージを与える罠カードを発動した時に発動できる!
その発動を無効にして、決戦融合を含む相手フィールドに表側表示で存在する魔法・罠カードを全て破壊するよ!」
「はぁっ!?」
文字通り白銀の防壁がマスター・ダイヤを包み込み、優香が発動した罠カードの効果を打ち消す。やがて一瞬の静寂の後、閃光が彼女の場へと降り注いだ。
該当するカードは、《決戦融合-ファイナル・フュージョン》《補給部隊》《神の恵み》《王家の神殿》の4枚。その全てが一瞬のうちに貫かれ消滅した。
発動条件があまりにも厳しく、リターンも少ないカードの発動を成功させたことに、流石のルイも目を丸くする。
「信じられん……。あのようなピンポイントなカードを使う決闘者がいるとは……」
「ふっ、あの決戦融合は穂乃果のデッキにも入っている。俺がその対抗手段として使ったことがあるが、見事自分の戦術に組み入れたようだな。
普通は見向きもされないカードが、戦況を一変させることがある。だからこそデュエルは奥が深いのさ」
ちなみにアテムが初めてこのカウンター罠を使った後、しばらくの間ことりの機嫌が相当悪かったのだが、それはまた別の話である。
「決戦融合の発動が無効になったことで、マスター・ダイヤの攻撃は続行される! ダメージステップに入った瞬間、私は墓地の罠カード《スキル・サクセサー》を除外して効果発動! 攻撃力をターン終了時まで800ポイントアップするよ!
――マスター・オブ・ダイヤモンド・スラッシュッ!!」
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》
ATK8700 → ATK9500
宝石の王者の攻撃力が更に上昇し、9000を突破した。これにより彼我の攻撃力差は優香の残りライフ4500を上回る。
光線の雨を掻い潜るマスター・ダイヤは、肉薄するやいなや一息に跳躍。純粋な質量に加え、宝石騎士たちの意志を結集させた斬撃によって、混沌巨人は両断されていく。
「まだ終わらせないわよ! ダメージ計算時、罠カード《パワー・ウォール》を発動! アタシが受ける戦闘ダメージが0になるように、500ポイントにつき1枚、デッキトップからカードを墓地に送る!」
発生するダメージはちょうど5000ポイント。すなわち10枚分だ。優香は自らのデッキから10枚のカードを掴み取り、前方へと無造作にばら撒く。
《月光蒼猫》
《月光紫蝶》
《月光白兎》
《月光黒羊》
《異界の棘紫獣》
《融爆》
《シャッフル・リボーン》
《グローアップ・バルブ》
《盾航戦車ステゴサイバー》
《置換融合》
文字通り『力の壁』となって持ち主を守護したそれらは、最後には彼女の墓地へと収納されていった。
「
そして、モンスターが戦闘破壊されたことにより、《異界の棘紫獣》のモンスター効果を発動! 自身を墓地から特殊召喚!
ただし、この効果で特殊召喚されたこいつは、場を離れる時除外されるわ」
《異界の棘紫獣》
☆5 闇属性 獣族 DEF2200
紫がかった、無数の棘を持つ猛獣が墓地より突如飛び出す。剥き出しの牙、更に蛍光塗料のように発行する6つの瞳は、
この一連の処理は、一見不可能に思えるが、ルール上モンスターの戦闘破壊はダメージの後で発生する。そのため、《パワー・ウォール》で墓地に送られたばかりのモンスターも効果を発動できるのだ。
「残念ね。これでアンタの攻撃は――」
「ここで私は、手札から速攻魔法《融合解除》を発動! マスター・ダイヤをエクストラデッキに戻して、融合素材モンスターを墓地から特殊召喚する!」
《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》
☆10 地属性 岩石族 ATK3400 → ATK3900
《ジェムナイト・クリスタ》
☆7 地属性 岩石族 ATK2450 → ATK2950
《ジェムナイト・サニクス》
☆4 地属性 炎族 ATK1800 → ATK2300
「ッ! 《融合解除》まで……!」
マスター・ダイヤが3体のモンスターに分離し、穂乃果の場へと集結する。何れもフィールド魔法《ガイアパワー》の効果によって力を増す。
また、バトルフェイズ中に特殊召喚されたモンスターは攻撃が可能。これこそ、融合デッキ最強の攻撃パターン。
「今だ穂乃果! 一気に畳み掛けろ!」
「うん! 私は《ジェムナイト・サニクス》で《異界の棘紫獣》を攻撃!」
再び振るわれる
「次はブリリアント・ダイヤで、神城さんに
「その攻撃は通さない! ダメージ計算時にアタシはライフを1000ポイント支払うことで、墓地から《盾航戦車ステゴサイバー》のモンスター効果発動!
自身を墓地から特殊召喚して、この攻撃によって発生するアタシへの戦闘ダメージを0にする!」
優香 LP4500 → LP3500
《盾航戦車ステゴサイバー》
☆6 闇属性 恐竜族 DEF2400
重厚な機械の鎧を纏った、
また、バトルステップを過ぎたダメージ計算時に特殊召喚されたことにより、攻撃対象を選び直すという処理は行われない。
それでもまだ、穂乃果の場には攻撃可能なモンスターが残されている。
「更に私は、クリスタでステゴサイバーを攻撃!
――クリスタル・シュートッ!!」
大地の力によって力を増している水晶の戦士。その両肩から放たれる2本の光線が、ステゴサイバーを貫いた。
「くっ……。自身の効果で特殊召喚したステゴサイバーも、場を離れる時除外されるわ」
これで、再び優香の場からモンスターは消え去った。連続攻撃を次々と受け切る彼女だが、表情は不満気だ。
その理由に気付いた雪穂は、姉の目覚ましい成長に感心する。
「相手の墓地をちゃんと確認した上で攻撃、か。中々プレイングがうまくなったみたいだね、お姉ちゃん」
「ああ。クリスタで攻撃した場合、奴はステゴサイバーの効果を使うことはなかったはずだからな」
仮にアテムが言った通りに水晶の戦士が攻撃を行なえば、優香は2950ポイントのダメージを受け、残るライフは1550ポイント。続くブリリアント・ダイヤの攻撃を止めた上で、僅かなモンスターを維持できていただろう。
それをブリリアント・ダイヤが先に攻撃することで、ステゴサイバーの効果を発動せざるを得ない状態に持っていったのだ。
「だけど、今度こそアンタのモンスターは全て攻撃を終了した! そしてアタシの墓地には《シャッフル・リボーン》に《グローアップ・バルブ》、《置換融合》の3枚が送られている!
次のターンには、今度こそアンタを倒すカードを――」
「いいや! まだ私のバトルフェイズは終わってないよ!」
引き当ててみせる。そう続けようとした優香の言葉は、穂乃果の叫びによって遮られた。一瞬の静寂の後、彼女の手札より発動された最後のカード。それは――
――私は、手札から速攻魔法《瞬間融合》を発動ッ!!
「なっ……!?」
ジルコニアを呼び出す際にも使用した、場のモンスターのみで融合召喚を行なう速攻魔法。攻撃を終えた3体のモンスターが、神秘の渦で再び1つに混じり合っていく。
「融合召喚ッ! もう1度、私に力を貸して! 《ジェムナイトマスター・ダイヤ》!!」
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》
☆9 地属性 岩石族 ATK2900 → ATK4200
「穂乃果ちゃんのデッキは、アテムくんと同じハイランダー構成。《貪欲な瓶》で戻したカードを引き直したってわけか。
……これで、決着やね」
宝石騎士を統べる王者が、先ほどよりも激しい輝きを放ち現れる。今度こそ、その攻撃を阻む者はどこにも存在しない。
永きに渡るデュエルの全てが、この一撃に集約される。
「これが、最後の攻撃! 私はマスター・ダイヤで、神城さんに
――マスター・オブ・ダイヤモンド・スラッシュッ!!
横薙ぎに振るわれる、光り輝く宝石剣。その軌跡が照らし出す閃光は室内全てを包み込み、優香の残りライフを消し飛ばすのだった――。
優香 LP3500 → LP 0
◆
「いやったぁあああ! 勝ったよ! 私、勝っちゃったよ~!」
デュエルの終了と同時に、穂乃果は何度も飛び跳ね、勝利に酔いしれる。自らのデッキのキーカードをほぼ封じられた状態で勝利を収めたのだから、その喜びも
「やったな、穂乃果。見事な逆転勝利だったぜ!」
アテムも彼女に近付くと、右手を掲げハイタッチを交わす。小気味良い音は、両者が歓びを分かち合っている証拠だ。
そんな2人を、希と雪穂は微笑ましく見つめていた。
「お姉ちゃんが、まさかここまで強くなってるなんて……」
「《ジェムナイト・フュージョン》の特性を活かした戦術と、融合デッキ最強の攻撃パターンを超える、究極至高の連続攻撃。
ふふっ。なんだか、ウチもちょっと融合召喚を使いたくなってきたなぁ」
既に多種多様な戦術を取り入れている希のデッキに融合召喚を採用するなど、傍から聞けば『何を馬鹿な』と思うことだろう。だが、それを可能にしてしまうのではないか、という予感を抱かせる笑みを彼女は浮かべている。
一方、敗北を喫した優香はと言うと――
「うぅ~。申し訳ございません、ルイさま~!」
「おお、優香よ。負けてしまうとは何事だ」
半べそをかきながら、ルイに頭を撫でられていた。わざと声を低くする童女のセリフも、目を細めて微笑みながら喋っているためか、文面とは裏腹に剣呑な様子は一切感じられない。
そんな2人の元へと、穂乃果は駆け寄っていく。
「ありがとう、神城さん。限界ギリギリのデュエル、すっごく楽しかった!」
互いに持てる力の全てをぶつけ合った、融合対決。少女が見せる微笑みと伸ばされた右手は、健闘を称えている証だ。
優香も一瞬目を丸くしたが、僅かに頬を緩ませて自らの右手を伸ばす。
「ふんっ。潰したはずの《ジェムナイト・フュージョン》を存分に使われて負けた以上、アタシの完敗よ。
今度はもう1つの切り札を使って倒してやるから、首を洗って待ってなさいっ!」
「臨むところだよ! 私だって、もっともっと強くなるから!」
固い握手を交わしながら、2人の少女は再び火花を散らす。次の機会を待たずとも2戦目が始まりかねない雰囲気ではあったが……。
「余もまだまだデュエルをしたいが、そろそろ切り上げねばならぬか」
「あ、もうこんな時間になっとったんやね」
「希先輩は、この後お父さんが車で近くまで送ることになっていますけど、天元さんたちも一緒にどうですか?」
デュエルディスクに内蔵された時計を見ると、時刻は既に21時を回っている。明日も学業を控えている学生であれば、基本的に帰路へつくべき時間であろう。
また、女子高生が1人や2人で出歩くには物騒な昨今。特にルイは年齢こそ希よりも上だが、見た目が小学生にしか見えない。穂乃果が不安に思うのも仕方がない。
「ふふっ。心配してくれるのは嬉しいが、大丈夫だ。何も問題はない。…………西園寺」
ルイは左手を上げ、指を鳴らす。すると、少女の言葉を待ちわびていたかのように引き戸が開かれた。
「はい。いつもニコニコ貴女のお側に。這い寄る執事、西園寺でございます。
皆様、以後お見知りおきを」
謎のセリフとともに姿を現したのは、細身の老紳士。オールバックに整えた金髪と、左目に着けられた
胸に右手を当てて静かにお辞儀をする様子からも、執事として非常に洗練されていることが伺える。
また、開かれた引き戸の向こう見えるのは白いバン。執事が運転するというイメージにはやや合わないが、これに乗って帰るのだろう。
「東條希に高坂穂乃果よ。今宵は素晴らしいデュエルだった。その礼として、このカードたちをそなたらにプレゼントするのだ!」
そう言って少女は懐から数枚のカードを取り出すと、穂乃果へと手渡す。背後から覗き込む雪穂と希は、その9枚を見た途端に大声を上げた。
「こ、これって……!」
「プラネットシリーズやないか!」
何れも一見ただの最上級・効果モンスターではあるものの、よく見ればカード名に法則性が見られる。先頭の《
「? どうしたんだ、2人とも」
「ああ、そうか。アテムくんは知らなくて当然か。このプラネットシリーズは、去年スカイタワーがオープンした記念に、都知事がデュエルモンスターズの販売会社と共同で開発したシリーズカードなんや」
「しかも、スカイタワーに来場した人にランダムで配られた挙句、枚数はそれぞれ1000枚。効果も強力なものばかりだし、どれだけ希少価値が高いかはわかるよね?」
希少価値が高い強力なシリーズカードと聞き、アテムは納得する。この世界には存在が確認されない《青眼の白龍》よりは遥かにマシかもしれないが、全世界の決闘者の人数に対して各1000枚というのは明らかに少ない。
より高みを目指す決闘者だけでなく、コレクターにとっても喉から手が出るほど欲することは容易に想像できた。
また開発の主導者である都知事も、1年が経過した今でも再販予定はないと語っているという。
「あれ? 確か『地球』も太陽系の惑星じゃなかったっけ? 『水金地火木土天海冥』って私この前の授業で習ったよ。ね、アテムくん」
「…………ああ!」
その時の話を聞いていなかったことは明らかな返事であるが、生憎彼女たちは突っ込む気などなかった。
「当然の反応だな。余は去年ちょっとした伝手でプラネットシリーズを全種類受け取ったのだ。もちろん、『地球』を示す融合モンスター《
ただ、これだけは既に【E・HERO】を使う友人に譲渡したのだ。すまぬな」
「い、いえ! レアカードを9枚もくれるのに、謝ることなんてないですよ! それに私たちは誰も「E・HERO」を使っていませんから!
でも本当にいいんですか? 知り合いから貰った大切なカードなんですよね?」
穂乃果も決闘者の1人として、カードを手に入れる機会があるのなら嬉しいとは思う。実際、彼女自身が気に入ったのであろうカードを先頭に持ってきてチラチラと眺めているほどだ。
しかしデュエルを通して中を深めたとはいえ、希少価値の高い、しかも知人から譲り受けたというカードを無償で貰って萎縮するのも事実。
「気にする必要はないわよ、高坂。この1年の間、アタシたちのデッキに入れて使う機会もなかったし。桐原…………、プラネットシリーズをくれた奴なんだけど、有効に使ってくれる決闘者に渡してくれて構わないとも言ってたからね。
それに、ルイさまがいいって言ってるんだからありがたく受け取っておきなさい」
「……うん! だったら、『μ’s』の皆で大切に使わせて貰うね!」
確かに、カードは眠らせていたり飾ったりするよりも、実際にデュエルで使用した方が良い。穂乃果は満面の笑みを浮かべ、仲間たちと大切に使っていこうと心に誓った。
「快く受け取ってもらったところで、改めて退散するとしよう。アテム、それに高坂雪穂よ。そなたらとも次に会う時は是非手合わせを願いたい。
もちろん他の『μ’s』メンバーとも、な」
「ああ。『一切』出し惜しみをしない、持てる力の全てを賭けて戦おう。なぁ、雪穂」
「……うん、そうだね」
一切、という部分を強調するアテム。それが意味するものは、《ブラック・マジシャン》を使うだけでは留まらないことを暗に述べていた。雪穂もかつて目の当たりにした経験からか、目を逸らしつつ空返事をする。
「約束だぞ♪ では、また会おう。行くぞ、優香! 西園寺!」
「はい、ルイさま!」
「御意に」
最後まで慌ただしく、2人の少女と老紳士は去っていった。やがてバンの走行音が聞こえなくなった時、アテムはすっかり冷めきった『ギャラクシーアイズ・マウンテン』を啜りつつ、小さく呟いた。
「【E・HERO】か……」
「? どうしたの、アテムさん」
「E・HERO」は、穂乃果の「ジェムナイト」と同じく融合召喚に特化したカテゴリの1つ。もしや興味があるのかと思われたが、どうやら違うようだ。
「かつて共闘した決闘者の1人が【E・HERO】を使っていたんだ。
出し惜しみせず、手札を全て伏せた思い切った戦術。まったく破天荒な奴だったぜ」
懐かしむような彼の表情だが、しかしそこに雪穂のツッコミが入った。
「間違えやすいけど、『破天荒』は前人未到の偉業を成し遂げるって意味で、大胆とか型破りって使い方はしないよ?」
「なんだと!? だが、ありがとう雪穂。これでまた1つ、かしこいかっこいいアテムさんになったぜ!」
「はいはい王様、よかったですねー」
既に見飽きた自己主張と自画自賛へのスルーも、数ヶ月同じ屋根の下で暮らしていれば慣れたものである。ただ、さっさとマハードが実体化するまで
そして穂乃果たちは、デュエルをするわけでもなくディスクを展開していた。マルチデュエル用の音声ネットワークを起動させ、通信を行なっているのだ。
内容は当然、期せずして9枚のプラネットシリーズを譲り受けた、というもの。誰もが慌てふためき、海未と花陽に至っては一瞬意識が飛ぶ始末。バイトを終えたばかりのことりは『ルイさんらしいかも』と述べていた。
「それで誰がどのカードを所有するか、やけど……。明日部室で話し合うってことでええかな?」
希の提案に対し、8人の賛同する声が響く。もっとも、既に穂乃果が希望するカードは決まっているようなもの。彼女が使用するデッキとの相性から、反対意見が出ることはあまり無いだろう。
「でも、今更だけどアテムくんはいいの? ネプチューンはアドバンス召喚に関する効果を持ってるし、そこそこ相性が良さそうだけど」
「構わないさ、穂乃果。その9枚のカードと皆のデッキ。カードテキストを見れば誰がどれを持つべきかすぐにわかったぜ」
普段の言動はアレでも、流石は歴戦の決闘者であると言うべきか。彼の脳裏には、既に『μ’s』メンバーが各プラネットシリーズを使役する光景が浮かんでいるようだった。
「じゃあ、明日は部室で答え合わせだね! アテムくんの予想が当たってるかどうか、楽しみにしてるよ!」
その後、数分ではあるが穂乃果たちは音声ネットワークを繋いだまま今日の出来事を語り合った。
――攻撃力132800ポイントを叩き出した、対戦相手とともに成し遂げたアテムの荒業。
――運命を操るかのごとき力を持つ希を破った、ルイの
――キーカードの使用を制限されてなお、勝利を引き寄せた穂乃果の意地。
後者2人の戦いについては、この場にいない者は話を聞いてデュエルログを確認するのみに留まる。それでも、これらの激戦は彼女たちの中に深く刻み込まれることだろう。
アテムも会話に参加しつつ、彼女たちとともに強くなっていこうと改めて心に誓うのであった。
《ところで穂乃果、アテムさん。一応聞いておきますけど、明日提出する数学の宿題はもう終わっていますよね?》
「何勘違いしているんだ、園田」
「まだ私たちの宿題は終了してないよ!」
翌日、アテムの
月光の融合体残り2種、及び究極巨人も出したかったところですが、尺やデッキ枚数の都合上残念ながらお流れとなりました。
次回のデュエルは、多分ことり。相手も一応決まっていますが、来週以降判明する新ルールや新カード等によっては変わってしまうかも。万が一未来組の新規が来たら、そっちを優先しそうですし。……行き当たりばったりですね、はい。
シリアス超展開とか、やりたいなぁ。
それでは、次回も宜しくお願い致します。