僕は忘れてる気がする…………。
大切な"何か"を…………。
一体なんだったっけ?
うん。今日の事を思い出してみよう!
1.朝早く学校に来て優子さんと勉強会をした。
2.1限目からずっと補充テストを行っている。
3.今はお昼でいつものメンバーとご飯をとっている。
4.僕のご飯はソルトウォーター。
5.何故か今日、姫路さんが冷たい。
この中からだと姫路さんかな……?
「吉井?どうしたの?」
考え込んでいた僕の顔をのぞき込む島田さん。
改めて島田さんを見ると…
『背は高くて脚も綺麗』それに顔も『美少女』の部類に入るのにどこか女性として魅力にかけるのは何でなんだろ──────
「───あぁ、胸か」
「アンタの指を折るわ。小指から順に、全部綺麗に」
マズイ。このままだと僕は間違いなく死ぬ。
「そ、それよりもほら!Dクラスとなんで設備交換しなかったの?雄二」
なんとか話しを変える僕。
「あ、それウチも気になる」
よかった。成功したみたいだ。
「なんだお前ら。あんな設備で満足するのか?」
「Fクラスの設備よりはマシじゃないかの?」
うんうん。僕もそう思うよ。
流石、秀吉だね。僕と一心同体だね!
「忘れたのか?俺達の目標はあくまでもAクラスのはずだろう?」
打倒Aクラス。
それは僕と雄二の至るべき到達点。
「でも、それならDクラスの設備をとってからでも倒しにいけるでしょ?」
島田さんの言う通りだ。
どうせ敵に回すならDクラスに攻めるなんていった回りくどい真似はせず、一気に攻めればいいのに。
「それでFクラスの連中が満足して、離れていったらどうするつもりだ」
「……………なるほど(コクン)」
でも、設備を交換しないと
試召戦争仕掛けた意味が無いよね?
「もう一つ理由はある。それは次に倒す相手がBクラスだからだ」
「詳しく説明して貰えないかしら?」
「ああ、そうだな…秀吉」
「なんじゃ?」
「秀吉は部屋の温度が高くなって暑かったらどうする?」
「そうじゃの…。エアコンを使うかの?」
「ああ、そうだな」
因みに僕はクーラーなんて使うと電気代が
払えなくなっちゃうから扇風機だね!
「じゃあ、康太。Dクラスのベランダには何が置いてある?」
「…………Bクラスの室外機」
「そうだ。それをあいつらに壊してもらう」
でも、エアコンの室外機を壊して一体何をするつもりなんだろう?
「エアコンも使えなかったらどうする?」
窓を開けるよね?
でもそれがなんなのさ!
「いいかお前ら。今回の作戦を説明する。よく聞けよ。」
この時の僕は、今日の朝に下駄箱で見た
ピンク色のラブレターの存在を忘れていた。