バカとテストと召喚獣 IFの世界   作:竜猫

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第13問【ラブレターの送り主】

「坂本君は凄いわね」

 

他の生徒達が帰った後、僕は優子さんと2人で勉強会をしていた。

その最中で会話することは普通のことだよね。

ただ、雄二の話しだと言うことが解せないけど……。

 

「元神童だからね」

 

優子さんが雄二の事を良く言うのは

雄二の友達としては嬉しい気持ちもあるけど

その反面、なんだか面白くない。

そんな複雑な気持ちが渦巻いてる。

だから僕は敢えて返事を淡白にした。

 

「坂本君の作戦とDクラスを攻めた理由を聞いた時には、流石だと思ったわ」

 

雄二がDクラスに攻めた理由は他にもあった。

例えば、

『クラスの皆を試召戦争に慣れさせる為』だとか

例えば、

『他のクラスにプレッシャーを与える為』だとか

例えば、

『勝つことで自信をつけて士気を上げる為』だとか

雄二の考える事は他の人の一歩二歩は先に進んでいる。

 

「ねぇ。優子さん」

 

「何かしら。明久君」

 

「………Aクラスに勝てるかな?」

 

「ええ。きっと勝てるわよ」

 

なんか気に入らない僕は、この会話を直ぐに終わらせることにした。

その瞬間だった。後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「吉井君」

 

僕と優子さんが振り向いた先には姫路さんがいた。

 

「あ、姫路さん。どうしたの?」

 

「あ、あの!えーっと…その…今日の朝………下駄箱に…」

 

『今日』『朝』『下駄箱』

 

今、聞き取れたのはこの3つ。

続きを聞こうにも当の本人は何を話してるのか良く分からない。

耳を澄まし。全神経を耳に送る。

 

するともう一つの単語が耳に入った。

 

『手紙』

 

つまり、この4つを組み合わせると…

順番的に

 

『今日』『朝』『下駄箱』『手紙』

『今日の朝に下駄箱へ手紙を入れた』

 

こんな感じだろうか?

手紙?なんか……手紙に関する事があったようななかったような……。

 

「ラブレターだ!!!!!!」

 

やっと思い出した!

今日、僕の下駄箱にラブレターが入っていたんだった。

色々あったせいで忘れてた!

まだ、読んでないし!

 

「ラブレター?」

 

僕の隣りでは優子さんが首をかしげていた。

何があったか理解出来てないようだね。

うん。僕にもわからないからそのはずだよ。

でも、あれ?なんで姫路さんがそのことを?

 

僕が持っている情報を全て組み合わせてみる。

 

 

1、今日の朝、僕の下駄箱にはラブレターがあった。

2、その事を姫路さんは知っている。

3、『今日の朝に下駄箱へラブレターを入れた』と予測される文。

 

あれ?つまり………

 

「もしかして姫路さん………あのラブレターは姫路さんが?」

 

「……………………(コクン)」

 

今、確かに姫路さんの首が縦に動いた。

 

 

その時、時は止まった。

そう確信出来る程、その場の空気は重たかった。

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