「ことの発端は一通のラブレターだったんだ」
今、話し始めたのは僕だ。
まだ確信はできてないけど…
姫路さんが学校に来なくなった理由を僕の口から話している。
「ある朝、いつもより早く学校に来た時、僕の下駄箱に手紙が入ってた。それは、明らかにラブレターだったんだ。でも、差し出し人が書いてなくてね。それに加えて色々とあったから読んでなかったんだ。」
「それを優子さんといる時に、姫路さんに追求されたんだけど…その時に、島田さんが現れた。」
正直、あの時は島田さんが来てくれて助かったと思った。
「そっか、だからあの時『返事』がどうたら言ってたのね?」
「うん。それでその後、家に帰ってから中身を初めて読んだんだ。」
「………………(殺したいほど妬ましい…けど、そんなこと言える雰囲気じゃない)」
「そして、わしに電話がかかってきたのじゃな?」
秀吉の中では話しが繋がってきてるみたいだ。
僕は頷いて話を続けた
「その後にBクラスとの試召戦争があったよね。あの時に僕は返事をしたんだ。」
「…………………断ったのか」
雄二はまた、腕を組んで壁にもたれながら聞いてきた。
「うん。断った」
「…………成程、それが1日目だったのか」
「そうだよ…ムッツリーニ。だから2日目に来なかったんだんだと思う」
そう…それから姫路さんは学校に来なくなった…。僕のせいで…。
「…………本当にそれが学校に来なくなった理由なのか?」
何を言ってるんだ?雄二。
それ以外に何があるんだよ。
姫路さんは僕のせいで……。
「………うちもそう思うわ」
島田さんまで?
2人ともどうしたんだ?
「まだ他に隠してる事でもあるんじゃないのか?」
「何も隠してないよ」
「………そうか。明久がそこまで言うのならないのかもしれないな」
もう僕は姫路さんとあったことは全部言った。
何も隠してない。
「おい木下。お前は何か知ってるんじゃないのか?今までずっと無言だったけど」
は?優子さん?
なんで優子さんがなんかしたみたいな言い方するんだよ!
「……………知ってるわ」
え?
「あたしも、姫路さんが学校に来なくなった理由の1つかもしれないわ」
何を言ってるんだ?
「詳しく話せるか?」
優子さんはこっちを一瞬だけ見た。
その顔を戻すと同時に優子さんは口を開けた。
「ええ。……かまわないわ」
もう僕の頭で処理できる範囲を超えていた。
姫路さんが学校に来なくなった理由が…
まだあるっていうの?
僕のせいだけじゃないっていうの?
もう何がなんだかわからなかった。
横を少しだけ見ると、島田さんもムッツリーニも僕と同じような顔をしてるそう思えた。