「おい、お前ら朗報だ。明久が元に戻った。」
僕が立ち直ったその日の放課後。
僕達はいつものメンバーで集まることにした。
「おお!明久よ。心配したぞ!」
「………………(コクコク)」
いつもと変わらない会話。
僕はこの雰囲気が好きだ。
「心配かけてごめん。でも僕はこれで復活したから!もう大丈夫だよ!」
…………でも、1つだけ…
1つだけいつもと違うところがあった。
「…………姫路さんと島田さんは?」
「…………(フルフル)」
「……居ないみたいね。」
そっか…やっぱりそうだよね…。
僕の発言のせいで静まり返ってしまった。
しばしの無言…。
その壁をぶち壊してくれたのはやはり雄二だった。
「おい。俺はこんな雰囲気にするために明久を立ち直らせた訳じゃないんだ。お葬式みたいな顔をするんじゃねぇ。いいかお前ら、これから姫路瑞希奪還作戦を説明する。よく聞け。」
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雄二の言い分はこうだ。
姫路さんが転校する理由
・設備、環境が悪い
・老朽化した教室
・レベルの低いクラスメート
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ならば
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【Aクラスに勝てばいいじゃないか!】
理由↓
・Aクラスと設備を替えることにより教室は超一級。
・Aクラスに勝てる程の人と勉強が出来ている。
「ただ、2つだけ言っておく。まず一つ目だが、この戦いには姫路は出さない。」
姫路さんを出さない!?
「どういうことじゃ雄二!姫路を出さぬと言う事は戦力が著しく低下するとわかっておって言っておるのか!?」
「ああ、勿論だ。姫路の親には俺達が出来る奴らだと理解して貰わなくてはならないからな。姫路が出てしまっては、勝っても姫路の実力だと思われてしまう。」
「……………なるほど」
「そして二つ目、俺達は5対5の一騎討ちで勝負をする。」
「一騎討ち?」
それじゃあAクラスの餌食になるんじゃ……。
試召戦争を起こして不意打ちをした方が勝つ見込みはあるはずだよね?
「何を企んでるの?坂本君」
「さっきも言ったが、俺達は姫路の親に出来る奴だと思わせなくてはならない。つまりは、不意打ちをしたりしてまぐれで勝ったと言われては駄目だと言う事だ」
「ふーん…よく考えてるのね」
「それぐらいしないとクラスの代表は務まらんからな」
やっぱり雄二は頼りになる。
誰よりも早く沢山のことを考えてるんだね。
決めた。僕は雄二についていく。
この波に乗っかるよ!!!
「さて、まずはメンバーを決めておくか」
待ってろよ!Aクラス!!!