バカとテストと召喚獣 IFの世界   作:竜猫

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第28問【勝ちフラグ】

「まずは良い報告だ。明久が復活した」

 

「おおっ!心配したぞ!」

「お前が馬鹿やらねぇとつまんねぇんだよ!」

 

クラスの壇上に立ち、クラスメート達に呼びかけているのは僕の親友の雄二。

みんなは心配してくれてたみたいだね。

心配かけてごめん。そしてありがとう。

 

「さて、ここからが本題だが………明日、俺達FクラスはAクラスを倒す!」

 

今日、僕たちはAクラスを倒す5人のメンバーを発表することになる。

 

「試召戦争をするってことか?」

「勝算はあるのか?」

「姫路さんと木下さんがいるからあるかも」

「けどAクラスだぞ?」

「2人のレベルの人が沢山いるってことだろ?」

「勝てっこない!」

 

クラスメート達が思い思いのことを話している。

確かに、普通にやり合えば負ける確率が99%。

奇跡でも起きない限り勝てない。

でも、こっちには雄二がいるんだ!

雄二の策略と2人の実力があれば勝てる確率も、グンと上がる。

 

そして、その雄二がこう決めたんだ。

 

「今回の戦いは5対5の一騎討ちだ!」

 

悪友であり親友でもある雄二が決めたことだ。

僕達は雄二の決断を信じるんだ!

 

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「一騎討ち?」

 

「ああ。俺達Fクラスは試召戦争として、Aクラスに一騎討ちを申し込む」

 

今回の宣戦布告は雄二を筆頭に、僕、優子さん、秀吉、ムッツリーニと主要のメンバーで来ていた。

 

………もしかしてだけど、毎回みんなで来てれば僕にあんな被害はなかったんじゃないの?

 

「何が狙いなんだい?」

 

現在、交渉のテーブルについているのは久保利光君。学年次席に座っている。

 

「もちろん俺達の勝利が狙いだ」

 

久保君が訝しむのも無理はない。Fクラスの僕達がAクラスに一騎討ちを挑むのだから。

 

「確かに僕達にとってもメリットはある。けど、わざわざ君たちが僕達にメリットをくれる、なんてことはないはずだよ」

 

「メリットか、強いて言うなら俺達には姫路と木下がいることだな。2人が居れば2勝は確実だ。だが、姫路は出さない。これは約束する。」

 

「…………何故そこまでして……。」

 

あくまでここまでは交渉の小手調べ。

ここからが本番だ。

 

「ところでAクラスはFクラス、Dクラス、Cクラス、Bクラスの4クラスと1度に戦う気はあるか?」

 

腕を組み、顎に手を当てながら聞く雄二。

 

「脅迫かい?」

 

「人聞きが悪いな。ただのお願いだ。」

 

気の所為かな?雄二が根本君みたいだ。

なんか凄い悪役感でてるよ。

 

「困ったな…確かに4クラスを同時に事を構える気はない…。だからといって僕だけでは決断出来ない。ここは霧島さんに………」

 

「受けてもいい」

 

どこからか了承の声が聞こえた。

その声は静かな、でも凜としていた。

その声の主は霧島さん。

 

僕達Fクラスの勝ちフラグが現れた瞬間だった。

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