バカとテストと召喚獣 IFの世界   作:竜猫

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第30問【VS Aクラス中編】

優子さんが勝ち、秀吉が負けた。

それで1勝1負。勝負はここからだね。

僕達Fクラスはムッツリーニが出る。

相手は誰だろ?

 

「じゃ、ボクが行こうかな」

 

色の薄い髪をショートカットした、ボーイッシュな女の子が出て来た。誰だろう?見たことないけど………。

 

「1年終わりに転校してきた工藤愛子です。よろしくね」

 

なるほど。だから見たことなかったんだね。

 

「教科は何にしますか?」

 

高橋先生が2人に尋ねる。

 

「……………保健体育」

 

ムッツリーニの最強の武器。保健体育。

凄いよね。保健体育だけなら学年1位なんだってさ。僕も1度でいいから学年1位をとってみたいよ……。

あ、ワーストじゃなくてトップだからね!?

 

「土屋君だっけ?保健体育得意なの?」

 

転校生だからわからないのかな?

ムッツリーニの実力を…。

なんか凄く余裕そうだけど。

 

「ボクも保健体育得意なんだよ?まぁ………君とは違って………実技でね♪」

 

な、なんてことを言い出すんだ!

思わず僕のピュアなハートが反応しそうになったじゃないか!

 

「あれれ、吉井君だっけ?気になるの?保健体育……実技で教えてあげよっか?」

 

「是非ともよろしくお願いします。(そそそそそ、そんな、そんな訳ないじゃないか!何を言い出すんだ!)」

 

「……………吉井?」

 

「……………明久君?」

 

…………危ない。

島田さんと優子さんが何故か怒ってる。

 

あ……それもそうか…。そうだよね。

姫路さんが大変な時にそんな馬鹿なこと考えてちゃ駄目だよね…。

 

「そろそろ召喚を開始して下さい。」

 

「はーい。試獣召喚っと♪」

 

「……………試獣召喚」

 

武器を持った召喚獣が現れた。

………工藤さんの武器デカくない!?

だからあれだけ余裕そうだったわけだ!

って、腕輪まであるし!

 

「実践派と理論派、どっちが強いかな!」

 

腕輪を光らせながら走る工藤さんの召喚獣。

はっ、はやい!これはムッツリーニは逃げれない!

 

「バイバイ。ムッツリーニくん!」

 

くっ、これはよけられない!耐えろ!ムッツリーニの召喚獣!

 

「……………加速」

 

ムッツリーニが言葉を発したと同時にムッツリーニの召喚獣の腕輪が輝き、目にも止まらぬ勢いで工藤さんの召喚獣を攻撃した。

 

「……………加速、終了」

 

ボソリとムッツリーニが呟く。

1呼吸おいて工藤さんの召喚獣は倒れた。

 

な、な……なんで!?

点数は!?

 

『Aクラス 工藤愛子 446点』

VS

『Fクラス 土屋康太 572点』

 

つ、強い!これがムッツリーニの実力とでも言うのか!

 

「…………だから言った。俺は負けない、と。」

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