2勝1負。
(1回戦目 佐藤さん VS 優子さん→優子さんの勝ち)
(2回戦目 紺野くん VS 秀吉→紺野くんの勝ち)
(3回戦目 工藤さん VS ムッツリーニ→ムッツリーニの勝ち)
僕達はついにAクラスを追い詰めた。
「次の方をお願いします。」
高橋先生が淡々と作業を進める。
自分のクラスが負けてるのに………
後2つ、必ず勝つと思ってるのかな…。
「私が行く」
な、なんで!?
なんで霧島さんが4回戦目に!?
「いいのかい?最後を僕に任せて」
「うん。まずはここで勝たないと意味ないから」
…………良く分からないけど、
ここで勝負が終わるのを恐れてるのかな?
久保君の事を信じきれてないってことかな?
もしそうなら……勝てるかも知れない!
「こっちからは俺が行く。」
「雄二!?」
そう言って前に出たのは雄二。
まって!僕を最後に出すつもり!?
曲がりにも雄二が僕達の中で1番点数が高いんだよ!?
ここは僕を囮にしたほうが!
「明久。俺を信じろ」
はっ!まさか!
霧島さんを倒す秘策があるのか!?
「翔子、お前に選択権をやる。好きな教科を選べ」
「………雄二。何を企んでるの?」
ふふふ、霧島さん。今に見てなよ。
雄二は君を倒すことになるよ?きっとね
「さぁな?それで、何にするんだ?」
「…………総合教科」
総合!?
そうだ、その手があったんだ!Aクラスには!
得意不得意関係なく実力がもろに出てしまう!
どうするんだ!?雄二!
「だそうだ。高橋先生」
「わかりました。それではどうぞ」
高橋先生が操作を行うと2人はそれぞれの召喚獣を呼び出して────一瞬で決着がついた。
『Aクラス 霧島翔子 WIN』
……………は?
雄二ぃぃぃ!!!?
勝つんじゃなかったの!?
「これで2勝2負。ま、こんなところか」
何がだよ!
負けて悔しくないのか!
「最後の1人の方、どうぞ」
それどころじゃない、ついにこの時が来た。
AクラスとFクラスの試召戦争の決着がつく時が!
「僕の番のようだね」
Aクラスからは久保利光君。
この学年の次席だと言われている。
僕達Fクラスからは僕、吉井明久がでる。
「それでは、教科を決めて下さい。」
高橋先生から教科を決めるようにと催促がくる。
僕がAクラスと戦える唯一の武器、
それは『日本史』!
元々日本史は得意だった。でも、今日は特別だ。
毎日、優子さんに勉強を教えてもらった。
その中でも1番長い時間勉強したのは日本史なんだ!
だから、今日の僕は今までの僕とは違う!
「高橋先生!日本史でお願いします!」
僕は姫路さんの為にも絶対に勝つ!