バカとテストと召喚獣 IFの世界   作:竜猫

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第32問【VS Aクラス後編】

「高橋先生!日本史でお願いします!」

 

僕が高橋先生に戦う教科を選択する。

すると久保君が口を開いた。

 

「待ってもらってもいいかな。僕は総合科目でいきたいんだ。」

 

そりゃあそうだよね。

ここで万が一僕に負けたらなんて考えると…

Aクラスの人は総合科目が1番安心できるからね。

そう考えていると、雄二が答えていた。

 

「おいおい、待ってくれよ。選択権はこっちにあるはずだぜ?Aクラスはもう3つ選択してるが、俺達はまだ1つだ」

 

ニヤリと不敵な笑みを浮かべる雄二。

出てるよ!悪役感が凄く出てる!

 

「だ、だが、1つはそちらの同意の元であって!」

 

「だとしてもだ、Aクラスは2つ、俺達は1つだ。他に何か言うことはあるか?」

 

だからさっき雄二は科目の選択を霧島にあげたのか!

流石雄二だ…。こういうことを考えさせたら右にでるものはいない。

 

「っ!……………し、仕方ない。ここは日本史でやることにしよう。」

 

因みに僕の日本史の点数は雄二のどの科目の点数より高いからね?

作戦を僕に説明して僕を囮にしてもよかったなんて考えないでね!

 

「準備は出来ましたか?それでは召喚を開始して下さい。」

 

「試獣召喚!」

 

「試獣召喚!」

 

僕と久保君の召喚獣が現れる。

 

『Aクラス 久保利光 398点』

VS

『Fクラス 吉井明久 ???点』

 

2人の召喚獣が互の召喚獣の元へと向かい。

手元にある武器をふった。

 

そして、それと同時に……………………

……………………1体の召喚獣が倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばしの沈黙。

誰もが言葉を吐き出すことが出来なかった。

そんな空気を破ったのは、高橋先生だった。

 

 

「しょ、勝者。Fクラス 吉井明久。」

 

 

 

 

 

「………………勝った?」

 

僕は…本当に勝ったの?

 

「……明久。良くやった」

 

僕の肩に雄二の手が置かれる。

それと同時に僕達Fクラスから歓喜の声が聞こえた。

 

「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!」

「勝った!勝ったぞぉぉぉぉ!!!!!!」

「これで、あの設備とおさらばだ!!!!」

 

一人一人、思い思いのことを言う。

その声は男だけの暑ぐるしい声なのに

なんだか爽やかに聞こえた。

 

「明久!よくやったのじゃ!」

「………………ナイス(グッド)」

「ま、褒めてあげるわ」

 

仲間から祝いの言葉をもらいながら僕は何よりも先に姫路さんの元に向かった。

 

「………………姫路さん。勝ったよ」

 

「…………あ、ありがとうございますっ!吉井君!!!」

 

姫路さんは僕の胸に飛び込んできた。

僕の胸で泣いている姫路さんを見て、僕の胸はなんだか温かくなった。

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