カリカリカリカリカリ
僕達Fクラスは今、Dクラスと試召戦争を行っている。
その最中に姫路さんと優子さんと僕は回復試験を行っている。
カリカリカリカリカリ
それにしても…2人は凄い。
さっきからペンが止まっていない。
ピンポンパンポーーーーン
ん?緊急放送?
何かあったのかなぁ…
『船越先生。船越先生。吉井明久君が体育館裏で待っています。生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです────』
………………………………………。
「はぁぁぁぁあああああ!!!!!????」
なんて事を言うんだ!
この声は須川君か!?
相手はあの船越女史だよ?わかってる?
婚期を逃してついには生徒に単位を盾に
交際を迫るようになったあの船越女史だよ!?
いつ僕が何をしたっていうんだ!
僕の貞操が大変な事になってしまう!
「あの…吉井君?今の放送…本当なんですか?」
「そんなわけないよぉぉ!っていうか僕がここにいるんだからわかるでしょ!」
「まさかあんたにそんな趣味があったとは…アタシも予想外よ」
ちょっとぉ!優子さん!
なんてことを言うんだ!
僕にそんな悪趣味があるわけないじゃないか!
「僕にはそんな趣味はないよぉぉぉ!!!」
「へー、それじゃぁどんな人が好みなのよ」
ん?どういう意味?
僕には優子さんの質問の意味がわからないよ
「???」
「吉井君って…こういう質問をするといつもそういう反応しますよね」
「そんなことより補充しなくてもいいの?」
僕は素朴な疑問を問いかける。
カリカリカリカリカリ
はやっ!?再び問題解き始めるのに僕が疑問を問いかけてから1秒もしなかったよ!?
それにしても…優子さんも姫路さんも
なんだか綺麗だなぁ……。
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カリカリカリカリカリ
「テスト終わりです。」
あ…福原先生いたんですね。
「やっと終わったね。優子さん、姫路さん」
「はい。それじゃあ私は坂本君に呼ばれてますので失礼しますね。」
そう言い、教室から出ていく姫路さんを見守りつつ、僕は優子さんと会話をはじめる。
「優子さんは確か…今回の作戦は参加しませんでしたよね?」
「ええ。そうね。坂本君にそう言われたわ」
「じゃあ、ゆっくりと歩くことにしようか」
僕は自分にできる1番の笑顔をつくった。
「ええ。それも悪くないわね。話したいこともあるし」
「話したいこと?」
なんだろ…まさか。愛の告白とか?
あーーっ!!!どうしよう!!!
僕には秀吉が!でも優子さんも可愛───
「明久君。テスト全然解けてなかったわよね」
やっぱり告白なんてあるわけないよねー。
「テスト中にペンが止まってたし」
「えーっと…うん。というかいつもあれくらいなんだ」
僕はついこの間まであれでCクラス並の学力があると思ってたんだけどね。
「これからアタシが勉強みてあげるわ」
この試召戦争は無事、
僕達Fクラスの勝利で幕を閉じた。