「なっ・・・なんだと・・・」
私は目を疑った。
目の前にちゆりが2人いる。ただの似ている人ではない。
全くもって同一人物である。
「ふっ、これはドッペルゲンガーってやつかな?」
「うわっ、あんた私と声質も似てんだな」
ちゆりA(私と戦っていた方)とちゆりB(出てきた方)が
会話をする。双子以上に似ている2人だ。
唯一の違いは服の色。しかしそれで個人を見分けるのもどうだろうか?
「全く持って理解ができないぜ」
「おぉ、魔理ちゃん奇遇だねぇ。私も理解ができてない」
「私のそっくりさんと謎の金髪少女。一番理解できてないのは私だぜ?一から説明してくれよ?」
何というか、混乱する。
似た口調が三人そろうとここまで分かりにくくなるものなのか。
あらかじめ解説しておくと、上から、私、ちゆりA、ちゆりBである。
「しょうがない。私のドッペルゲンガーよ。ちっとばかし、話を聞きやがれ」
「口が悪いなぁ。私のそっくりさんなんだからもっときれいな言葉遣いにしやがれよ」
「別に私は私のしゃべり方があるんだ。そっちこそもっとちゃんとした言葉遣いにしろよ」
「なんで、そっくりさんに文句言われなきゃならないんだ。まずそっちから直せよ」
「どっちも十分、悪いぜ・・・・・・」
「「何だと?!」」
初対面とは思えないほどのシンクロを見せてくれた二人のちゆりは何やら相談し始めた。
なんかもう、私の心理的にはどうにでもなれという感じだったので
そこら辺のキノコを毟りつつ、話が終わるのを待っていた。
「なるほど!状況は理解できたぜ!!」
「サンキュー!赤ちゆり!!」
「魔理ちゃん、待たせたな!」
「早速、勝負の続きだ・・・・・・・ぜ?」
「ん?終わったか。待たせ過ぎだぜ」
「「いや、だからって・・・・・・」」
二人は私の後ろにできたキノコの山に向かって叫んだ。
「「採取しすぎだろ!!」」
こいつら、ホントに初対面か?
「では、幻想郷の悪の根源、魔理沙よ」
「我ら、ダブルちゆりが成敗してくれる!!」
「・・・・・・まてまてまて!!」
「ん?どうした魔理沙よ?」
「いまさらになって命乞いか?」
「何で、私が幻想郷の悪の根源になってるんだよ!!」
「ここに来て、言い訳なんて見苦しいぞ、魔理沙」
「そうだ。黙ってくたばれ!」
「いや、こんなことで黙ってくたばれるか!!おい!ちゆり!!ちゃんと説明したんじゃないのかよ!!!」
「いや、私は説明された側だが?」
「お前じゃないよ!赤ちゆり!」
「うるさいなぁ。文句言ってんじゃないよ!!」
「誤解を生んでいる張本人に言われたくないぜ!!」
「落ち着け、魔理ちゃん。私は誤解を生んでいない」
「・・・・・・は?どういうことだぜ?」
「元々、こうやって伝えるつもりだから狙い道理なんだぜ!!」キラッ☆
「「キラッ☆」じゃないぜ!!」
「おい、青ちゆり。魔理沙は何であんなに喚いてるんだ?」
「あ?あぁ、赤ちゆり。あれは私たちの恐ろしさにおののいてるんだ。気にしなくていい」
「そうか。じゃあ、さっさと片づけちまおうぜ!!」
「あぁ!勿論だ!!」
「いや!!何、始めようとしてんだよ!!」
「始めちゃダメなのか?」
「まずは誤解を解いてからにしてほしいぜ!!」
「ゴカイ?魚の餌のことか?」
「青ちゆり。ゴカイって何だ?」
「あれっ?幻想郷には海が無いの?」
「海って何だよ?」
「マジか。そっから説明するのか」
「海なんて今は、関係ないんだよ!!」
「そっちからゴカイの話を始めたんだから、こっちで収集をつけてからにしろよ!」
「えっ、いや、そんなこと言われても・・・・・」
「じゃあ、赤ちゆり。海を説明するぜ。海っていうはな・・・・・・」
「ほう、そんなのが幻想郷の外にあるのか!!」
「そうなんだぜ、すごいだろ?」
「すごいな!!幻想郷の外って!!」
「私も行ってみたいぜ!!」
「勝手に話を進めるんじゃないぜ!!!」
「うるさいなぁ!こっちは海の話で忙しいんだから後にしてよ」
「そうだぞ魔理ちゃん。人がお話してるときに割り込んじゃダメだぞ!!」
「話を全然違う方向にもっていってるやつに言われたくない!!」
「なぁ、青ちゆり。魔理沙は怒ってるみたいだから、この話はあとでしないか?」
「そうだな。魔理ちゃんがわちゃわちゃうるさいもんな」
「なんだか、私が悪いみたいな言い方で不本意だが・・・・・。まぁいいか」
「いくぜっ!!」
私は箒を翻して、森を飛んだ。
ちゆりは、森での飛行に慣れていない。そのため、この地形は私にとってかなり有利だが・・・・・
「待ちなっ!!」
「やっぱりか・・・・!!」
赤ちゆりは違った。
彼女は幻想郷、更に魔法の森で生活していたから飛行技術に関しては私と同じ。
そのうえ、パーソナリティは青ちゆりと同じなので
「速い!!」
「当たり前!!」
『タイムカッター』
「あぶねっ?!」
ギリギリで上昇してかわす。
ドゴォ!! 前方でかわした敵弾が木に命中する。
「狙い通り!!」
「何っ?・・・・マジか!!」
見ると攻撃が当たった木がこちら側に倒れてきている。
このままでは、直撃ルートだ。
このスピードでの戦いをしながら、短時間で戦略を立ててくる奴は戦いづらい。
だが、
「決断力ならこっちも負けてないぜ!!」
『ブレイジングスター』
私はスピードを上げて、木の下を潜り抜ける。
「ふふ、それもまた狙い通り」
「なっ?!」
潜り抜けた先に、今度は青ちゆりがいた。
「もう一度くらいな!!『タイムカッター』」
「ちっ!『イリュージョンレーザー』!!」
「後ろからもだよ!!」
「何っ?!」
青ちゆりのタイムカッターをレーザーでかき消そうとしたところに
背後から赤ちゆりのタイムカッターが迫って来た。
既に回避する余裕もかき消す時間もない。
「だったら・・・・『ギャラクシー』!!」
「「なっ?!」」
全方位にエネルギーを飛ばす。
前後から飛んできたタイムカッターもイリュージョンレーザーも吹き飛ばすほどの魔力を解き放った。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・」
「くっ。やるじゃねぇか魔理ちゃん」
「でもその調子じゃ、一回が限界みたいだな?」
「うる、さい・・・・・ぜ・・・・」
「強気になるな。魔理ちゃん」
「おとなしく、くたばりな!!」
『夢時計』
青ちゆりと赤ちゆりが同時に同じ攻撃をする。
方や化学とやら、方や魔力。根源は違うはずなのにほぼ同じ威力を持っているようだ。
「っていうか、何で途中から二対一になってんだよ・・・・・・」
「二対一は卑怯じゃないか?」
「「「?!」」」
声と共に魔力の風が吹き荒れる。
簡単な魔法のはずなのに、一瞬で二人の攻撃を吹き飛ばす。
「「お前は・・・・・・!!」」
「魔理沙の師匠の魅魔だよ。ちゆりーず」
「みっ・・・・・魅魔様!」
「魔理沙。中々、強力な魔法が使えるようになったじゃないか?だが一発しか打てないのはまだまだ努力不足だな」
「うっ・・・・・・」
「でも、まぁ、今回は合格点を上げようかな。おめでとう」
「魅魔様・・・・・でも・・・・・」
「こいつらは、あたしに任せておきなさい。師匠の戦いを見るのも修行の内だ」
「ずいぶん、舐めた口きいてくれるじゃない?ねっ?赤ちゆり」
「あ・・・・・あ・・・」
「どうした?」
「あいつ・・・・魅魔だよ・・・・・・!!
幻想郷最恐の悪霊だよ・・・・・・・!!」
「ちゆりちゃ~~~~ん。これはどういうことかな?????」
「いやっ!その~軽い遊び心というか・・・・・」
「言い訳無用。今から船の掃除をしてきなさい!!!」
「ひ~~~!!」
「は~~。ごめんね、魔理ちゃん。うちのバカ助手が調子乗っちゃって」
「別に気にしてませんわ。むしろ、とても楽しい時間が過ごせましたわ」
「そう言ってくれるとありがたいわ。でも・・・・」
「まぁ、もう戦うのは無理ですわね。今回は棄権しますわ」
「そうか、じゃあ、そのまま決勝戦だね」
「よろしくね。子兎姫」
「こちらこそ。魅魔」
対戦メンバー
・魅魔
・魔理沙
・靈夢
・エレン
・小兎姫
・カナ・アナベラル
・朝倉理香子
・北白河ちゆり
魔理沙対北白河ちゆり ちゆりの反則負け 魔理沙棄権
残りメンバー
・魅魔
・小兎姫
魔理沙「魔理沙だぜ!!」
魅魔「魅魔よ!!」
魔「いや~。読者のみなさん久しぶりだぜ」
魅「約三か月ぶりか?」
魔「不定期だからって限度がある気がするぜ」
魅「それを言ったらおしまいよ・・・・・」
魔「何やかんやで二十話か~」
魅「ここ最近は停滞気味だけどね・・・・」
魔「ホントに待たせ過ぎだぜ・・・・・」
魅「一応、前回のあとがきの期限は守ってるけど本当だったらもっと早くても行けるわよね?」
魔「でも、これを書いてるやつの性格があれだからそれを含めて受け入れてほしいぜ」
魅「さてと、次回はいつぐらいに投稿するの?」
魔「早くて今月末、遅くても来月までに投降するぜ!」
魅「あら、今回と打って変わって早いわねぇ」
魔「ちょっと待たせ過ぎたから、反省を生かすぜ!!」
魅「・・・・・・・」
魔「それじゃあ、これからも・・・・・」
魅「『魅魔と魔理沙』をよろしくね!」