遊戯王ARC-Ⅴ 混沌統べる覇者 -舞網チャンピオンシップ・バトルロワイヤル編-   作:咲夜泪

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 ネフィリムの釈放はまだですかね!(シャドール使い並の感想)
 あと、作者のEM魔術師オッドアイズが4月改訂で9枚移動あってデッキ枚数が40枚以下になりましt

 あ、ツイッター始めてます。
 ダイレクトマーケティングは大事。
 https://twitter.com/lui_dci?lang=ja


ex/お前のような冤罪がいるか!

 

 

『……前回の改訂で《Emダメージ・ジャグラー》と《Emヒグルミ》にランク4《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》が目出度く禁止制限入りして『Em』が死滅していたが――』

 

 此処は宇宙の果ての果て、除外された者のみが存在する超空間、極限の光と闇が人の形となっているだけの『混沌』が新たに3枚のカードを拾う。

 今回は更に巻き添えで禁止制限一歩前の1枚制限入りになったカードも多々落ちており――どれも納得のラインナップであった。

 案外、早く仕事をしたと見るべきか、此処まで放置しやがってと嘆くべきか、産み落とした事が間違いと憎むべきか――。

 

『……《EMモンキーボード》が一発禁止、《EMドクロバット・ジョーカー》《EMペンデュラム・マジシャン》『ペンデュラム・コール』『揺れる眼差し』《竜剣士ラスターP》《爆竜剣士イグニスターP》『竜呼相打つ』も制限入りか。『EM』と『魔術師』と『竜剣士』完全に死んでね?』

 

 《EMモンキーボード》

 ペンデュラム・効果モンスター(2016/04/01から禁止カード)

 星6/地属性/獣族/攻1000/守2400

 【Pスケール:青1/赤1】

 「EMモンキーボード」の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。

 (1):もう片方の自分のPゾーンに「EM」カードが存在しない場合、

 このカードのPスケールは4になる。

 (2):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。

 デッキからレベル4以下の「EM」モンスター1体を手札に加える。

 【モンスター効果】

 (1):このカードを手札から捨てて発動できる。

 手札の「EM」モンスターまたは「オッドアイズ」モンスター1体を相手に見せる。

 このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。

 

 脳裏に思い浮かぶはトマト頭の少年と『スタンド使い』の少年の事であり――。

 

『……凄いな。これほどまでのメイン及び関連カードの大粛清は『征竜』以来じゃないかな?』

 

 ……まぁ確かに『EMEm』は――後半から『Em』を斬り捨てて『EM竜剣士』になっていたが――歴代でも類を見ないほど頭おかしい動きをしていたのは確かである。

 『EMEm』時代なら《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》《ナチュル・ビースト》と他2~3体並んだ状態で『神の通告』『神の宣告』『神の警告』などが3枚並んだ状態でターンを渡され、ほぼ全てのデッキが完全に封殺されるという。

 

 ……特に、《EMモンキーボード》1枚でスケール1~8が揃ってしまうのは良い思い出だ。此処に来るのが余りにも必然過ぎるパワーカードである。

 

『ああ、でも今回は禁止制限の檻から脱走したヤツ等がいるな。《サウザンド・アイズ・サクリファイス》はそのままだが、《クリッター》が二度目のエラッタ……?』

 

 2度の禁止指定、更には『手違い』で『魔界発冥界行きバス』に乗って冥界に行ってしまうも、『いたずら好きな双子悪魔』の兄と『天使の施し』の天使が乗る車に『相乗り』して現世に戻ろうとしたが……まぁ両者共に禁止制限行きの仲である。検問に遭って『捕違い』された挙句、『濡れ衣』を着せられて嘗ての相棒である《黒き森のウィッチ》が待つ牢屋に投獄されてしまったが、どうやら冤罪が晴れて釈放されたようだ。

 そんな壮大な物語を経た《クリッター》の効果は、されども1回目にエラッタされた効果ではなく――。

 

 《クリッター》

 効果モンスター(制限カード)

 星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600

 「クリッター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 (1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。

 デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

 このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。

 

 ……何とも奇妙な一文が付け加えられたものである。サーチしたターンにペンデュラムゾーンにセッティングさせない事と、手札誘発カードを使わせない配慮だろうか? 何か悪用出来そうな抜け道がある気がするが、さて――。

 

 2枚目の禁止カードは、何故か物凄い執念を感じる。『オレが居なければどうやって満足するんだよ!』と切実に呼びかけてくる、呪いのカードよりも呪いじみたそれは――。

 

『あーあ、君は便利だったんだがねぇ《ラヴァルバル・チェイン》。――でも残念、君の満足は此処までだ!』

 

 《ラヴァルバル・チェイン》

 エクシーズ・効果モンスター(2016/04/01から禁止カード)

 ランク4/炎属性/海竜族/攻1800/守1000

 レベル4モンスター×2

 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、

 以下の効果から1つを選択して発動できる。

 ●デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。

 ●デッキからモンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。

 

 ランク4をエクシーズ召喚出来るデッキにはほぼ採用出来るほどの高い汎用性と、数多のコンボの潤滑油として使われた万能墓地肥やしカードであり、墓地を肥やした後に場を空ける為だけに《未来皇ホープ》になる光景が見られないのは悲しいばかりである。

 

 ――そして、最後の一枚は――。

 

『……ん? 自分は無実の罪で禁止制限に送られたって? いや、君は十分有罪じゃないかな『ライフチェンジャー』よ。アニメ次元ではライフが4000だからってねぇ――』

 

 《ライフチェンジャー》

 通常罠(2016/04/01から禁止カード)

 お互いのライフポイントに8000ポイント以上の

 差があった場合に発動する事ができる。

 お互いのライフポイントは3000になる。

 

 互いのライフ差が8000以上になる機会など絶無であり、一見してただの産業廃棄物カードに見えなくもないが――。

 『混沌』の腕に異形のデュエルディスクが現出し、新たに構築したデッキをデュエルディスクに嵌め込み、自動シャッフルされる。

 ルールはライフ4000じゃなく、8000。相手は居ないが、このデッキは『壁とやってろ』的なものなので相手がいなくても問題無い。

 

 5枚引いて、デュエルスタート。

 

『手札から魔法カード『テラ・フォーミング』を発動、デッキからフィールドカードを手札に加える。私が加えるのはフィールド魔法『チキンレース』だ――』

 

 そろそろ、此処ら辺のカードにも規制が掛かりそうな予感がするなぁと思いつつ『混沌』は貪欲にデッキを回していく。

 ちなみに今回のデッキは新たな改訂が実装される前の環境(2016年1月改訂)であり、『混沌』が珍しく禁止制限を順守している形である。

 

『フィールド魔法『チキンレース』を発動。このカードがフィールドゾーンに存在する限り、相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0となる』

 

 このフィールド魔法は普通に殴り合わないデッキに良く入るものであり、これ1枚見ただけで相手がまともな事をやって来ない事を覚悟するべきである。

 

『そして『チキンレース』の効果発動、お互いのプレイヤーは1ターンに1度、自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つ選択して発動出来る。この効果の発動に対して、お互いのプレイヤーは魔法・罠・モンスターの効果を発動出来ない。――デッキから1枚ドローする、このカードを破壊する、相手は1000LP回復する。……ふむ、最後の相手に1000LP回復させる効果は使われる事があるのかな? 当然、1枚ドローする』

 

 ???

 LP8000→7000

 手札5→4→5→4→5

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『チキンレース』

 

『そして手札から2枚目の『チキンレース』を発動、1000LP払って1枚ドローする。更にフィールド魔法『擬似空間』を発動、自分の墓地に存在するフィールド魔法1枚を除外する事でこのターンのエンドフェイズまで除外したフィールド魔法カードと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。この効果は1ターンに1度しか使用出来ないが、名前指定無いからなぁ……当然除外するのは『チキンレース』だ、1000LP支払って1枚ドロー』

 

 ???

 LP7000→6000→5000

 手札5→4→5→4→5

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

 ライフこそ減るものの、『手札断殺』や『手札抹殺』とは違って手札アドを消費せずにデッキ圧縮出来る。……まぁ今回は自分のライフを減らす事も兼ねている。

 

『2枚目の『擬似空間』を発動し、墓地の2枚目の『チキンレース』を除外して効果を得て発動、1000LP払って1枚ドローする』

 

 ???

 LP5000→4000

 手札5→4→5

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『手札から魔法カード『汎神の帝王』を発動! 手札の『帝王』魔法・罠カード1枚を墓地に送り、デッキから2枚ドローする。私は『真源の帝王』を墓地へ』

 

 そして今回の改訂で制限入りとなった『帝』デッキを環境デッキに押し上げたパワーカード『汎神の帝王』の登場である。

 

 ???

 LP4000

 手札5→4→3→5

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『墓地の『汎神の帝王』を除外して効果発動、デッキから『帝王』魔法・罠カード3枚を相手に見せ、その中から1枚選ぶ。そのカード1枚を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。私が選択する3枚は『汎神の帝王』『汎神の帝王』『帝王の深怨』だ』

 

 何で手札交換しつつデッキ圧縮するカードに、『苦渋の選択』じみたサーチ効果もついてるのだろうか、疑問に思うばかりである。

 

『……まぁ相手がいないし、『汎神の帝王』を手札に加えるよ。何でほぼ無条件に手札増やせるんだろうな? 『強欲な壺』じゃあるまいし。……このぶっ壊れカード。墓地から除外してサーチする効果は1ターンに1度制限だが、普通に使う分には何度も使えるようにするから制限になるんだよ。つーか何でこの手のカードに良くある『墓地に落ちたターンは発動出来ない』って一文が無いんだ』

 

 ???

 LP4000

 手札5→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『再び『汎神の帝王』の効果発動、速攻魔法『帝王の烈旋』を墓地に捨てて2枚ドロー』

 

 ???

 LP4000

 手札6→5→4→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『――ああ、やっと来たか。事故ったかと思ったよ。手札から魔法カード『帝王の深怨』発動! 『帝王の深怨』は1ターンに1枚しか発動出来ない。手札の攻撃力2400/守備力1000のモンスター1体または攻撃力2800/守備力1000のモンスター1体を相手に見せ、デッキから『帝王の深怨』以外の『帝王』魔法・罠カードを1枚手札に加える。攻撃力2800/守備力1000の《冥帝エレボス》を見せ、3枚目の『汎神の帝王』を手札に加える』

 

 『帝』デッキにおける(帝王モンスターさえいれば)万能のサーチカードによってサーチするのは当然『汎神の帝王』である。

 

 ???

 LP4000

 手札6→5→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『3枚目の『汎神の帝王』の効果発動、2枚目の『真源の帝王』を墓地に送って2枚ドロー……あ、今回の構成に罠カードの『真源の帝王』って不向きじゃないか。まぁ多分結末変わらないだろうけど』

 

 永続罠の『真源の帝王』は本来は潤滑剤、尚且つ墓地にある時に『帝王』魔法・罠カードを1枚除外して通常モンスター(天使族・光・星5・攻1000/守2400)としてモンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する効果があるが、生け贄要因にも壁要因としても使える便利なそれは今回は使われない。

 

 ???

 LP4000

 手札6→5→4→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『魔法カード『闇の誘惑』発動、デッキから2枚ドローし、手札の闇属性モンスターを1枚除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地に送るデメリットだかメリットだか解らない効果があるが――私は手札の《怨邪帝ガイウス》を除外する』

 

 ???

 LP4000

 手札6→5→7→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『手札から魔法カード『成金ゴブリン』を発動、自分のデッキから1枚ドローし、相手は1000LP回復する。――これでライフ差は5000か、もうちょっとだね』

 

 現時点で『混沌』のライフは4000、いもしない相手側のライフは9000である。残りの猶予は僅か3000であり――。

 

『魔法カード『無の煉獄』を発動、手札が3枚以上の場合に発動出来る。デッキから1枚ドローし、このターンのエンドフェイズ時に自分の手札を全て捨てる豪華特典がついている。このデッキに限って言えば最高の効果だよね。更に2枚目の『無の煉獄』を発動、ドロー!』

 

 ???

 LP4000

 手札6→5→6→5→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『2枚目の『テラ・フォーミング』を発動、3枚目の『チキンレース』を手札に加え、張り替えて効果発動、1000LP支払って1枚ドローする』

 

 ???

 LP4000→3000

 手札6→5→6→5→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『チキンレース』

 

『これで私のLPは3000、そちらは9000で6000差か――』

 

 この時点で残り猶予は2000、更にはキーカードが引けてないが――。

 

『魔法カード『トレード・イン』を発動、手札からレベル8モンスター《冥帝エレボス》を捨てて2枚ドローする。続けて2枚目の『トレード・イン』発動、2枚目の《冥帝エレボス》を捨てて2枚ドローする』

 

 ???

 LP3000

 手札6→5→4→6→5→4→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『チキンレース』

 

 『混沌』の顔無き顔が曇る。6枚の手札の中にドローカードが途切れてしまった為だ。このデッキでは珍しい事態である。

 

『……おやぁ? 事故っちゃったか。仕方ない、墓地の《冥帝エレボス》の効果発動、このカードが墓地にある場合、1ターンに1度、自分・相手メインフェイズに手札から『帝王』魔法・罠カード1枚捨てて自分の墓地から攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1枚を手札に加える。私は手札から2枚目の『帝王の深怨』を墓地に捨てて《冥帝エレボス》を手札に加える』

 

 無理矢理墓地から回収した《冥帝エレボス》を手に、何か以前もこんな扱いのエースモンスター居たよなぁと感慨深く思う。

 

『そして2枚目の『闇の誘惑』を発動し、2枚ドローして回収した《冥帝エレボス》を除外する』

 

 そして思い至る。『征竜』デッキでの『ブルーアイズ』のような扱いだと。

 最近は強化して貰って、普通に単独で動けるようになったらしい。久々に『社長』の処に訪問すれば披露して貰えるだろうか?

 最近になって漫画世界後の次元を観測した為、期待値が上がっている最中である。

 

 ???

 LP3000

 手札6→5→7→6

  無し

 魔法・罠カード

  無し

 フィールド魔法『チキンレース』

 

『うわ、酷い事故り方だなぁ。……仕方ない。速攻魔法『帝王の烈旋』発動、『帝王の烈旋』は1ターンに1枚しか発動出来ず、このカードを発動するターン、エクストラデッキからモンスターを特殊召喚出来ない。このターン、アドバンス召喚の為に自分がモンスターをリリースする場合、1度だけ自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体を生け贄に出来る』

 

 勿論、これはただの空打ちである。魔法・罠ゾーンを全部埋める訳にはいかないので必要な工程ではあるが。

 

『カードを4枚セットして魔法カード『命削りの宝札』を発動! 『命削りの宝札』は1ターンに1枚しか発動出来ず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚出来ない。――手札が3枚になるようにデッキからドローする。私の手札は0枚、よって3枚ドローする。このカードの発生後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0となり、このターンのエンドフェイズに自分の手札を全て墓地へ送る』

 

 勢い良く3枚ドローし、『混沌』はにやりと笑う。

 

 ???

 LP3000

 手札6→5→1→0→3

  無し

 魔法・罠カード

  伏せカード4枚

 フィールド魔法『チキンレース』

 

『2枚目の『成金ゴブリン』発動、1枚ドローして相手は1000LP回復する。『無の煉獄』発動、1枚ドローする。更にフィールド魔法『擬似空間』を張り替えて墓地の『チキンレース』を除外し、効果発動、1000LP払って1枚ドロー』

 

 ???

 LP3000→2000

 手札3→2→3→2→3→2→3

  無し

 魔法・罠カード

  伏せカード4枚

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『墓地の《冥帝エレボス》の効果発動、手札の『帝王の深怨』を墓地に送って《冥帝エレボス》を手札に戻し、『トレード・イン』で《冥帝エレボス》を墓地に捨てて2枚ドロー』

 

 2枚目の《冥帝エレボス》を過労死させ、遂にデッキ枚数が残り1枚となり、未だに引けていない最後のピースに『混沌』は苦笑した。

 

『最後に3枚目の『成金ゴブリン』を発動させて1枚ドロー。……やれやれ、デッキの一番最後に眠っているとは中々に劇的だね』

 

 ???

 LP2000

 手札3→2→3→2→1→3→2→3

  無し

 魔法・罠カード

  伏せカード4枚

 フィールド魔法『擬似空間』

 

『カードを1枚セットし、ターンエンド。エンドフェイズ時、『無の煉獄』やら『命削りの宝札』の効果で手札を全部捨てる』

 

 2枚手札を捨ててハンドレスとなる。無論、これは狙った効果であり――。

 

『そして相手ターンのスタンバイフェイズ時、罠オープン! 『マジカル・エクスプロージョン』! それにチェーンして『ライフチェンジャー』!』

 

 さぁ制限カードに一発禁止となった『ライフチェンジャー』、本日の主役のご登場である。

 

『罠カード『ライフチェンジャー』の効果、お互いのLPに8000以上の差があった場合、お互いのLPは3000になる。私のLPは2000、相手のLPは11000、9000の差があるから発動可能だね』

 

 これによって『混沌』のライフと相手側のライフが強制的に3000になり――。

 

『そして『マジカル・エクスプロージョン』は自分が手札0枚の時に発動出来る罠カード、自分の墓地に存在する魔法カードの枚数×200のダメージを相手のLPに与える! 私の墓地に眠りし魔法カードは24枚、よって4800ポイントのダメージを与える!』

 

 相手側

 LP8000→9000→10000→11000→3000→-1800

 

 何だかとても懐かしい気持ちになれる先行1ターンキル――なお、禁止制限を守ってない『混沌』としては日常茶飯事だが――であり、この『マジエク帝』デッキは大体8割ぐらいの確率で先行1ターンキルが成功する。

 

『……うん、一発禁止になって当然じゃないかな。君の禁止制限入りは冤罪ではないね。――さて、この禁止カード、どう活用したら良いか……?』

 

 どうも時代の違いがあって、今の時代の禁止カードは『混沌』が誇る『全盛期カオス』には活かしにくいが――あれこれ悪用する方法を考えるのもまた一興だと笑う。

 

 ――さぁ、この禁止制限に放り込まれたカード達でどう決闘しようか。悦ばしいほど贅沢な悩みである。

 

 




 本日の禁止カード

 《Emダメージ・ジャグラー》
 効果モンスター(禁止カード)
 星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1000
 「Emダメージ・ジャグラー」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
 このカードを手札から捨てて発動できる。
 その発動を無効にし破壊する。
 (2):自分または相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。
 このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
 (3):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
 デッキから「Emダメージ・ジャグラー」以外の「Em」モンスター1体を手札に加える。

 万能サーチカードに何故か手札誘発効果がついている。
 自分から捨てて墓地除外してサーチして怒涛の展開の潤滑油にする事も出来るし、バーンダメージにも対処出来る。
 前回の一発禁止カード。惜しむ声が欠片も無かったのが印象的である。

 《Emヒグルミ》
 ペンデュラム・効果モンスター(禁止カード)
 星4/炎属性/魔法使い族/攻1000/守1000
 【Pスケール:青5/赤5】
 「Emヒグルミ」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分フィールドの表側表示の「Em」モンスターが
 戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
 Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
 その後、自分は500ダメージを受ける。
 【モンスター効果】
 (1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
 手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。

 167日で一発禁止制限入りとなった、遊戯王の歴史においても最速記録の禁止カード。
 1ターンに1度、と制限する箇所を間違えたカード。『EMEm』における最大の戦犯である。
 コイツと竜剣士がペンデュラムゾーンにセッティングされた瞬間、デュエルが終わった(過去形)

 《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》
 エクシーズ・効果モンスター(禁止カード)
 ランク4/光属性/天使族/攻2300/守1600
 レベル4モンスター×3
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
 カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
 次の相手ターン終了時まで、宣言した種類のカードをお互いに発動できない。

 素材の重さから存在を許されていたガチNoカードだが、レベル4モンスターを幾らでも並べられる『EMEm』が相手を封殺する為に使ってくる為、目出度く禁止となった。
 ざまぁ。二度と帰ってくんなという数々の決闘者の生暖かい喝采を浴びて。

 《EMモンキーボード》
 ペンデュラム・効果モンスター(2016/04/01から禁止カード)
 星6/地属性/獣族/攻1000/守2400
 【Pスケール:青1/赤1】
 「EMモンキーボード」の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):もう片方の自分のPゾーンに「EM」カードが存在しない場合、
 このカードのPスケールは4になる。
 (2):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。
 デッキからレベル4以下の「EM」モンスター1体を手札に加える。
 【モンスター効果】
 (1):このカードを手札から捨てて発動できる。
 手札の「EM」モンスターまたは「オッドアイズ」モンスター1体を相手に見せる。
 このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。

 例え前のターンにペンデュラムゾーンを破壊し尽くし、フィールドにモンスター無し、魔法・罠ゾーンにセットしたカード無し、手札0の状態からも奇跡のドローで逆転を齎してくれる猿。
 ペンデュラムは2枚揃わなければ使えないのでガチは厳しいという評価だったが、1枚でペンデュラムゾーンを揃える事が可能なこのカードのチート具合はもはや説明するまでもない。

 《ラヴァルバル・チェイン》
 エクシーズ・効果モンスター(2016/04/01から禁止カード)
 ランク4/炎属性/海竜族/攻1800/守1000
 レベル4モンスター×2
 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
 以下の効果から1つを選択して発動できる。
 ●デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。
 ●デッキからモンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。

 誰からも残当とされた猿とは違って、多くの決闘者に惜しまれた、ランク4エクシーズモンスター。
 チェインが無くなったらどうやって満足すれば良いんだ!と嘆く中、チェイン無しでも満足しようとする満足民が早くも出現している。
 今後の帰還に期待したいカードである。

 《ライフチェンジャー》
 通常罠(2016/04/01から禁止カード)
 お互いのライフポイントに8000ポイント以上の
 差があった場合に発動する事ができる。
 お互いのライフポイントは3000になる。

 きつい発動条件とは裏腹に色々悪さ出来るカード。帝の規制の半分は『マジエク帝』のせいかも。
 作中で説明しきったので、説明省き。
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