津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:お薬二錠

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夏休みのオリジナルストーリーミナト・速水編です!

最近、1日開けることが増えてすいません!
職業的に夏場は忙しくなるのでこれからも不定期更新が続くかもしれませんが、よろしくお願いします!



お見舞いの時間 速水

ミヤコの騒動から一夜明け、速水は自室のベッドで目が覚めた。

 

(確か昨日、ミヤコが殺せんせーに暗殺してる途中で倒れて…それから病院行って、たいしたことなかったからそのまま家に帰ってきたんだっけ?)

 

熱を出していたこともあり、前日の記憶が曖昧ながらも速水は一つだけはっきり覚えていたことがあった。

 

(ミナト…なんか様子変だったな…)

 

 

そんな事を考えているとドアの向こうから母親の声が聞こえてきた。

 

「凛香、熱は下がったんでしょ?お母さん今日は帰り遅いけど…お父さんに早く帰ってきてもらうよう言っとく?」

 

速水は母の言葉にむくりと起き上がり、大丈夫と応える。

 

 

それから母が玄関から出る音を聞き、速水は先ほどの言葉を思い出し自分に言い聞かせるように呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「別にそばにいてほしいわけじゃない…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俯きながらそんな事を呟いた時、連絡アプリのグループトークに通知が入った。

 

 

 

グループ名 凛香守り隊

 

中村[やっほーはやみん♪具合どう?]

 

速水[熱は無いよ、それよりこのグループ名変えてよ]

 

中村[え〜ヤダよーw]

 

片岡[おはよ速水さん]

 

倉橋[凛香ちゃんおっはー♪]

 

矢田[おはよー凛香ちゃん♪]

 

速水[みんなおはよー]

 

 

速水[で、みんな急にどうしたの?]

 

中村[いやーやっぱりうちらのはやみんが風邪で寝込んでるんだもん…]

 

倉橋[みんなでお見舞い行こーってなったんだ♪]

 

速水[え、大丈夫だよ。風邪移したら悪いし]

 

矢田[それがね凛香ちゃん…]

 

速水[?]

 

片岡[もう私達速水さんの家の前まで来てるの…]

 

片岡の文書を読みギョッとした速水は、返信する事なく急いで玄関まで駆け出しドアを開いた。

 

「凛香ちゃんやっほ〜♪」

 

倉橋は陽気に片手を上げながら満面の笑みで手を上げていた。

 

「お〜パジャマ姿のはやみんなんてなかなかレアだね〜」

 

そう言いながら中村は携帯で速水の姿を撮っている。

 

「ごめんね、みんなで凛香ちゃんの心配してたら今すぐ行こうってなって…」

 

矢田は申し訳なさそうに苦笑いでそう言った。

 

「でも、思ったより元気そうでよかった♪」

片岡のまともな言葉に速水は安心していた。

 

速水はため息を吐くと4人を家に招き入れた。

 

「どーぞ」

 

「「「「おじゃましま〜す♪」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから4人は凛香をベットに寝せながらも、和気あいあいと話していた。

 

「とりあえず凛香ちゃんご飯食べた?」

 

「ううん、熱は無いけどまだ食欲なくて…」

 

矢田の言葉に速水がそう応えると、矢田はご機嫌な顔つきで袋の中身からヨーグルトを差し出した。

 

「だと思って買ってきたよ♪」

 

「あ、ありがとう」

 

矢田からヨーグルトを受け取ると、今度は中村が袋から何かを取り出した。

 

「私からはね〜ほいっ!」

 

「何これ?」

 

「昨日、訓練が終わったあと不破ちゃんと選んだ漫画だよ♪暇つぶしに良いかな〜って思って」

 

その漫画の束は半分以上がニセ◯イで占められていた。

 

「なんでこんなニセ◯イが多いの?」

 

「いや〜この漫画本当に良い話なんだよ〜」

 

「私も不破さんから借りて読んだけど、ヒロイン達がすごく羨ましかった…」

 

片岡の言葉に速水がどんな意味だろうと考えていると矢田と倉橋が続けて言った。

 

「あんな青春過ごしたいね〜陽菜ちゃんは、鮫島君とどんな青春を過ごすのかな〜?」

 

「ちょっ!桃花ちゃん!何言ってるの⁉︎」

 

突然の矢田の言葉に慌てふためく倉橋を前に、みんな笑い合っていた。

 

それからしばらくして速水がヨーグルトを食べようとした時、中村はヨーグルトを奪い取りそのまま速水の口元にヨーグルトをすくったスプーンを近づけて言った。

 

 

「はい♪はやみんあ〜ん♪」

 

「……………」

 

「ちゃんと食べなきゃダメだよ〜?」

 

「わかってる!」

 

ヨーグルトをすくったスプーンを手に持ちニヤニヤする中村に、速水は顔を赤くしながらも言い返していた。

 

「はいあ〜ん♪」

 

パクッ!

 

「いや〜やっぱりはやみんはかわいいな〜」

 

そんな事を言う中村を睨みつけながらも、速水は口をもぐもぐ動かしていた。

 

「こんなことしてるって津芽ちゃんが知ったら羨ましがるだろうね〜」

 

「え?なんで?」

 

「「「「え?」」」」

 

それから4人は部屋の隅に集まり小声で話し合った。

 

「もしかして凛香ちゃんって、そーいうスキル持ってるの?」

 

「まさかあのはやみんにあのスキルをつけるとは…」

 

「作者も余計な設定を…」

 

「ねぇ凛香ちゃんって津芽ちゃんのこと好きだよね?」

 

突如こちらを振り返った倉橋の問いに速水はビクッと反応し、恥ずかしさのあまり顔半分まで毛布で覆い隠し、小さな声で応えた。

 

 

 

「好き…だよ…」

 

 

 

その言葉を聞き倉橋は輪の中に戻ると、話をまとめた。

 

「つまり凛香ちゃんは津芽ちゃんのこと好きだけど、津芽ちゃんの気持ちに気付いてないってことだね」

 

「うん…でもそれは多分津芽も同じだよ」

 

「どういうこと?」

 

桃花の問いに片岡が応える。

 

「多分津芽君も速水さんのこと好きだけど、速水さんの気持ちに気付いてないってこと…」

 

「「「「……………ハァ〜」」」」

 

揃ってため息を吐く4人の光景が速水には理解できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は13時となっていた。

 

倉橋が鮫島のお母さんのお見舞いに行くということで、それにつられ他の3人も速水の家を後にした。

 

当然倉橋は中村に”よかったね〜彼氏さんに会えて”と言われ顔を赤くしていたが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

速水は1人ベッドの上で考えていた。

(彼氏か…私はミナトのこと好きだけど…ミナトはどうなんだろう)

 

夏休みの初旬、倉橋と共に学校で虫取りに行った時、あの日ミナトはミヤコのことを呼び捨てで呼んでいた。速水はなぜかそれをとても不快に感じた。しかし今考えてみると、ミナトのことが好きだからということに気付いた。

 

(名前で呼び合うようになって嬉しいはずなのに、私はまだ満足してない…………ミナトの彼女に……)

 

 

 

 

そんな事を考えている時だった…

突如視界が揺れ、激しい頭痛が速水を襲った。

 

(ヤバい…流石に熱が無いからっていってはしゃぎすぎたかな…)

 

そんな時、玄関の方からピンポーン♪とインターホンの音が鳴り響いた。

 

(…こんな時に…やっぱお父さんに早く帰ってくるよう言って貰えばよかった…)

 

 

ピンポーン♪ピンポーン♪

 

 

(陽菜乃達忘れ物でもしたのかな…)

 

 

ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪

 

 

(あー!うるさい!分かったからインターホン鳴らさないでよ!)

 

 

ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪ピンポーン♪

 

「はい‼︎‼︎」

 

速水は怒り任せにドアを思いっきり開けた。

 

 

 

 

 

 

 

ガンッ‼︎

 

 

 

「痛っ‼︎」

 

 

目の前で顔面を抑えていたのは速水にとって意外な人物だった。

 

「ミナ…ト?」

 

「お…おはよーイテテ…」

 

顔を手で押さえているがミナトは笑顔で挨拶していた。

 

「ごめん…ね…ミナト…」

 

「凛香⁉︎」

 

倒れかかる速水を支え、ミナトは手を額に当てるとすごく熱くなっていた。

 

「凛香めっちゃ熱いけど大丈夫?」

 

しかし、速水は意識が朦朧としていて返事できる状態では無かった。

 

「……とりあえず中に運ぶよ?」

 

そう言ってお姫様抱っこすると、ミナトは細心の注意を払って速水を家の中へ運んだ。

 

 

だが、この時ミナトは知らなかった……速水の家に向かう強敵の存在に………

 

 

 

 




速水さんが何してるとかわいいかなーって考えてこちらを睨みつけながらも、もぐもぐしてるところを想像したらこれだ!って思いましたw

感想、ご指摘、ミナト達へのご質問などお待ちしてますv(`ゝω・´)
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